TOPトーククリエイター編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。#576 一穂ミチさん『光のとこにいてね』に心が洗われた。愛するとは祈りである21:55 2025年11月13日 264再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次一穂ミチ『光のとこにいてね』の魅力孤独を抱えた少女たちの出会いと再会「愛」を再定義する二人の深い関係性相手を思う祈りのような感情の考察美しい情景描写が彩る文学世界AI文字起こし(β版) # 今年は紅葉の当たり年 みなさんこんにちは。編集者日野直美の軽井沢の音放送を始めます。 この番組は、編集者である私が四季折々の軽井沢の様子や、編集者の視点を通して日々感じていること、発見したこと、心を震わされたことを皆さんと共有するVoicyです。 おはようございます。11月13日木曜日朝5時にこちらを配信しております。 最近ですね、結構イレギュラーな時間での配信が多かったんですけれども、改めてですね、朝5時いつも通りの配信にちょっとずつ戻ることができているかなと思っております。 皆さんいかがお過ごしでしょうかね。 軽井沢はね、もう本当にこの朝夕の時間はですね、結構寒くって、本当に夜だとですね、もうゼロ度近いのかな、になってたりすることもありますね。 来週にはなんと氷点下、最低気温がマイナス1度とかマイナス2度ぐらい、最高気温でも6度ぐらいになる日も出てくるようなので、 ちょっとね、風邪を聞かないように、最近本当にインフルエンザとかコロナとか流行っているので、気をつけたいなという感じでございますかね。 ただね、相変わらず紅葉は美しくて、どうやらなんとなくですけれども、今年は軽井沢も紅葉のあたり年のようですね。 やっぱり気温の変化だったりだとか、天候だったりだとかによってですね、私今回4回目かな、秋になるんですけれども、 紅葉もですね、すごいなっていう年と、まあまあ紅葉かな、みたいな年があるかなと思っていて、 我が家の庭にもですね、美しい立派なもみじの木があるんですけれども、移住してきた2022年はですね、本当に真っ赤に染まって美しいなという感じだったんですけれども、 なんかその後はね、なんとなくこうさらっとというか、気がつけば紅葉終わってるなという感じではありましたけれども、 今年もね、まあ風が強かったんで結構すぐ散ってはしまったんですけれども、しっかりと美しく染まってくれたなという意味ではですね、 周りなんかも見ながら、今年は紅葉のあたりと同市だったのかななんていうのも感じております。 今日もですね、引き続き最近読んだ小説の話をしたいなと思います。 # 光のとこにいてね、が良かった 今回の作品に関してはですね、最近読んだというふうに先ほど申し上げたんですけれども、 実は物理的に読んだというよりもですね、これは私はオーディブルで聞いた作品になります。 さらにオーディブルで聞き始めたらですね、結構ハマっちゃって一気に聞き終えてしまったという、 たまたまちょっと最近ですね、移動時間が、車での移動が結構日々あったということもあってですね、 11月の頭なんですけれども、連日ですね、ちょっと片道2時間3時間みたいなところでですね、移動することがあったので、 その機会に聞いていたらあっという間に終わってしまったという感じではあったんですけれどもね、 そんなこともございまして、そのオーディブル、移動中のオーディブルの中でですね、聞き終わったというふうな作品になるんですけれども、 非常に素晴らしかったので、それをお知らせしたいなと思っています。 それが何かというとですね、小説家一穂道さんの光のとこにいてねという作品になります。 これですね、ハードカバーが出たのは2022年、だから3年ぐらい前ですかね、になるんですけれども、 どうやらですね、直木賞の候補作でもあったし、2023年にはですね、本屋大賞の第3位でもあったそうです。 さらにですね、島瀬恋愛文学賞を受賞したりだとかですね、結構いろんな賞を取ってもいるし、3位とかではあるんですけれども、 だったりもするというふうなことでですね、私はですね、これは一穂道さんの作品というのも、 そんなに意識して購入するということはなかったんですけれども、 たまたまですね、軽井沢在住の直木賞作家である村山由加先生がですね、 Twitterをフォローしているんですよね。 この光のとこにいてねというのは、最近本当にね、今年の9月ぐらいかな、文庫になったんですけれども、 確かこの文庫版のですね、解説を村山由加さんがですね、されてるんですよね。 