TOPトーククリエイター編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。#496 どのメディアで読まれるかによって、文章の息づかいは変わってくる🤓16:46 2024年11月28日 210再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次メディア別文章の息遣い、徹底解説京極夏彦氏のこだわりから学ぶ編集紙媒体と電子媒体の違いとは?ウェブ記事と書籍、書き方の違い多様化するメディアと書籍の未来AI文字起こし(β版) # 読まれるメディアによって文章の息遣いは変わる。 皆さんこんにちは。編集者日野直美の軽井沢ノート放送を始めます。 この番組は、編集者である私が四季折々の軽井沢の様子や、 編集者の視点を通して日々感じていること、発見したこと、 心を震わされたことを皆さんと共有するVoicyです。 皆さんおはようございます。 11月28日木曜日の朝5時にこちら配信しております。 いかがお過ごしでしょうか。 本当にね、もう今日、明日、明後日、土曜日でですね、 11月が終わるということで、いよいよ四月に入ってくるんですけれども、 だいぶね、あのね、末のご予定であったり、 まあ年明け、もしくは年度末ぐらいまでの予定が決まった、 みたいな人も多いんじゃないかなと思います。 私も結構ね、2025年の予定がどんどん入ってきてて、 まあちょっとね、幸せなというか楽しい予定から どんどんどんどん入れていってはいるんですけれども、 同時に書籍の締め切りなんていうのもですね、 どんどん入ってはきてるんですけれどもね、 頑張っていきたいなと思います。 毎週木曜日はですね、編集中の本であったりだとか、 編集作業かな、なんかでですね、 気づいたこととか、今考えていることなんかを 皆さんと共有できればと思うんですけれども、 これね、なんか今日ちょっと評談にさせてもらった、 どのメディアで読むかによって文章の受け遣いが変わる っていう話なんですけれども、 これはいつかお話ししようと思って、 私もしかしたら過去のボイシーって どっかで話してるかもしれないんですけれども、 改めてそうだなというのと、 今これからの時代どうしていけばいいのかなというのを ちょっと考えてたりするんですよね。 何かと言いますとですね、 普通というのかな、 私のキャリアをちょっと簡単にご説明しますと、 20代はですね、日経トレンディーという月間支援にいたんですよね。 月に1回締め切りがあって年12冊の雑誌を作るということをやっておりました。 この時はまだそんなに電子化が進んでなかった、 メディアの電子化が進んでなかったというのは、 2000年代後半ぐらいから結構そういう風になってくるんですけれども、 まだね、それこそ柄系の時代でスマホがなかったりする時代だったので、 紙の雑誌というのがメインだった頃ですよね。 30代になると日経ビジネスというところに移動するんですけれども、 そうするとそこも週刊誌なので週に1冊雑誌が出ますということで、 毎週記事を書き続けるということはないんですけれども、 その週刊誌の紙の雑誌と、 あとそこに日経ビジネスオンラインという、今でいう日経ビジネス電子版というね、 オンラインのメディアもあったので、そこにも記事を書いてきました。 その後30代の後半から本作りをするようになって、 今、書籍を作ってますということなんですけれども、 なんで私の経理を話したかというとですね、 いくつかの、一見すると雑誌の方も変わらないだろうと思うかもしれないんですけれども、 私的には結構違うというか、メディアだなと思ってますと、 一つ何が違うかというと、原稿の意気遣いみたいなものが違うなと思ってるんです。 日経ビジネスというのは、縦書き、本文原稿というのがある、本文というんですけれども、 キャプションとかじゃなくて、細々したものの説明とかじゃなくて、 一番伝えなきゃいけない原稿の部分、ちょっと長めの原稿の部分というのは、 縦書きで確か1行が17文字かな、17か18だったと思うんですよね。 書いてましたと。 それが日経ビジネスに移動して、日経ビジネスの本誌というのは、確か1行が17文字ぐらい、 本誌の本文、本文というか本文ですよね。 1行17文字ぐらいだったと思います。 けれども、今度は横書きになったんです。 縦書きの原稿から横書きに変わって、日経ビジネスの場合は、 より長い原稿を書くようになりました。 だいたいどうだったんだろう。 日経トレンディーの時だと紙で見開きで、17行かける見開きの記事とかであれば、 あれ何行ぐらいだったのかな。 でも50行とかせいぜいそれぐらいだったんじゃないかなと思います。 短い場合はそれこそ、17行かける30何行とか40何行とかってこともあったのかな。 そんなにすごく長く長く書くっていう感じではなかったんですよね。 