2026年10月
#4P グローバル化の終わりと、私たちが「争わない」ために持つべき本当の強さ
13:32
【世界が激変する今、私たちが信じてきた「平和の常識」を問い直すときが来ました。】
はじめに:早稲田大学・上杉勇司から、リスナーのあなたへ
みなさん、こんにちは。早稲田大学で和平学や紛争解決学を教えております、上杉勇司です。
Voicy『上杉勇司の争わない生き方』を日頃からお聴きいただき、本当にありがとうございます。
毎朝7時の通常放送では、日々の暮らしや人間関係の中で心がすーっと軽くなるような「対話のヒント」をお届けしています。しかし今回、プレミアム限定放送の第4回(#4P)でお届けするのは、いつもとは少し雰囲気が異なる、「これからの日本と世界を生き抜くための安全保障と平和の現実」についてのお話です。
タイトルは、 【第4回・プレミアム限定】グローバル化の終わりと、私たちが「争わない」ために持つべき本当の強さ。
正直に申し上げますと、今回の放送内容は、表の無料放送ではなかなかお話しすることができない、非常に深く、かつズシリと重いテーマを含んでいます。
2026年10月17日、沖縄の地で「平和・安全保障セミナー」という非常に重要なシンポジウムが開催されました。そこには、国際政治学者の田所昌幸先生、元陸将の山口昇さん、笹川平和財団の渡部恒雄さんという、日本の安全保障の第一線で活躍される専門家のみなさんが集まられました。
私自身、このセミナーで提示された最新の分析や市民アンケートの声に接し、「私たちが長年あたり前だと思ってきた『平和の前提』が、いま根本から崩れ去ろうとしている」という強い危機感を抱きました。そして、「この現実を誤魔化さずに、信頼できるプレミアムリスナーのみなさんに一刻も早く直接語りかけたい」と思い、マイクに向かって10分間、情熱を込めて収録いたしました。
なぜ、いま私たちは「自由な貿易の時代」の終わりを目撃しているのか?
大国のリーダーたちが密室で繰り広げる「心理戦(認知戦)」の恐ろしい裏側とは?
そして、私たちが目指すべき「本当の争わない強さ」とは一体何なのか――。
放送の核心部分や具体的なエピソードは、ぜひ放送本編でお聴きいただきたいのでネタバレは避けますが、なぜ今みなさんにこの第4回(#4P)を聴いていただきたいのか、私自身の言葉でその見どころとメッセージをお伝えさせてください。
第一章:私たちが生きているのは「1914年の前夜」かもしれない
まず、今回の放送の冒頭でみなさんに投げかけているのは、歴史が教えてくれる恐ろしい「パラレル(平行線)」についての問いかけです。
いまから100年以上前、第一次世界大戦が起きる直前の世界には「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる、国境を超えてモノや人が自由に行き交う平和な時代がありました。 当時の人々は口々にこう言っていたそうです。「これだけ世界が経済でつながっているのだから、戦争なんて愚かなことをする国があるはずがない」と。
しかし、その幸福な幻想は、1914年8月、たったひとつの事件から一瞬にして崩れ去りました。
私はいま、専門家として強い懸念を抱いています。 「私たちが今生きているこの現代は、まさにあの1914年の前夜とそっくり同じ状況に向かっているのではないか?」と。
これまで私たちが当たり前のように享受してきた「自由なグローバル化」は終わりを告げ、食べ物やエネルギー、さらには最新の技術までもが、相手を脅し屈服させるための「武器」として使われる時代に入りました。
「商売をしていれば平和だ」「お互いに得をするから戦争は起きない」という甘い前提が通用しなくなった世界で、私たちは一体何を命綱にして生き残ればいいのでしょうか? 100年前の人々が陥った「油断の罠」を繰り返さないために、私たちが今知っておくべき現実があります。
第二章:大国のリーダーたちが繰り広げる「心理戦(認知戦)」の裏側
第二の見どころは、ニュースの表面的な報道を追っているだけでは決して見えてこない、「大国外交の密室で繰り広げられるリアリズムと攻防」です。
世界を大きく揺らし続けるアメリカ外交のスタイル。その強硬な交渉の裏には、専門家たちが指摘する「決して非を認めず、常に攻撃し続ける鉄則」が存在します。
相手が敵であろうと味方であろうと関係なく、「自分だけが得をして、相手に損をさせる」という強烈な取引の流儀。もしも大国の政治が混乱し、追い詰められたリーダーが自らのなわばりを守ろうと暴走したとき、世界はどうなってしまうのか?
