#180:今年、何回失敗しましたか
15:41
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「今年、何件成功しましたか?」 ——ではなく、「今年、何回失敗しましたか?」
この問いに即答できる方は、あまり多くないと思います。
先日、自社で新しいサービスの募集を始めました。 正直、あまり期待していませんでした。しばらく「うまくいっていないな」という感覚が、ずっとあったからです。
ところが、ご案内を出したその日のうちに、思っていたよりずっと早く反応がありました。
そのとき気づいてしまったんです。 うまくいっていなかったのではなく、単に、提供する回数が少なかっただけだった。
なぜこういう勘違いが起きるのか。 ひとつは、回数は数えないと見えないから。質は感覚でわかった気になれますが、「今年何回出したか」は意識して数えない限り見えません。見えないものは、原因の候補にすら上がりません。 もうひとつは、質を疑うほうが痛くないから。「商品が良くなかった」は前向きな反省の形をしていますが、「単にやっていなかった」には言い訳の余地がありません。
そこで私が使っているのが、KPIを成功の数ではなく、失敗の回数に置くという考え方です。
成功の数を目標にすると、人は確実に勝てることしかやらなくなります。 一方「今年30回断られる」を目標にすれば、打席に立たないと達成できません。
研究でも同じです。論文が出ないという方の多くは能力の話をされますが、伺っていくと投稿した本数が極端に少ない。 リジェクトの数を、成果として数えてみてください。
——ただし、この考え方には条件があります。
失敗の回数をKPIにしていいのは、1回の失敗が安いときだけです。
投稿は安い失敗です。リジェクトされても原稿は残り、次に出せる。 しかし研究デザインは、高い失敗です。対象者の選び方、アウトカムの定義、必要な症例数。データを取り終わってからでは、二度と戻せません。
デザインは慎重に。投稿は大胆に。 多くの方は、これが逆になっています。
失敗の数え方を変えて、試行回数を増やすための具体策をお届けします!
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この問いに即答できる方は、あまり多くないと思います。
先日、自社で新しいサービスの募集を始めました。 正直、あまり期待していませんでした。しばらく「うまくいっていないな」という感覚が、ずっとあったからです。
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研究でも同じです。論文が出ないという方の多くは能力の話をされますが、伺っていくと投稿した本数が極端に少ない。 リジェクトの数を、成果として数えてみてください。
——ただし、この考え方には条件があります。
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統計とビジネスの交差点|科学を社会実装するラジオ
吉田寛輝【データシード】
- 01:391.
うまくいっていなかったのではなく、出していなかった
- 02:382.
質を疑うほうが、痛くないから
- 04:163.
KPIを、成功の数ではなく失敗の回数にする
- 05:324.
ただし、これは「軽い失敗」にかぎります
- 01:375.
今年、何回失敗しましたか
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