TOPトーク専門家毎朝の思考『ファスト教養』という本に首が折れそうになるぐらい同意した07:04 2022年11月16日 13,790再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「ファスト教養」が問う現代教養現代ビジネス教養の欺瞞マウンティングなき真の教養佐々木敏夫が語る教養の原点教養が持つ本質的な意味とはAI文字起こし(β版) # 『ファスト教養』という本に首が折れそうになるぐらい同意した おはようございます。佐々木敏夫です。 ファスト教養という本がとても面白かったので紹介しようかな。 ファストってのはファストフードとかファストファッションのあのファストですよね。 お気軽で安い。 それと教養っていう、なんだか面白い言葉を結びつけているのがミソで 要するに最近のビジネス教養ブームみたいなものに かなり会議的に批判している内容なんですね。 書いているのはレジさんといって、僕も前に一度 対談させていただいたことがあるんだけど 夏フェス革命という音楽フェスが音楽をどう変えたのかという 非常に素晴らしい本だったです。 その音楽ライターのレジさんが書かれた今年9月に出た本ですね。 これは非常に分析が素晴らしいし どうしたらいいのかというところまで踏み込んでいてとってもいい本でしたよ。 みんなもっと読んだ方がいいと思う。 結局最大の問題は教養って何なのかというところが なんだろうなぁ 行き違っちゃってるっていうかね。 最近の教養ブームだと、例えば教養を身につけると 外国人と話す時に有利だとか あるいは上司と喋る時にいろんなことを知っている方がいいとか ビジネスシーンで役立つのが教養みたいな感じになっちゃってる。 だから例えば1年360日毎日身につける教養みたいなものは ベストセラーになったりしてるんだけど はっきり言ってそういう教養って単なる雑学、うんちくですよね。 そんなの全然教養じゃないと思ってる。 でもそういう教養を身につけないと ビジネスシーンで勝ち抜けないみたいな感じのことを 最近自己啓発文を書くような人たちがすごい言い出してるわけですよね。 要するに経済力をつけるためには教養が必要だと このまま教養がない状態が続くと 中流から脱落して下流に落ちちゃうぞみたいなね そういうことが散々語られようになってきてる。 なんかね、それって教養の本質なのかって違うよね。 でもかといってゲジタ哲学の本を読めとかね お前らにキルケゴールの素晴らしさがわかるかみたいなことを言って そういう古典とか哲学とかに詳しくない人をバカにするっていうのも違うよね。 それはある意味、反知性主義というか知識人を偉そうにしやがってっていう 反知性主義的な反感を招かせる教養の悪いところだったわけですね、今まで。 その教養をもう少し我々の一般社会の中に引きずり込んでこようとしたら良かったんだけど 逆にそれが金儲けとか出世の手段にされてしまっているというのもやっぱり変だよね。 だからそういう古い知識でマウンティングする教養でもなくて かといってビジネスに役に立つみたいな自己啓発教養でもない なんかもうちょっと新しい教養のありようってないんだろうか ということを提案してるんですよね。 その内容がどういうことなのかというのはぜひこの本を読んでみたいと思うんだけど 個人的に僕がすごく思うのは教養って何なのか これは前にもボイシーで話したのかもしれないんだけど 小学校中学校の頃とかすんげー学校でいじめられて家に帰ってきて 親に虐待されて殴られてたの毎日 逃げ場がなかったわけですよ、どこにもね 今みたいにインターネットで誰かとつながるなんていうのもなかったし その時に唯一逃げ場だったのが 図書館で借りる本だった。 その本の世界の中に逃げ込んでいるうちは 今より自分の現実を見ないで済んだってのがあるんですよね。 だから最初は本当に小説だったわけですよ。 それこそ男の子だったんだけど、赤毛ノアンみたいな小説を読んで なんてこんな良い人たちばかりが出てくる世界があるんだろうってちょっと涙ぐんだりして なんで自分の周りにはこんなに悪意のある同級生や大人しかいないのに こんなすごい世界が本当にあるのっていうのを 赤毛ノアンを読みながらずっと思って全巻読みふけたんです。 でもだんだんその副書を読む段階から脱却して中学生ぐらいになると あれに固めの哲学書の入門書とか そういうのもだんだん読むようになってくる。 そうすると自分が閉じ込められていた世界とは違う新しい世界の枠組み もっと別の世界の枠組みがこの世にあるんだってことに気づかされるんだよね。 そうだよ、俺がいじめられているこの俺が生きているこの世界なんて本当の世界じゃない。 その外側にはもっと広くて大きな世界観や価値観があって そこに自分を拡張していけば絶対に助けることができるんだ というある種の確信を得たものを本から得ることができるようになっていった。 