TOPトーク専門家建築業界で自分らしく生きていくラジオ建築界の巨匠フランクゲーリー氏の訃報を受けて14:43 2025年12月8日 50再生 問題を報告する 再生する シェアする プレミアム放送はこちらからお得に登録できます!https://voicy.jp/channel/3464/premiumAI目次フランク・ゲーリーの創造の原点とは?50歳まで鳴かず飛ばず?遅咲きの転機グッケンハイム美術館が変えた都市革新を生んだ技術と教育者としての顔スター建築家時代の終焉が意味するものAI文字起こし(β版) # チャプター1 建築業界で自分らしく生きていくラジオ このラジオは、12月22日に初の著書 「建物は物理学である」を出版する一級建築士兼動画クリエイターの小建築士が 建築の魅力や業界を自分らしく生き抜くためのヒントを共有している番組です。 はい、ちょっと最初の挨拶を変えてみました。 12月22日に本が出版されますので、ぜひ皆さんよろしくお願いいたします。 本日はですね、ちょっと不法が入ってきましたので そちらについて、そちらの世界的建築家 フランク・ゲイリーさんのお話をちょっとさせていただけたらなという風に思っております。 先日12月5日ですね、2025年12月5日に建築界の巨匠と言われる フランク・ゲイリーさんが96歳でこの世を去りました。 建築に詳しくない方でも、もしかしたら知っている方もいるかなと思うんですけれども グッケンハイム美術館っていう、銀色に光り輝く、くねくねとした 不思議な形をした美術館がスペインにあるんですけれども そんな建物を設計されたフランク・ゲイリーさんが先日お亡くなりになったということで 今日はですね、ゲイリーさん、フランク・ゲイリーさんがどんな人生を歩み どうやって、なぜ世界中で愛されて そして彼らしはこれからの建築業界にとってどんなことを意味するのか 追悼の意を込めて、少し深掘りしてお話をしていきたいという風に思っておりますので 10分ほどお付き合いいただけるとすごく嬉しいです。 まず彼の原点からちょっとお話ししていきます。 フランク・ゲイリーさんはですね、1929年カナダのトロントで生まれました。 幼い頃からクリエイティブだったゲイリーはですね おばあちゃんと一緒に薪ストーブ用の木くずを使って 台所の床に小さな町を作って遊んだ経験があると それが今の創作の原点だったという風にゲイリーは語っているそうです。 ブロック遊びだったりとか模型遊びにもすごく熱中して 母親に美術館に連れて行ったことなどもあり 幼少期から建築やデザインへの興味を育んでいました。 10代の時はですね、10代の時に一家でアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスに移住し 日中はトラック運転手などの仕事をしながら 夜間にロサンゼルスシティカレッジで建築を学んだと。 その後南カリフォルニア大学建築学部に編入し、1954年に卒業します。 さらにハーバード大学デザイン大学院で都市計画を学ぶも 自分には合わないと感じ、1年で中退してロサンゼルスへ戻って 建築家としての道を歩み始めたと言われています。 建築家としてですね、ゲイリーはロサンゼルスでいくつかの建築事務所に勤めて 経験を積んだ後、1962年に自身の事務所ゲイリーアソシエイツを設立しました。 しかし当初はですね、小規模な改築だったり住宅設計が中心で しばらくは世間に流し知られることは特になかったそうです。 一般向けに家具デザインにも挑戦したけれども 商業的成功にはいたらず、いわば50歳までは泣かず飛ばずの時期が続いたそうです。 それでも芸術家のクライアントたちと交流したり、 あとは金網だったりベニヤ板といった安価な素材で実験的な作品を手掛けるということはやっていたそうです。 そういったことから少しずつ独自の作風を模索していたと言われています。 転機が訪れたのは1978年、自宅の改築プロジェクトになります。 サンタモニカにあった平凡な平屋の家をわずか5万ドルの予算で改造し、 コンクリートブロック、合板、トタン板、金網フェンスなど 日常的で安価な材料をあえて露出させた前衛的なデザインに挑戦しました。 このゲイリーの辞典は当初近隣住民からは奇抜すぎるとかなり敬意されたらしいですけれども 建築界の前衛からはかなり絶賛され、 タイムシーにも取り上げられるほど全米で話題を呼ぶことになります。 