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発達障害児の子育てと、私たちにできること 【自閉症スペクトラムの息子を育てる虹色の朝陽さんインタビュー】

発達障害児の子育てと、私たちにできること 【自閉症スペクトラムの息子を育てる虹色の朝陽さんインタビュー】

毎日新聞社さんのVoicyチャンネル「毎日新聞ニュース」にて、Voicyパーソナリティの虹色の朝陽さんにインタビューを行いました。
(インタビュアー:「毎日新聞ニュース」第3期パーソナリティ 日曜担当、北野コウさん)

虹色の朝陽さんは、発達障害児の子育てについてVoicyやYouTubeで発信をしています。今回は「発達障害児の子育てと私たちにできること」というテーマでお話を伺いました。

虹色の朝陽さんが発信をするようになったきっかけや、子育てで大切にしていることとは?
このインタビューが“私たちにできること”を考えるきっかけになれば、嬉しいです。

虹色の朝陽さん
三男の朝陽くんが軽度知的障害を伴う自閉症スペクトラムと診断されたことをきっかけに、VoicyやYouTubeチャンネルで発達障害児の子育てを配信中。学生時代に保育士・幼稚園教諭2種免許を取得し、認定こども園にて2年間勤務。
Twitter:@nijiironoasahi
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/nijiironoasahi

このインタビューは、音声でもお聴きいただけます!
息子の朝陽くんにもお話を伺っていますので、ぜひ聴いてみてくださいね◎
(記事末尾のボタンから再生ください。)

YouTubeを始めようと思ったきっかけは、一本のホームビデオ

虹色の朝陽さんは、普段どういった発信の活動をされているんでしょうか?

約一年前からYouTubeで発達障害児の子育てについて発信をしています。現在は活動の場が広がりつつあり、このVoicyやブログでも発信しています。

息子さんが3人いらっしゃって、末っ子の朝陽くんが3歳4ヶ月のときに自閉症スペクトラムと診断されたと言うことなのですが、どういった経緯で診断されたのでしょうか?

朝陽がちょっと他の子と違うなと感じたのは、3歳のときに幼稚園の未就園児クラスに入園したのがきっかけです。それまでは1対1で子育てをしていて、手はかかるんですけれど他の子とそんなに違いはないなと感じていました。しかし、集団の中に入ってみると朝陽だけ集団生活になじめないという現状を目の当たりにしました。

言葉も遅かったですし、私も保育士をしていたのでもしかしたら発達に問題があるのかなと考えていました。3歳児検診が行われ、そのときは要観察という結果でしたが、その頃から色々ネットで検索する中で、我が子はもしかしたら自閉症スペクトラムか何かの障害があるんじゃないかなと思い、家族で相談して発達の検査を受けました。

朝陽くんの様子をYouTubeなどで発信されていますが、そもそもYouTubeを始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

ホームビデオとして、朝陽の5歳の誕生日にスライドショーを作ったことがきっかけです。そのビデオを作っている途中に5年間のことを思い出して、こんなに大変なことがあったなと思ったり、もっと子育て頑張れたなとか、こういうことを知っていたらもっとスムーズに手続きできていたのにな…と思うようになって。

この動画をYouTubeに残しておけば、2年前の自分のように、困っているお母さんたちの、何かの助けになるんじゃないかなと思いました。
その誕生日に制作した一本のスライドショーを分割して、詳しく発信したのが始まりです。YouTubeで発信していくうちに登録者数が増えていき、もしかしたらこんなに増えていくってことは、それだけ価値のある発信なんじゃないかな?と感じて、続けていこうと思いました。

自分の子どもが、発達障害かもしれないと思ったら?

今、VoicyやYouTube、ブログなどあらゆる媒体で発信をされていると思うのですが、発信する上で心がけていらっしゃることはありますか?

発達障害の子育てで、1人で育児をされていて、なかなか話す人がいない、悩みを打ち明けられないという方がすごく多いんですよね。
そういった人たちの、解決はできないかもしれないですが、話し相手になれる存在でありたいなと思っています。
そういう面で、Voicyでの発信は声を通してこれまで感じたことのない、ダイレクトなやりとりができています。感情を通して、私の気持ちも伝えやすいなと感じていますね。

ご自身が一番、発信を経験して変わったなと思うことってありますか?