それが日経ビジネスに移った時に、1行10何文字は変わらないんだけれども、 もうちょっと150行とか200行とかっていう長めの原稿を書くようになりました。 書籍になってくると、今度は雑誌とはまた体制が違うので、 だいたい一般的なビジネス書の本文の組み方っていうと、 1行が40文字前後、35から40文字ぐらいで組むことが多いんじゃないかな。 1ページにだいたい何行ぐらいかな。16行とかだったんじゃないかな。 そうですね。だいたい1ページ16行ぐらいで、見開きで30何行とかそれぐらいかなという感じなわけですよね。 またこれネットになると、ネットの場合は本当に見る画面によって行数って変わってきちゃうので、 スマホで読むのかパソコンの画面で見るのかによっても変わってくるので、 1行いくつとかっていうのが今度は言えなくなってくるんですよね。 そんな違いないじゃないかって思われるかもしれないんですけれども、 やっぱり書き手側としては、実際に原稿を書く時って、 アウトプットされる1行17文字の状況で何行みたいな感じで書いていくようにするんです。 そうなると、1行17文字の文章と、かつそれがより短い文章と、 1行17文字だけど、例えば40行しかない文章と100行とか200行ある文章、 さらには1行が40文字あって、トダルで10万字ぐらいある文章という風になってくると、 意外とってこともないんですけれども、文章の意気遣いって圧倒的に変わってくるし、 書いてる時の意気遣いも違うなっていう感じがあるんですよね。 時々、今、雑誌の原稿を本当にガチで書くっていうことって、私にとってはないんですけれども、 でも何かちょっと用事があって、ちょっと短い文章を17行かける中で書かなきゃいけないみたいなことがあった時に、 発動することがあったかなと思っていて、何かというとですね、結構息遣いがすごい浅くなるというか、 短くなるというか、特に短い原稿ほど息を止めて書いてるという感覚があるんですよね。 それは本当に短い中に伝えなきゃいけないエッセンスをギュッと凝縮させていくっていうことになってくるので、 かつ読んでる人もですね、パパパッと読むというか、その短い中でかなり濃縮されたものを読むような心づもりだと思うので、 読む人の息遣いに合わせて書いてるっていう感覚に近いのかなっていう感じで、 ちょっとそれが日経ビジネスとかもうちょっと長めの原稿になると、もうちょっとだけ息遣いが多少は深くなるんだけれども、 とはいえそんなに深くならない。 一方で、書籍ってそんなに息を詰めて読む方っていないと思うんですよね。 そうやって読んでると本当、何ていうのかな、下呼吸じゃなくて、沈息しちゃうというか、長いのでね、 どうしたってゆっくり呼吸をしながら読んでいくというものになると思うんですよね。 そうなると、かつ1行の長さが40文字ぐらいあるので、そうなってくると、やっぱり文章を書いてる方もストロークというか、 結構ゆったりめの息遣いで書いているなぁみたいなのがあったなというふうに思いました。 これね、今紙に印刷されたものの話をしてるんですけれども、 これがですね、また何か見るメディアによって違うという話でもあって、 ウェブのメディア、オンライン、スマホだったり画面で見るものですよね。 今でも紙に印刷されたものもですね、電子書籍化されるのでちょっと話がややこしくなるんですけれども、 例えばウェブの記事とか、ストロークしながらスーッと読んでいくものと、また本の気遣いというのは私は全然違うなと思っていて、 ちょっと乱暴な言い方をすると、ウェブのメディアというのかな、スーッと画面を上から下にガーッと流し読みしていくものって、 結構ね、どんな文章でも意外とノリでいけるというか、流れで書けちゃったりだとかするんですよね。 文章を書いててもですね、ちょっとロジックが破綻してるなみたいなところがあったとしても、結構文章の勢いでスーッと上から下まで読ませることができることが多いなというふうに感じています。 一方でやっぱり書籍の場合って本当にコツコツと石を積み上げていくみたいな感覚があるので、すごく緻密にロジックを組んでいかないと、 もしくはロジックが破綻したり飛躍したりしていると、読み手が詰まってしまうことが多いように感じております。 # 京極夏彦さんの徹底したこだわり これに関して言うとですね、すごく有名な話があって、小説家の京極夏彦さんっていらっしゃいますよね。 めちゃくちゃ分厚い本で、京極道シリーズなんかが有名ですよね。 京極さんの作品はとても大好きなんですけれども、ちょっと今最近はさすがに分厚くて、 これをなかなか読み切る時間がないなぁ、みたいなことがあって、 つんどくになっちゃってるんですけれども、それこそ20代の頃はですね、京極道シリーズなんかはですね、 めちゃくちゃ分厚いんですけれども、持ち歩いて読んでましたね、移動中も含めて。 京極夏彦さんなんかは、すごくやっぱり読みやすさというのにめちゃくちゃこだわられる作家さんなんですよね。 