TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし緩急のあるダンスを好む (Orlandi et al., 2021)07:59 2024年10月18日 249再生 問題を報告する 再生する シェアする おはようございます🔆本日もお聴きくださり、ありがとうございます!AI目次ダンス研究の知見:速度変化の妙緩急のダンスがもたらす効果とは?雅楽研究への応用可能性を探る国際学会:新たな出会い、そして反省学会1日目終了:充実感と今後の展望AI文字起こし(β版) # 今日はダンスの研究 おはようございます。心理学者のじんぺいです。 本日も心理学の論文を紹介していきます。 今、イタリアのトリノで学会に参加しておりまして、 いろんな研究者の話を聞いています。 その中で面白い論文に出会うことも多く、 昨日はダンスの研究者の話を聞いていて、 その方の先行研究が面白いなと思ったので紹介したいと思います。 ダンスの中でも一定の速度で動く動きもあれば、 速度がどんどん変わる動きもあると思うんですけど、 そういうのを比べたような研究になっています。 楽しんでもらえると嬉しいです。 # 緩急のあるダンス、ないダンス やっている実験は結構シンプルで、プロのダンサーさんに協力をしてもらって、ダンスの動画をたくさん撮りますと。 そのたくさん撮った動画のうちの半分は、一定の動きで踊ってもらうダンスの動画です。 もう半分が、ダンスの速度を変える、換気をつける感じですよね。 そういう動きをしてもらって、それらをダンスに経験者の41名がビデオを見て、いろんな観点から評価すると。 速度をどういう風に感じましたかとか、自分はその動きを再現できると思いますかとか、 その動きを見てどれくらい楽しいと感じましたかみたいな、そういう質問項目になっています。 早速結果に移ろうと思うんですけど、変化をつけた、動きの速度に変化がついたビデオというのは、一定のビデオよりも早く感じられたと。 あとは努力が必要、それをするには努力が必要という風に思われたし、あとは再現が難しいという風に評価されたそうです。 かつ、換気がついている方がより楽しいと評価されたというのが主な結果です。 だからダンスに経験者が見ると動きが速くなったり遅くなったりする方が楽しく見られるということです。 他にも変数同士の関係を見ているわけなんですけど、速度と努力の間に性の相関がある。 つまり速い動き、速い動作だと感じるほど、その動きには努力が必要であると感じられたとか。 あとは楽しさの評価にも性の相関があったということで、速度と努力ですね。 速い動きというのを速いと感じたときに楽しいと、より楽しいと思う。 これ結構相関が高くて、0.45というRの値です。 これは統計とか知りたいという人のためにですけど、それぐらいだそうです。 あとは努力とも相関があったということとか。 あとはちょっと別な観点で、エントロピーという指標を測っています。 これちょっと分かりにくいんですけど、 よく情報理論とか物理の世界でもエントロピーという言葉はほとんど同じようなことを言っていると思うんですけど、 情報の予測のしにくさとか不確実性を表すような概念です。 この実験では何を測っているかというと、ダンスをしてもらって、 そのダンスには加速度のデータがあるので、加速度のデータを用いて、 それを計算のところはいいとして、エントロピーという指標を計算できるんですよ。 そのエントロピーの具合と、あとは参加者さんの評価というのを比べたときに、 エントロピーが低い動作、これはつまり予測可能な動作というのは、 微的に好ましいとされた、楽しいと感じられたということです。 だから予測はできた方がいいですよね。 早いかつ変化があるかつ予測はできるという動画のときに、 結構、あとは再現が自分はできないんじゃないかと思うと、 人はそのダンスに楽しさを覚えやすいというような結果かなと思います。 なんとなくわかりますよね。 早いと難しいなと思うし、難しい動きをしている人の方がかっこいいなと思うじゃないですか。 そういう感じを言っています。 ただ、あまりにも予測できない動きとかになると、 ちょっとそれは評価を下げる原因になるのかなというふうにも思うので、 バランスは難しいところもあるのかなと思います。 # 雅楽の研究に活かしたい 自分がなぜこういうダンスの研究に興味を持っているかというと、やってるんですよね、自分も。 画学っていう日本の音楽と、あとは舞、舞楽を用いて研究をしている最中、始まったばっかりなんですけど、研究していて、 画学の面白いところっていうのは、その動きの予測はできないのかな、どうなんだろう。 自分はちょっとその画学をやってた時があるので、できなくはないんですけど、多分一般の人が見たら予測できない動きなのかなと思うし、あとは速度も結構変わります。 基本めちゃくちゃゆっくり、だけど全体としてもちょっとずつ速くなっていくし、ちょくちょくキレのある動きを見せたりもする。 そういう舞もあるっていう感じですけど、なので、この今紹介した先行研究は、そういう意味でも参考にできる部分が多いのかなと思うし、あとは文化の違い。 多分バレエとかね、ダンスの研究していることが多かったりとか、あとはあれか、ちょっとブレイク、ブレイキングみたいなね、ダンスの時もあるかもしれないんですけど、様子がだいぶ違うということもありますので、 でもあれですよ、様子は違うけど、先行研究はちゃんと読まないといけないし、引用しないといけないので、この辺はすごく難しいんですけど、この研究は結構できそうだなと思いました。 