さらに今回の放送で注目していただきたいのが、大国同士の首脳会談で実際に仕掛けられたとされる「心理戦(認知戦)」の攻防です。
首脳の出迎え方ひとつ、歴史の記憶を巧みに呼び起こす演出ひとつで、相手の脳内に自国に都合の良いイメージを植え付け、外交の主導権を静かに横から奪い去っていく……。
「米中首脳会談の裏で密かに仕掛けられた認知戦の正体とは何だったのか?」――外交の現場で展開される恐るべき「認知の乗っ取り術」について、放送本編で分かりやすく紐解いています。
第三章:ウクライナと台湾――決定的な「地理の罠」と「拒否的防衛」
そして話は、私たちの目の前にある東アジア、台湾海峡と沖縄の現実へと向かっていきます。
ニュースなどではよく「ウクライナの次は台湾か?」と一括りに語られがちですが、元陸将の山口昇さんが示される分析は非常に明快です。それは「ウクライナと台湾の決定的な地理の違い」です。
陸続きの国と、海に囲まれた「島」。この地形の違いが、万が一のときにどれほど恐ろしい「支援の遮断」をもたらすのか。
現在、九州から沖縄、台湾へと続く「第一列島線」において、隙間のない防衛の網を張る試みが進められています。しかし、ここで私はみなさんに強く問いかけたいのです。
「防衛力を高める目的とは、相手を打ち負かして『勝つこと』なのだろうか?」
違います。私たちが目指すべきは、相手を全滅させるような虚しい勝利ではありません。 「攻め込んでも絶対に成功しない」と相手に悟らせて、戦うこと自体を諦めさせる「相手に勝たせない(拒否的防衛)」という選択です。
そして、この議論を深める上で避けて通れないのが、「沖縄の負担と痛みの問題」です。 日本にある在日米軍基地の大部分が集中する沖縄の人々の心にある、「また沖縄が戦場にされ、見捨てられるのではないか」という深い傷。
この痛みを本土に住む私たちが「他人事」にしている限り、いくら高額な兵器を備えたところで、国の防衛の土台は内側から崩れてしまいます。沖縄の負担をどう分かち合うべきなのか、みなさんと一緒に考えていきたいテーマです。
第四章:同盟国が来ない「Plan B」の日に、私たちはどう生きるか
そして、今回の第4回放送における最大のテーマが、「最悪のシナリオに備える二刀流の準備」です。
「同盟国があるから、いざとなったら絶対に助けに来てくれる」 もしも、その前提が崩れるような事態が起きたらどうするのか。
他国の戦争に関わることを嫌う世論が高まり、万が一の事態が起きたときに支援が大幅に遅れる、あるいは来ないという可能性もゼロではありません。だからこそ、私たちは「Plan A」と「Plan B」という2つの備えを持つ必要があります。
* Plan A:特定の国だけに頼らず、世界の中堅国(オーストラリア、ヨーロッパ、東南アジア等)と結ぶ多角的な外交ネットワーク。
* Plan B:万が一誰も来ない場合に備え、自分の国を自分で守り抜く自立的な覚悟と備え。
特にPlan Bで議論される、台湾海峡の危機に伴って予想される「最大150万人規模の避難民(難民)の受け入れ問題」や、サイバー攻撃・エネルギー麻痺への対応。
そして、北欧スウェーデンなどが実践している「全社会防衛(ぜんしゃかいぼうえい)」という考え方。 軍隊や警察だけでなく、企業や自治体、そして私たち一人ひとりの市民が持つべき「しなやかな耐え抜く強さ(レジリスエンス)」の正体とは何なのか?