子育てに対する姿勢が変わったと思っています。
正直なところ、以前は子どもに向き合えなくて、この子はもう成長しないと思ってしまうこともあったんです。でも、子どもの成長を見ていくうちに、関わりかたひとつでこんなに変わるんだな、成長するんだなということが分かって、子育てを頑張れています。

自分の子どもが発達障害かもしれないと思ったら、どうしたらいいのでしょうか?

子育て相談室や、役所に相談できる場所があるので、ぜひそういったところに行きましょう。一人で悩まずにいてくれたらいいなと思います。

発達障害のある子どもたちのために、私たちのできることは?

虹色の朝陽さんが、子育ての中で大切にしていることはなんでしょうか。

発信している立場ではあるんですけれど、正直自分の子育てには自信がないんです。
何を大切にしているかと言うと、自分でもうまく言語化できない部分があるんですが、愛情いっぱい育てるということしかないんですよね。

子どもとのコミュニケーションを大切にするといった、模範解答的なものはこれまで大事にしてきたんですけれど、普段なかなか慌ただしいので「よし、子どもとの時間を大切にしよう」とか「よし、今しっかり共感してあげよう」とか「一緒に笑って過ごそう」とか、そんなことを毎回毎回意識できていない自分もいるんです。
毎回考えて子育てできているかと言うと、そうでない自分もいて…そんな余裕もないですし。保育士をしていたからといって子育てのプロだというわけでもないというのが正直なところなんです。

でもそういったテクニックよりも、まずは子どもを愛してあげる、愛情を注いであげるというのが、大事なのかなと思っています。うちの子育ては、そういった愛情を持って子育てしているということが視聴者の方に伝わっているのかなと感じています 。

伝わっていると思います!
YouTubeで、お兄さんたちのことについて話されていたときに、私も長男だったので、すごく気持ちがわかるようなこともありました。すごく大切にお子さんと向き合っているんだなということが伝わってきました。

お父様とお兄さん達も加えて、まだまだ朝陽くんだったり、発達障害を抱えている人との向き合い方について、朝陽さん自身も含めて、ご家族で模索している中なのかなと思うのですが、私たちが、朝陽くんのような発達障害のある方々のためにできることはなんでしょうか?

発達障害の子が持つ特性について周りの人が気づいてあげて、その人たちが困っていることは何なのかとか、こういう工夫をすると生きやすいんじゃないかとか、周りの人が気づいてあげることではないでしょうか。
でも、当事者からしてみれば助けて欲しいという気持ちは全然なくて、「助けたい」「力になりたい」と思ってくれることが、ただただ嬉しいです。

朝陽が3歳の時には、自閉症スペクトラムの症状がいくつか見られたんですけれど、最近では自閉症スペクトラムに見られないということが増えたんです。

私も時々この子は本当に自閉症スペクトラムなんだろうか?と思うことがあるんです。でもそれは、朝陽を取り巻く環境、私達家族だったり保育園だったり幼稚園だったり、そういう周りの環境に朝陽を理解してくれる人がたくさんいる、そして朝陽が困らないように支援してくれる人がたくさんいる環境が整っているからこそ、朝陽の障害、発達障害の症状が目立ちにくくなってきたんだなと感じています。

そのため、小学校に進級すると環境がまたガラッと変わって、自閉症スペクトラムの特性が目立ちやすい時があるんじゃないかなと思うんです。
だからこそ発達障害の子が持つ特性について周りの人が気づいてあげて、その人たちが困っていることは何なのかな?と、周りの人が気づいてあげることで本人もだいぶ違うと思います。

私のチャンネルにも、「何かしたいという気持ちはあるけれど、どうしていいか分からないんです」といったコメントをいただけるんですけれど、その気持ちがただただ嬉しいです、と伝えたいですね。

虹色の朝陽さん、そして息子の朝陽くん、ありがとうございました。
音声では、虹色の朝陽さんが発達の検査を受けるまでの葛藤や、息子の朝陽くんにもお話しを伺っています!
ぜひ、音声でも聴いてみてくださいね。
(▼最後のチャプターにインタビューがあります)

虹色の朝陽さんの「発達障害児 個育てラジオ」

虹色の朝陽さんのVoicyチャンネル「発達障害児 個育てラジオ」の、おすすめの放送回をご紹介します。

インタビューと併せて聴きたい回はこちら

インタビューでもお伺いした、YouTubeで発信することへの思いや、子育てて大切にしていることについて深掘りしてお話しされています。

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