#298【仕事】「定和社会」でどう生き延びるか:「労働市場の流動化」にバラ色の未来があるように言う評論家や政府に騙されてはいけない:若い人は海外に目を向けよう:ワークシェア等が実質的に行われてきた日本
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佐々木宏夫のアカデミア紀行
佐々木宏夫(経済学+α、早稲田大学名誉教授)
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ご挨拶:月水金週末の午前8時頃に更新しています。YouTubeもよろしくお願いいたします。
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私は最近「定和社会と拡大社会」という論文を書きました。日本のこの約30年間の実質GDPの年平均成長率は約0.81%です。つまり30年間もの間日本経済はほぼゼロ成長だったわけで、これは資本主義経済の歴史の中でも異常事態といえます。
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経済評論家や政府等は企業が労働者を抱え込んでいるのが賃金が上がらない理由と言いますが、むしろこれは起業ベースでのベーシックインカムやワークシェアリングが行われていたと解するべきで、ここで労働市場を流動化したら、行き場のない労働者が多数出るでしょう。
コメント

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bunkytaka
2022年11月21日
よく「給料は少ないけど、仕事があるだけいいか」と言ったりしますが、これは企業によるベーシックインカム、ワークシェアリングと考えられると気づきました。パイが大きくなる中での終身雇用は恵まれていたのですね。自由化というと「自分は他の人とは違う」「自分はできる」と思いがちですが、備えがない人には厳しい世界になると感じます。本日も放送ありがとうございました。
佐々木宏夫(経済学+α、早稲田大学名誉教授)
2022年11月21日
コメントをありがとうございます。そうですね、例えば給料は高いけれどいつも競争にさらされていて気が落ち着かない社会と、給料は低めだけれども安定感のある社会のどちらがいいのか?と言うような選択の問題もあるのかもしれませんね。
ぽちくん
2022年11月21日
佐々木先生こんにちは、今までどれだけ会社に守られてたんだろうなと思いました。とは言え氷河期時代と呼ばれた私の時代は同級生でも非正規の人も多いです。年齢的にも新たなスキルを身につけても受け入れ先も無さそうだし八方塞がりな感じがします。これから高齢者の医療負担割合が増えたり、若者にではなく同世代間で支え合おうとする動きはそうせざるを得ないのでしょうが恐怖を感じます。何をしたら良いのか、最近そんな将来への不安で慌ててしまいます。
佐々木宏夫(経済学+α、早稲田大学名誉教授)
2022年11月21日
おっしゃるように、私も大学を辞めてから、これまで本当に組織に守られてきたと感じるようになりました。日本の企業のあり方には、確かに今の時代に相応しいように改善しなければならない事もたくさんありますが、社会貢献もそれなりにしているという気もします