「世界が荒れ狂う中で、私たちが今日から身につけるべき『全社会的な粘り強さ』とは一体どんなものなのか?」――この問いに対する答えを、丁寧にお話ししています。
第五章:なぜ今、プレミアムリスナーのみなさんにこの放送を届けたいのか
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「専門的な安全保障の話か」と思われたかもしれませんが、これは決して遠い世界の出来事ではなく、私たちが明日から家族や大切な人と過ごす日常の平和に直結する、切実なテーマなのです。
毎朝の通常放送でお話ししている「対話の技術」は、非常に大切です。しかし、その対話を成り立たせるための「土台となる平和な社会」が揺らいでいる今、私たちは現実の過酷なルールと、自分たちの足で立つための「本当の強さ」を知らなければなりません。
私がこのプレミアム第4回でみなさんにお伝えしたいのは、単なる軍事の知識ではありません。 特定の大きな国にただ付き従うのでもなく、過剰に恐怖してパニックになるのでもなく、「世界がどれほど激変しようと、取り乱さずに自分の足で立ち、しなやかに生き抜くための知性と備え」なのです。
プレミアム会員として参加してくださっているみなさんは、私にとって「本音で深い議論を交わすことができる大切な仲間」です。
* ニュースの表面的な煽りに流されず、本質を見抜く視点を持つこと。
* 感情論に陥らず、現実的な解決策を冷静に模索すること。
* そして、この温かく知的なVoicyプレミアムの空間を、一緒に育てていくこと。
この第4回放送(#4P)をお聴きいただければ、みなさんの世界の見え方はより深く、より確かなものへと変化するはずです。
おわりに:一緒に「しなやかな強さ」を育んでいきましょう
世界は今、大きな転換期を迎えています。
「自分には関係ない」「誰かが解決してくれる」と目を背けるのではなく、現実を客観的に直視した上で、自分たちにできる備えをしていくこと。
第一列島線の防衛力を高めて「相手に勝たせない仕組み」を作ることも、決して戦争をするためではなく、対話によって平和的に解決するための「時間を稼ぐため」に過ぎません。防衛力の議論とセットで、中国との話し合いの窓口(対話チャンネル)を常にオープンにし続けることが不可欠なのです。
私が提唱する「争わない生き方」の真意を、この安全保障という厳しいリアルなテーマを通してもみなさんに感じ取っていただけたら、これ以上に嬉しいことはありません。
今すぐプレミアム限定放送#4Pの再生ボタンを押して、21分間の知的な探求の時間を一緒にお過ごしいただければ幸いです。
放送内でのご感想やご意見も、限定チャットやコメント欄で楽しみにお待ちしております。
それでは、プレミアム放送でお会いしましょう。早稲田大学の上杉勇司でした!
【Voicyプレミアム放送 第4回(#4P)情報】
* 番組タイトル: Voicy『上杉勇司の争わない生き方』
* 第4回(#4P)テーマ: 【第4回・プレミアム限定】グローバル化の終わりと、私たちが「争わない」ために持つべき本当の強さ
* パーソナリティ: 上杉勇司(早稲田大学教授)
* 参加特典: プレミアムリスナー限定チャット参加権、質問・リクエストの優先採用、過去のすべてのプレミアム限定放送が聴き放題
(※VoicyアプリまたはWebのチャンネルページから、ワンタップで今すぐプレミアム会員にご登録いただけます。限定コミュニティで、みなさんのお越しを心よりお待ちしております!)
