TOPハウツー・学習歴史【にちにち気づきだより】第687話 立冬『つばき』と読むのに、山茶花が咲く14:24 18時間前 58再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次立冬に秘められた植物の謎「つばき」が指す花の意外な正体着物文様で楽しむ季節の先取り術自然観察が深める文様理解の鍵古い言葉に隠された季節の真実とはAI文字起こし(β版) # 今日は立冬 日々気づきだより佐藤美奈子です。 今日もお聞きいただきありがとうございます。 このチャンネルでは、毎朝、平安の行事、季節の移ろい、当時の人の暮らし、そしてコロモのこと、その日の暦を一つお話ししています。 千年前の営みが、今の暮らしや仕事にどう繋がっているのか、毎朝一つお届けしています。 このお聞きの方も気づかれたと思うんですけれども、このVoicyがとても大きなリニューアルをされて、アップデートをされて、つぶやき機能という機能ができたり、 私の収録側の方の画面も大きく変わりました。リスナーの皆様が見る画面も変わったと思います。 私の方から見ると、とてもわかりやすいボタンの大きさとか、数字の大きさとか、とても大きくなって、わかりやすくなって、とても収録しやすくなっています。 音質もなんとなく変わってきたような気もしています。 このつぶやき機能、いろいろXのような、そんな感じで、思い思いのつぶやきが、パーソナリティの方のつぶやきが見れるので、ぜひつぶやきのところをご覧いただければと思います。 今日はですね、11月7日、24世紀の立冬にあたります。 小指の上では冬の始まりですね。まだ冬というほど寒くないと感じる方もいらっしゃるでしょう。 特に東京は昨日25度、夏日に近いのかな、夏日だったのかな、すごく暑くて、昼の時にちょっと外に出たんですけれども、暑くてびっくりしました。 その前は寒くて、厚めのショールを首に巻いて出勤しましたけれども、昨日の帰宅時の時には首元にあるのも少し暑く感じて、コートを羽織ってましたけれども、季節の移り変わりがこのところは激しいなと思っています。 8月7日の立秋の時もそうでした。暑さの盛りに、小指は秋の始まりをつけましたね。 24世紀の立つ、この立秋とか立冬とかの立立つという言葉は、季節の気配が現れ始めるということを表しています。 すっかり冬になってから立冬なのではなくて、これから冬へ向かうその始まりを知らせてくれます。 そして今日、七十二項も変わります。 つばきはじめてひらくです。 つばきはじめてと書くのに、つばきという漢字は出てこない。 この言葉には少し不思議なところがあります。 つばきと読むのに、今咲き始めるのはサザンカなんですね。 今日はそのお話をしたいと思います。 # 山茶始開(つばきはじめてひらく) はい、椿初めて開く。山の茶の初めて開くと書くんですが、山茶初めて開くと書いて、椿初めて開く。 文字を見れば、椿という花が咲き始める頃のように思えますよね。ですけれども、この項が表しているのは、サザンカが花を咲き始める季節だとされています。 椿もサザンカも同じ椿花の植物です。 古い中国語の椿、いわゆる山茶と書く椿というのは、椿の仲間を表す言葉として使われてきました。 そのため、小読みには椿という読みが残りながらも、今の季節の花としてサザンカというものが紹介されているんですね。 そしてもう一つ知っておきたいことがあって、七十二項はもともと中国から伝わった小読みですけれども、日本の風土に合わせて少しずつ言葉が改められてきています。 椿初めて開くという項も、江戸時代に小読もが改められてきたことを経て使われるようになったものです。 昔から同じ言葉が一度も変わらず続いてきたわけではないということですよね。 さて椿とサザンカは花の姿がよく似ています。 皆さんはどのように見分けていらっしゃるでしょうか。 わかりやすいのは花の散り方です。 椿は花が丸ごとポトリと落ちることが多いです。 ですからよく地面を見ると赤い花がポツポツと落ちているということに気がつくわけですけれども、 一方サザンカは花びらが一枚ずつハラハラと散ります。 サザンカの木の下には白や紅の花びらが ハラハラと散って地面に落ちていることがありますけれども、葉っぱにも違いがあります。 どちらも緑の艶やかな葉っぱです。 特に椿の葉っぱ、ちょっと固めでしっかりとした葉っぱですけれども、 サザンカの葉はやや小ぶりで、葉の付け根に細かな毛があります。 椿は葉が比較的大きくて厚みがあって艶も目立ちますが、品種による違いもあるので、一つの特徴だけ決めつけずに、 花や葉っぱを合わせて見てみる機会があればどうぞ見てみてください。 サザンカは秋の終わりから冬にかけて花を咲かせます。 椿も早咲きのものは冬に咲きますが、花の咲かりはもう少し先です。 どちらも寒い季節を彩る花ですけれども、その咲き始める時期には少し違いがあるんですね。 私はこの違いを見ると、道端の花を眺める楽しみが増えるように思います。 私の地域は比較的庭木をきちんと整えていらっしゃるご自宅もあったり、 緑が多い23区内でも緑の多い地域です。 ですから駅まで行く間に少し残った木々を見たり、少し林のようになったところもあるので、 そういうところを通りながら見て、季節の移ろいを感じています。 こうした季節の小さな違いというのは、装いを整える時にも大切にしているところです。 # 着物の文様は先取り 私は着物の着付けや12人への着付け・着装を皆様にご提供したり、教えている立場ですけれども、 季節に合った装いについてお客様によくお話しすることがあります。 お持ちいただいた着物は、色や文様によって季節を表すことができる衣服です。 