TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#99 市街地の大規模火災を乗り越え、災害に強い町を作る09:52 2021年4月20日 1,969再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次74年前の飯田大火 その甚大な被害とは乾燥と強風が招いた歴史的大火災害から学ぶ街づくりの教訓大地震で危惧される火災連鎖地震火災から命を守る備えAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友矢がお送りする 死なない防災、備えるラジオ。 4月20日火曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1947年4月20日、飯田大火 本日のテーマは「市街地の大規模火災」でございます。 今から74年前の本日、終戦から間もない1947年、昭和22年の4月20日、 長野県飯田市で大規模な市街地火災が発生いたしました。 これを通称「飯田火災」と呼んでおります。 この火災、時刻はちょうどお昼前ですね。 11時40分過ぎということなんですが、 飯田市の市街地の南側にある民家から出火をいたしました。 この時間帯、実はこれ関東大震災などでもお昼前の地震でございましたので、 お昼ご飯ですね、昼食の支度で火を使っていた家庭が非常に多くて、 大規模な火災につながったということになるんですが、 飯田対下の場合には大きな地震が原因ではなかったんですけれども、 このおそらくは昼食の支度をしていた民家から火が出てしまったと。 これがお昼前でしたが、これが悲劇の始まりでございました。 ちょうど悪いことにですね、この日長野県飯田市というのは、 観測市場に残る極端な乾燥状態ですね。 カラッカラの乾燥状態を、これを気象庁のですね、 観測所が記録していたということなんですけれども、 この乾燥状態だったということで、火がものすごく燃え広がってしまったと。 かつ、火が出たのが町の南側だったんですけれども、 ちょうどこの日のですね、風向きというものが、 まさに南から北向き、しかも平均風速10メートルとものすごい強風が吹いておりましたので、 この南から出火した火災がちょうどこの南風に乗って、 市街地全域に広がっていってしまったと。 この極端な乾燥と強い南風の影響を受けて、 わずか数時間でこの市街地全域に炎が広がりまして、 多くの飯田市民の方々、火災を持ち出すこともできずに、 その後厳しい復興を迎えることになったということでございます。 これはですね、記録では南新州新聞の記事を確認をいたしますと、 最終的にはこの飯田市、飯田市街地の8割の面積にあたる60万平方メートルが、 全焼したということでございます。 60万平方メートル、これよく言う東京ドームの面積に換算すると12.7個分ということなんですが、 ちょっとよくわからない、逆にわかりづらい面積になってしまうんですが、 被害の数字という言い方をしますと、人口の53%にあたる方々が罹災したと、 3577個が罹災して、死者1名、行方不明者2名、重傷者80名と、 そういった被害が生じたということでございます。 半数の方が家を失ったということになりますので、 どれだけ大規模な火災だったのかということがわかる数字でございます。 この市街地での大規模火災と言いますと、 このソナエルラジオでも過去の放送、第21回目の放送で、 2016年の新潟県糸井川市の大規模火災のお話をいたしました。 この糸井川の火災というものも、かなり大規模な市街地火災ということではあったんですが、 40年ぶりの大規模市街地火災ということで、多くの注目を集めました。 去年の日本ではこれだけ大きな市街地火災というのはさすがに起こりづらくなっているんですが、 かつての日本でございますね、木造住宅が多い、そして市街地が非常に密集していると路地が細くて、 木造住宅がびっしり建っていると、そういった住宅地が広がっているのが日本の特徴ということになりますので、 もともと大規模火災は多い国でございました。 例えば江戸時代、火事と喧嘩は江戸の花とか、そういう言葉も残っているくらいでございますので、 市街地の火災というものはよく起きていた。これも一つの災害の一種ということになるわけでございます。 これ、巻き込まれた住民にとっては本当に悲劇以外の何者でもありませんけれども、 大規模な火災というものはしばしば近代的な市街地を作る復興の原動力にもなってきておりました。 