TOPトーククリエイター編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。#440 『ザ・スタートアップ ネット起業!あのバカにやらせてみよう』が教えてくれたこと。一人の感動が世界を変える✨19:24 2024年5月9日 325再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次『ザ・スタートアップ』誕生秘話ノンフィクションの挑戦と感動伝説的名著、蘇る理由20年を経た、今こそ読む意味未来へつなぐ、編集者の役割AI文字起こし(β版) # 『ザ・スタートアップ』が生まれた背景 はい、みなさんこんにちは。編集者日野直美の軽井沢の音、放送を始めます。 この番組は、編集者である私が四季折々の軽井沢の様子や、編集者の視点を通して日々感じていること、発見したこと、心を震わされたことを、みなさんと共有するVoicyです。 はい、ということで、みなさんおはようございます。 こちらの番組ですね、5月9日木曜日の朝5時に配信をしております。 いかがお過ごしでしょうか。だいぶね、最近更新をこたっておりましたが、がんばって、いつものペースに戻したいなと思っております。 今日は午後では朝5時にこちらを放送しております。 毎週木曜日は何の話をしていたかというと、私自身の編集中の本についてお話をすることが多かったんですよね。 なので今日もそのお話をさせていただければなと思っております。 それもオリシモというものなんですけれども、前日の5月8日にちょうど私が手がけた本が発売になりました。 ザ・スタートアップというタイトル、副題はネット企業あのバカにやらせてみようという本なんですけれども、 私、人生で初めてなのかなと思うんですけれども、今手元にこの本を見ながら言うんですけれども、 とある本の復刊をしたんですよね。それがこれなんです。 また元々のタイトルがですね、ネット企業をあのバカにやらせてみようというタイトルの本だったのも、 ちょっとそれを副題に持ってきてですね、メインタイトルをザ・スタートアップにしてですね、復刊をしたんですよね。 結構この復刊の中で感動することがたくさんあったので、ちょっと今日はそのお話をシェアさせていただければなと思うんですけれども、 元々ですね、私が復刊したザ・スタートアップという本の元になるネット企業をあのバカにやらせてみようというのは、 2000年ですかね、ちょうど2000年の9月だっかにですね、元々プレジデント社で記者活動されていらっしゃって、独立したという岡本真也さんというジャーナリストの方が書かれた本なんですよね。 その本を私はですね、岡本さんご本人は実は2016年に残念ながら他界されてしまったんですけれども、 そのご遺族であったりだとか、その方にとてもとても影響を受けた方がですね、今回復刊をぜひともしたいということの動きがあって、 その中でお話が私のところに来てですね、改めて、私これ昔に読んだ記憶があるんですけれども、改めて読み直してみたらすごくすごくやっぱり面白いというか、 この時代だからこそ、2000年の本当にネットベンチャーのことを書いた記事でもあるんです、本ではあったんですけれども、 今の時代にこそ必要なことなんじゃないかなみたいなこともたくさん要素としては含まれていたし、 逆にこのネット企業というのが当たり前になった時代だからこそ、本当昔ってこうだったんだというのを知るのもすごく意味があるかなと思って、 私は復刊することに決めたんですよね。今回その復刊に向けてですね、いろんなプロジェクトを進めていて、 書店に並びましたというのが今なので、これから本当に反則プロモーションの方も頑張っていかなきゃなとは思っているんですけれども、 この本確か、前回のネット企業をあのバカにやらせてみようという本は、そのまま文芸春秋から、つまり私が勤めている今の会社ではないところから出ているわけですよね。 なんですけれども、ちょうどそれも運悪く、2000年の9月だか10月だかに本が出ているんだけれども、 その当時、2000年の8月だか9月だかというのは、日本とネットバブルが崩壊した時期だったんですよね。 