村山先生はですね、この一穂道さんの作品に対して、確か村山先生は島瀬恋愛文学賞の審査員もされてらっしゃってたんじゃなかったかな。 そんなご縁もあったのかどうなのかわかりませんけれども、村山先生が解説をしてですね、 それが村山先生の解説文なのかな、ウェブで公開されてたんですよね。 それを村山先生がTwitterか何かでシェアされてらっしゃったんですよね。 そのきっかけで知ったというのがですね、この光のとこにいてねという作品になります。 一穂道さんの作品ですよね。 で、これでなんかあの面白そうだなと思って手に取ったというのがきっかけ、手に取ったというかね、オーディブでダウンロードしたのがきっかけで、 たまたまですね、ロングドライブに出る前にですね、これを再生したらですね、もうめちゃくちゃ面白くて、 なんか運転中だけじゃなくてですね、家にいる間も結構火事なんかをしながらですね、あっという間に聞き終えてしまったというのがこの作品ですね。 テーマとしてはですね、人を愛することだと思うんですけれども、この作品の主人公は女性が2人の女性なんですよね。 ユズちゃんという女の子とですね、カノンちゃんという2人の同い年の女の子なんですけれども、 たまたまいろんな事情があって、裏ぶれた団地の片隅で出会ったですね、小学2年生の女の子2人なんですよね。 いろんな事情があって、週に1回限られた時間しかですね、彼女たちを会うことができなかったんですけれども、 なんかそこで思いが通じるというかですね、気が合うといいますかことになってですね、遊ぶようになったんですよね。 ただそういうふうに心を通わせてはいたんだけれども、親の都合というかいろんな都合があってですね、小学校2年生の時の交流っていうのはある時点で断ち切られてしまうんですよね。 そこから今度次に2人が再会したのが、名門女子高校かな、を舞台にですね、2人が再会をするんですよね。 ここでも同じクラスになったりもするんだけれども、やっぱりですね、何らかの事情があって2人は交流を重ねてはいくんだけれども、ある瞬間にその交流というのは断ち切られてしまう。 最後に会うのが今度はですね、高校、女子高時代からですね、さらに10年以上経ったですね、20代後半、29歳ぐらいだったと思うんですけれども、 その時にですね、お互いに結婚相手もいる。もう1人、片方ですね、花音ちゃんの方かな、花音ちゃんの方ですよね。子供も1人いるというふうな状況でですね、出会うと。 そこでもやっぱり交流を重ねていくんだけれども、みたいな感じの話なんですよね。本当に人と人がお互いに知り合って影響を与え合いながら、お互いそれぞれが抱えている背景、バックグラウンドだったりだとか、環境みたいなものがあるんだけれども、 そこがあんまりハッピーじゃないんですよね。言い方が悪いんですけれども、両方ともですね、伊豆ちゃんは伊豆ちゃんです。恵まれたお医者さんのお家の娘さんなんですよね。 お母さんがですね、5歳というのかな、に入ってくるんですよね。もともとお医者さん、お母さんが結婚したお医者さんというのは、奥さんがいたんだけれども、病収をすると。そこ、前歳とお医者さんの間にお兄ちゃんがいるんだけれども、その後5歳として入ってきたお母さんとお医者さんの間に生まれたのが伊豆ちゃんなんですよね。 なぜかですね、そのお家の伊豆ちゃんのお母さんというのはですね、その娘に対してとても冷淡というか、心から愛していない感じがあるんですよね。伊豆ちゃん本人もお母さんから愛されていないんじゃないか、愛されていなかったんですけれども、 表面上は非常に恵まれてはいるんだけれども、決してハッピーではないというか、幼少期家庭環境で過ごしていくと。一方の花音ちゃんというのもですね、こちらはシングルマザーで、かつお母さんがすごいこだわりのある、 例えば、着る服にしても100%オーガニックの服じゃなきゃダメとか、合成加工物はダメ、食べるものに関してもね、かなりこだわりの強い、ちょっと変わった価値観、変わったというか、時々いますよね、そういう方ね。 その価値観が非常に強くてですね、それこそ花音ちゃんは小学校2年生の頃もシャンプーというね、シャンプーってね、特に液体のシャンプーなんていうとね、合成加工物というか、なわけですよね。 押すとですね、たしか塩か何かでしか髪の毛を洗わせてくれないみたいな、非常にこだわりの強いお母さんの下で、かつシングルマザーで決して経済的にも裕福でもないというお母さんの下でですね、育った女の子なんですよね。 