その感覚は中学から高校になる頃の自分をものすごく支えたんですよね。 だから僕にとっての教養というのはその時に得た様々な知識の現体験からなっているんだよね。 つまり、自分が今いるこの居場所、この世界から逃げ出し、脱出するための ツールというか武器というかそういうものであるということ。 つまりは今まで自分が落とし込まれていた小さな世界観とか価値観の中ではない 新しい世界観を知るということ、それこそが自分の今の泥沼から脱却できるんだということを学ぶっていうね。 それこそが実は教養なんだろうって当時すごく思ったんです。 教養という言葉は知らなかったけどね。これこそが知識なんだっていうね。 その体験で裏打ちされた感覚の中でずっと僕は教養というものに 最終的な緩い所みたいなのを求めて生きてきて今があるっていう感じがするので 金儲けとか出世も別に構わない、それを求めてもいいんだけど 教養ってそんなもんじゃないよねってことは改めて言っておきたいなと思います。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:041.『ファスト教養』という本に首が折れそうになるぐらい同意したhttps://amzn.to/3g9yYaDコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 橘桜2023年2月22日WWⅡ後に即席ブームが来て、今もそのままですよね。WWⅡ以前にあった人類の胆力は失われてしまったのかしら。「7つの習慣」に、WWⅡ以前のビジネス書にはよく書かれていたことがまとめられている(WWⅡ後のビジネス書には書かれていない)からウケたことと、つながるように思いました。返信 andy_55552022年12月25日教養に対する佐々木さんの想いに目頭が熱くなりました。1返信 ノリ2022年12月20日はじめてのコメントです。佐々木さんの話を聞いて、手を止め大きく頷き腑に落ちました。うまく言えませんが、自分が自分の人生を、自分なりにより良く生きていく上での考え・思考を手に入れる。そのための行動に結びつくものが教養なのかな…自分も色々ありましたので、もう一度聴き・この本を読み・自分を振り返りたいと思いました!ありがとうございました返信 侑2022年11月27日首が折れるほど頷きながら聴きました。教養とは、結果的に経済的豊かさに繋がることは大いにあると思いますが、それを目的にすると本質からズレるように感じます。あくまでも一人の人間として自立・成熟するための視点・視座を作るもの、それを礎にした精神的豊かさこそが教養の本質ではないかと、お話を聴きながら思いました。2返信 ノーマルスイフト2022年11月16日ここ20年から30年くらいで、経済的には没落した日本ですが、文化的には成熟したと私も思います。私が新入社員だった25年前は、コンプライアンスなんてなく、パワハラが日常でした。国や会社が面倒を見てくれる時代が終焉し、大変な時代であることは間違いないのですが「多様性を認めてくれる」とか、「パワハラが許されない」といった面で、日本は間違いなく成熟・進化しました。23返信 俊尚 佐々木2022年11月25日おっしゃる通りですね。3 TARO.G2022年11月29日何言ってんの、自粛やマスクやワクチンを同調圧力で強制する日本が「多様性を認めてくれる社会」な訳ないじゃん。「文化は不要不急」なんて言って全ての文化的活動を停止したくせに、「文化的に成熟」?国会議員や官僚が参加するワクチン被害者の勉強会まで有無言わさずバンする言論弾圧して、この国は中共やロシアや北朝鮮と変わりませんよ。お花畑な考えもいい加減にしてくださいよ。1 もっと見る
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「7つの習慣」に、WWⅡ以前のビジネス書にはよく書かれていたことがまとめられている(WWⅡ後のビジネス書には書かれていない)からウケたことと、つながるように思いました。
佐々木さんの話を聞いて、手を止め大きく頷き腑に落ちました。
うまく言えませんが、自分が自分の人生を、自分なりにより良く生きていく上での考え・思考を手に入れる。そのための行動に結びつくものが教養なのかな…
自分も色々ありましたので、もう一度聴き・この本を読み・自分を振り返りたいと思いました!
ありがとうございました
教養とは、結果的に経済的豊かさに繋がることは大いにあると思いますが、それを目的にすると本質からズレるように感じます。
あくまでも一人の人間として自立・成熟するための視点・視座を作るもの、それを礎にした精神的豊かさこそが教養の本質ではないかと、お話を聴きながら思いました。
国や会社が面倒を見てくれる時代が終焉し、大変な時代であることは間違いないのですが「多様性を認めてくれる」とか、「パワハラが許されない」といった面で、日本は間違いなく成熟・進化しました。