TOPエンタメ映画・本ショートストーリーの朗読予定のない予約06:30 10月7日 1再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次午後の空白を計画するトールぼーっとする時間への新たな予約友人とのシュークリーム分析の行方3000円の価値と友人の本音キャンセルが生む最高の贅沢とはAI文字起こし(β版) # 予定のない予約 予定のない予約 予約明けた午後に、時短料理講座の予約が入ります。 休みたいトールは、友人とのお茶まで段取りを始めます。 3つのシュークリーンを前に、予定表の行方をお聞きください。 5分物語 トールは予定表の白い1時間を指でなぞった。 朝から洗濯や買い物の手順を整えて、ようやく作った午後だった。 2時半から1時間、その前の30分にはお茶の準備と書き足した。 ノートに書いた目的は、家事を減らすこと。 それから、1時間ぼーっとすること。 トールは友人の秋と甲を、2時からのお茶に誘った。 秋から、今日は一件も手伝わないよ、と返事が来た。 トールは、まだ何も頼んでいないのに、と思った。 2時半から3時半まで真っ白だった。 何か1つくらい出来そうだ。 終わらせる用事なら、いくらでも思いついた。 何もしない時間には、チェックを入れる欄がない。 トールは鉛筆を回し、終了時刻の横に小さな四角を描いた。 探すと、1人前を手早く作る料理講座が見つかった。 2時半開始、3000円。申し込んだ後は返金なし。 これを覚えれば、明日はもっと休める。 トールは申し込みを確定した。 白い予定表に線が1本増えた。 2時、秋と香がシュークリームを3つ持ってきた。 かぼちゃとチョコといつものカスタード。 どれがいい? 待って、全員が3種類食べた方が公平だろ? トールは線を引いた紙を敷いた。 3等分を3回、皿は9枚。 甘さと食感を記録する。 小さな表も作った。 1個ずつじゃダメなの? 比較をするなら、条件を揃えないと。 秋は渡されたペンを机に戻した。 香は箱の蓋を開けたままお茶を飲んだ。 トールは2人とも随分のんびりしていると思った。 まず色を見て、その次に皮の大きなあくびが出た。 朝から動き続けてもう眠かった。 トールは目をこすり、短いナイフをシュークリームに当てた。 線の上へ歯を押す。 皮がへこみ、かぼちゃのクリームが表の甘さの欄へ広がった。 そこはだいぶ甘そうだね。 先に説明を聞いてくれれば。 聞いたらきれいに切れる? トールは口を閉じた。 9枚の皿を置いたせいで、肘をつく場所もなかった。 何人で3つなのになんで9つにするの? 秋が紙ナピキンを広げた。 今日はトールと休む日でしょ? 一見も手伝わないその返事をトールはもう一度思い出した。 2人は歓声した何かを待っている顔ではなかった。 端末が鳴った。 料理講座の開始まであと5分。 これ受けるとさ、明日から1時間は楽に。 にゃあ、僕はそろそろ帰ろうかな。 コウが箱のふたを手に伸ばす。 トールはその手を見てから取り消しができた。 受講料は返金されません。 申し込んだ時にも読んだ文字だった。 3000円戻らないのか。 うん。 秋は得だとも損だとも言わなかった。 3000円も払って何も習わない。 トールはその計算を何度もやりたかった。 数字は変わらなかった。 横でコウが帰りのカバンを膝に乗せた。 トールはしばらく画面を見て取り消す。 を押した。 取り消し完了。 その文字を確かめて端末を伏せた。 トールはその手を見てから取り消しができた。 取り消し完了。 その文字を確かめて端末を伏せた。 トールは皿を六枚片付けた。 二人に好きな味を選んでもらい、 潰れたかぼちゃを自分の前へ引き寄せた。 これは比較できないな。 いや、ゆっくり食べられるね。 窓を開けるとカーテンが少し膨らんだ。 トールはお茶を足した。 誰も手順を読み上げなかった。 三時半になった。 戻した六枚の皿は一枚も使わなかった。 三人もいて一件も終わらなかったね。 コウが空箱を刺した。 残骨を割った。 トールはクリームで汚れた繊維り紙をたたんで空箱に入れた。 もっと見る #友情譚 #日常コメディー ショートストーリーの朗読ソフトウェアテストTACT 「そふてた」と呼んでください06:301.予定のない予約コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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