#14 キャラが濃すぎる19人の「争わない」新メンバー(後編)/多様性と表現力が紡ぐ草の根の対話術
13:01
30再生
【第14回 放送概要】キャラが濃すぎる19人の「争わない」新メンバー(後編)/多様性と表現力が紡ぐ草の根の対話術
🎧 はじめに:なぜ、今回の第14回を聞いてほしいのか?
「対話」や「平和構築」と聞くと、どこか難しそうで、国家の偉い人たちが会議室で難解な条約を結ぶ姿を想像していませんか?
ですが、本当の対話、そして日常の争いを解きほぐす知恵は、もっと根源的で、もっと多様で、血の通った「現場の草の根」にこそ眠っています。
前回(第13回)の放送では、我が上杉ゼミに新たに加わった19名の新ゼミ生のうち、「現場主義の猛者たち」9名をご紹介しました。
そして、お待たせいたしました!本日お届けする【第14回】(後編)では、残る10名の新ゼミ生が一挙に登場します。
今回の10名を一言で表現するなら、「多彩な表現力・文化・人権・草の根支援」で世界と向き合う熱き表現者たちです。
音楽(フルート、和太鼓、バイオリン、ウクレレ)で言葉の壁を乗り越える者
週5日のチアリーディングで鍛えたポジティブなエールをメディア空間に送る者
ハワイで育ち「そんな深く考えるなよ」という言葉に抵抗し続ける社会運動家
支援物資の「服」からファストファッションの功罪を問う平和学習者
米中や中韓の狭間で生きる「境界人(ブリッジマン)」として対話の橋を架ける者
私自身、長年大学で教鞭を執り、東ティモールやフィリピンなどの紛争地で現場を見てきましたが、彼らの志望理由書を読み、直接向き合ったとき、思わず自分の青年期を振り返って圧倒されてしまいました。彼らは単に勉強ができるだけではありません。自ら現場に足を運び、傷つき、悩み、それでも「目の前の人とどう心を通わせるか」を本気で考えているのです。
言葉が通じないとき、人はどう対話すればいいのか? 支援が相手の迷惑になってしまう悲劇を、どう防げばいいのか? 「正しさ」がぶつかり合う世界で、いかに「非ゼロサム(双方が満足する形)」の着地点を見出すのか?
彼らのバックグラウンドに隠された鮮烈なエピソードの中に、皆様の日常の人間関係や仕事の交渉ごとを劇的にラクにする「対話のヒント」が、ぎっしりと詰まっています。ぜひ、通勤・通学のお供や、家事をしながらの「ながら聴き」でお楽しみください!
📻 【放送の構成とタイムスケジュール】
放送タイトル:【第14回】キャラが濃すぎる19人の「争わない」新メンバー(後編)/多様性と表現力が紡ぐ草の根の対話術
想定放送時間:全体で約11〜12分
配信日時:月~金 朝7:00更新
チャプター1: 個性と表現力が爆発する10人!
【トーク概要】 おはようございます。早稲田大学で和平学と紛争解決学を教えております、上杉勇司です。Voicy『上杉勇司の「争わない」生き方~対立をほぐす対話術~』へようこそ!昨日に引き続き、我が上杉ゼミに加わった19名の新ゼミ生紹介・後編をお届けします。昨日は「現場主義の猛者たち」9名をご紹介しましたが、本日は「多彩な表現力・文化・人権・草の根支援」の分野で世界と向き合う熱い10名が登場します。
恒例の「今日の一句」はこちらです。
音楽(おと)と舞(まい) 言葉を越えて 手をつなぐ
多様な視点(してん)で 未来をひらく
争わず 心をほぐす 対話術
言葉だけに頼らない表現力と、多角的な視点がいかに平和に貢献するのか。さっそく、後編の10名のストーリーに入っていきましょう!