はじめに:早稲田大学・上杉勇司から、リスナーのあなたへ
みなさん、こんにちは。早稲田大学で和平学や紛争解決学を教えております、上杉勇司です。
Voicy『上杉勇司の争わない生き方』を日頃からお聴きいただき、本当にありがとうございます。
毎朝7時の通常放送では、日々の暮らしや人間関係の中で心がすーっと軽くなるような「対話のヒント」をお届けしています。しかし今回、プレミアム限定放送の第4回(#4P)でお届けするのは、いつもとは少し雰囲気が異なる、「これからの日本と世界を生き抜くための安全保障と平和の現実」についてのお話です。
タイトルは、 【第4回・プレミアム限定】グローバル化の終わりと、私たちが「争わない」ために持つべき本当の強さ。
正直に申し上げますと、今回の放送内容は、表の無料放送ではなかなかお話しすることができない、非常に深く、かつズシリと重いテーマを含んでいます。
2026年10月17日、沖縄の地で「平和・安全保障セミナー」という非常に重要なシンポジウムが開催されました。そこには、国際政治学者の田所昌幸先生、元陸将の山口昇さん、笹川平和財団の渡部恒雄さんという、日本の安全保障の第一線で活躍される専門家のみなさんが集まられました。
私自身、このセミナーで提示された最新の分析や市民アンケートの声に接し、「私たちが長年あたり前だと思ってきた『平和の前提』が、いま根本から崩れ去ろうとしている」という強い危機感を抱きました。そして、「この現実を誤魔化さずに、信頼できるプレミアムリスナーのみなさんに一刻も早く直接語りかけたい」と思い、マイクに向かって10分間、情熱を込めて収録いたしました。
なぜ、いま私たちは「自由な貿易の時代」の終わりを目撃しているのか?
大国のリーダーたちが密室で繰り広げる「心理戦(認知戦)」の恐ろしい裏側とは?
そして、私たちが目指すべき「本当の争わない強さ」とは一体何なのか――。
放送の核心部分や具体的なエピソードは、ぜひ放送本編でお聴きいただきたいのでネタバレは避けますが、なぜ今みなさんにこの第4回(#4P)を聴いていただきたいのか、私自身の言葉でその見どころとメッセージをお伝えさせてください。
第一章:私たちが生きているのは「1914年の前夜」かもしれない
まず、今回の放送の冒頭でみなさんに投げかけているのは、歴史が教えてくれる恐ろしい「パラレル(平行線)」についての問いかけです。
いまから100年以上前、第一次世界大戦が起きる直前の世界には「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる、国境を超えてモノや人が自由に行き交う平和な時代がありました。 当時の人々は口々にこう言っていたそうです。「これだけ世界が経済でつながっているのだから、戦争なんて愚かなことをする国があるはずがない」と。
しかし、その幸福な幻想は、1914年8月、たったひとつの事件から一瞬にして崩れ去りました。
私はいま、専門家として強い懸念を抱いています。 「私たちが今生きているこの現代は、まさにあの1914年の前夜とそっくり同じ状況に向かっているのではないか?」と。
これまで私たちが当たり前のように享受してきた「自由なグローバル化」は終わりを告げ、食べ物やエネルギー、さらには最新の技術までもが、相手を脅し屈服させるための「武器」として使われる時代に入りました。
「商売をしていれば平和だ」「お互いに得をするから戦争は起きない」という甘い前提が通用しなくなった世界で、私たちは一体何を命綱にして生き残ればいいのでしょうか? 100年前の人々が陥った「油断の罠」を繰り返さないために、私たちが今知っておくべき現実があります。
第二章:大国のリーダーたちが繰り広げる「心理戦(認知戦)」の裏側
第二の見どころは、ニュースの表面的な報道を追っているだけでは決して見えてこない、「大国外交の密室で繰り広げられるリアリズムと攻防」です。
世界を大きく揺らし続けるアメリカ外交のスタイル。その強硬な交渉の裏には、専門家たちが指摘する「決して非を認めず、常に攻撃し続ける鉄則」が存在します。
相手が敵であろうと味方であろうと関係なく、「自分だけが得をして、相手に損をさせる」という強烈な取引の流儀。もしも大国の政治が混乱し、追い詰められたリーダーが自らのなわばりを守ろうと暴走したとき、世界はどうなってしまうのか?
