TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#112 史上最悪・千日デパート火災、死なないための法律とは10:07 2021年5月13日 1,877再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次千日デパート火災:史上最悪の惨事築40年の闇:既存不適格の課題連携不足が招いた最上階の悲劇火災の連鎖:致命的な煙と逃げ場「死なないため」の意識と安全基準AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高木智弥がお送りする 死なない防災 備えるラジオ、5月13日木曜日。 本日も備えて参りましょう。 # 1972年5月13日、日本史上最悪のビル火災、千日デパート火災 本日のテーマはビル火災のお話でございます。 本日5月13日は日本で最悪のビル火災と呼ばれる 千日レパート火災が発生した日でございます。 今から49年前の本日、来年で50年目を迎えますけれども、 1972年5月13日の夜22時半ごろ、 大阪南の繁華街にあった千日レパートで大規模な火災が発生しました。 この火災では最終的に死者118名、負傷者81名を出す第三次となりまして、 2021年現在も戦後最悪のビル火災として記録されております。 まずは改めまして、帰省となられた方々のご冥福をお祈りいたします。 この千日レパートはもともと1932年戦前でございます。 戦前に建てられた大阪歌舞伎座の建物を改修されて作られた施設でございました。 1958年に改築されて作られた新装改木をした複合商業施設でございまして、 火災が発生した1972年の時点で地区40年目となるかなり古い建物でございました。 日本の建物というものは繰り返し改正が続いております建築基準法あるいは消防法などの 法律によって建物に対する火災対策が様々に義務付けられておりますけれども、 法律の改正以前から存在している建物については既存不適格という状態とされまして、 法律違反の最新の法律には反する状態とあっても、前からあった建物については良しとしましょうと、 法律の訴求適用はしないと、そういったことが日本の行政の方針でございました。 そのため千日デパートビルにつきましても建築から40年が経過しているということで既存不適格状態となって、 本来であれば設置が義務付けられている様々な消防設備がない状態でございました。 これが火災を大きくした原因の一つとなっていました。 またこの千日デパートはデパートという名前がついていたんですけれども、単体での百貨店ではなくて、 携帯としては現在のショッピングセンターに近い施設でございました。 複数のテナントがいわば商店街的に一つの建物の中に入居すると、そういう形式になっておりまして、 これがまたもう一つの問題だったんですけれども、 例えば火災が発生した時にビルの持ち主、ビル管理者とそれぞれ入店しているテナントが一体どのように連携するのか、 どう連絡を取り合って消火活動をする、避難誘導を行う、 そういう点についてはあまり深く計画がされていなかったんですね。 この千日デパート火災で発生してしまった118名にも及ぶ死亡者の方は、 実は全員がビルの最上階である7階に入居していたキャバへの従業員とお客さんたちであって、 この災害発生時の連携の悪さというものも被害を拡大した要因の一つとなっておりました。 # 既存不適格の問題、法律違反でないから守らなくてよいではない 実際に火災が出火したのは、昭和47年5月13日深夜22時半ごろのことでした。 この時ちょうど建物の中では電気の配線工事が大規模に行われておりまして、その現場、3階の現場から出火いたしました。 この出火から13分後に、これは千日デパート側、管理側から119番の通報がなされまして、 そしてその3分後には消防の先着隊が到着して、そして賑やかな繁華街にあったということもあって、 続々と近隣の消防車両が到着いたしまして、かなり素早い消火活動が展開されました。 しかしですね、商品ですとか内装、建物の内装に非常に可燃物が多かったこと、 そして先ほど申し上げた既存不適格でございますね、スプリンクラーですとか、 炎症を防ぐための各種の消防設備が存在しなかったことから、 また第一現場となりました、このビルの配線工事をしていた現場での初期消火にも、 消火器などを使った初期消火などにも失敗をしてしまったということで、 炎は瞬く間に燃え広がってしまいまして、出火から17分後あたりには、 部屋全体が一気に燃え出すフラッシュオーバー現象、これが発生して炎が一気に広がりました。 そしてこの炎、煙ですね、煙はエレベーター、階段、そして空調のダクトを使って、 すごい素早い勢いで上層階に広がっていくんですけれども、 7階最上階に入店していたキャバレーには、一切火災の連絡が入らなかったんですね。 気づいた時には、もう煙に巻かれて避難誘導もままならない状態となりまして、 店内はパニック状態に陥り、そして一酸化炭素中毒、窒息ですね、 あるいは火災や煙から逃げるための飛び降り、7階の窓から飛び降りると、 そういった転落などを死因といたしまして、 このキャバレーの中にいた118名の方が命を落とす、そういった結果となりました。 この先日デパート火災の被害を多くした原因、さまざま複合災害、複合の原因が絡み合っているんですけれども、 建物が立った当時の法律に適合していれば、後の法律改正では危険とみなされても、 それを修正する義務がない既存不適格という方針、これがやはり大きな要素となっているわけでございます。 