過去に大規模火災が発生した都市、あるいは戦争第2次世界大戦などで大規模な空襲の被害を受けて、 やけの腹となった地域、空襲をポジティブに捉えるということはあまり良くはないとは思うんですけれども、 結果的にこの市街地が全焼したことによって区画整理が進みまして、 その後の復興で災害に強い街づくりと、そういったものが全国で行われてきた、そういった事実もまた残されているということになります。 起きてしまった災害をなかったことにはできませんので、 多くの教訓を得て、再発を防いでいく、災害に強い街づくりをしていく、こういったことが重要であるということは言えるわけでございます。 # 大地震による地震火災にも警戒 またですね、この過去の話だけではなくて、 市街地による大規模な延焼火災というものは、 大地震の二次災害としても懸念されています。 未来の話でございますね。 地震による大規模な延焼火災は、 地震火災という名称で呼ばれておりますけれども、 例えば今後の近い将来の発生が想定されている、 南海トラフ地震であったり、 あるいは首都直下地震であったり、 そういった大規模な地震が発生した場合には、 大きな火災による被害というものが、 被害想定として想定されております。 具体的には古い木造住宅ですね、 旧体新基準、1981年6月1日以前に認可を受けた建物、 こういった旧体新基準の住宅が、 木造住宅が密集している地域では、 大地震が起こりますと建物がバンバン、 バンバン、倒壊する可能性がございます。 住宅は建っていればですね、 建っていればある程度炎を防ぐ、 そういった防火壁としての働きも期待できるんですが、 木造住宅は潰れた瞬間に燃えやすい薪の束になってしまいます。 そうしますと町の中の至るところに、 この薪の束が大量に発生する。 こういった地域でどこか一箇所でも火災が発生いたしますと、 消防車もすぐ来ることができない、 そこら中に燃えやすいものが広がっている、 大規模な火災に発展する恐れがあるということになります。 さらにこの古い木造住宅が密集している地域というものは、 道路なども狭くて、 いまだに入り組んでいるような地域というのも広く広がっておりますので、 消防車が出勤できたとしても活動が困難だったり、 また逃げる側ですね、避難もままならぬと、 そういった状況も想定されて、 これらが火災による被害を拡大する要因として考えられております。 こういった地震火災ですね、 大規模な市街地の炎症火災が発生しやすい古い木造住宅が密集している地域、 こういったところは通称木密地帯などと呼ばれておりますけれども、 大地震が発生した時には特に注意が必要なエリアとみなされております。 そしてもし皆様がこういった地域に住んでいたり、 あるいは学校や職場があるよという場合には、 大地震が発生した後の地震火災、 こういったものに警戒する津波や土砂災害、洪水だけではなくて、 大規模な火災が地震の後には起こるかもしれないということで、 そういった津波土砂災害が来ない地域であったとしても、 素早く避難をするための準備をしておく。 家の中の家具を固定して避難ルートを確保する。 停電した時に自動的に点灯する明かりを設置しておく。 そして避難場所とルートを確認して、 非常持ちだしようの防災リュックを玄関に置いておく。 そういった対策をぜひ行っていただきたいなと思います。 ということで本日は1947年飯田大火のお話でございました。 万が一ですね、この市街地火災に巻き込まれた場合には、 街をあげての避難ということになるんですけれども、 火災、建物単体の火災はいつでもどこでも起こる可能性がございます。 とりわけ寝ている時に自宅から出火してしまいますと、 避難が遅れると命にかかわるということになりますので、 自宅から出火した時に素早く避難をするためには、 やはり住宅用火災警報器が効果を発揮します。 大音量で火災を教えてくれるということになります。 ただこの火災警報器、寿命は10年間です。 この10年の寿命というのは基本的に電池の寿命とイコールになっています。 電池交換基本的にはせずに、 まるごと火災警報器を交換するというのが正しいやり方になります。 自宅の警報器、紐引っ張ると鳴るようなテストを行うようなこともできますので、 ちゃんと警報器が正しくなるかと1年に1回ぐらい点検をする、 そして10年に1回本体ごとまるごと交換をするということを行ってください。 この火災警報器はホームセンターやネット通販で気軽に購入できますので、 特に消防署とかに頼まなくても自分で買ってきて取り替えることができます。 火災を完全に防ぐことは難しい。 