同じ着物でも帯や小物の色を変えることで随分と印象が変わります。 今時のものでしたら、例えば帯締めを少し園地のような色にしたり、茶系にしたり、 何か紅葉の色が変わっていくような雰囲気の帯揚げを使ったりとか、 日本の装いには季節を少し先取りする楽しみというものもあります。 花が咲き揃ってからその花の文様を身につけるのではなくて、 これから咲く花に思いを寄せるというのがこの和装の楽しみだと思います。 まだ寒さが厳しくならないうちに冬の気配を色に取り入れるですとか、 そういうお客様への心配りに気をつけながら、 私は日本の衣文化、衣物文化の美しさをとても感じています。 私自身がワクワクしながら感じている感じです。 けれどもここで大切なのは、小読みの名前だけで装いを決めないということかなと最近感じています。 立洞になったからといって急に厚い衣を重ねれば良いというわけではないのかなと思います。 気候も変わってきましたし、まだまだ9月、10月というのは暑かったです。 11月になって、そろそろやっぱり冬に近づいているなと思うようになりましたが、 昨日の東京のように暑い日もあるわけです。 その日の気温はどうでしょうか。どちらへお出かけになるでしょうか。 着る方が心地よく過ごせるか、そういうことも考えてお支度をすることの方が多いですね。 小読みというのは季節の目安を教えてくれますけれども、実際の空気や目の前の方の様子を見ること、どちらも同じように大切です。 この着物の文様、模様とか文様とか言いますけれども、 そういう話をするときにできれば実際の草花を思い浮かべていただきたいなと思っています。 例えば今日のサザンカです。 椿とよく似ていますが、花びらの散り方も葉の姿も少し違います。 その違いを知ると文様を見る目も変わってきますよね。 ただ名前を覚えるよりも道を歩いていて、その花に気づくことができたら、 装いの中にも季節を見つける楽しみも深まっていくのではないでしょうか。 ですから私たちこういう異文化というか、着物などを扱う人間というのは、 自然にある本当の草花の移り変わりですとか、 あとはどういう風に咲いているのか、咲きぶりと言いますか、 あとは桜なんかが散り際は美しいですけれども、 どんな感じで散っていくのか、風が吹いたらどういう流れ方をするのかというところに、 いつもいつも関心を持つということがとても大事で、 それを見ながら、この時期にこういう風に散っていく。 もしかしたら桜の散り際が文様になった着物もあるわけで、 そういう時にまだまだ、例えば2月、3月の時に先取りして桜を着たいと思っても、 散り際の桜はちょっと早いような気がするので、 そういう季節感との取り合わせもお客様にアドバイスできるように、 日々の本当に日常のお散歩しながらでもいいので、通勤しながらでもいいので、 どのように自然に咲いているのか散っていくのかを見るということは、 とても大事な行動になっています。 その言葉が何を表していて、どのような形になったのかを、 できるだけ理解してお伝えしたいなと、私も日々考えています。 長く伝わってきたものというのは、その時代ごとの工夫もあったし、 暮らしの変化が重なっています。 その背景を知ることも伝統を学ぶ楽しみの一つかなと思っています。 # おわりに 椿初めて開くという言葉、椿と読むのにサザンカが咲く頃を表している。 最初は不思議に感じましたけれども、言葉の歴史をたどると、面白い違いに気づくことがあります。 昔の人が使っていた言葉と、今の私たちが使っている言葉では、指しているものが少し違う場合があります。 その違いに気づいたときに、私は長く受け継いできたものの奥行きというものを感じます。 ただ、歴史が重いとかそういうことじゃなくて、すごく奥行きのある、幅というよりもぐっと奥まで知りたくなってくるような、そんな奥行きを感じます。 古いからといって、何でもそのままにすれば良い、昔からそうだから、ではなくて、いろんな伝わり方があるので、それを確かめて、必要なところは正していくことも大切な時代にもなってきました。 その一方で、今の言葉とは少し違って見えるものにも、長い時間の中で生まれてきた理由があるかもしれません。 その背景を知ろうとする、その姿勢を大切にしたいものだなと思います。 そして、立東という石器にも、私たちに同じようなことを教えてくれます。 まだ冬らしくない景色の中に、冬の兆しはあります。 咲き始めたサザンカ、少し冷たくなった朝の空気、日ごとに早くなる夕暮れなど、皆様も気づかれているかと思います。 小指の言葉をきっかけに、そうした小さな変化に気づけたら、日々の景色も少し豊かになりますね。 今日は立東、そして、椿初めて開くのお話でした。 小指の上では冬が始まります。けれども、秋の名残もまだ残っていますね。 もし皆様がお出かけの時の道端で、いろいろ白っぽいものですとか、赤っぽいお花を見つけたら、足元にも目を向けてみてください。 花びらが一枚ずつ散っていたら、サザンカかもしれません。 冬の始まりを知らせる小さな花の頼りです。 今日も季節の移ろいを楽しみながら、お過ごしいただけたらと思います。 良い土曜日をお過ごしください。 それではまた。ごきげんよう。 もっと見る #二十四節気 #椿 #七十二候 #立冬 #山茶花 #山茶始開 【にちにち気づきだより】さとうみなこ/十二単着付け師03:221.今日は立冬03:402.山茶始開(つばきはじめてひらく)04:523.着物の文様は先取り02:314.おわりにコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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