2026年9月
新プロジェクトXが描かない上勝の挑戦と現在地【2/2】出荷量は10年で6割、20年で3割に減る見通し(2026/9/29 #2367)
34:31
昨日に続き、上勝町の葉っぱビジネス「彩り」を取り上げているのですが、NHKの新プロジェクトXが描いた後継者発見の万歳ムードには、正直かなり違和感を持ちました。ただ、実際の現場はそんなに甘くないのです。経営自体の継承は昨年6月に進んでいるものの、生産体制はまったく別問題で、2023年の実態調査では出荷量が10年後の2033年に約6割、20年後の2043年には約3割まで減る見通しが示されているわけです。地域おこし協力隊などが同じ農家を引き継いでも、山の木々や花を子どもの頃から知り尽くした女性が積み上げてきた暗黙知は簡単には移せず、1000万から1500万円稼いでいた家でも、後継者がやると半分ほどの500万円ぐらいしか稼げないというのが現実です。同時に、愛知県の伊藤農園のように、京都・東京・名古屋という大消費地に近く、温室管理でも大規模にやれる産地が台頭してきています。農水省2024年資料ではつまもの市場での彩りのシェアはなお大きいとされる一方、供給が細れば別の地域がその欠品分を確実に埋めていくという構造も見えてきています。長浜の黒壁や別府の事例のように、地域振興は一世代でうまくいっても、その後の世代交代でまた大きく崩れることが珍しくないわけです。
だからこそ、次の世代がこの葉っぱビジネスをどう高付加価値なポジションに作り変えていけるかが問われているというお話です。皆さんの地元にも、後継者が入っても同じようにはいかなかった事業はありますか。ぜひコメントで教えてください。
だからこそ、次の世代がこの葉っぱビジネスをどう高付加価値なポジションに作り変えていけるかが問われているというお話です。皆さんの地元にも、後継者が入っても同じようにはいかなかった事業はありますか。ぜひコメントで教えてください。
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