さらに今回の放送で注目していただきたいのが、大国同士の首脳会談で実際に仕掛けられたとされる「心理戦(認知戦)」の攻防です。
首脳の出迎え方ひとつ、歴史の記憶を巧みに呼び起こす演出ひとつで、相手の脳内に自国に都合の良いイメージを植え付け、外交の主導権を静かに横から奪い去っていく……。
「米中首脳会談の裏で密かに仕掛けられた認知戦の正体とは何だったのか?」――外交の現場で展開される恐るべき「認知の乗っ取り術」について、放送本編で分かりやすく紐解いています。
第三章:ウクライナと台湾――決定的な「地理の罠」と「拒否的防衛」
そして話は、私たちの目の前にある東アジア、台湾海峡と沖縄の現実へと向かっていきます。
ニュースなどではよく「ウクライナの次は台湾か?」と一括りに語られがちですが、元陸将の山口昇さんが示される分析は非常に明快です。それは「ウクライナと台湾の決定的な地理の違い」です。
陸続きの国と、海に囲まれた「島」。この地形の違いが、万が一のときにどれほど恐ろしい「支援の遮断」をもたらすのか。
現在、九州から沖縄、台湾へと続く「第一列島線」において、隙間のない防衛の網を張る試みが進められています。しかし、ここで私はみなさんに強く問いかけたいのです。
「防衛力を高める目的とは、相手を打ち負かして『勝つこと』なのだろうか?」
違います。私たちが目指すべきは、相手を全滅させるような虚しい勝利ではありません。 「攻め込んでも絶対に成功しない」と相手に悟らせて、戦うこと自体を諦めさせる「相手に勝たせない(拒否的防衛)」という選択です。
そして、この議論を深める上で避けて通れないのが、「沖縄の負担と痛みの問題」です。 日本にある在日米軍基地の大部分が集中する沖縄の人々の心にある、「また沖縄が戦場にされ、見捨てられるのではないか」という深い傷。
この痛みを本土に住む私たちが「他人事」にしている限り、いくら高額な兵器を備えたところで、国の防衛の土台は内側から崩れてしまいます。沖縄の負担をどう分かち合うべきなのか、みなさんと一緒に考えていきたいテーマです。
第四章:同盟国が来ない「Plan B」の日に、私たちはどう生きるか
そして、今回の第4回放送における最大のテーマが、「最悪のシナリオに備える二刀流の準備」です。
「同盟国があるから、いざとなったら絶対に助けに来てくれる」 もしも、その前提が崩れるような事態が起きたらどうするのか。
他国の戦争に関わることを嫌う世論が高まり、万が一の事態が起きたときに支援が大幅に遅れる、あるいは来ないという可能性もゼロではありません。だからこそ、私たちは「Plan A」と「Plan B」という2つの備えを持つ必要があります。
* Plan A:特定の国だけに頼らず、世界の中堅国(オーストラリア、ヨーロッパ、東南アジア等)と結ぶ多角的な外交ネットワーク。
* Plan B:万が一誰も来ない場合に備え、自分の国を自分で守り抜く自立的な覚悟と備え。
特にPlan Bで議論される、台湾海峡の危機に伴って予想される「最大150万人規模の避難民(難民)の受け入れ問題」や、サイバー攻撃・エネルギー麻痺への対応。
そして、北欧スウェーデンなどが実践している「全社会防衛(ぜんしゃかいぼうえい)」という考え方。 軍隊や警察だけでなく、企業や自治体、そして私たち一人ひとりの市民が持つべき「しなやかな耐え抜く強さ(レジリスエンス)」の正体とは何なのか?
