TOPハウツー・学習歴史十二単着付け師の【にちにち気づきだより】第627話 【重陽の前夜】手がかかることが「祈り」の中身07:44 9月8日 66再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次重陽前夜、菊に真綿をかぶせる意味長寿不老を願うキセワタの習わし紫式部が詠んだキセワタの歌「手がかかること」が祈りである理由静かで確実な仕事を生む支度とはAI文字起こし(β版) # 今日はどんな日 日々気付きだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、毎朝、平安の行事、季節の移ろい、 当時の人の暮らし、そして、消息のこと、その日の暦を一つお話ししています。 千年前の営みが、今の暮らしや仕事にどう繋がっているのか、 毎朝一つお届けしています。 はい、今日は9月8日、個人的な話ですが、私の誕生日でございます。 まあ、誕生日ではありますが、今日は徴用のお話をします。 昨日は薄露のお話をしました。 今日は、明日の準備の話です。 明日は9月9日、徴用で、菊の節句なんですけれども、 今晩、9月8日の夜にしておくべきことがあったので、そのお話をしていきます。 # ずいぶんと手のかかる願い方 はいこの前の番にしておくべきこと これは菊の花に真綿をかぶせておくお仕事です かぶせる綿、被覆の被に綿と書いてキセワタと言います 一晩かけて菊の香りと夜露を綿に吸わせる そして翌朝その綿で顔や体をぬぐう そうすると老いを払い去りそして弱いを伸ばすと言われていました 弱いとは年齢の0と書く弱いです 長寿不老長寿そんなまあいわゆる飛躍というか昔から言い伝えられていたものです これはやはりお隣の大陸からもたらされた習わしです 紫式部もこのキセワタを送られています 送ったのは藤原道長の北の方林氏です 紫式部日記にその日のことが書かれています そして歌も残されました どういう歌かというと霧の露に触れて少し和歌やぐくらいにしておきます 千年の弱いはその花の持ち主であるあなたにお譲りします そういう返し方です まあ大変な返し方だと思います いただいたものをちゃんと受け取りながら一番大きな部分は相手にお返ししているわけです そしてこの解釈はそれぞれにあると思います まあ皮肉的に言えばあなたの方が気にした方がいいわよとも取れるし 逆に北の方を尊重しているようにも取れる まあそこは皆様の解釈にお任せするとします さてこのキセワタという習わしの話 香りを一晩かけて綿に移すんですね そしてそれで肌を拭う ずいぶん手のかかる長寿の願い方です けれどと思うのですが手がかかることそのものが祈りの中身でもあったのではないか そう感じるわけです 一晩待つんですね一晩待つんですよ あの 美しくなりたくってああなんかちょっと肌が痛んできたわと思ってパックをしたり あの急いでパックをして まあなんか本当はじっくりあのよくシートパックなんかは肌にいろんな栄養素を吸わせて じっくり待ちましょうと書いてあるのになんかこうつけてるとなんかもう 潤ったわーなんて思ってしまってすぐ取ってしまう やったこと自体がなんか綺麗になっていくことをやってそれで満足という方もあると思うんですが 一晩待つんですね その待っている間も含めてです 手のかかることです エモンドではお方様を迎えする前の支度をとても大切にしています これから使う小族を1枚ずつ確かめて 出来を整えて方角を見て必要なものをあるべき場所へ置いていきます この支度というのは必ず2人のエモンジャで行います けれどその2人がいつも一緒に手合わせをしているとは限らないんです その日初めて顔を合わせることもあります だからこそ準備の時間が大切なんですね 言葉を交わして小族を広げて一緒に手を動かしているうちに相手の間の取り方や物の扱い方が少しずつわかってきます 本番が始まる前に2人の呼吸を合わせているのだと思っています 大事な時間なんです 早く済ませようと思えば省けることもあります けれども自分のやりやすさだけを優先するとどこか呼吸が合わなくなってきます 一見遠回りに見える丁寧な支度が結局は一番静かで一番確実で一番美しい仕事へ連れて行ってくれるわけです 準備とは物を並べることだけではなくてこれから触れる小族と隣に立つ人に自分の心を近づけていく時間なんだなぁと 日々感じているわけです 手がかかることそのものが祈りの中身 今は手間を減らすことが大抵良いとされていますよね 短くとか早くとか簡単にとか けれどこれはキセワタは逆です 一晩またなければならないし翌朝でなければ意味がないんですね 早くできたら多分効かないんです 効能がないんです 私の仕事もそういう部分があって支度に時間がどうしてもかかります これはもうしょうがないです 畳んであるものを開いて確かめて順に並べてあとは何かこう 湿気がこもっていないか確認することもあるし折れていないかも確認します シワを取ったりすることだってします その作業は着る方の目には触れないわけです お方様は見ません まあ見られたら困る仕事ですからねけれどもそこを省くと当日の手が変わります 自分でも本当にはっきりわかるほどに変わります 多分支度の時間というのは道具を整える時間であると同時に こちらの手を整える時間なのだと思っています 菊に綿をかぶせて待った一晩もそういう時間だったのではないでしょうか 今日は9月8日徴用の前夜です 明日は徴用、菊の節句です そして8月に扇の話をしたのを覚えていてくださっている方はいらっしゃるでしょうか 明日その扇を収める日でもあります 今日もお聞きいただきありがとうございました それではまたごきげんよう もっと見る #長寿 #重陽の節句 #不老不死 #きせわた 十二単着付け師の【にちにち気づきだより】さとうみなこ01:021.今日はどんな日06:432.ずいぶんと手のかかる願い方コメント感想・質問・応援メッセージを書こう Asami Inagawa9月8日佐藤先生お誕生日おめでとうございます🎉🎂🎊ますますご活躍の歳となりますように❣️しばらくご無沙汰しておりますが、お稽古でお目にかかれる日を楽しみにしております1返信 さとうみなこ9月8日ありがとうございます😊またお会いしたいです!お待ちしております。1
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第664話 菊の節句は九月、菊が咲くのは十月? 15分・10月15日・ 90再生AI目次菊の節句と開花時期の不思議なずれ新暦と旧暦が変えた行事の風景重陽の節句が現代で薄れた理由暦と現実の季節感を繋ぐ工夫とは伝統継承と日々の暮らしの調和
お誕生日おめでとうございます🎉🎂🎊ますますご活躍の歳となりますように❣️
しばらくご無沙汰しておりますが、お稽古でお目にかかれる日を楽しみにしております