TOPビジネス経営・マネジメント数字も心も動かす『ハイブリッド組織論』「CTOが人事トップ」メルカリが示すAI時代の組織の形09:45 6月2日 17再生 問題を報告する 再生する シェアする 「CTOが人事トップ」メルカリが示すAI時代の組織の形AI目次メルカリの発表!CTOがCHROを兼務「AIネイティブ」宣言が生んだ驚異の成果AIの進化を阻む組織の意思決定プロセスなぜ技術トップが人事戦略を担うのか?AI時代の組織に求められる新たな変革AI文字起こし(β版) # チャプター 1 皆さんこんにちは、ドリーです。 本日は6月2日火曜日、本日も収録してまいります。 今日お話したいことは、メルカリのお話でございまして、 結構このHR界隈というかAI界隈なのかな、 Xとかね、SNSとかいろいろザワザワしているところがありますけれども、 昨日、メルカリが結構面白い発表をしたなと思っていまして、 どんな発表かというと、メルカリの人事トップ、CTOがですね、 CHROとそしてCAIOなので、技術責任者が人事トップとそしてAI責任者を3つ兼任をするという発表をされました。 技術トップが人事トップとAIトップを全部やるということですね。 普通一般的にはこれらって今までって完全に別の型? 特にCTOとこのCHROとかCHOって相まらないというかね、 絶対そこって交わらないだろうみたいな感覚ではあったんですけれども、 今回はここ一つにまとまっているんですね。 なんでここ一人にまとめたのかというところが、 今後のこのAI時代における組織においてすごくキーワードになってくるなと思っていまして、 今日はですね、そこを深掘っていくことと、今後の考察みたいなところもお話できたらなと思っております。 # チャプター 2 はい、では今日はメルカリのお話をいたします。 では、まずここの就任に至るまでの背景とかもお話しますと、 昨年7月にですね、メルカリはAIネイティブカンパニーというのを宣言されております。 これはAIをすべての基盤として組織とプロダクトを抜本的に変えますよっていうものが宣言されているのがAIネイティブカンパニーです。 これ組織も発足してまして、大体100名規模のAIタスクフォースというものを発足しております。 この7月にやった結果ですね、すごいことが起きまして、従業員のAI利用率が今現状100%に到達しております。 そしてエンジニア1人当たりの開発量というのが前年比で1.9倍。 すごいですよね。もう約2倍ぐらいに目に見えて効果が出ているというところですね。 ただ問題も出てきておりまして、AIでもちろん仕事とか生産数は速くなりました。 でも意思決定のプロセスとか組織構造が追いついていないという問題が今顕在化していたみたいです。 例えばですね、AIで1時間で提案書作れるんですよ。僕もね、本読みながら提案書とか作ったりするんですけど、 でもそれを承認したりとか企画通したりプロセスに3日間かかっているんですよ。 だからAIのこんなに素晴らしいスピードが組織構造が壊しているっていうね。 せっかくのアウトプットがスピード感を持って対応できないっていうことでした。 実際にメルカリがこう言ってまして、AIで開発や事業推進のスピードが上がっても、 意思決定プロセスや組織構造、リソース配分といった人と組織の運営基盤が変わらなければ、 AIのスピードを生かすことができないっていうね。 まさに今話したアウトプットが人間の意思決定プロセスに追いついていないっていうところです。 これがすごく重要な気づきだと思いまして、この問題っていうのはAIの問題じゃなくても完全に組織の問題ですね。 だからメルカリはAI戦略と人事戦略を一体化するっていうふうに今回決めました。 では、なんでCTOが人事トップなのかっていうところでございまして、いくつか要素があるんですけれども、 1個目は今までいろんな多くの企業とかで、AIの導入とか人の採用育成とかって別の部署が組織またいでやっていたんですけれども、 これIT部門がAIを入れて人事部が人を取るみたいな、それぞれで別に動くっていうところは今まで一般的ですね。 でも、メルカリはこれおかしくねっていうことを気づいておりまして、 実際にこの業務レベルにAIが全て100%浸透していると、 AIが普及していくと必要な人材も変わりますし、そして人が変わっていくとAIの使い方も変わるっていう、 この2つはもう不可逆というか切り離せないっていうね。 だからもう1人がやるっていうところに結果が至りました。 AI戦略と人事戦略を同じ人間の意思決定をしていく、同じ頭で考えていく。 