だから、抱えているバックグラウンドは、かつお母さんは仕事も持っているのでですね、そんなに花音ちゃんのことを構えるわけじゃないんですよね。 いろんな教育方針があるもののですね、どっちかというとちょっとこれ虐待に近いんじゃないか、みたいな感じの子どもの扱い方をしていると。 それがネグレクトレベルのものなのか、ちょっとそこまでやりすぎじゃないですか、みたいなものなのかを別にしてもですね、それぞれに毒親と言われるような母親との関係のもとにですね、育って孤独を抱えながら日々暮らしている2人の女の子が出会ってお友達になっていって、心を通わせていくということから物語が始まっていくんですよね。 それで、それぞれに人間としてなのか、惹かれ合っていくんですよね。ここが面白いなと思ったのが、いちほさんはですね、この作品の中でその2人の関係についてですね、特に何も規定していないんですよね。ちょっと次のチャプターに行きますね。 # 人を愛するということとは つまり私たちこの作品の中をですね、ずっと読んでいく、私の場合は聞いていったわけなんだけれども、 中でですね、幼少期の頃であればすごい仲がいい感じのお友達なのかなぁなんて思うんですけれども、 本当に限られた小学校2年生の時のすごく一時期のたった数時間、1週間に1回あるんだけれども、 それも2時間とかないぐらいの短い間の交流なんですよね。 そこでの何か交流みたいなものがですね、重ねていくうちにお互いにこうなんとか惹かれ合うというか、 心が呼ばれ合うというか、感覚にはなるんだけれども、 かつ、どうでしょうね、いろんなことがあって、今度は女子校の時に再び再会するわけですよね。 そこでもさらにお互いはやっぱり惹かれ合うというか、魂が呼ばれ合うというのかなという感覚、感じで交流を重ねていくんですけれども、 なんか決してそれにですね、あいにー例えば恋愛みたいな恋だのか、なんだろうな、 例えばね、この本の紹介の中ではですね、いくつかは、これは同性愛をテーマにした本であるというふうに書かれてあったりもするんですよね。 確かにそう読めなくもないというか、ことはあるんだけれども、なんかもっとね、すごくあいにーそうは言い切れないというか、 もちろん女性同士でゆうずちゃんと花音ちゃんはですね、惹かれ合うし、お互いなくてはならない。 そしてその会ってる、なんていうのかな、人生の中で会えてる時間っていうのはすごく短いんだけれども、 それでもそれがお互いの存在にとってすごく大事なものになってるというか、そういう部分はね、なんか面白いなというふうに感じたりもするんですよね。 それもなんか、あいにー恋と言わずに、どう言えばいいんでしょう、魂の偏りというのか、 なんかあの友情でもなく、いわゆるこう、男女の恋じゃないですけれども、そういう本当にザベタな恋愛というものでもなくって、 なんかこう、愛し合うっていうことというのかな、お互いに、お互いをとても大切に思うこと、そして、 なんていうのかな、大切に思うだけじゃなくて、本当に愛するということは祈ることなんだなということを感じられるような、 ただただ相手が幸せでいてほしいとか、ちょっと昨日の話にもつながるかもしれないんですけれども、 ただその人が笑顔でいてほしい、その人がその人の人生を生きてほしいとか、その人らしくあってほしい、かつそれが苦労も何もないものであってほしいみたいなものというのかな、 そういう本当に、自分以外の誰かを自分以上に大切に思う祈りのような気持ちというのかな、それぞれが持ったときにどうなるかみたいなことをですね、描いているのがこの作品だなと思っていて、 本当に美しいんですよね。風景とか情景の描写も本当に美しくて、その中でですね、お互いの心を通じ合わせていくものみたいなのが何なのかみたいなことをですね、描かれているんですよね。 私自身がこれを紙で読んだというのではなくてオーディブルで聞いたからというのもあるのかもしれないんですけれども、すごく美しい、一つの映画、映画なのかな、みたいな感覚になるようなですね、そんな作品でしたね。 この一方道さんもですね、確かご年齢的には結構同じぐらいなんですよね。1978年生まれなので、46、47歳ぐらいかな。私は全然存じ上げなかったんですけれども、ボーイズラブとかですね、小説家としてキャリアがすごく長い方だそうでして、 確かにですね、Wikipediaなんかを見てみると、めちゃくちゃいろんな作品を書かれてらっしゃるんですよね。吉川英二文学新人賞みたいなものを取られたりとかもしておりますし、直樹賞の候補作にもなってたりだとか、 島瀬恵文学賞を受賞したりとかという意味ではですね、そういった人を描くことがとても得意というかね、そういったものを取られてきたんだろうなと。