チャプター2:多彩な表現者と草の根の行動家たち/10名のバックグラウンドと爆笑小噺
改めまして、上杉勇司です。新メンバー後編の10名を順にご紹介していきます。個人情報に配慮し、お名前は伏せて彼ら・彼女らの持つバックグラウンドを中心にお伝えします。
【10人目】香港育ちのフルート奏者
背景:幼少期を香港で過ごし、アメリカ留学時にはウクライナ人のルームメイトとともに祖国の戦争のリアルを身近に感じてきた学生です。フルートの演奏家でもあり、来年にはヨーロッパ演奏ツアーも控えています。
対話術:政治や歴史の対立で鋭い言葉を浴びせられたとき、論破し返すのではなく「言葉を超えたフルートの音色」でその場の空気を和らげる。言葉の前に「感情の和音」を奏でるという、実に心強い非言語の対話術の持ち主です。
【11人目】マレーシア育ちの和太鼓奏者&教育系NPOで活躍
背景:マレーシア出身の帰国子女で、大学では和太鼓サークルでド迫力の演奏をしつつ、主権者教育を行う教育系NPOで全国の中高生に「政治や対話」について教える授業を行っています。フランス留学中、ガザに派遣された医療従事者の姉を心配して号泣するコロンビア人の友人を見て、強い当事者意識に目覚めました。
対話術:政治に興味がない中高生に正論をぶつけても絶対に響きません。和太鼓のリズムのように「相手の心拍数(疑問)」に合わせて言葉を打ち込む。共感から始める「共鳴の対話術」を実践しています。
【12人目】カナダ・グアム育ちのバイオリン・ウクレレ奏者
背景:カナダやグアム、フランスで育ち、幼少期からのバイオリンと独学のウクレレを弾きこなし、外資系コンサル会社で戦略広報のインターンをしている学生です。ウクレレの腕前はなんと日本一だそうです。
コラム:そういえば、以前のゼミ長にも日系グアム人がいました。グアムの日本人コミュニティの戦後の歩みも非常に興味深いテーマですね。
対話術:厳格なクラシック(バイオリン)と陽気な南国(ウクレレ)のギャップを持ち合わせ、「同じ事実でも伝え方ひとつで敵にも味方にもなる」という広報の知見から、相手の心にスッと入る柔軟なコミュニケーションを実践しています。
【13人目】週5練習のチアリーダー&英検1級独学
背景:海外経験なしから独学で英検1級を取得し、英国ウェールズ(カーディフ大学)留学で「メディアと政治的暴力」を学び、ヨーロッパ13カ国を旅したチアリーディング部の学生です。週5日の激しい練習をこなしています。
コラム:応援団は早稲田大学の生活に欠かせません。アメフト、ラグビー、野球の応援だけでなく、卒業式での活躍も名物ですね。
対話術:SNSやニュースなどで炎上や対立が起きやすい現代のメディア空間に対し、この学生が使うのは「チアのエール」です。相手を叩いて論破するのではなく、「どうすれば前向きな対話を引き出せるか」というポジティブなエネルギーを送る技術を持っています。
【14人目】ハワイ育ちの執筆家・社会運動家
背景:ハワイで移民の子として生まれ育ち、人権やクィア支援(性的マイノリティをはじめとする多様なアイデンティティの尊厳を守るサポート)、反差別運動に携わり、ポップカルチャーと社会の影響について執筆している活動家です。
コラム:「クィア(Queer)」は、もともと差別的な言葉でしたが、当事者運動の中で肯定的に捉え直され、既存の二元論に収まらない人々を包摂する言葉となりました。
対話術:周りから「そんなに深く考えるなよ」と言われたとき、「いや、深いに決まってるでしょ!」と優しく文献や映画を引用して深層へエスコートする。表面的な摩擦から逃げない対話の探求者です。
【15人目】NY日本人学校での平和学習&スイス留学の経験者
背景:ニューヨークの日本人学校で4年間みっちり平和学習を受け、スイスのチューリヒ大学に留学し、難民支援や服を届けるボランティアをしてきた学生です。
コラム:私も東日本大震災の後に被災者支援で石巻へ行き、全国から届いた服を届ける仕事をしました。新品や未着用の服が集まった日本と対照的に、アフリカのルワンダでは大量の古着流入が地場産業を壊すとして輸入禁止になり、東ティモールでは古着がマーケットで売られていました。ファストファッションと国際支援の功罪を考える重要な視点です。