皮肉にも自身の安価な自宅リノベーションがきっかけで一躍注目を集めたゲイリーは 以後、脱構築主義、デコンストラクティビズム建築の代表作と言われるようになり、 1989年には建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞するなど、 世界的建築家として評価をどんどん確立していったと。 自分の家が予算がないっていう、 自分はあんまりお金を持ってないからすごい安価なやつで回収しようっていうのが 全米で話題を呼んだというところで、 皮肉ではあるんですけれども、 彼の想像的なものが予算がなくても、 自定だったからすごいチャレンジ的なことができたっていうのも背景としてあったのかもしれません。 そしてさらに60代後半に差し掛かった1990年代、 ゲイリーはキャリアの絶頂期を迎えます。 とりわけ彼の名前を決定的に広めたのが、 スペインのビルバーに建てられたグッケンハイム美術館になります。 1997年に開館したものです。 実はこのプロジェクトを任されたとき、 ゲイリーはすでに年齢的には遅咲きの部類で、 依頼を受けたときすでに60代後半だったそうです。 しかし完成した美術館は建築界、美術界にセンセーションを巻き起こし、 オープン当時のアトリウムに立ち尽くした建築家フィリップ・ジョンソンが、 感極まって涙を流し、 我々が今持つ中で最も偉大な建築家と、 ゲイリーを絶賛したというふうな逸話も伝えられています。 このビルバーをグッケンハイム美術館の成功により、 ゲイリーの名声は建築業界を超えて、 一般社会にまで広がっていきました。 ゲイリーの建築スタイルは、 このグッケンハイム美術館に言われるように、 かなり革新的でユニークなものになります。 一言で言えば、常識にとらわれないスタイルであり、 素材選びから形状まで型破りなアプローチが特徴的です。 でもなんか僕、 他の本、4本読んだことあるんですけども、 独創的で常識にとらわれないっていうのは、 ただただ、 芸術的センスだけでやってるっていうわけではなくて、 クライアントが求めているものを、 最大限引き出すための手段として、 そういったものを使っていると言っていたので、 ゲイリーはヒアリング力がすごく高かったと言われています。 そんな感じで、 金網フェンスだったりとか、 波板、トタン板、合板など、 あえて用いる実験を進めていたことで、 次帝で花咲き、 そして、 グッケンハイム美術館でさらに爆発したと。 このビルバンなんですけれども、 スペイン北部のもともと錆びれた工業都市だったところに、 世界中から観光客を呼び込むことに成功しました。 メディアはこぞってこの斬新な姿を報じ、 美術館自体が一大観光名所となったことで、 開館からわずか2年で都市にもたらした経済効果は、 約4億ドルに上るとも言われています。 すげえな、400億円の経済効果をもたらしたと言われております。 錆びついた港町が文化都市へと生まれ変わった様子を見て、 世界各地の都市が、 我が町にも第二のビルバオを作ってほしいということで、 以降、世界各地で個性的なランドマーク建築を、 都市再生の起爆剤にしようという動きが加速しました。 いわば、ゲイリーは建築を通して都市ブランドを高め、 人々を引きつけることができると実証してみせたのです。 アジアはあまりないのですが、 ヨーロッパやアメリカでは、 ゲイリーが建築を手掛けることで、 そこの経済効果を生み、 人々を呼び込むことができるようになった。 そんな社会的インパクトをゲイリーは与えたと言われています。 そういった社会的現象を巻き起こした背景には、 航空機設計用のソフトであるカティアというものを、 建築に応用するという手法を彼は取りました。 それをすることによって、 今では当たり前になったビムですよね。 キャドだけじゃなくてビムみたいな、 3Dで曲線が多かったり、曲面が多かったりする、 そういう彼の独特な建築を、 コンピューター上で必要な板の枚数だったりとか、 あとは形状だったりとかを正確に導き出すことができた。 そんな技術的な進歩も背景として、 しっかり彼はそれを追っていたというか、 彼はそれをすごく応用させていたというのが、 かなり僕的にも印象的なエピソードなのかなと思います。 そして彼は教育者としてもとても熱心でして、 彼の事務所からは多くの優秀な建築家が育っていますし、 子ども向けのワークショップにも積極的だったと言われています。 独創性は誰にでもあるということを、 教育を通じて伝え続けた人でもありました。 オバマ大統領と一緒に何かやったりとか、 その教育者としての一面も、 すごく有名になるきっかけになったのではないかなと思います。 