受賞作品もめちゃくちゃあるんですよね。山本修吾朗賞の候補になることもあったし、みたいな感じで。 実際に直樹賞も受賞されてるんですね。光のところに光のとこにいてねというのが今回取り上げた作品で、こちらは島瀬恵文学賞を取ったんですけれども、 次デミックっていう次の作品かな。直樹賞も取ってらっしゃるということなので、本当にもうね、私はこれまでそんなにすごくこの市保さんのですね、作品を読んだってことはなかったんですけれども、それでもすごく、 応募賞というか、ある意味も受賞作家ということでですね、やってらっしゃったんだなぁなんて思ったんですけど、それに値するぐらい本当に、とても素晴らしい作品だなというふうに感じましたね。 どうなんでしょう。ここまで私が紹介してきたですね、3作品というのかな。 えっと、そうですよね。金谷ひとみさんのですね、ヤブの中とか、斎良さんのインザメガチャーチ、あとは塩田武さんのですね、踊り疲れてとかですね、こういったものっていうのは本当に現代をうまく切ったというかテーマではあるんですけれども、その文脈でこれも紹介できなくもないというか、 同性愛という文脈に乗せてですね、紹介することもできるんだけれども、ちょっとなんかこの作品に関しては、それとはまた一味も二味も違うかなという感覚があって。 登場してきているのは女の子2人なんだけれども、人間として心が惹かれ合うってどういうことなのかとか、そういうことをすごく美しい情景描写とともにですね、描かれた作品ですよね。 裏ぶれた団地で、この小学校2年生の2人は出会うわけなんだけれども、そこから都心部というのかな、新学校、名門女子校を舞台にですね、今度出会うようになり、さらに大人になって再会する場所というのはまた別の場所なんですよね。 そこの情景も非常に美しくて、なんかね、いいなというのをね、これ以上ちょっと言うとすごいネタバレ感満載になっちゃうんで、なかなか言えないんですけれども、に感じられましたね。とても良かったなと思っております。 はい、ということで、この作品もですね、どうなんでしょうね。こういうの男性が読むイメージってあんまりないんですけれども、男性が読んでも十分楽しめるであろうし、女性であればですね、こういう美しい情景描写も含めて、女の子同士の友情なのかなとも取れるし、友情を超えたですね、何か魂のつながりのようなものみたいなのも感じられるしっていう意味でも、 結構面白いんじゃないかなというふうに思いました。 はい、ということでですね、この作品もたまたま私は11月の上旬にですね、車移動などもあったので、オーディブルで聴いてですね、とても良かったんですよね。 面白いのはオーディブルで聴いてすごい良かった商品って、良かった作品ってですね、結局ね、何か手元に残したくなるので、紙でも買うんですよね。 という意味で、やっぱりオーディブルでね、時々ね、何かそういうふうにした作品はですね、出先でふっと読みたくなって、Kindleでも買ったりするんですよね。 だから結局何か気に入った作品って、何かKindleも紙もオーディブルも持ってるみたいな感じになっちゃうんですけれども、 この作品もそういう本当に印象的なシーンがいくつもあって、美しい描写がたくさんあったので、何か感受性のひだをね、ふかふかにしていくっていう意味では、とても良い作品なんじゃないかなと思います。 もしよかったらこちらも手に取って見てください。市穂道さん、光のところにいてねでした。 はい、ということで今日は今日までかな。最近立て続けに小説を読んでいたんですけれども、これも良かったよというのをお話をさせていただきました。 またね、気になった本などあればどんどんどんどんこちらでもご紹介していきたいと思います。 はい、ということで今日も頑張っていきましょう。 もっと見る #小説 #軽井沢 #直木賞 #書評 #恋愛小説 #軽井沢暮らし #村山由佳 #一穂ミチ #光のとこにいてね #島清恋愛文学賞 編集者ひのなおみの読んで、旅して、恋をして。ひのなおみ|編集者/メディアの世界の研究員/ラジオパーソナリティ02:251.今年は紅葉の当たり年09:392.光のとこにいてね、が良かった09:523.人を愛するということとはコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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