TOPビジネスマーケティング マーケティングの極意AI広告モデルの使い方と注意点07:54 9月23日 37再生 問題を報告する 再生する シェアする 広告モデルも、AIで生成できる時代。大手企業では批判を招くこともある一方、中小企業には低コストで表現の幅を広げる武器にもなります。企業規模で異なるリスクと、「AIモデルを使ってよい場面」の判断基準を考えます。AI目次AIモデルで広告製作が激変する理由リーヴァイス事例から学ぶAI活用の落とし穴大企業と中小企業で異なるAIモデル活用術信頼を損ねるAI広告モデルのNG表現ブランドの信頼を守るAIモデル活用術AI文字起こし(β版) # チャプター1 そのモデル、本当に人間ですか? ユゲトールのマーケティングの極意、本日は、AI広告モデルの使い方と注意点、というテーマでお送りします。 最近、ネット広告やECサイトを見ていて、この人、本当に実在する人間かなと思ったことはないでしょうか。 私も少し前に、東京駅で見た中小企業の企業広告のポスターで、女性のモデルさんがAIではないかなと思ったことがあるんですよね。 それで検索して調べたところ、これは実在の人だったんですけどね。 とはいえ、生成AIの進化によって、広告に使う画像や登場する人物も、AIで普通に作れるようになりました。 いわゆるAI広告モデルですよね。 完全に架空の人物を生成する方法もあれば、実在するモデル本人をもとに、デジタル上の分身、いわゆるデジタルツインを作る方法もあります。 ファストファッション大手のH&Mは、2025年、実在モデルのデジタルツインを使った広告表現を公開しました。 AIを人間の代わりにこっそり使うのではなく、モデル本人も製作に関わり、新しい表現手段として試したんですね。 また、ヨーロッパの大手ファッション通販、ザ・ランドでは、生成AIを広告製作に取り入れた結果、 従来、6週間から8週間かかっていた製作期間が、3、4日程度に短縮し、製作コストも約90%削減できたと報じられました。 企業家からすれば、これは助かりますよね。 モデルを探して、スケジュールを抑えて、スタジオを借りて、カメラマンやヘアメイクを手配してギャラを払う、そういう必要が一切無いわけですから。 服装や表情、背景も後から便利に変えられる。 つまり、AIモデルのメリットは、安い、早い、大量に作れる、修正もできる、の4つなわけですね。 さらに、マーケティングの視点で見ると、本当の効果は、コスト削減だけではありませんよね。 同じ商品でも、20代向けには若めのモデル、50代向けには落ち着いたモデル、日本向けと海外向けでは人物の雰囲気を変える、 これまではその度に撮影が必要だったターゲット別展開が、AIならモデルをさっさと変えることができるわけですよね。 つまり、AIモデルの本質は、撮影を安くする技術というより、ターゲットごとに広告表現を細かく変えられる技術だと、ポジティブに考える方がいいとも言えますね。 ところが一方で問題も起きています。有名なのがジーンズブランドのリーヴァイスですね。 2023年、同社はAIで様々な体型や年齢、肌の色のモデルを作り、商品の見え方を広げる実験を発表しました。 ところが、多様性を表現したいなら、実際に多様な人をモデルとして起用するべきじゃないかという批判が起きたんですね。 その後リーヴァイスは、AIモデルは人間のモデルを減らすためのものではなく、多様性への取り組みの代わりでもないと説明を修正しています。 こういうことは、AI広告を考える上で非常に微妙なところですよね。 ただし私は、こういう議論は企業の規模によってもかなり違うなと思っています。 例えば、世界的なファッションブランドが、これまで人間のモデルを大量に起用してきたのに、これからはAIで代替しますと言えばニュースになりますし、叩かれることもあるでしょう。 多くの人が見ていますし、ブランドには雇用も多様性も社会的責任も期待されているわけですよね。 ですから、AIを使うこと自体が、起用姿勢を示すメッセージとして受け取られるわけです。 一方で、地方の小さな会社やネットショップが、自社サイトのイメージ画像にAIモデルを使ったとしても、おそらくそれだけで大きな社会問題にはなりにくいですよね。 広告予算30万円の会社と、何十億も使うグローバル企業とでは、同じAIモデルを使っても、社会から向けられる視線が違うのだと思うんですよね。 私はこれ、AIモデルのスケール問題と考えています。 中小企業なら何をしても問題にはならないという話ではなくて、むしろ証券が狭く、経営者や社員の顔が見える会社ほど、うちは人を大切にしていますと言いながら、採用ページの社員が全部AIだったとわかると、顧客や応募者で不信感を抱かれるでしょう。 大企業は炎上という形で広く批判されやすいですし、中小企業は炎上しなくても、限られた目の前の人に、何だ作り物かと思われれば、商談や応募者を失うかもしれないというように、リスクの種類が違うということですね。 とはいえ、中小企業にとって、AIモデルはかなり使い道があります。例えば、新商品のチラシに人物を入れたい。でも、モデルを雇って撮影するほどの予算はない。