別々に最適化するんじゃなくて、もうセットで設計しましょうっていうところですね。 これぐらいAIがもう完全に普及というか浸透していると、 この組織の運営自体がもうAI前提で決められるというか設計されるべきだとは思っていまして、 これはもう海外のメガカンパニーがレイオフをされたりとかっていうのはあると思いますけれども、 実際のメルカリでもこの意思決定プロセス、承認フローとかね、 こういったものが人間だけが動くっていう前提で、もともとは設計されているのが根本的な原因なんですよ。 でも、このAIが当たり前の時代にその前提自体が古いので、 もう本当1,2時間でできたアウトプットを1,2時間で人間が意思決定していくっていうような根本、 変えなきゃねっていうところが課題感あったみたいです。 加えてメルカリ社が言っていることが、HR部門がとにかくAIのお手本になるっていうことも掲げられていまして、 人事部門が一番AIを使い倒しますよって言ってます。 これで社内の手本になれますよっていうふうに話しています。 だからこそ、HR系とか人事が使っているからこそ、現場はもっとより一層AI化をしていくっていうような、 そういう副次的な効果っていうところの狙いもあるんじゃないかなっていう気はします。 ただこれらってリスクも伴うなと思ってまして、今までCTOの人がいきなりCHROを兼任するんですよ。 CAIOはなんとなくわかると思うんですけど、 HRとか組織とかっていうプロフェッショナルじゃない方がHRを組み替えるというか、テクノロジーの観点でやっていくっていう形なので、 もちろん抜本的な変化は変わるんですけど、リスクっていうのは付きものかなというふうな所感というのもあります。 ただこれらって今までの社会的な歴史、産業革命とかIT革命とか、 今まさにAI革命が起きていると思いますけれども、歴史はやっぱり繰り返すではないですけれども、 何か革命が起こす時っていうのは、人が結構ネックになるっていうところもあって、 こういうテクノロジーの進化を置くと、これは人がやるべきだよねとか、これが人が考えるべきだよねっていうところがどうしても壁になったりはするので、 リスクはあるけれども、やっぱり成功法というか、正解をメルカリ社はやられているんじゃないかなという感覚もあります。 これはあくまでも僕から見た考察みたいなところではありますけれども、 今後はこのテクノロジー、AIが中心となった組織構造になって、人員配置になるっていうのが圧倒的に変わってくると思います。 例えば、営業のモデルでいくと、マーケティングとISって今まで人的に行っていたものが、ここはAIに代替されていって、 リードが入ってくるっていうところで、そこに人がタッチするっていうことを、 おそらくここは人が中心になると変えきれられないっていうところはあると思うので、こういった形が最適解なんじゃないかなとは思っておりますが、 多分こういうSNSとかでもこの事例取り上げられていると思いますけれども、 メルカリがこれやってるんだったら、私たちもやらなきゃっていう、そういう波及効果はあるとは思います。 ただ、本質を見失っちゃうと、多分メルカリもリスクがあることなので、ここの意思決定に至るまでのプロセスってめちゃくちゃ悩まれたと思うんですよね。 メルカリがやってるからやろうっていうところは、いろんな企業の規模感はあるかもしれないですけど、少し思考は必要だとは思いますが、 今後おそらくこういう体制、AIが中心となった人事組織っていう形にはなると思いますので、 一気にゲームチェンジをしているというか、このスピードについていかなきゃいけないなっていう感覚ももちろんありますけれども、 いろいろこれから出てくるんだろうなという風に思ってますので、私も楽しんでいけたらなということを考えております。 ということで、ちなみにワールドカップ開催まで残り9日となりましたので、皆さん体調不良が増えているかと思いますので、 くれぐれもお気をつけいただいて、ワールドカップに足元の仕事にも臨んでいけたらなと思っております。 はい、ということで本日の放送は以上です。ありがとうございました。 もっと見る数字も心も動かす『ハイブリッド組織論』土井遼平01:331.チャプター 108:122.チャプター 2コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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