Voicy Journal

人前で話すのが楽になるマインドセット。プレゼンの神 澤円さんに聞く話し方のコツ

人前で話すのが楽になるマインドセット。プレゼンの神 澤円さんに聞く話し方のコツ

「今日からうまくいく話し方」は、Voicyの人気パーソナリティさんにコミュニケーションのコツを伺うインタビュー企画です。今回は「澤円の深夜の福音ラジオ」の澤円さんに話し方のコツについて伺いました。こちらは、そのインタビューを元に書き起こした記事です。(記事末尾で、動画も紹介しています)

澤円さん
株式会社圓窓 代表取締役。
生命保険のIT子会社勤務、大手外資系IT企業を経て、現在に至る。
プレゼンテーションに関する講演活動や、数多くのベンチャー企業の顧問を務める。
著書に『伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術』(ダイヤモンド社)、『未来を創るプレゼン 最高の「表現力」と「伝え方」』(プレジデント社)などがある。
Voicyチャンネル「澤円の深夜の福音ラジオ」では人生を豊かに生きるための思考法について発信中。
Twitter:@madoka510

「こうあるべき」から自分を解放する

——まずはチャンネル紹介をお願いします。

「澤円の深夜の福音ラジオ」をやっております。プレミアム放送(会員限定の有料放送)も合わせると、もう1100回(※)を軽々超えています!お陰様で開設から3年ほど経ちました。
※インタビュー当時。2022年6月には1600回を突破)

Voicyでは、人生を迷っている人たちに向けて「どう生きればいいのか」「どういう自分で在りたいのか」を発信をしています。自分の中での体験をベースにして、ノウハウではなく考え方や生き方をメインテーマに話をしています。

——会話やプレゼンテーションが苦手な人がまずやるべきことはありますか?

いいキーワードが出ました。僕、「べき」って言葉は使わないんですよ。なぜかと言うと、やるべきとかこうあるべきと考えると、思考はものすごく狭くなるからです。「べき」を使わず「それもあり」と考えると、非常に考え方が柔軟になります。

ほかにもプレゼンテーションやコミュニケーションで、うまく話さなくちゃいけないとか、正しいことを言わなきゃいけないとか、ほかの人と違うこと言わなきゃいけないと考える人がいますよね。だけど、これは自分自身にかけている呪いなんですよね。

こういう呪いにかかっている方には「一回、それらを忘れましょう」とよく話しています。まず、自分に呪いをかけるのをやめるところがスタートです。

人前で話すのは人類みんな苦手。プレゼンは常にチャレンジ

——会話やプレゼンが苦手な方は、まずは自分が何をやりたいか、どう在りたいかを意識することが大切なんですね。

そうですね。それでも安心材料がほしいと思うので、こんな話もしましょう。

アメリカ人は日本人と比べて、話が上手だったりコミュニケーション能力が高い印象がありませんか?けれども、アメリカで「あなたの怖いものは何ですか?」とアンケートを取ったら、パブリックスピーキング(人前で話をすること)がトップだったそうです。アメリカ人にとっても、人前で話すことは非常事態で怖いことなんです。これはヨーロッパでも同じような結果です。

つまり、大勢に対して自分が話さなくてはならないシチュエーションは、人類みんなが苦手なんです。安心しませんか?

——これはすごい安心材料になりますね。

ただ、うまく話せなかったときに文句を言ってくる人がいるかもしれない。そういう人は無視すればいいんですよ。人前で話すことのは怖い。人間として、当たり前の感覚なんです。

——その境地に至ったきっかけは?

人に教えるようになってからですね。

プレゼンテーションを教えてほしいと頼まれてから、自分の資料を言語化し始めたんです。「なぜ、みんながプレゼンテーションを苦手だと思うんだろう」と考えていくうちに、人間はみんなプレゼンが苦手なんだとわかりました。

プレゼンテーションをする、人と話す、人に何かを伝える。それは、人生において大きなチャレンジをしてるわけです。僕は、チャレンジしている人を馬鹿にすることは、絶対にしてはいけないことだと思っていて。

そう考えたら、馬鹿にしたり文句を言うことが間違いだと考えるようになりました。人前で話をして緊張するのは当然のことなんです。

「おはよう」もプレゼンの練習。常に人に喜んでもらえるかを考える

——プレゼンテーションで意識していることは?

相手に何が喜んでもらえるかを考えています。

プレゼンテーション(PRESENTATION)から「ATION」を取ったら、「プレゼント(PRESENT)」です。「話すことは贈り物」という前提が僕のモットーです。

贈り物をするときは、相手を喜ばせたいという気持ちで渡しますよね。プレゼントで高価なものやレアなものを渡すことと、その人が喜ぶかどうかはまったく別物なんですよね。相手との価値観のズレをなくすために、まずは相手が喜ぶことを考えています。

プレゼンテーションと言うと、1人対大勢を想像する方が多いですが、あくまで一つの形態だと思っています。誰かに何かを伝えることは、全部プレゼンテーションなんですよね。

例えば、朝起きて家族に「おはよう」と言うこともプレゼンだと思っています。「おはよう」と元気よく言うことで、お互い良い気持ちで朝迎えられますよね。だから、プレゼントだと考えることもできる。

プレゼンテーションは、コミュニケーション全体のことだと思っていいです。その意識を持つと、コミュニケーション全部が練習になり、全部が本番になる。そうすると上達しかしない。

——家や会社での「おはよう」を、相手のために言うところから練習してみるのはいいですね!

そうすると、「よし!元気にいこう!」と思うので、声の出し方から変わってきます。「この人と話したい」という雰囲気が出て、コミュニケーションが非常にスムーズになるんじゃないかな。

澤円さんのインタビューを動画で見る

Return Top