TOPトーク専門家ChaChat Update 〜現役教師・成田潤也の思考録 | 外国語学習×ICT×働き方#432 【雑談】『秘密』記憶を無くしてもう一度読みたい東野圭吾作品10:12 8月1日 298再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次東野圭吾作品の多様な魅力とは『秘密』に隠された奇妙な家族関係娘と妻、二つの魂が織りなす苦悩夫が直面する倫理的葛藤の深淵大人の心に響く『秘密』の真髄AI文字起こし(β版) # ChaChatタイトルコール NARITA JUNIOR PRESENTS チャチャットアップデート 教育現場で日々奮闘する先生方、そしてこれから教育に関わろうとする方々へ、 外国語教育、AIやICTの活用、働き方改革、中年教師のマインドセットなどなど、 NARITAのごく個人的な興味のあるテーマで、ちょっとした価値観のアップデートを、 真面目に、でもどこか緩く、気ままにチャチャッとお届けします。 # 概要やネタバレを見ただけでは絶対味わえない「苦悩」がそこにある チャチャッとトーク、雑談です。今日の放送はパーソナリティに通知される トークテーマっていうのが、こんな話でやってもらえませんかね、みたいなことを Voicyの運営側から提案されるテーマがあるんですよ。そのテーマの中に、期間限定のテーマとして、 好きな東の稽古作品っていうのがあったんです。 報道でご存知の通り、7月の末に布報が流れました。東の稽古さんですけれども、 本当にたくさんの作品を残された方でしたよね。 いわゆる本格推理小説っていうものも書かれたけれども、それ以外にも社会風詞的なものであるとか、 SFチックなものであるとか、ファンタジーに寄っているものとかね。 本当に東の稽古さんって何作家ですかって言われたら、一言で説明できないような、本当に多様な作風で、 しかも筆が早いですよね。次々に新作が発表されて、 この前新作出たのに、また新しいの出たの?みたいな感じで驚いたのを覚えていますよね。 で、トークテーマですよ。私の好きな東の稽古作品って。 このテーマを見たときに、私には真っ先に浮かんだ作品が一つあるんです。 それは秘密っていう作品なんですよ。 彼が注目をされたのは1985年の放課後っていう作品だったんですよね。 これは推理小説だったわけですけれども、その後ね、しばらくヒット作に恵まれなかった彼が、 次にスマッシュヒットを放ったのがこの秘密、1998年の発表のものですよね。 この作品以降、例年の毎年のように直木賞作家の候補に上がるみたいな感じで、 最終的に2006年の容疑者Xの検診で直木賞を受賞されるわけなんですけれども、 その日本を代表する小説家になるきっかけになった作品と言っても過言じゃないのかなと思いますけどね。 ここでお読みになられたことありますか? 私ね、自分の記憶を全く真っさらにして、もう一回真剣に読めるんだったら、この作品をもう一回読みたいなって思ってるぐらい、すごい印象に残ってる作品なんですよね。 私、小説って読んでは割と忘れちゃうって。 読んだことは覚えてるんだけど、どんなストーリーだったかとか、どんな結末だったかな、犯人は覚えてるんだけどどういうトリックだったかな、みたいなことを割と忘れがちなんですけど、 この秘密のストーリーに関しては割と鮮明に覚えてるんですよ。 この作品はヒットしただけでもあって、映画化されてドラマ化されて、海外でもリメイク作品もあったりするぐらい、みんなに注目された作品のようですよね。 ウィキペディアでこの作品を調べると、なんと驚くべきことに結末まで載ってるんですよ。 これ大丈夫なのかなと思って、あらすじって書いてあるから、この物語の真相はみたいなところで終わるのかと思ったら、ちゃんと最後まで書いてあるっていう、ちょっとびっくりしたんですけど、 まだ読んだことがない人はウィキペディアは読まないほうがいいと思います。 