「世界が荒れ狂う中で、私たちが今日から身につけるべき『全社会的な粘り強さ』とは一体どんなものなのか?」――この問いに対する答えを、丁寧にお話ししています。
第五章:なぜ今、プレミアムリスナーのみなさんにこの放送を届けたいのか
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「専門的な安全保障の話か」と思われたかもしれませんが、これは決して遠い世界の出来事ではなく、私たちが明日から家族や大切な人と過ごす日常の平和に直結する、切実なテーマなのです。
毎朝の通常放送でお話ししている「対話の技術」は、非常に大切です。しかし、その対話を成り立たせるための「土台となる平和な社会」が揺らいでいる今、私たちは現実の過酷なルールと、自分たちの足で立つための「本当の強さ」を知らなければなりません。
私がこのプレミアム第4回でみなさんにお伝えしたいのは、単なる軍事の知識ではありません。 特定の大きな国にただ付き従うのでもなく、過剰に恐怖してパニックになるのでもなく、「世界がどれほど激変しようと、取り乱さずに自分の足で立ち、しなやかに生き抜くための知性と備え」なのです。
プレミアム会員として参加してくださっているみなさんは、私にとって「本音で深い議論を交わすことができる大切な仲間」です。
* ニュースの表面的な煽りに流されず、本質を見抜く視点を持つこと。
* 感情論に陥らず、現実的な解決策を冷静に模索すること。
* そして、この温かく知的なVoicyプレミアムの空間を、一緒に育てていくこと。
この第4回放送(#4P)をお聴きいただければ、みなさんの世界の見え方はより深く、より確かなものへと変化するはずです。
おわりに:一緒に「しなやかな強さ」を育んでいきましょう
世界は今、大きな転換期を迎えています。
「自分には関係ない」「誰かが解決してくれる」と目を背けるのではなく、現実を客観的に直視した上で、自分たちにできる備えをしていくこと。
第一列島線の防衛力を高めて「相手に勝たせない仕組み」を作ることも、決して戦争をするためではなく、対話によって平和的に解決するための「時間を稼ぐため」に過ぎません。防衛力の議論とセットで、中国との話し合いの窓口(対話チャンネル)を常にオープンにし続けることが不可欠なのです。
私が提唱する「争わない生き方」の真意を、この安全保障という厳しいリアルなテーマを通してもみなさんに感じ取っていただけたら、これ以上に嬉しいことはありません。
今すぐプレミアム限定放送#4Pの再生ボタンを押して、21分間の知的な探求の時間を一緒にお過ごしいただければ幸いです。
放送内でのご感想やご意見も、限定チャットやコメント欄で楽しみにお待ちしております。
それでは、プレミアム放送でお会いしましょう。早稲田大学の上杉勇司でした!
【Voicyプレミアム放送 第4回(#4P)情報】
* 番組タイトル: Voicy『上杉勇司の争わない生き方』
* 第4回(#4P)テーマ: 【第4回・プレミアム限定】グローバル化の終わりと、私たちが「争わない」ために持つべき本当の強さ
* パーソナリティ: 上杉勇司(早稲田大学教授)
* 参加特典: プレミアムリスナー限定チャット参加権、質問・リクエストの優先採用、過去のすべてのプレミアム限定放送が聴き放題
(※VoicyアプリまたはWebのチャンネルページから、ワンタップで今すぐプレミアム会員にご登録いただけます。限定コミュニティで、みなさんのお越しを心よりお待ちしております!)
上杉勇司の「争わない」生き方〜対立をほぐす対話術〜
上杉 勇司 |早稲田大学教授(和平学・紛争解決学)
- 02:141.
世界秩序の大転換期に、私たちが「争わない」ためにできること
- 03:362.
ベル・エポックの崩壊とトランプ外交の本質——なぜ世界は分断するのか
- 03:093.
第一列島線と沖縄——「勝つ」ことではなく「勝たせない」拒否的防衛とは
- 02:224.
Plan AとPlan B、そして「全社会的な粘り強さ(レジリエンス)
- 02:125.
イデオロギーを超えた「真の平和学習」と、私たちの暮らしの備え
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