TOPエンタメ映画・本ショートストーリーの朗読待ち合わせは水の外04:49 11月5日 2再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次20年越しの再会、異なる泳ぎの道見られていると急ぐ、まさしの本心それぞれの水路、そして「水の外」二つのコップが示す、新たな待ち合わせAI文字起こし(β版) # 待ち合わせは水の外 待ち合わせは水の外 聞きどころ 園子は二つの入り口の前で弟の足が止まったことに気づきます。 久しぶりに一緒に泳ぐ約束を二人は違う形で持ってきました。 買う前の入場券と帰りに飲むお茶の行方をお聞きください。 五分物語 園子が券売機へ手を伸ばすと弟のまさしが練習のプールの入り口を指差した。 園子は五十メートルの方を見ていた。 二十年ぶりに弟と泳ぐ。そのつもりで帰りのお茶も二人分持ってきた。 僕はこっちにしたいよ。 園子は今も泳いでいる。 今日は長いコースを自分の速さで往復したかった。 まさしのゴーグルにはまだ偽の紙が付いていた。 二人で来ようと誘ったのは園子だった。 弟からまた始めようかなと電話があった夜、園子は嬉しくて自分の泳ぐ話ばかりしてしまった。 中で行き来できるか聞いてみようか。 受付で聞くと二つのプールは別々の入場になっているという。 まさしは紙を外し小さく折った。 新しい水着は買ったが水に顔をつけられるかもまだわからないと言った。 じゃあ今日は私も練習の方へ。 姉さんは長い方で泳ぎたいんでしょう。 園子はいいのよと言いかけた。 昔もそう言って弟の浮き輪を押した。 その話をするとまさしは笑わずに時計を見た。 来てくれたのは嬉しい。でもずっと見られていると急ごうとしてしまうんだよ。 園子は券売機から手を下ろした。 今日はまさしを押せる約束はなかった。 ロビーの窓際には丸い机がある。 二人でお茶を飲めそうな大きさだった。 11時にあの机で会うのはどう? 着替え済ませて。 うん、先に出ても待つのは机、水の中では絶対に待たないよ。 まさしは時計を確かめた。 練習の時間は十分に取れそうだった。 それならお願いだよ。 二人は別々の券を買った。 まさしが先に練習プールの入り口へ向かう。 園子は困ったら係りの人に、というのを飲み込んだ。 まさしはもう受付で初めてですと伝えていた。 長いプールで園子は壁を蹴った。 隣に弟の腕を探すことはなかった。 いつものように泳ぎ、時計を見て上がる。 もう一往復は次に残した。 11時、園子が窓際へ行くと、まさしは濡れたゴーグルを袋へしまっていた。 園子は水筒と二つのコップを出した。 顔をつけたよ。床の線が思ったより太かった。 私は400、長い方は線も長かった。 まさしが笑った。園子はどのくらい息が続いたかとは聞かなかった。 二つのコップから同じお茶の匂いがした。 次もここで待ち合わせにしようか。 入る前、それとも出た後? 両方だよ。 園子は空いたコップを重ねた。 まさしのゴーグルから落ちた一滴を二人の間に置いたタオルで拭いていた。 もっと見る #日常小説 #姉弟の待ち合わせ ショートストーリーの朗読ソフトウェアテストTACT 「そふてた」と呼んでください04:491.待ち合わせは水の外コメント感想・質問・応援メッセージを書こう