採用サイトに、職場の雰囲気を伝えるイメージカットを入れたい。 ネットショップで、ターゲット年代に近い人物が商品を持っている画像を何パターンか試したい。これまでは、予算がないから、モデルを起用した写真は諦めるとなっていた会社でも、AIなら選択肢を持てますよね。 大企業にとって、AIモデルは、100のコストを30にする技術かもしれませんが、中小企業にとっては、ゼロだった広告表現を1にする技術だったりするわけですね。 ただし、AIで何でも解決できるわけではないですよね。実際の社員を紹介する採用広告などに、AI社員を出すとか、実際のお客様の声であるかのように、AI人物を出す。 アパレルなら、洋服を着た雰囲気やサイズ感が重要なのに、リアルとは違う見え方をするような人物を出してしまう。こうなると、単なるイメージ画像じゃなくて、誤解を招く表現になってしまいますよね。 逆に、背景的な人物とか、イメージカットとか、広告案の試作などでは使えばいいですよね。つまり、AIを使う時の判断基準を決めておくといいのではないかと思うわけですね。 例えば、この人物が本物であることに意味があるかどうか、というような。例えば、社長の顔とか、実際の社員の顔とか、お客様の声で写真を使わせていただく時とか、専門家に推薦してもらう時の写真、こうしたものは、本物であること自体が情報になりますし、意味がありますからね。 一方で、商品のシーンや雰囲気を伝えるためのモデルなら、必ずしも実在人物でなければならないとはないですよね。言わないですよね。ということで、AIモデルが普及すると、広告の世界は確実に変わります。 しかし重要なのは、AIで作れるから使うと簡単に考えることではなくて、会社やブランドへの信頼も考えて使わないといけない、ということでしょうか。 最後まで聞いていただき、ありがとうございます。ぜひチャンネルのフォロー、いいねをしていただきますと嬉しいです。 もっと見る #マーケティング #AIモデル #弓削徹 #マーケティングの極意 #広告制作 マーケティングの極意弓削徹@実践マーケ07:541.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
中国故事成語に学ぶビジネスの本質14 「絶纓の会」「唯才是挙」 9分・一昨日・ 25再生AI目次人材評価の落とし穴「原点法」の危険性絶英の会に学ぶ「寛容」な人材活用の極意曹操「唯才是挙」真の才能を見抜く視点欠点と才能を分ける新しい人材評価とは組織を成長させる「人を生かす」経営の鍵
同じ人でもニーズは変わる 8分・10月1日・ 31再生AI目次顧客の「今」を見極める重要性セグメント分類では見えない顧客像価格重視の人が品質を求める瞬間「なぜ買ったか」を聞く重要性顧客データに潜む「決めつけ」の罠
AI時代は中小企業のほうが有利 9分・9月30日・ 31再生AI目次AI導入、大企業の「正解」が変わるジレンマ中小企業はなぜ有利?低コストと迅速な意思決定AI活用成功の鍵は「試した回数」が握る「何に使える?」中小企業のAI導入障壁とその克服AI時代の競争力、規模より「機動力」の時代へ
POPを変えたら売れ出した! 9分・9月29日・ 28再生AI目次購買を左右する売り場の最終広告とは売上8.1%UP!POPの科学的効果顧客の心掴むPOP制作の5つの秘訣店舗に選ばれるPOP作成の重要性売上を伸ばすPOPのABテスト活用法
覚えておきたい行動経済学の効果15 10分・9月28日・ 36再生AI目次スキーマ理論:革新性が生む心理的抵抗クリスタルペプシが消えた意外な理由なぜ「二番手」が市場を制するのか?購買意欲を刺激するディドロ効果とはブランド拡張、成功と失敗の分かれ目
中国故事成語に学ぶビジネスの本質13 10分・9月25日・ 28再生AI目次「塞翁が馬」から学ぶ経営の真髄短期的な成功・失敗が意味するもの「一炊の夢」が示す成功の罠売上、シェア…成功と錯覚する指標経営の未来を拓く「3つの時間軸」
サンプリングの技術と効果 9分・9月24日・ 41再生AI目次なぜ企業は無料で商品を配るのかサンプリング成功の3つの心理効果効果を最大化する配布場所とタイミングオンライン連携で変わるサンプリング「価値」を配るサンプリングの本質とは
AI広告モデルの使い方と注意点 8分・9月23日・ 37再生AI目次AIモデルで広告製作が激変する理由リーヴァイス事例から学ぶAI活用の落とし穴大企業と中小企業で異なるAIモデル活用術信頼を損ねるAI広告モデルのNG表現ブランドの信頼を守るAIモデル活用術
ラジオメディアのリニューアル! 8分・9月22日・ 42再生AI目次目の次は耳?可処分時間の争奪戦ラジオ広告が購買データと連携?広告効果を購買まで測定する術ジャパネットたかた、ラジオの原点デジタル融合で変わる音声の未来
フレームワークを武器にする 〜PASの法則 9分・9月21日・ 44再生AI目次お客様に響かない商品説明の壁PASの法則: P・A・Sの基本とは?「煽り」ではないAgitationの本質LPや営業で活かすPASの応用術顧客の心を掴む「問題起点」の戦略