この既存不適格と呼ばれる建物は、これは現在も多く存在しておりますし、 また私たちが家庭で行う地震対策、最も重要なのは、 まず地震で建物を潰さない、家を潰さないということでございますが、震度6強の直撃を受けると、 即座に倒壊する可能性が高い古い球体芯基準の家ですね。 これも球体芯基準の家というのは、いわば既存不適格という状態になっているわけでございます。 今の基準であれば、その設計では建てることができない。 でも今から40年前に建った建物、今から法律が改正されたから建物を回収しなければならない、 そういう義務はないわけなんですね。 ただこの防災や命に関わる法律というものは、守っていれば良い。 罰則を受けなければそれで良い。既存不適格だからしょうがない。 それでしょうがないんですけれども、それで良いというものではないんです。 命を守る基準というものは、法律違反になるから守るのではなくて、 死なないために守るべき基準、そういった意識が重要になります。 体芯基準、ギリギリの家を買う、ギリギリの家というのは、 要は今の基準を守られている家ということになります。 ただ現状最新の基準では、体芯等級というものも定められております。 体芯等級1というものは、要するに体芯基準ギリギリということになって、 一方で体芯等級3というような家を買うこともできる、 そういった家に住むこともできます。 実際2016年の熊本地震では、最新の建築基準法に満たしている家の中にも 倒壊してしまった建物というのは存在しています。 ところが体芯等級3、一番頑丈に作られている家に関しては、 倒壊した建物はゼロ件でございました。 法律に守られて、法律の範囲でギリギリの家を買うのではなくて、 やはり命を守るためにできるだけ安全対策のところには、 お金を入れていただくということを考えていただきたいと思いますし、 また現状、住む場所については、 ハザードマップで浸水が想定されている場所に住んではいけないという法律はありません。 だからといって、いいかということで土地安いからということで、 そういう場所の家を買う、これはあくまでも自分の判断であって、 それ自身が咎められることではありませんが、 やはり命を守る法律というのは一体何なのかと、 今一度考えていただきたい項目でございます。 ということで、本日は千日デパート火災のお話をいたしました。 ちなみに建物火災ですね、皆様がどこかお出かけの時に火災が発生した、 その時に命を守るための最善の行動は、 とにかく1秒でも早く逃げ出して、外に避難をすることでございます。 建物の中で非常ベルの音を聞いた、なんだか煙っぽい匂いを感じた、 そうした異変を察知した時には、周りが行動を始めてから自分も動き出そうと、 避難の誘導が始まってから行動を始めようということを考えるのではなくて、 ぜひ死なないために第一行動者となるように、 日頃からイメージをするということを行っていただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #火災対策 #千日デパート火災 #既存不適格 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/5/13/03:362.1972年5月13日、日本史上最悪のビル火災、千日デパート火災06:193.既存不適格の問題、法律違反でないから守らなくてよいではないコメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月14日🦀🦀🦀2週目返信 mochi2025年5月26日🦀🦀🦀返信 ちゃとらねこ2021年5月13日高荷先生おはようございます° ✧ (*´ `*) ✧デパート(ショッピングセンター)での、深夜の火災なのに亡くなった方多くない!?と思って拝聴してましたがキャバレーがあったのですね。まだまだ既存不適格建物が多いというのは怖いですね。デパートとかですと昔からあるようなとこも多いので家や会社以外の普段行かないとこで災害にあったらと思うと…。既存不適格は耐震基準補強や設置は義務化してほしいですね。法律違反になるから守るのではなく命を守るために守るというのはその通りだと思いました!!2返信 高荷智也2021年5月14日おはようございます(・∀・)/そうなのです…、2001年の新宿歌舞伎町雑居ビル火災も、犠牲者の多くは夜のお店のお客様で、まぁそういうことなのですよね…。今自分がいる建物が既存不適格かどうか、外からは判断しづらいですので、率先避難などで身を守るしか無いかなと思います。1
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デパート(ショッピングセンター)での、深夜の火災なのに亡くなった方多くない!?と思って拝聴してましたがキャバレーがあったのですね。
まだまだ既存不適格建物が多いというのは怖いですね。デパートとかですと昔からあるようなとこも多いので家や会社以外の普段行かないとこで災害にあったらと思うと…。
既存不適格は耐震基準補強や設置は義務化してほしいですね。
法律違反になるから守るのではなく命を守るために守るというのはその通りだと思いました!!
そうなのです…、2001年の新宿歌舞伎町雑居ビル火災も、犠牲者の多くは夜のお店のお客様で、まぁそういうことなのですよね…。
今自分がいる建物が既存不適格かどうか、外からは判断しづらいですので、率先避難などで身を守るしか無いかなと思います。