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安心して利用していただけるサービスに。VoicyのISMS取得の裏側

安心して利用していただけるサービスに。VoicyのISMS取得の裏側

株式会社Voicyは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC27001(ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014)」の認証を取得しました。

国際規格に定められた基準を満たす形で適切な情報セキュリティ対策がされていることを示すISMS認証ですが、この取得に向けた取り組みは2019年4月から半年がかりで進めていました。今回、ISMS認証取得にあたって主導的な役割を果たした青木・高沢の両名が、ISMS取得に至るストーリーをお伝えします。

ISO27001の導入を推進した理由

青木:もともとVoicyでは、VoicyBiz(脚注)をはじめとする企業向けの音声ソリューション事業を展開したいという思いがあって、将来の展開を見据えてISMSの取得を目指すことになったんですよね?

高沢:そうなんです。Voicyの社内でも使っている「声の社内報」を、是非うちでも使ってみたい!というお声をいただき、いくつかの企業に導入が始まっていました。社内報は社員限定で放送を聞ける仕組みになっており、社内向けの社長メッセージなどを放送していただくため、機密性の高い情報を全社できちんと管理できている必要が出てきました。またこれから企業との取引が拡大していく中で信頼性の向上も必要と考え、ISMS取得に向けて動き出すことになりました。

青木:私は実は2019年7月入社なので、そのあたりの経緯は後から知ったのが実際のところです。最初にISMS取得の準備をしていることを聞いた印象ですが、今後のビジネスを踏まえると早い段階での取得はメリットが大きく、このタイミングでの取り組みは大賛成でしたね。前職でもISMS取得に関与した経験もあり、前任から担当を引き継ぐ形で関わることになりました。

取得にあたって大変だったことは?

青木:ISMS取得に向けて、実際のルール作りで大変だったのはどんな点でした?

高沢:メンバーの増加と組織体制も変化していく中で、日々の運用ルールを定めるのが難しかったです。例えば、PCや書類を保管するロッカーは必要だけど、どのくらいの大きさのものを何人分用意するか。1年後にはまた人が増えてるし・・・ということを考えたり。また毎月入社してくるメンバーへのルール周知や、卒業していくメンバーの対応の際に、ここチェック足りてなかったねと、今でも運用を少しずつ改善していっています。

青木:そうですね。私としては、スタートアップならではの自由な働き方とのバランスが一番苦労した気がします。例えば、Voicyでは業務に使うPCは個人所有のものを使っています。(希望する機種・仕様を選べる自由を提供しつつ、会社としてはPC手当を支給しています。)

ただ、ISMSのルールには個人所有のデバイスを業務利用するBYODと相性がよくないものもあって。。。働き方をしばりつけて業務がやりづらくなっては本末転倒なので、セキュリティの強化との両立に迷う点も多かったです。

高沢:スタートアップならではだと、AWSなどのクラウドサーバ運用については、審査の過程できちんと説明が必要な場面も多く、少し時間をかけてお話しをしました。

社内のメンバーにおける意識について

青木:ところで、社内のメンバーの雰囲気とか、変わったと感じるところあったりします?

高沢:今後toB事業も進めていくことの意思表示にもなっているためか、それを近い未来のこととして意識するようになった気がしますね。また、代表の緒方はこういった公的な認証取得できる会社になったことに成長を感じ、非常に喜んでいました。笑

今後のVoicyが向かう未来

高沢:ボイスメディアVoicyの親しみあるイメージも大切にしつつ、今後もVoicyBizのような新規事業も展開していくことに非常にワクワクしています。Voicyが目指す社会の音声インフラへの道のりはまだまだではありますが、ようやく次のステージに立てたので、改めて一丸となってその未来に向かって走っていきたいですね!

青木:10月21日にリリースした企業向け音声ソリューション「VoicyBiz」ですが、これまでもいくつかの企業様にトライアル的にご利用をいただいておりました。やはり導入検討の過程で情報セキュリティ認証について問われることも多く、大事な音声データをお預かりするにあたっての社会的責任を感じます。これからも新しいメンバーが続々入社してくる予定なので、継続してセキュリティの意識向上を図り、ユーザーの皆様やお取引先様に安心してご利用いただけるサービスに育ててまいります!

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