対話術:一方的な「助けてあげる」という上から目線は対立を生みます。「お互いに利益と尊厳を生み出すパートナーシップ」として向き合う対話こそが、持続可能な平和をつくる鍵だと知っている学生です。
【16人目】中国出身・アメリカ居住経験
背景:中国出身で幼少期にアメリカで3年暮らし、日本のシンクタンク(国際フォーラム)で東アジアサミットなどのリサーチをしてきた学生です。
コラム:米中の狭間で暮らす人は、物理的にも観念的にも「境界人(ブリッジマン)」です。異なる社会の媒介者であり、私が強い関心を持つ存在です。
対話術:米中双方の視点を体験してきた、この学生は、「正解は一つではない」ことを知っています。「相手には世界がどう見えているのか」というメガネを掛け替える対話術で、大国間の摩擦を、ほぐそうとしています。
【17人目】イリノイ大学で人権を議論し尽くした強者
背景:アメリカのイリノイ大学で政治学と人権を専攻し、10人の少人数ゼミで毎週激しいディスカッションを重ねてきた学生です。
コラム:人権の概念は全人類共通の普遍的価値なのか、それとも欧米文化の文脈で生まれたものなのか。いまだに議論が続く大きなテーマです。
対話術:欧米の「ユニバーサルな人権」をそのままグローバルサウスに押し付けるのではなく、「現地の人々がどうそれを経験しているか」を丁寧に聴き取る。自分の当たり前を疑う「傾聴」の第一人者です。
【18人目】アルメニア高校&ペルー留学予定の多文化ハイブリッド
背景:中国と韓国のルーツを持ち、高校時代をアルメニアで過ごしてリアルな国境摩擦を体感し、来春からはペルーへ留学予定という超マルチカルチュラルな多文化人材です。
コラム:境界人・媒介者としての役割を期待される一方、アイデンティティの形成過程で「どこに行っても自分のホームグラウンドがない」と悩む人も多い。グローバル化の中で気安く「あなたは何人ですか?」と聞けない時代になっています。
対話術:言葉も文化もバラバラな環境で生き抜いてきたこの学生の持論は、「机上の議論で揉めたら、一緒に手を動かしてプロジェクト(ビジネス)をやれば仲良くなれる!」。実践が生むリアルな対話術です。
【19人目】マレーシア訪問&子供へのワクチン支援NPOインターン
背景:マレーシアでのスタディツアーを経て、途上国の子供にワクチンを届けるNPOでインターンをし、国際機関の介入と現場のニーズのギャップを研究している学生です。
対話術:「良かれと思ってやった支援が現場の迷惑になる」という悲劇を防ぐため、この学生が大事にしているのは、まず「相手に問いかける」こと。対話の基本である「問う技術」をマスターしています。
自己省察:ゼミ生たちを前にして
今回のゼミに応募してきた学生たちのバックグラウンドや特性を見ると、私自身と比較して、あまりに多様で、活動的で、国際色豊かで、思慮だけでなく行動力に溢れています。私は受験勉強と部活動の文武両道という二元論的な枠組みで青年期を過ごしてきましたが、彼らの多角的な視野と行動力を前に、ただただ感嘆するばかりです。
チャプター3:まとめ・活動紹介と次回予告
【トーク概要】 今日の放送はいかがでしたでしょうか?昨日に引き続き、上杉ゼミの新しい仲間19名の中から「多様性と表現力で草の根の対話をつむぐ10名」をご紹介しました。
この19名の若者たちが、机上の理論にとどまらず、現場に自ら踏み出し、現実の課題に挑んでいく姿。私自身、これから彼らとどんな議論ができるのかワクワクして仕方がありません。この番組でも時折、学生たちとのやりとりを紹介していきますね。
また、現場の空気感や、相手のニーズに寄り添う和平のプロセスについて深掘りしたい方は、概要欄のリンクにある拙著もぜひチェックしてみてください。
この番組は、毎週月曜日から金曜日、毎朝7時に更新しています。更新を見逃さないよう、ぜひチャンネルの「フォロー」と「いいね」をお願いします。
次回からは、リスナーの皆さんからいただいた「日常の人間関係のモヤモヤ」に対するQ&Aを中心にお届けしていきます!コメント欄へのご質問や感想もお待ちしております。
🎧 はじめに:なぜ、今回の第14回を聞いてほしいのか?