あらゆるネット周りの企業の株価というのがほぼ半年以下みたいなところまでなったという時代だったんですけれども、 まさにそういうタイミングでですね、世の中に出てしまったということで、 この本としてはとてもとても不遇のタイミングというのかな、だったので増殺をされることもなくて、そのまま絶版されてたらしいんですよね。 その中でもとはいえ伝説の書籍としてずっと読み継がれていたらしいんです。 これなんで伝説の書籍かというと、まさに1990年代から2000年代にかけてのネット霊明期というかネット時代ビフォーの頃に、 いわゆるダイヤルQ2というものが日本にはあってですね、その時代からネットベンチャーとかベンチャーを志す人たちというのが企業をしていって、 失敗したりいろんな大変な目にもあったりしたんだけれども、その上を曲折、ダイヤルQ2で起こった上を曲折というのがそのまま、 その先の日本の場合はですね、この後のネットベンチャーの霊明期に人材がそのまま横スライドしているということが起こっているんですよね。 だから本当に日本のネットベンチャーとかネットビジネスって実はダイヤルQ2が根底にあるんだよという話そのものもめちゃくちゃ面白いんだけれども、 企業をするハーブルがめちゃくちゃ高い時代ですよね。有限会社であれば300万、株式会社であれば1000万の資本金がなければ会社を作ることもできませんというふうな時代に、 かつVCというベンチャーキャピタルなんかも当然ないので、お金を起業するとなると、そして起業してお金を最初の起業資金というのを作るというと、 家族とか自分自身もそうだし、家族もそうだし、周りの知人、友人に借金をするか、もしくは銀行で借り入れをする、デットするんだけれども、 それも親に保証人になってもらうとか、そういう感じで借り入れをするしかない時代ですよね。今となってはそんなことありえないという感じかもしれないんだけれども、 まさにそういう時代の企業家たちのエピソードというのが非常に盛り込まれているんですよね。 冒頭の話に戻るんですけれども、私がこれ何を感動したのかというと、当時としては初版、だから数千部ですよね。 初版1万部する会社って当時としてもなかったと思うので、数千部だと思うんです。数千部しか読まれていなかったのだけれども、 ベンチャー界隈、スタートアップ界隈でも伝説の主席として、結構皆さん読んでる人多いんですよね。 それも中古で買って読んだみたいな人も多かったりすると。だから一冊の本がいろんな、何回も、つまり書店で買った人というのを1週目だとすれば、 それからまたブックオフなんかに流れて、それを買った人みたいなのを見て2週目、それが3週目みたいな感じで、 一つの本で数千部しかすってない割にはめちゃくちゃいろんな人が読んでるなという本だったんですよね。 だからこそ私自身も今回そういう人にも改めて手に取ってもらいたいということで、もちろん復刊のために、 そのまま復刊するのではなくて、当時のキーパーソンのインタビューなんかも入れながら復刊はしたわけなんですけれども、 何に感動したかというと、ノンフィクションでもあるし、当時の岡本さんが本当に一生懸命取材をされたというのもあると思うんですけれども、 かつ自分たちが生きた時代もこういうふうに書いてくれてっていうことを思ったんでしょうね。 応援欄がめちゃくちゃ多いんですよね。そこに私は感動をしていて、 当然この本を手に取る人たちってネット界隈の人たちというか、ネットビジネスをやってる人たちが多くあるので、 どうしたってネットの中で見かけるってことはすごくあるんだけれども、 いやそうだよなぁと思ったのはなんというのかな。 もちろん毎年この世の中に新刊っていっぱい出てくるわけで、 私自身も当然ですけれども新刊しか作ってこなかったわけですよね。 なんだけれども、本当に埋もれてる名作をちゃんと見つけ出して、 見方をつけてというか、ちゃんと残していくっていう作業も、 実は編集者の仕事なんじゃないかなっていうのを今回の本を作って初めて気づいたことでもありましたね。 新しい本がどんどん生まれてくるわけなんだけれども、 自分自身の中でもそれこそ特殊においてないような新作を作るぐらいであれば、 こうやって心から感動した本を復刊するっていう作業で、きちんとそれをマネタイズしていくというか、 ちゃんとファンに売っていくっていうことをやってもいいのかなとは思いました。 # ノンフィクションを守っていく挑戦でもある 寮書の条件って私はあるなと思っていて 一つはですね、やっぱりもちろん寮書って 未寮せらの多く、多くとは言わないな 未寮せらの半分ぐらいは寮書だと思うんです。つまり 七日のブームで読まれているというものだけじゃなくて 例えば私の大学の同期の掛内君という男の子が 編集をした小賀さんと岸見さんの書かれた 嫌われる勇気みたいな本というのは やっぱりこれ人間の本質を描いているから それも描き方が素晴らしかったからこそ 200万部、300万部、世界でいうと何百万部みたいな感じで 売れてるんですよね。でもそれって本当に素晴らしいわけですけれども そういう未寮せらもあるんだけれども 一方ではもう本当に一瞬で忘れ去られちゃうみたいなものっていうのも 結構多くあったりする中で 思えばですね、源氏物語にしても枕草子にしても平家物語にしても 今まで残ってきている日本の古典だけじゃなくて世界の古典 聖書だってそうですよね。論語だってそうだし いろんな古典というものがあるわけなんだけれども 古典というのはやっぱりたくさんのファンがいて すごく心を揺さぶられた結果古典になって 読み継がれているから古典になるわけで なんかその古典というものを自分で作っていくというか もちろんね、それを初版で自分で作れればいいと思うんですけれども とはいえね、決してそういうことでもないというか 何だろうな、それこそ何でしょう みんなが、ゴッホが作った本だってゴッホの生前は 1枚しか売れなかったと言われているわけですし マルクスの司法論だって当時はほとんど読まれなかった みたいなことも言われてたりするわけじゃないですか だからそうなんですよ つまりでもその可能性というかそれを信じて 残していく人たちというのがいたからこそ 例えばマルクスというものは彼が生きている間ではなくて その司法論というものが残って それが読み継がれていった結果 国を変えるというか世界を変えるような本になっていったわけじゃないですか それこそ論語の時代、孔子が生きていた時代に 論語はなかったわけで 孔子が亡くなってから何年も後に論語というものもできたわけだし それは聖書もそうですよね 思うとやっぱり語り継いでいく人たちというのもすごく大事で これは良いものだぞとか 残した方がいいなと思うものを残す作業をするというのも 結構大事な編集者の仕事なのかなというのは 今回の復刊を自己正当化をするようで恐縮なんですけれども でもそれってすごく大事な仕事だったんじゃないかなというのは感じました これが本当に今回復刊したので いいわバカにやらせてみようという本の復刊が これ本当に名著なんだなというふうに思ったのは たった20年、25年くらいかな 仕方っていないというのもあるからかもしれないんだけれども 復刊をしますって言った時にすごくいろんな方が 実は自分も読んでましたとか 手に取りたいとかっていうのを言ってくださったんですよね この時代だからこそこれを読む意味があるというふうに おっしゃっていただく方もいらっしゃるし 純粋に懐かしいということで 読んでいただく方もいらっしゃるんですけれども やっぱりそういう これだけ復刊したタイミングでこんなに 著者の方もご存知ではない中で 応援団がいらっしゃって どんどん編集者主導ではない中でも クラファンが生まれたり出版記念パーティーみたいなものが どんどん生まれたりするんですよね 書店イベントみたいなものも 全然お願いしますっていうわけでもないんだけれども どんどん生まれてきてたりもするっていうのは すごくありがたいし この本をいろんな年頃に読んだ人だったりね 感銘を受けた人っていうのがいたんだなと思って そういう意味でも一つ名著だったんだろうなと思いました それこそ2000年の当時っていうのは 電子書籍もまだ全然普及していなかった時代ですから 紙の本だけになるんですけれども 一応この時代というか 私たちが今書籍編集者をやってるこの2020年代ですかね 一回本にするとね 仮に紙で絶版したとしても 電子書籍に関しては残っていくので そういう意味でもまた今回復活させた ネット企業のバカにやらせてみようという本を 生きながらえさせたという大変なんだけれども 