エントロピーの計算の方法とかも、不確実性とか予測のできなさっていうのも一つの仕様として使ってみたいなという気持ちが今湧いてきています。 はい、そんな感じで研究をやっております。 明日からも学会があるので、また面白い研究を見つけてきて、皆さんにも一部紹介していきたいなと思っています。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 今日もいい一日にしていきましょう。 ジェンペイでした。 心を込めて。 # 雑談「学会1日目が終了」 はい最後1分だけ雑談をします 言っていた通り学会が始まっておりまして 同僚が一人来ているのでこの間のウィーンよりは アウェー感が少ないんですけどとはいえねなんか同僚がちょっと 体調があまりよろしくないみたいで早々にして ホテルに戻っちゃったりとかして結局一人でいる時間が多かったんですけど 前回のウィーンであった研究者と再会できたりして ちょっとずつですけどこの学術コミュニティすごい狭い世界ですが 入れているのかなというふうに思っています まあでもとはいえ結構こう ねあの 長く話しできなかったりとかちょっと自分のしたい話がうまく聞けなかったりして まだまだ反省点というか悔しい思いはしてはいるんですけど そういうふうに友達をね友達というかまあよっともですかねまず まずこう 前もいたよねみたいな感じの人がとりあえず増えるのは結構大事なことかなと思ってますし 昨日もね新しく何人かの人に自分はこういう名前でこういう大学で研究 こういうことをしてますということを紹介できたので明日もまたね友達を 増やしたいなと友達というかまあ上の先生が多いんですけど 頑張りたいなと思っております もっと見る #ダンス #研究 #論文 #踊り #美学 #エントロピー #実験美学 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー00:411.今日はダンスの研究03:532.緩急のあるダンス、ないダンスhttps://doi.org/10.1016/j.cognition.2020.10444601:543.雅楽の研究に活かしたい01:314.雑談「学会1日目が終了」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
#1049【🇺🇸グリーンズボロから生配信】なぜこのタイミングでわざわざアメリカに来たのか 22分・10月2日・ 52再生AI目次弾丸渡米の過酷な旅程とその理由憧れのPaul Silvia教授との対面異国の地Greensboroで感じたことMLBプレイオフ!フィリーズ戦の行方なぜ彼は移動し続けるのか?その真意
#1048 BGMが流れているとモノの評価が変わる 9分・9月30日・ 61再生AI目次「聴覚×視覚」クロスモーダル研究物への評価を変える「複雑性」好みを生む「逆U字カーブ」の法則BGMが変える「最適な複雑さ」脳の処理容量が語る評価の謎
#1047 創造性の敵を味方につけたい人が読む本 14分・9月29日・ 61再生AI目次創造性を妨げる意外な要因ネガティブ・ケイパビリティの真価AIで敵を味方につける発想真の創造性を阻む態度とは玉虫色の答えが示す創造性
#1046【碓氷早矢手さんと対談】碓氷さんのお仕事、いや推し事を深掘り 32分・9月27日・ 121再生AI目次碓氷早矢手氏の「本を推す」原動力出版社の仕事は編集だけではない心理学者じんぺい氏の読書論AI時代に書店が持つ特別な価値本を「お土産」にする記憶術
#1045【勝村智樹さん・横山詢さん】盆栽の魅力について徹底深掘り 1時間7分・9月26日・ 145再生AI目次お二人の専門と盆栽研究の融合日本文化としての盆栽を世界へあいまいな盆栽の歴史と現状「引き算の美学」再考とその挑戦スローライフがもたらす新たな価値
#1044 芸術の好みは9割が個人差 12分・9月24日・ 78再生AI目次「芸術の好み9割は個人差」の真意顔と芸術品に潜む美意識の差自然物が持つ普遍的な美の法則とは人工物の美に個人差が大きい理由生け花に見る自然と人工の境界線
#1043【大阪から生配信】シルバーウィークどんな感じですか? 43分・9月23日・ 57再生AI目次ボードゲーム論文執筆と研究の真意来日中のドイツ人ボスと書道体験書道研究「Japanese Calligraphy」の進捗注目イベント:東流さんと白木夏子さん日本から世界へ!怒涛の海外移動計画
#1042 なぜAI時代に美意識が大切になりそうなのか 13分・9月19日・ 83再生AI目次AI時代に美意識が必須となる理由とはAIの平均化がもたらす社会への影響対話型AIが導く個性の消失AI時代の自己、美意識の再定義自分らしさを保つ「軸」の探求
#1041 岩手で宮沢賢治、妖怪、芭蕉に触れてきました! 18分・9月17日・ 86再生AI目次宮沢賢治の童話世界とインスピレーション源遠野物語を育んだ幻想的な地奥州藤原氏が目指した平和の形松尾芭蕉が平泉で詠んだ名句日本の伝統芸能への新たな関心
#1040【伊藤東凌さんと対談】研究者の仕事はどうなっていくのか?熱狂と危機感の共存 32分・9月15日・ 212再生AI目次AI時代に問われる研究者像研究に不可欠な「人間らしさ」データ取得の「温度」と「場」研究者の未来、危機感と熱狂キャリアを彩る「継続」の物語