TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#144 強震・火災・水害の複合災害、震度7を生んだ福井地震10:23 2021年6月28日 1,740再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次震度7誕生の契機、福井地震M7.1、震源0km級の破壊力大火災と阪神淡路大震災の教訓地震直後に水害!複合災害の実態首都直下地震、火災避難の備えは?AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 「そなえ!防災アドバイザーたかにともや」がお送りする 「しなない防災!そなえる!ラジオ」 6月28日、週の始めの月曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1948年6月28日、福井地震 本日のテーマは大地震でございます。 本日6月28日は福井地震が発生した日です。 今からちょうど70年前の本日、1948年昭和23年の6月28日、 夕方の16時13分、福井県で最大震度6、マグニチュード7.1の大地震が発生しました。 福井地震の発生でございます。 ちなみに余談ですけれども、終戦間もない1948年の当時は、 GHQの指示で日本にサマータイムが導入されていたんですね。 そのため福井地震が発生した夕方16時13分は、 当時の時間、当時の時計では17時13分と1時間進んだ時間で起きたということになっております。 さてこの福井地震なんですが、福井地震が発生しましたのは福井市の北側約10キロあたりの場所、 現在でいうと福井県堺市付近、福井平野のど真ん中での大地震でございました。 マグニチュードそのものも7.1とかなり大きな地震だったんですけれども、 とりわけ震源の深さが約0キロとほとんど地上の付近で発生したため、 極めて強い揺れが周辺に襲いかかって甚大な被害を生じさせたということになっています。 震源が浅いということは、これは狭い範囲に強烈な揺れが襲うということになりますので、 現在の行政区分、市町村の区分けで言えば、福井市、永平寺町、堺市、阿波羅市、 このあたりが特に大きな被害を受けまして、この地震の直撃を受けた地域はほとんど壊滅状態となりまして、 全体でも3769名の死亡者が発生しております。 これは戦後の地震災害でいうと、2011年の東日本大震災、 そして1995年の阪神淡路大震災に次ぐ3番目の被害の規模ということになります。 福井地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 福井地震で特に大きな被害をもたらした要因というのは、大きく分けると3つございます。 強い揺れ、地震火災、そして水害です。 まず揺れにつきましては、これは冒頭の通りですね。 マグニチュード7.1という大きな地震が、ほぼ地上の付近、震源の深さ0キロという地点で発生したために、 南北15キロほどの狭い地域が、極めて強い揺れに襲われました。 1948年、太平洋戦争の終戦直後ということで、まだまだ当時は戦後復興のただ中にある時代ということでしたが、 空襲でほぼ全焼してしまった福井市街地などは、とりわけまだ簡易な住宅再建が始まったばかりというところで、 そこを大きな地震が襲ったということで、地域、地区によっては建物の全壊率がほぼ100%を見渡す限り、 全ての家が潰れてしまったと、そうしたエリアも生じたということでございます。 当時、福井市には15500棟の住宅があったということなんですが、 そのうちの80%にあたる1万2000棟以上が全壊するというような、数字上でもとんでもない状況になったということです。 この福井地震で観測された揺れの強さ、最大震度は6なんですけれども、 これだけの被害が生じる地震であれば、震度7が出てもおかしくないなと思いたくなるんですが、 これは理由がございまして、理由と言っても単純ですね、当時の震度階級には7がなかったんですね。 単純に震度6までの数字しかなかったので、福井地震の最大震度は6ということになっています。 そのため、この地震の被害は震度6ではとても表せないということで、 この福井地震の被害を受けて法律が改正されまして、翌年1949年に震度階級に7が追加されました。 震度7が生まれたのは、この福井地震がきっかけだったということになるんです。 ちなみに福井地震の後、この新設された震度7の揺れ、一体いつ観測したのかといえば、 それが1995年の阪神淡路大震災だったということになります。 震度7という数字がどれほど強烈な被害をもたらすものであるのかと、 そういった象徴的な数字ということになります。 ちなみに福井地震の3年後、1950年には建築基準法で耐震基準というものが初めて制定されたということになるんですが、 この建築基準法の耐震基準に対しても、福井地震による建物被害の教訓が活かされているということでございます。 # 地震火災からの避難計画はできていますか? 福井地震の被害を大きくしたもう一つの要因は、地震火災でございます。 阪神淡路大震災や関東大震災などの地震でも、火災による大きな被害が発生しておりますが、 福井地震においてもやはり大きな大規模な火災が発生いたしました。 福井地震の発生とほぼ同時のタイミングで、福井市内だけでも24箇所からほぼ同時に出火をいたしまして、 倒壊した建物を含めて2400個余りが火災で消失したということです。 さてこの状況、地震による強い揺れで多くの建物が倒壊する、そして大規模な火災が被害を拡大させるという状況は、 福井地震の47年後、阪神淡路大震災でも同じ状況が再現されてしまいました。 ある意味では福井地震による貴重な教訓が後世に生かされておらずに忘れられた震災となってしまったということになります。 震災で生じた被害、これを後世に伝えてその後の被害を軽減していかなければいけない、 こういったことは大きな反省点の一つではないかと言えるわけでございます。 そして福井地震で被害が拡大した最後の要因、それは水害でございます。 福井地震は地上の浅い場所で発生しましたので、津波は幸いなことに発生しませんでした。 