いわゆる本文っていうんですかね、小説の本も半面っていうんですけれども、 デザインとかもすごく細かく、ご自身でいろんな研究をされていらっしゃって、 例えばルビーをどういうふうに振るかとか、さらに言うと、例えば原稿でですね、 例えば1行40文字だったとしてもですね、一番最後に丸がつく場合って、 その丸をどういうふうに処理するのかって、いくつかのパターンがあるんですよね。 でも京極先生はそういったものがですね、すごく美しくないということで、 一番文章の1行の最後に丸がつくっていうのを、なるべくやらない、なるべくというか一切やってないのかな、 ようにされていらっしゃるとか、あとはページが変わるときに、 ページをまたいで文章がページをまたがないように考えながら原稿を書かれていらっしゃるとか、 要は一見すると文章って流れるままにというか文字がダーッと流れてるから、 その通りに読んでるというふうに思ってるんだけれども、そうじゃなくて、 特に紙の本の場合はパッと見たときに、読みやすいかどうかっていうのを無意識のうちに判断をしていると。 それありますよね。私自身も本を作っているときって、ちょっと柔らかめの本にしたいなと思うと、 結構漢字を開くか開かないか、開く開かないというのは漢字にするかしないかということですよね。 とかも決めてたり、調整したりするわけで、なるべくちょっと今回は、 例えば若い女性の読者をターゲットにしているのでひらがなを多めにしようとか、 ちょっとこれはかっちりめの学術っぽいものなので、漢字だったり熟語を多めにしようとか、 閉じるって言うんですけれども、開くか閉じるかみたいなのもすごく、 物によってとか伝えたい物によって調整するんですけれども、 それの局地をやっているというのが京極先生なわけですよね。 本当に彼の場合は、最初小説の場合というのも、最初はハードカバーなんていう、 いわゆる固い表紙のもので出たりするじゃないですか。 その後に文庫版とかになったりするんですけれども、 そういった文庫版になるときに、もちろんレイアウトが崩れるわけですよね。 だって入る文字数っていうのが、1ページに入る文字数変わってきますから、 そしたら全部それも組み直していくっていうことをおっしゃられてて、 すごく有名、そこまでこだわって、いわゆるプロダクトを作っていらっしゃるということで有名だし、 そこまでじゃないにしても、多分紙のメディアをやってきた人っていうのは、 そういったこだわりというのは多少はあるんじゃないかなと思います。 それが今どうなっているのかなっていうのは、私も、 電子書籍になってしまうと、今度本当に1行の40文字とかじゃないんですよね。 1行の文字数も調整されるようになってしまいますし、 画面もその人が読みやすいように代償していくわけじゃないですか。 それはスマホの画面でも、例えばKindleなんかの画面でもそうだと思うんですけれども、 そうなってくると、逆に今度はこちら側が手放さなきゃいけない部分がすごく多くなりますよね。 とは思いますね。 ただ教穀先生が言っててすごい印象的だったなと思ったのが、 結局その本っていうのはただの文字の乗り物ではなくて、 そういう本当に細かい部分、例えば開業の処理をどうするのかとか、 どこで文章を終わるようにするのかとか、 そういったところも含めてルビをどういうふうに打っていくのかとか、 そういったものまでこだわって初めてプロダクトであるので、 それによって人というのは読みやすさだったりだとか、 小説だったら小説の世界観みたいなものを没入していけるっていうね、 すごく実は文字情報だけではなくて、 見た目だったりだとかそういったところもすごくこだわられて作ってるプロダクトであるっていうことをおっしゃられてて、 すごく大賛成だなと思うし、 これからどんどんKindleだったり電子書籍化というのは進んでいくと思うんですよね。 なんか聞くところによると、電子書籍化もそうですけれども、 スイスなんかはもう50%書籍の売上の半分がオーディブルだという風になっているそうです。 オーディブルって音声、音で聞いているそうなんですよね。 ということなので、読まれ方って本当にどんどん変わっていくんだろうなというのはあるんですけれども、 そうやって多様化していけばしていくほど、 逆にやっぱりこだわって作られた紙の本の価値っていうのは実は高まっていくんじゃないかななんていうこともね、 改めて感じたりもしましたね。 そういえば最近ずっと書籍をやっていて、長い原稿を手掛けさせていただくということが多いので、 やっぱり文章の意気遣いみたいなものっていうのはだいぶ昔と変わってきたなーなんていうのをふと思ったので、 今日はそんなお話をさせていただきました。 