#183【経済】忍び寄るインフレ:昭和の成功体験は通用しない
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佐々木宏夫のアカデミア紀行
佐々木宏夫(経済学+α、早稲田大学名誉教授)
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確定申告の季節になって1年間の収支などを振り返ってみると、電力料金は上がりだしていますし、ジワジワとインフレが進み出している感もあります。基本的な物価引き上げ要因としては、原油の高騰や円安などがあるのでしょうが、給料が増えないままでのインフレは怖いですね。
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2月に発表された経済統計で米国の1月の消費諸物価上昇率は非常に高率だったと発表されましたが、米国の場合は人々の所得も増えているので、日本が直面している状況とは異なります。日本の場合は給与等が低迷している中での物価上昇ですから、ある意味最悪です。
コメント

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ラガー
2022年2月18日
今日の日経新聞の記事で、上場企業の純利益が高い水準にあるとの記事がありました。これから、企業が、生み出した利益をどのように使うのかが、問われている気がします。今までは、あまり従業員の賃上げにはつながらず、国内消費にもつながっていないように見えます。言われる通り内需が盛り上がらないといけないということですね。
佐々木宏夫(経済学+α、早稲田大学名誉教授)
2022年2月18日
そうですね。そのあたりが問われていくことになるでしょうね。ただ、従業員への分配を増やせば、株主、とりわけ「もの言う株主」は黙っていないでしょうから、彼らの批判に対して経営陣はきちんとしたロジックを構築して、従業員に対して手厚くすることで、企業の将来の可能性が高まっていって、長期的には株主の利益にも繋がる、というビジョンを説得的に語り、実践していかなければなりませんね。まさに経営陣の力量が問われる場面です。