それでも私、これ概要を読んだだけでは、この秘密の抱えている深さというか重みっていうのはわかんないと思うんですよ。これ読まなきゃ絶対わかんないものがあって。 概要をざっくりお話しすると、杉田平介っていう自動車部品メーカーで働く中年男性がいるんですけど、奥様、直子さんというのがいて、11歳の娘のもなみちゃんっていう3人家族なんですよね。 奥さん直子と娘のもなみが奥さんの実家に向かうためにスキーバスに乗って出かけるんですね。 主人公の平介はおるそばになったわけなんですけど、その2人が乗ったスキーバスが崖から転落してしまうんですね。事故を起こすんです。 直子とそのもなみは病院に運ばれるんですけれども、直子は死亡してしまうんですね。 もなみも本当に帰徳状態だったんだけども、奇跡的に意識を取り戻して回復するんですね。 なんだけど様子がおかしい。なんと息を吹き返した娘もなみの体の中に死んだ妻の直子の魂が宿ってしまっていたという話なんですよ。 これだけ聞くとなんだファンタジー小説かって思うと思うんですよね。私も実際読んだ時はそう思ったんです。 そう思って、これはファンタジックな話なんだなって思ったんだけど、そこはやっぱり東の敬語の緻密なストーリーケリングがあって、どんどん引き込まれていくんですよね。 想像してみてください。妻は死亡しました。もう帰ってこないんです。だけどその妻の記憶を持った娘が目の前に生きてるんです。 当然娘の意識は戻ってないんですよ。娘の見た目なんだけど中身は完全に妻なんですね。 だから娘が知り得ない夫婦だけの記憶とかもちゃんと持ってるんですよ。だから間違いなく妻なんです。 だけど見た目は11歳の娘なんです。っていうこの奇妙な二人生活が進むんですね。 つまり娘なのに夫の平介、中年の夫の平介のことを買い替えして世話をしてくれる妻がいるわけですよ。 っていうようなほんわかした日常生活も描写されつつ、だけどモナミは成長していくわけですよね。 モナミはモナミで、自分の身体はモナミだから、中身は妻だとはいえ、見た目はモナミで、周りから見たらそれは娘ちゃんが生きているという認識なわけですよね。 ってことは妻のナオコが取るべき道というのは、モナミを演じ尽きるっていうことになるわけですよ。 だからモナミとして妻は日中は生活することになるんですよね。だから学校にも行くわけです。 そんなこんな生活をしていって時間が過ぎていくんですけど、ある日突然そのモナミはモナミの記憶を取り戻すんですよね。 すごい短時間なんだけれども本当のモナミの意識が戻ってくるんですよ。 平成がモナミが戻ってきたって言うんだけど、その時には妻ナオコの意識はなくて、その二重人格というか二つの人格が入れ替わっていくっていう、そういう展開になっていくんですね。 このモナミでいる時間とナオコでいる時間がだんだん比率が変わってくるんですよね。 モナミでいる時間が長くなってきて、ナオコでいる時間が短くなるっていうような感じになっていくんですよ。 じゃあこの3人の関係が最終的にどういう結末を迎えるのかっていうことがこの物語の面白いところなわけなんですが、ここまで聞くと数奇な運命を3人の家族でなんとか乗り越えていくっていうファミリードラマみたいに聞こえるじゃないですか。 そうじゃないんですよ。もっと生々しいんです。 もしですよ、現実にそういうことが起きた時に、人ってどうその人と接することができるのか、生きていけるのかというかなり根源的な問いを投げかけてるんですよね。 私がすごく印象に残ってるのは、ここからちょっと大人なトークになるので、若いリスターの方は放送を止めていただきたいんですけどね。 夫として妻の魂が宿っている実の娘を抱けるかっていう問題が出てくるんですよ。これね、結構生々しいでしょ。 本当にそれを読んだ時、私も既に結婚してましたけど、なんかね、吐き気がするぐらい衝撃的だったんですよ。それは無理だろって。 実際その小説の中でも、平介はそれできないんですよね。できないんだけど、できないけどキレイごとじゃ終わらないでしょ。 