TOPエンタメ映画・本ショートストーリーの朗読1位の席04:44 11月3日 1再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次今月の「一位」を巡る梁の悩み紅茶とモカ、二つの選択肢の行方場所移動で変化する味覚の発見「一位の席」を決める新たな視点AI文字起こし(β版) # 1位の席 一位の席 聞きどころ 散歩会の通信に梁は今月の一位を載せるつもりです。 紅茶ともかお前に友人の先と答えが合いません。 二人が席を動くと採点表はどのようになるのでしょうか。 五分物語 梁はベンチの公園で散歩会の通信を開いた。 今月の一位とだけ印刷した欄が開いている。 隣の席と同じ飲み物を選び、おすすめを一つに決めるつもりだった。 二人とも紅茶の冷たい飲み物ともかを一つずつ小さなカップで買ってきた。 合わせて四つ。 サキは自分の紅茶を一口飲み、うなずく。 梁はもかを飲んだ。 これだな、秋はやっぱりもか。 私は紅茶、この香りがいい。 梁は両方の名前を鉛筆で書いた。 一位の欄には一つしか入らないと思っていた。 先月の通信では日順を細かく書きすぎて、 サキの感想を入れる場所がなくなった。 今月は二人で決めたかった。 サキは自分の二つのカップを持ち、温かい日向へ移った。 同じ場所で飲まないと比べられないよ。 ここ背中が寒いんだもの。 梁も自分の二つのカップを持ち日向へ移った。 さっきまで上着の襟を立てていたのに、今は首の後ろが暖かい。 紅茶を飲むと甘さの後に香りが残った。 梁は紅茶の名前にも丸を付けた。 一位が二つになった。 場所を変えたからまだ途中。 梁は通信を下敷きにして、カップを一列に並べた。 蓋に書いた二人の名前を確かめる。 サキの分には手を付けず、自分のもかをもう一口飲んだ。 おいしい。けれど紅茶の丸も消したくなかった。 サキは上着のボタンを外した。 梁は二人の前の影を見た。 木の影が伸びて今座っているベンチの縁にかかり始めている。 もう一度向こうで、 飲み物を決める前に私の散歩が終わるよ。 梁は立ちかけて座り直した。 サキと公園を歩くための通信なのに、ずっとベンチの周りを回っている。 カップを持ち上げると紅茶も他も残り少なかった。 今日は二つ乗せる。 寒い日陰でもか、日向では紅茶。 私は日陰でも紅茶が好きだったよ。 梁はまた鉛筆を止めた。 それから文章の前へ、 自分はと足した。 サキの感想を別の行へ書いた。 二行目が枠から少しはみ出したが読めた。 二人は残りを飲み終え、空いたカップをまとめベンチを離れた。 梁が通信を畳むとサキが表の見出しを指す。 一位の席なら決められそう。 日向のここ。 梁が振り向いた。 さっきのベンチにはもう木の影がかかっていた。 サキは先へ歩きながら笑う。 それも途中だね。 梁は一位の横へ午前十一時と小さく書いた。 顔を上げるとサキが次の曲り角で待っていた。 もっと見る #日常喜劇 #飲み物の小さな比較 ショートストーリーの朗読ソフトウェアテストTACT 「そふてた」と呼んでください04:441.1位の席コメント感想・質問・応援メッセージを書こう