24年経った今ですね 改めてもうあと24年ぐらい その24年が2回重なったらもう半世紀ですからね 50年経つわけじゃないですか それぐらい生きながらえさせた時に 次の世代がどういうふうに読んでくれるのかなっていうのを 罵倒もつないだような感覚はすごくあって それはね 自分としてはすごい良かったなというふうに思ってるっていうのが 感じですかね ただこれから先の25年でね じゃあ当時すごい楽しかったですって言ってた方々が どこまでご存命になっているのかわからないんだけれども 少なくともね それがもしかしたらここから先の25年の中で 何かことを起こそうという人たちに 命著というのはね いつの時代に読んでも心を震わせるものですから そういう意味でもですね なんていうのかな 次の世代に罵倒を渡せていけるような 一つ挑戦ができたんじゃないかなっていうのは思っていて どうしたってね 復刊の作業ってもう1回出ている本ですから 編集者の仕事というのは少なくはなってくるんですけれども その中でどういうことができるのかなというのを考えもしましたし なんでしょうね 逆になんていうのかな 自分自身がねすごく すぐに消えてしまうような本というと変だけれども 一冊作ってしまうぐらいなのであれば こういう命著を一冊復刊させていくというのも 一つ意味があることなんじゃないかな なんていうのを感じたりもしましたね ということで 今日はですね ネット企業あの馬鹿にやらせてみようというね 本を復刊させて スタートアップというタイトルで戻しました 戻しましたというか もう一度世に出したんですけれどもね 果たしてどれぐらい売れるのかというのは これから頑張っていかなきゃなと思うんですけれども 一つ何というか本の関わり方という意味では 何も新しい本ばかりを出すのではなくて 一つね あの素晴らしいと自分が信じた本を 生きながらさせるという風な 命を吹き返させるというのかな なんかそういうことでも 編集者ができることはあるんじゃないかな っていうのを ことに挑戦してみたっていうのが 今回の私の取り組みでもあります という話でございました はいということで ちょっと長くはなってしまったんですけれども もしよかったらそろそろ書店にも並んでおります あのねノンフィクションとしては これめちゃくちゃクオリティは高いというか このクオリティの取材と原稿が書ける人って 本当にドラマみたいになってるんですけれども なかなか今の時代のノンフィクション作家で この岡本真也さんのような文章もそうだし 取材力もそうだし ここまで書ける人は 意外といないんじゃないかなっていうのは もう感じました そういう意味ではね もう一つの私の仕事としては これだけこういうふうなことを書けるような ノンフィクション作家の方を育てていくとか もしくはこういうふうに取材はできるような ノンフィクション作家の方の環境を 整えていくっていうのも 私のライフワークとしては 一つやっていきたいなとは思っているのですが はいまずひとまずね 今回はこういった形で素晴らしいノンフィクション 本の世界の中で文芸と同様に ノンフィクションというのは本当に どんどんどんどん行きづらくは なっていくんですけれども そこを残していくっていう意味でも ひとつ復活させてみるっていうのを やってみましたというお話でございました ということでちょっと今日も朝から 厚苦しく語ってはしまったんですけれども 木曜日になります 頑張っていきましょう A・A・O もっと見る #ベンチャー #スタートアップ #ネットビジネス #軽井沢 #軽井沢移住 #編集中の本 #あのバカにやらせてみよう #ネット起業 #岡本呻也 #復刊 編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。ひのなおみ|編集者/メディアの世界の研究員/ラジオパーソナリティ10:001.『ザ・スタートアップ』が生まれた背景09:242.ノンフィクションを守っていく挑戦でもあるコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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