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若松英輔の「考えるヒント」――深く自分を生きるために
言葉の秘義の指南役/若松英輔
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    最近ちょっと変なこと、困り事がいくつも重なって、これってどういうことなの? って。起きてることを眺めて、なにか意味していることがあるんだろうか、と思ったり。

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    家では、いろんなとこに眼鏡置いてて、出る前に眼鏡探したりするのに時間がかかったんですよ。/だって冷蔵庫に入ってることあったもんね。

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    「読むと書く」講座が始まったのだって、ハーブ屋さんやってるころの大きい失敗からじゃない。/今につながってますからね。あれがなければ多分やってないよね。/やってないし、僕は今みたいな物書きになってないよ。

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    試練の姿をして神が私に寄り添うっていう風に人って生きることもできるんだと思って。/多くの日本人にとっては神っていうのがそんなに身近じゃないじゃないですか。そうなるとそれはどうなるんだろう、言い換えると

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    今起こってる出来事から最大の意味、最高の意味を見出そうとすることと、なんでこうなってしまったんだろうって原因を探ろうとすることって、ちょっと違うと思うんですよ。

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    本当に忘れ物を取りに行くみたいな、そういう向き合い方として過去への道が開けてくると思うんですよ。/それはなんか実感あります、私も。/だから原因ではなくて、今自分が向き合ってること、そして――

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    自分は大いなるものに託されてるんだ、ってなかなか思わないじゃないですか。/やっぱり自分が何者かのちからによって生かされてるっていうふうには、あんまり思えないってことなのかな。だとしたら……

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avator
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若松英輔の「考えるヒント」――深く自分を生きるために

言葉の秘義の指南役/若松英輔

私たちは「言葉」と離れて生きることはできません。ひとりでいるときも言葉とともに暮らしています。本を読む時や文章を書く時、物の名前を呼ぶ時だけでなく、私たちは言葉を用いて考え、学び、人と交流し、自分の暮らす世界を形づくってもいるのです。

言葉には苦しみの中にある人を癒す力も、立ち上がらせる力もありますが、同時に人を深く傷つけてしまう力もあります。その働きと可能性について、皆さんと考えを深めてみたい、それがこの番組のテーマです。

美しい詩の一節や精妙な心に響く文章、小説の主人公や出来事などを糸口に、日々の生活や人生について、感じたことをお話しさせて頂きます。皆さんも、ご自身のなかにしまってある大切な言葉と出会って頂けたら幸いです。

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