しかし地震の強い揺れによって建物、あるいは道路や鉄道だけではなくて、福井市内を流れる川ですね、大きな川流れております。 屑流川や厚輪川、こういった河川の堤防が場所によっては1メートルから5メートルも沈下をして、 各地で亀裂が生じたり場所によっては堤防が崩壊すると、そういった影響が発生しました。 そしてその直後に水害が起こったということではなくて、問題なのは1ヶ月後なんです。 地震発生から約1ヶ月後、7月23日から25日にかけまして、福井地方集中豪雨が襲いました。 そして仮復旧中の堤防などが欠壊してしまいまして、福井平野の広い範囲が水没、福井市街地も冠水。 当時福井市の面積の6割が浸水して、倉庫数の4割が離催したということでございます。 この福井地震によって福井市の住宅の8割が塌破、そして1ヶ月後の大雨で4割が浸水の被害を受ける。 地震と大雨によるまさに複合災害となったのが福井地震の大きな特徴となりました。 ということで本日は福井地震のお話でございました。 この福井地震による被害、阪神淡路大震災などに強く生かすことができなかったというのは、 反省点の一つということにはなるんですが、その反省は過去の話で終わらせてはいけません。 近い将来の発生が想定されている、何なら今この瞬間ですね、今皆様の手元にあるスマートフォンなどから緊急地震速報が鳴ってもおかしくございません。 首都直下地震などでもやはり建物倒壊や大規模な地震火災による甚大な被害が想定されています。 この多くの建物が倒壊する、そして同時多発的な火災が発生して大きな被害が生じる。 これは福井地震、阪神淡路大震災などで実際に起きてきた事実でございます。 これが想定外の災害ではなくて、今想定されている被害、これが建物倒壊と地震火災のセットで生じる被害ということになります。 今皆様がお住まいの自宅、建物が新しければ、地震の揺れで自宅が倒壊する可能性は低くなります。 しかし家の周りに古い木造住宅などが多く存在すると、そういった場所に住んでいる場合には、 大地震直後に地震火災が発生、避難がままならなくなって火災にのまれて命を落とす、 そういった可能性はこれは脅かすための想定外の話ではなくて、実際に起きる可能性の高い被害の想定ということになります。 今本当にそこに住み続けて良いのか、とはいえ誰もが引っ越しができるわけではありません。 そこに住んでいくのだという場合には、では地震の揺れが収まった後、 地震火災からの避難計画、どこに逃げるのか、どんなものを持って逃げるのか、 そういった計画は万全なのか、ぜひお考えいただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #大地震 #地震火災 #福井地震 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/6/28/05:152.1948年6月28日、福井地震04:543.地震火災からの避難計画はできていますか?コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月17日🦀🦀🦀2週目返信 ちゃとらねこ2021年6月28日高荷先生おはようございます(*´∀`*)福井地震…全然きいたことがないです。東日本、阪神淡路 飛んで関東大震災になってしまう。地震大国、そして台風大国日本。同時に起きてないからと安心するのではなく想像力を働かせることが大切ですね( ˙꒳˙ )キリッとはいえ火災(旋風)だけは対応が難しい…( ;꒳; )3返信 高荷智也2021年6月29日おはようございます(・∀・)/終戦前後は福井地震や「前回の」南海トラフ地震なども生じた、大地震被害の多い時期でしたが、戦後のゴタゴタや重要な情報の多さから影に隠れがちですね。ただ、実際に発生し、そして記録が残っている以上は、想定内としての準備が必須だろうと思います。地震火災は本当にできることが少ないため、発生後の対応は難しいですね・・1 ポルカドット2021年6月28日福井県民です。ちょうど震源地から15kmほどのところに住んでおります。当時被災した祖母から当時の話をよく聞かされました。家は完全に倒壊、田んぼからは地下水が吹き上がったそうです。農家で農作業中だったため、火災や倒壊があったものの、家族はみな無事でした。家を再建するにも木材がなく大工さんも足りず大変だったようです。少し前に同じ震源地で地震があり、しばらく緊張が続きました。忘れた頃にやってくる…本当ですね!3返信 高荷智也2021年6月29日福井でございますか!当時のご家族がご無事で何よりです!(万が一にも亡くなられていたら、ポルカドットさんを取り巻く歴史が変わってしまいますので…)建物だけでなく農地や道路なども大きな被害を受けたと聞きますが、まさにというところでございますね。こうした教訓を生かす学びが重要だなと思います。2
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おはようございます(*´∀`*)
福井地震…全然きいたことがないです。
東日本、阪神淡路 飛んで関東大震災になってしまう。
地震大国、そして台風大国日本。
同時に起きてないからと安心するのではなく想像力を働かせることが大切ですね( ˙꒳˙ )キリッ
とはいえ火災(旋風)だけは対応が難しい…( ;꒳; )
終戦前後は福井地震や「前回の」南海トラフ地震なども生じた、大地震被害の多い時期でしたが、戦後のゴタゴタや重要な情報の多さから影に隠れがちですね。ただ、実際に発生し、そして記録が残っている以上は、想定内としての準備が必須だろうと思います。地震火災は本当にできることが少ないため、発生後の対応は難しいですね・・
当時被災した祖母から当時の話をよく聞かされました。家は完全に倒壊、田んぼからは地下水が吹き上がったそうです。農家で農作業中だったため、火災や倒壊があったものの、家族はみな無事でした。
家を再建するにも木材がなく大工さんも足りず大変だったようです。
少し前に同じ震源地で地震があり、しばらく緊張が続きました。忘れた頃にやってくる…本当ですね!
建物だけでなく農地や道路なども大きな被害を受けたと聞きますが、まさにというところでございますね。こうした教訓を生かす学びが重要だなと思います。