そして、この亡くなったということで、 僕たち建築業界のこの人間が感じているのは、 一つの時代の終わりなのかなというふうに思います。 ゲイリーのように一人の建築家の強烈な個性が、 都市の風景を決定づけて世界を変えるという、 そういったスターアーキテクトですよね。 巨匠と言われる、そういったスターアーキテクトの時代が 一つ区切りを迎えたように感じます。 今は環境問題だったり複雑な都市計画のために、 チームで課題解決をするという建築が、 どんどん主流になりつつあると思っています。 もちろんそれも大切なことなんですけれども、 ゲイリーが持っていたような理屈抜きのエネルギーとか、 個人の情熱が巨大な形になる奇跡みたいなものを見る機会は、 これからちょっと減っていっちゃうのかもしれないのが、 ちょっと寂しいですね。 彼の死は20世紀から21世紀にかけて、 建築が夢を見させてくれた時代の象徴的なフィナーレだと、 言えるんじゃないでしょうか、と僕も感じています。 そんなゲイリーの建築なんですけれども、 日本では残念ながら、 そういった大きな美術館だったりとか、 コンサートホールのような建築は日本にはありません。 でも一つだけ象徴的な作品があります。 神戸のメリケンパークというところにあるフィッシュダンスです。 これは高さ22メートルもある巨大な鯉のオブジェなんですけれども、 鯉、魚ですね。フィッシュダンスなので。 実はゲイリーにとって魚というのはすごく特別なモチーフでして、 幼い頃おばあちゃんが飼ってきた、 生きた鯉が浴槽で泳いでいるのを見て、 その動きの美しさに魅了されたというエピソードもあったりとか、 あとは過去、人間が今こうやって生活していますけれども、 その前は魚の世界だったというところもすごく彼の中にあるみたいで。 その物自体はオブジェなので建築というよりは彫刻に近いんですけれども、 金網の表現とか躍動感というのは、 ゲイリーの世界観そのものを表しているのかなというふうに思うので、 写真を添付しておきますので、ぜひ見てみてください。 あとは先日シドニーに行ったときに、 このゲイリーの建築を近くで見ることができまして、 あれはシドニー工科大学のキャンパスになるのかなという、 少し足を伸ばせばアジア圏でも彼の建築、香港にもあるみたいです。 そういった建築を見ることができますので、 ぜひ近くまで行く機会があれば、 フランク・ゲイリーという巨匠を思い出してみていただけると、 すごくいいのかなというふうに思います。 というわけで、すみません。長々と13分もしゃべってしまいましたけれども、 今日はフランク・ゲイリーさんの追悼として、 彼の人生と建築についてお話をさせていただきました。 この内容が参考になったら、ぜひいいねボタンで。 また何かリクエスト、質問等ありましたら、 コメント欄で教えていただけるとすごく嬉しいです。 プレミアム放送をやっております。 先日、父親の官力祝いで、 久々に父親と話した内容について話している回がございますので、 ぜひそちらも聞いてみていただけると嬉しいです。 お祝いしてもらえるような働き方をどう自分で選んでいくかみたいな、 自分の経験とか、建築業界で自分らしく生きていくらしいと言っておりますので、 自分らしく生きていくにはどうしたらいいのか、 そのために必要なティップスをプレミアム放送ではより濃くお話ししていますので、 月額800円、自分で本を買ううちの一冊と思って登録していただけるとすごく嬉しいなと思います。 というわけで、今日の配信はこんな感じで終わりにしたいと思います。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 また明日の配信でお会いしましょう。 バイバイ。 もっと見る #建築家 #一級建築士 #私のおすすめプレミアム放送 #フランクゲーリー 建築業界で自分らしく生きていくラジオプレミアム放送配信中!14:431.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ソウシュウ2025年12月8日凡人なので著名な建築家さえ知らず、大変勉強になります。神戸の魚画像が気になります!1返信 Sho📝建築士2025年12月8日写真添付忘れていました!添付しましたのでご確認ください!1 ソウシュウ2025年12月8日ありがとう御座います!
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