「対話」や「平和構築」と聞くと、どこか難しそうで、国家の偉い人たちが会議室で難解な条約を結ぶ姿を想像していませんか?
ですが、本当の対話、そして日常の争いを解きほぐす知恵は、もっと根源的で、もっと多様で、血の通った「現場の草の根」にこそ眠っています。
前回(第13回)の放送では、我が上杉ゼミに新たに加わった19名の新ゼミ生のうち、「現場主義の猛者たち」9名をご紹介しました。
そして、お待たせいたしました!本日お届けする【第14回】(後編)では、残る10名の新ゼミ生が一挙に登場します。
今回の10名を一言で表現するなら、「多彩な表現力・文化・人権・草の根支援」で世界と向き合う熱き表現者たちです。
音楽(フルート、和太鼓、バイオリン、ウクレレ)で言葉の壁を乗り越える者
週5日のチアリーディングで鍛えたポジティブなエールをメディア空間に送る者
ハワイで育ち「そんな深く考えるなよ」という言葉に抵抗し続ける社会運動家
支援物資の「服」からファストファッションの功罪を問う平和学習者
米中や中韓の狭間で生きる「境界人(ブリッジマン)」として対話の橋を架ける者
私自身、長年大学で教鞭を執り、東ティモールやフィリピンなどの紛争地で現場を見てきましたが、彼らの志望理由書を読み、直接向き合ったとき、思わず自分の青年期を振り返って圧倒されてしまいました。彼らは単に勉強ができるだけではありません。自ら現場に足を運び、傷つき、悩み、それでも「目の前の人とどう心を通わせるか」を本気で考えているのです。
言葉が通じないとき、人はどう対話すればいいのか? 支援が相手の迷惑になってしまう悲劇を、どう防げばいいのか? 「正しさ」がぶつかり合う世界で、いかに「非ゼロサム(双方が満足する形)」の着地点を見出すのか?
彼らのバックグラウンドに隠された鮮烈なエピソードの中に、皆様の日常の人間関係や仕事の交渉ごとを劇的にラクにする「対話のヒント」が、ぎっしりと詰まっています。ぜひ、通勤・通学のお供や、家事をしながらの「ながら聴き」でお楽しみください!
📻 【放送の構成とタイムスケジュール】
放送タイトル:【第14回】キャラが濃すぎる19人の「争わない」新メンバー(後編)/多様性と表現力が紡ぐ草の根の対話術
想定放送時間:全体で約11〜12分
配信日時:月~金 朝7:00更新
チャプター1: 個性と表現力が爆発する10人!
【トーク概要】 おはようございます。早稲田大学で和平学と紛争解決学を教えております、上杉勇司です。Voicy『上杉勇司の「争わない」生き方~対立をほぐす対話術~』へようこそ!昨日に引き続き、我が上杉ゼミに加わった19名の新ゼミ生紹介・後編をお届けします。昨日は「現場主義の猛者たち」9名をご紹介しましたが、本日は「多彩な表現力・文化・人権・草の根支援」の分野で世界と向き合う熱い10名が登場します。
恒例の「今日の一句」はこちらです。
音楽(おと)と舞(まい) 言葉を越えて 手をつなぐ
多様な視点(してん)で 未来をひらく
争わず 心をほぐす 対話術
言葉だけに頼らない表現力と、多角的な視点がいかに平和に貢献するのか。さっそく、後編の10名のストーリーに入っていきましょう!
