TOPエンタメ映画・本ショートストーリーの朗読もしも〜し、4人目06:41 9月15日 2再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次4役演じ分け、朗読の苦悩ライバル西子の助言と葛藤本番中に役の声を見失う失格覚悟の共演、その意味新たな「もしもし」の始まりAI文字起こし(β版) # もしも〜し、4人目 もしもし4人目 聞きどころ 録音はいつも気の抜けたもしもしから始まります。 4役で勝ちたい労働者はライバルの助言まで疑ってしまいます。 本番で役の恋を見失った時、マイクの前に残るのは誰でしょう。 5分物語 もしもし、入ってる? 録音機へ顔を寄せ周平は自分の声を確かめた。 地域の一人朗読大会まであと2日。 5分の現行に人物が3人と語り手が1人、全部で4役だ。 1人目を低く、2人目を高く、3人目をかすれ声に語り手が戻ったはずが、まだかすれた声のままだった。 語り手まで風邪をひいたよな。 自分で笑ったが録音は消した。こんなものを人に聞かせられない。 録音の冒頭には毎回同じ気の抜けた声が残る。 本番では絶対使わないつもりだった。 練習仲間の西子も大会に出る。 いつも先に褒められる負けたくない相手だった。 西子が現行を指差した。 ここ返事の前に一泊置いてみたら? それじゃあ勢いがなくなる。 相手の言葉を聞いてから返すだけ。 西子が鉛筆で入れた間の印に周平は指で隠した。 足りないものはもっと鮮やかな演じ分けだけだった。 声を高くし速さを上げ腕まで振った。 どの変更が効いたのかよくわからないまま3人目のセリフを一人目の声で叫んだ。 西子が口を開きかけた。 今笑ったろう? 笑ってないよ。 一人の大会なんだから自分でやるよ。 西子は鉛筆を置いて帰った。 机には募集要項、一人朗読、他者との共演は失格。 その行に周平自身が丸を付けていた。 夜、練習録音を最初から聞いた。 気の抜けた。もしもし。 その後に西子の声が入っていた。 返事の前に一泊、相手が何を言ったか? わかってる。それよりこの声どう? 周平は再生を止めた。 自分で問いかけて、自分だけが喋っていた。 現行の間の印を指でなぞった。 一泊置いて読み直す。少しだけ言葉の行き先がわかった。 それでも四つの声は混ざった。 西子への謝り方を考えているうちに夜が明けてしまった。 大会当日、周平はマイクの前に立った。 最前列の隅に西子がいた。 目が合ったがすぐ現行へ戻した。 出だしはうまくいった。 二人目も、三人目も。 ところが語り手へ戻る場所で誰の声だったかわからなくなった。 それからその… セリフは見えている。そのまま読み続ければ失格にはならない。 周平は息を吸った。 何に返事をする場面なのか、声を作るほど遠ざかっていく。 現行の隅には一泊の印。 その向こうに西子の膝に置かれた台本が見えた。 練習で使った同じ作品だった。 周平は役の声をやめた。 録音機に呼びかける時の普段の声で言った。 「もしもし、西子さん。相手頼んでもいい?」 客席の西子が声を上げた。 「一緒に読んだら失格だよ!」 周平は現行を持つ手を下げた。 勝ちたかった。 西子より先に自分の名前を呼んでもらいたかった。 うん、それでも頼む。 今度は相手の返事を待った。 西子が立ち、マイクの隣へ来た。 周平は続きを読み、西子が相手役のセリフを返した。 「遅くなってごめん。」 「待ってたよ!」 周平は一泊を置いた。 次のセリフは声を探さなくとも出てきた。 語り手戻るところではまた少し使えた。 西子は先回りせず台本を持って隣で待っていた。 二人で最後まで読んだ。 審査結果は失格だった。 症状を受け取る列には並ばなかった。 片付けながら周平は西子に頭を下げた。 「昨日ごめん。 次の5分一緒に撮ってくれる?」 「録音の最初も二人で?」 「もしもーしってやつ?」 「目の前にいるのに!」 次の録音にはセリフより先に二人の笑い声が入っていた。 もっと見る #喜劇 #友情ドラマ ショートストーリーの朗読ソフトウェアテストTACT 「そふてた」と呼んでください06:411.もしも〜し、4人目コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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