TOPトーク専門家毎朝の思考AIとデータの世界に適合する身体と、そこから逸脱する身体06:50 2022年2月4日 5,455再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次データで創られるアスリートの身体データ進化に抗う身体のあり方とは身体性の根源を問う田中敏の言葉データと大地、二極化する身体の未来メタバース時代に身体はどう進化するのかAI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木敏直です。 しばらく前に読んだポストスポーツの時代っていう本があって、これ 清浄大学の先生ですね。山本厚久さんという スポーツ社会学について研究されている人が書いた本で、これすごい面白かったです。 データ革命みたいなものによって、スポーツとかアスリートの身体がどう変わるのか。 データ革命というと、マネーボールとか、映画にもありましたけど有名ですよね。 どういう野球選手を選ぶのかというのが、データによって基準が変わっていくみたいな話で ブラッドフィットを主演で映画になったんですけど、さらにもっと進んで なんかこう 選手の選び方だけじゃなくて、選手の身体をどう作るのかというところまで AIとデータの時代って変わりつつあるって話ですね。 例えばアメリカのメジャーリーグでフライボール革命っていうのがあって これは全然僕は野球に興味がないので知らなかったんですけれど 昔はライナーとか地面スレスレの打球の方がヒットが出やすいって思われていたのですが 今はそうじゃなくて、実はフライを上げた方がヒットになりやすいと。 そのデータがこう書いてあるんですよね。 時速158キリ以上の打球速度で、打球の角度が26度から30度の範囲に打ち出された場合には 8割以上の確率でヒットになる。 そうなんだって言うね。 そういうフライを打ち上げるにはどうすればいいかというと 水平に対して19度のアッパースイング、ちょっと上向きに打つのが有効で しかもボールの6ミリ下をインパクトすると最も引き寄りが出るという。 しかもそれを打てるような身体っていうのもだいたいわかってきていて 身長が160センチ台でもそういう データ通りにバッと振るとホームランが打てるようになるんだと。 もうそんな鎧のような筋肉をつける必要なんかもはやないんだっていう話ですね。 すごいですよね。そんなところまで進化してるんだって。 これによって選手の身体性みたいなのがどう変わっていくのかっていう話なんですよね。 結構それに対して危機感を抱いている人もいたりとかで 例えばイチロー選手はそういう最中にいたわけですよね。 だんだん野球ってものが変わっていく。 そういう時に一体これからどうなるんでしょうか。 野球はこのままでいいのかみたいなことを 記者会見とかでお話しされているという話も出てきたりするんです。 なるほどね。 ちょうど今公開されている映画で ダンサーの田中敏さん。 たそがれせいべいとかで映画にも出てますけれども 田中敏さんを撮った犬戸一新監督という ジョゼットとトラとサカナタシとかを撮った有名な監督ですが ドキュメンタリーにしている作品 名付けようのない踊りっていうすごい素晴らしいドキュメンタリーなんですけど その中に田中敏さんのすごい素晴らしいセリフがあって 田中さんはずっと前から踊りを踊りながら 同時に山梨県の富士山を見えるところの農村に移り住んでいて その山の中の村で農業をしながら暮らしている。 農作業をして体を鍛える。 田中敏さんはこう言うんですよ。 ダンサーはダンスを目的に体を作ってしまう。 その身体で踊るのは僕は違うと思う。 ダンスのための身体と生活のための身体は違うんだみたいだね。 農作業という何度も大地に根を下ろしたような身体を作っていって その身体で踊ることがいいんだっていうことを田中敏さんはおっしゃっている。 こういうふうに思う人もいるだろうし さっきのポストスポーツの時代のように進んでいく方向もあるだろうし どっちが正しいのかという答えは特にないと思うんですけど そうやって身体というものも2つの方向に僕は分かれていくのかなという感じがするんですよね。 あくまでもAIとデータの世界に没入しその一部となる。 IoT、インターネットシングスというもののインターネットという言葉がありますが あのものの中には人体も入るよね。 例えばアップルウォッチをつけているとここには血中酸素濃度とか様々なセンサーがついていて それらのデータをクラウドに送っている。 つまりセンサーの塊からデータに送るアナログな人間の身体というものを インターネットにつないでいるという意味でこれもIoTなわけです。 ポストスポーツの時代の野球の進化というのはさらにその逆 つまりAIとデータによって作られる世界から人間の身体にさらにフィードバックまでさせて 人間の身体そのものも変えていくという。 つまり人間の体とAIデータの世界が融合していく。 最終的にその先にはサイボーグとか それこそ広角軌道体に出てくるように擬態の世界とかそういうのになるのかもしれない。 それと一方に全く違うところにその田中みんさんのような あくまでもこの世界に根を下ろしながら生きていく身体みたいな そういう方向性があって ひょっとしたらどちらも我々には必要なんじゃないかなという感じもします。 なかなかこの話を出すと深いなと思うんですけど 身体がメタバーストが出てきた時代に一体どう変わっていくのかは 最近僕にとってはこのすごい注目のテーマの一つです。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚06:501.チャプター 1https://amzn.to/3rjoTupコメント感想・質問・応援メッセージを書こう カウンセラー佐藤正利2022年2月4日これだけで何時間も語れるくらい深いテーマだと思いました。ありがとうございました♪返信 俊尚 佐々木2022年2月4日こちらこそ聞いていただいてありがとうございます。
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