チャプター2:多彩な表現者と草の根の行動家たち/10名のバックグラウンドと爆笑小噺
改めまして、上杉勇司です。新メンバー後編の10名を順にご紹介していきます。個人情報に配慮し、お名前は伏せて彼ら・彼女らの持つバックグラウンドを中心にお伝えします。
【10人目】香港育ちのフルート奏者
背景:幼少期を香港で過ごし、アメリカ留学時にはウクライナ人のルームメイトとともに祖国の戦争のリアルを身近に感じてきた学生です。フルートの演奏家でもあり、来年にはヨーロッパ演奏ツアーも控えています。
対話術:政治や歴史の対立で鋭い言葉を浴びせられたとき、論破し返すのではなく「言葉を超えたフルートの音色」でその場の空気を和らげる。言葉の前に「感情の和音」を奏でるという、実に心強い非言語の対話術の持ち主です。
【11人目】マレーシア育ちの和太鼓奏者&教育系NPOで活躍
背景:マレーシア出身の帰国子女で、大学では和太鼓サークルでド迫力の演奏をしつつ、主権者教育を行う教育系NPOで全国の中高生に「政治や対話」について教える授業を行っています。フランス留学中、ガザに派遣された医療従事者の姉を心配して号泣するコロンビア人の友人を見て、強い当事者意識に目覚めました。
対話術:政治に興味がない中高生に正論をぶつけても絶対に響きません。和太鼓のリズムのように「相手の心拍数(疑問)」に合わせて言葉を打ち込む。共感から始める「共鳴の対話術」を実践しています。
【12人目】カナダ・グアム育ちのバイオリン・ウクレレ奏者
背景:カナダやグアム、フランスで育ち、幼少期からのバイオリンと独学のウクレレを弾きこなし、外資系コンサル会社で戦略広報のインターンをしている学生です。ウクレレの腕前はなんと日本一だそうです。
コラム:そういえば、以前のゼミ長にも日系グアム人がいました。グアムの日本人コミュニティの戦後の歩みも非常に興味深いテーマですね。
対話術:厳格なクラシック(バイオリン)と陽気な南国(ウクレレ)のギャップを持ち合わせ、「同じ事実でも伝え方ひとつで敵にも味方にもなる」という広報の知見から、相手の心にスッと入る柔軟なコミュニケーションを実践しています。
【13人目】週5練習のチアリーダー&英検1級独学
背景:海外経験なしから独学で英検1級を取得し、英国ウェールズ(カーディフ大学)留学で「メディアと政治的暴力」を学び、ヨーロッパ13カ国を旅したチアリーディング部の学生です。週5日の激しい練習をこなしています。
コラム:応援団は早稲田大学の生活に欠かせません。アメフト、ラグビー、野球の応援だけでなく、卒業式での活躍も名物ですね。
対話術:SNSやニュースなどで炎上や対立が起きやすい現代のメディア空間に対し、この学生が使うのは「チアのエール」です。相手を叩いて論破するのではなく、「どうすれば前向きな対話を引き出せるか」というポジティブなエネルギーを送る技術を持っています。
【14人目】ハワイ育ちの執筆家・社会運動家
背景:ハワイで移民の子として生まれ育ち、人権やクィア支援(性的マイノリティをはじめとする多様なアイデンティティの尊厳を守るサポート)、反差別運動に携わり、ポップカルチャーと社会の影響について執筆している活動家です。
コラム:「クィア(Queer)」は、もともと差別的な言葉でしたが、当事者運動の中で肯定的に捉え直され、既存の二元論に収まらない人々を包摂する言葉となりました。
対話術:周りから「そんなに深く考えるなよ」と言われたとき、「いや、深いに決まってるでしょ!」と優しく文献や映画を引用して深層へエスコートする。表面的な摩擦から逃げない対話の探求者です。
【15人目】NY日本人学校での平和学習&スイス留学の経験者
背景:ニューヨークの日本人学校で4年間みっちり平和学習を受け、スイスのチューリヒ大学に留学し、難民支援や服を届けるボランティアをしてきた学生です。
コラム:私も東日本大震災の後に被災者支援で石巻へ行き、全国から届いた服を届ける仕事をしました。新品や未着用の服が集まった日本と対照的に、アフリカのルワンダでは大量の古着流入が地場産業を壊すとして輸入禁止になり、東ティモールでは古着がマーケットで売られていました。ファストファッションと国際支援の功罪を考える重要な視点です。