なんかそこまで、どこまでこだわった、京福先生の作品とかそうだと思うんですけれども、 人によるかとは思いますが、そこまで少なくとも編集者のレベルではですね、 ちょっとそういうことも考えながら本というのは作られてたりするので、 そんな思いもあるのかなーみたいなことをですね、感じながら本を手に取っていただけるとまたちょっと違うというか、 なんかここもこだわりあるんじゃないかみたいなのをですね、感じられるんじゃないかなと思います。 はい、ということで今日はここまでとさせてください。 週も繰り返しですね、金曜とあと2日になりますので、頑張っていきましょう。 今日も頑張りましょう。 ありがとうございました。 もっと見る #書籍 #雑誌 #電子書籍 #軽井沢 #京極夏彦 #縦書き #軽井沢移住 #編集中の本 #変化に対応するには #横書き 編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。ひのなおみ|編集者/メディアの世界の研究員/ラジオパーソナリティ09:571.読まれるメディアによって文章の息遣いは変わる。06:502.京極夏彦さんの徹底したこだわりコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
#590 12年に一度、いや60年に一度のチャンス!秩父三十四観音巡りに挑戦してみよう💪 39分・7月9日・ 316再生AI目次12年に一度の観音開帳!秩父巡礼の魅力100km踏破!巡礼路で得たリアルな体験観音様の意外な秘密と温かい出会い初心者も歓迎!カジュアル遍路の楽しみ方最高の季節は秋!11月末までの限定体験
#589 Voicyのリニューアルと開催✨ 14分・7月1日・ 274再生AI目次「軽井沢ノート」からVoicyが転換した背景新テーマ「読んで旅して恋をして」誕生秘話本と旅、そして「恋」が示す人生のジャーニー数字を追わない発信、その真意とは?Voicy再始動、等身大の想いと今後の展望
#588 新年度がスタート!久しぶりにVoicy復活✨ 8分・4月1日・ 249再生AI目次Voicy休止期間の真相とは新部署設立、メディアの未来を探る700社超の調査から白書執筆まで本業での挑戦と内省の時間「着物」に目覚めた新たな転換点
#587 2025年買ってよかったベスト10🏆⑦アンチエイジングサングラス🕶️CLAIRで気になる目尻や目元周りもしっかり紫外線対策 13分・2025年12月3日・ 300再生AI目次おしゃれマダムが選ぶ究極のUV対策とは東洋人の骨格に合わせたCLAIR開発秘話目元を老化から守る!紫外線対策の真髄登山用と日常用、サングラスの常識覆す失敗しない!CLAIRサングラス自宅試着術
#586 2025年買ってよかったベスト10🏆⑥布切れ一枚で顔まわりが一気に華やかに若返る、エルメスのカレ70 16分・2025年12月2日・ 278再生AI目次冬の必需品?スカーフがもたらす効果定番カレ90が抱える「大きすぎる」問題エルメスの「カレ70」が導く最適解とは身長158cmにフィットする究極のサイズ防寒と華やぎを両立する女性の味方
#585 2025年買ってよかったベスト10🏆⑤パタゴニアの名品2着で大自然の中での居心地がぐっと良くなった🌳 22分・2025年11月29日・ 318再生AI目次パタゴニアが選ばれる、そのユニークな企業哲学超軽量ウィンドシェル「フーディニ」の真価フリース「R1」が天才的に心地よい理由パタゴニア名品2着で過酷な自然が快適に企業哲学が購入を決めたパタゴニアの魅力
#584 2025年買って良かったベスト10🏆④中年女子はみんな使って!おっぱいが生まれ変わるブラデリスのブラジャー👙ほぼ丸1年使って大満足! 22分・2025年11月28日・ 324再生AI目次40代以降のバスト悩みを解決ブラデリスでバストが見違える11ヶ月で見違えた体のフォルム下着選びが育む心の豊かさ2025年買って良かった最高の選択
#583 2025年買って良かったベスト10🏆③たったこれだけ?なのに確実に痩せるスマートバスマット🙆♀️ 17分・2025年11月27日・ 264再生AI目次軽井沢での体重増、その危機感バスマットで無意識に体重管理?そのシンプル発想がヒットの理由続かないダイエット、解決策は無意識の不満を解消する製品哲学
#582 2025年買ってよかったベスト10🏆②木村硝子店のシャンパングラスで毎日の晩酌が3倍贅沢に🥂 17分・2025年11月26日・ 230再生AI目次日常を非日常に変えるアイテムとの出会いプロが愛用!極薄シャンパングラスの質感華奢なグラス購入を決めた秘訣とセール980円スパークリングが一流の味に激変日常の幸福度を上げるグラス、その価値
#581 2025年買ってよかったベスト10🏆①ワイチェア、ダイニングで座るたびに包まれるようなゆるりとした気持ちに✨ 25分・2025年11月25日・ 264再生AI目次2025年買ってよかったもの発表開始夏のゲラ作業で気づいた椅子の不満10年以上愛用のIKEAチェアの真実Yチェアが体に優しく寄り添う座り心地日々の食卓が格上げ!最高の自己投資