だって愛する妻を抱くことができないっていう、この苦悩はどうしたらいいのよって話で、実際その欲求を果たそうと街に繰り出す場面も出てくるんだけど、そこでのやりとりも本当に切ないんですよ。 本当に切ない。 で、当然物語は主人公である平介目線で書かれているので、平介に感情輸入するのは誰しもそうだと思うんですけど、これね、物語の結末を知って上でその場面をもう一回考えてみると、妻の尚子の苦悩も見えてくるわけですよ。 それと両方考えると、読み終わったらスッキリじゃなくて、読んだ後にこの感情どうしてくれるんだよっていう思いが湧き上がる、そういう作品なんですよね。 単なるSF、単なるお涙ちょうだい家族物みたいなそんなチャチなものじゃないですよ。 そういう意味で、若い人よりもむしろ年がいった人、おっさん世代が読んだ方が深々と心に刺さる作品だと個人的には思いますね。 もし読まれたことがない方はラッキーだと思いますので、ぜひぜひ手に取って読んでいただきたいなと思いますね。 私もこの記憶を全くなくしてもう一回ゼロから読みたいなって今でも思いますけどね。 ということで、秘密という作品は概要とかネタバレを見ただけでは絶対に味わえない。 そんなんでこの作品の魅力は消えない。それぐらい深い苦悩がそこに横たわっている。 本当に大人におすすめの一冊だと思いますので、ぜひぜひお読みください。 もっと見る #雑談 #好きな東野圭吾作品 ChaChat Update 〜現役教師・成田潤也の思考録 | 外国語学習×ICT×働き方成田 潤也 | ChaChat英語00:271.ChaChatタイトルコール09:462.概要やネタバレを見ただけでは絶対味わえない「苦悩」がそこにあるコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 智美 清水8月10日普段あまり推理小説を読まない自分が東野作品だけは、読んでました。もやもや。というか、悩ましい気持ちわかるわぁ。それでも生きていかねばならない。そんな作品。1返信 成田 潤也 | ChaChat英語8月15日そう。あの「秘密」を、たった一人で背負っていかなかなければならない苦悩を思うと、気が遠くなります・・・ Asu ka8月5日読んでない私が読みたくなるような紹介😍よし、ポチる!!1返信 成田 潤也 | ChaChat英語8月6日未読なら、絶対オススメします。読後のメンタルの乱れは補償いたしかねます。誰かが近くにいるときに読み切った方がよろしいかと・・・😇 yurika.uri8月1日そんな話あったなー!と思い出しました。母が好きで何冊も読んできました。イチオシは容疑者Xの献身です。東野圭吾さんの本は、人間の感情の揺れ動きとか、外に出せない内なる想いを文字で伝える能力が本当卓越すぎますよね。話の展開も、絶対ここじゃ終わらない感があるので、推察するんですが、最後に完全に上回ってくるから、もう読了感が半端ないです。8/5に新作が出るようです。大切に読みたいなと思います😢4返信 さり8月1日😍Da😂れ😂「やみわ😅😅1 成田 潤也 | ChaChat英語8月6日これは😅お子さんのイタズラとかかな?どうも🤗1 成田 潤也 | ChaChat英語8月6日『容疑者X』は、原作はもちろんですが、映画の方も良かったですね。堤真一の迫真の演技が見事でした😭遺作となったのもガリレオシリーズとのこと、気になりますね😉1
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東野作品だけは、読んでました。
もやもや。というか、悩ましい気持ちわかるわぁ。
それでも生きていかねばならない。
そんな作品。
よし、ポチる!!
読後のメンタルの乱れは補償いたしかねます。誰かが近くにいるときに読み切った方がよろしいかと・・・😇
8/5に新作が出るようです。大切に読みたいなと思います😢
どうも🤗
遺作となったのもガリレオシリーズとのこと、気になりますね😉