対話術:一方的な「助けてあげる」という上から目線は対立を生みます。「お互いに利益と尊厳を生み出すパートナーシップ」として向き合う対話こそが、持続可能な平和をつくる鍵だと知っている学生です。
【16人目】中国出身・アメリカ居住経験
背景:中国出身で幼少期にアメリカで3年暮らし、日本のシンクタンク(国際フォーラム)で東アジアサミットなどのリサーチをしてきた学生です。
コラム:米中の狭間で暮らす人は、物理的にも観念的にも「境界人(ブリッジマン)」です。異なる社会の媒介者であり、私が強い関心を持つ存在です。
対話術:米中双方の視点を体験してきた、この学生は、「正解は一つではない」ことを知っています。「相手には世界がどう見えているのか」というメガネを掛け替える対話術で、大国間の摩擦を、ほぐそうとしています。
【17人目】イリノイ大学で人権を議論し尽くした強者
背景:アメリカのイリノイ大学で政治学と人権を専攻し、10人の少人数ゼミで毎週激しいディスカッションを重ねてきた学生です。
コラム:人権の概念は全人類共通の普遍的価値なのか、それとも欧米文化の文脈で生まれたものなのか。いまだに議論が続く大きなテーマです。
対話術:欧米の「ユニバーサルな人権」をそのままグローバルサウスに押し付けるのではなく、「現地の人々がどうそれを経験しているか」を丁寧に聴き取る。自分の当たり前を疑う「傾聴」の第一人者です。
【18人目】アルメニア高校&ペルー留学予定の多文化ハイブリッド
背景:中国と韓国のルーツを持ち、高校時代をアルメニアで過ごしてリアルな国境摩擦を体感し、来春からはペルーへ留学予定という超マルチカルチュラルな多文化人材です。
コラム:境界人・媒介者としての役割を期待される一方、アイデンティティの形成過程で「どこに行っても自分のホームグラウンドがない」と悩む人も多い。グローバル化の中で気安く「あなたは何人ですか?」と聞けない時代になっています。
対話術:言葉も文化もバラバラな環境で生き抜いてきたこの学生の持論は、「机上の議論で揉めたら、一緒に手を動かしてプロジェクト(ビジネス)をやれば仲良くなれる!」。実践が生むリアルな対話術です。
【19人目】マレーシア訪問&子供へのワクチン支援NPOインターン
背景:マレーシアでのスタディツアーを経て、途上国の子供にワクチンを届けるNPOでインターンをし、国際機関の介入と現場のニーズのギャップを研究している学生です。
対話術:「良かれと思ってやった支援が現場の迷惑になる」という悲劇を防ぐため、この学生が大事にしているのは、まず「相手に問いかける」こと。対話の基本である「問う技術」をマスターしています。
自己省察:ゼミ生たちを前にして
今回のゼミに応募してきた学生たちのバックグラウンドや特性を見ると、私自身と比較して、あまりに多様で、活動的で、国際色豊かで、思慮だけでなく行動力に溢れています。私は受験勉強と部活動の文武両道という二元論的な枠組みで青年期を過ごしてきましたが、彼らの多角的な視野と行動力を前に、ただただ感嘆するばかりです。
チャプター3:まとめ・活動紹介と次回予告
【トーク概要】 今日の放送はいかがでしたでしょうか?昨日に引き続き、上杉ゼミの新しい仲間19名の中から「多様性と表現力で草の根の対話をつむぐ10名」をご紹介しました。
この19名の若者たちが、机上の理論にとどまらず、現場に自ら踏み出し、現実の課題に挑んでいく姿。私自身、これから彼らとどんな議論ができるのかワクワクして仕方がありません。この番組でも時折、学生たちとのやりとりを紹介していきますね。
また、現場の空気感や、相手のニーズに寄り添う和平のプロセスについて深掘りしたい方は、概要欄のリンクにある拙著もぜひチェックしてみてください。
この番組は、毎週月曜日から金曜日、毎朝7時に更新しています。更新を見逃さないよう、ぜひチャンネルの「フォロー」と「いいね」をお願いします。
次回からは、リスナーの皆さんからいただいた「日常の人間関係のモヤモヤ」に対するQ&Aを中心にお届けしていきます!コメント欄へのご質問や感想もお待ちしております。
上杉勇司の「争わない」生き方〜対立をほぐす対話術〜
プレミアム放送配信中!
- 01:021.
個性と表現力が爆発する10人!
- 09:572.
多彩な表現者と草の根の行動家たち/10名のバックグラウンド
- 02:033.
まとめ・活動紹介と次回予告
コメント

感想・質問・応援メッセージを書こう