であればせめて素早く逃げるための準備は行っていただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #火災対策 #飯田大火 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/4/20/05:172.1947年4月20日、飯田大火04:233.大地震による地震火災にも警戒コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月12日🦀🦀🦀2週目返信 mochi2025年5月24日🦀🦀🦀1返信 たろもふ2021年4月21日住宅用火災警報器の寿命…考えたことなかったです。よく役所の防災本には『火事だぁ!』と叫びましょう。と書いてありますが、私はきっと怖すぎて声が出なそうですし。うちの警報器は大丈夫かな?調べてみます!2返信 高荷智也2021年4月21日火災警報器、電池切れでチーン…となっている機材が日本中にあるのではと思っております…。すばやく逃げることができれば命だけは助かる火災、火災を知るための準備が大切でございますね。1 マリービスケット2021年4月21日いつも放送ありがとうございます。拝聴するたび、防災への意識が高まり、子どもにも伝えています。この度家を新築予定なのですが、ずばり耐震という意味で、木造または鉄骨、先生はどちらをおすすめされますでしょうか。(鉄筋RCは予算的に厳しいというイメージです。)23区内の戸建てが主な住宅街で、二次災害による火事も気になるエリアです。お目に留まることがありましたらご意見いただけますと幸いです。1返信 高荷智也2021年4月21日コメントを下さりありがとうございます!!完結に申しますと、木造か鉄骨かではなく、どちらでもよいので「耐震等級3」の家を建てることが重要です。頑丈な木造と弱々な鉄骨であれば、前者の方が地震に強いので、構造よりもその結果(等級)に注目されるのがよいと思います。ただ、書いていただいた通り、地震に強くとも「大規模な地震火災」「浸水害」などに巻きこまれると住宅は無力です。水害ハザードマップと、東京危険度マップ(火災ハザードマップ)を見た土地選びをしてくださいませ!1 ちゃとらねこ2021年4月20日高荷先生おはようございます☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝市街地火災確かに火災って燃え広がっても両隣くらいのイメージで大きなもの糸魚川火災くらいしか知らなかったです。東京でも道が狭く木造の家が連なるところがまだあるのでそこは避けて住んでいきたいですね3返信 高荷智也2021年4月21日おはようございます(・∀・)/住宅一棟の火災にもなかなか遭遇する機会がない状況で、まして大規模な市街地火災などなかなかイメージすることができません。が、過去の事例・未来の想定共に確実にある災害ですので、分かっている被害は避けて参りたいですね。1 もっと見る
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よく役所の防災本には『火事だぁ!』と叫びましょう。と書いてありますが、私はきっと怖すぎて声が出なそうですし。
うちの警報器は大丈夫かな?
調べてみます!
拝聴するたび、防災への意識が高まり、子どもにも伝えています。
この度家を新築予定なのですが、ずばり耐震という意味で、木造または鉄骨、先生はどちらをおすすめされますでしょうか。(鉄筋RCは予算的に厳しいというイメージです。)
23区内の戸建てが主な住宅街で、二次災害による火事も気になるエリアです。お目に留まることがありましたらご意見いただけますと幸いです。
完結に申しますと、木造か鉄骨かではなく、どちらでもよいので「耐震等級3」の家を建てることが重要です。頑丈な木造と弱々な鉄骨であれば、前者の方が地震に強いので、構造よりもその結果(等級)に注目されるのがよいと思います。
ただ、書いていただいた通り、地震に強くとも「大規模な地震火災」「浸水害」などに巻きこまれると住宅は無力です。水害ハザードマップと、東京危険度マップ(火災ハザードマップ)を見た土地選びをしてくださいませ!
市街地火災確かに火災って燃え広がっても両隣くらいのイメージで大きなもの糸魚川火災くらいしか知らなかったです。
東京でも道が狭く木造の家が連なるところがまだあるのでそこは避けて住んでいきたいですね
住宅一棟の火災にもなかなか遭遇する機会がない状況で、まして大規模な市街地火災などなかなかイメージすることができません。が、過去の事例・未来の想定共に確実にある災害ですので、分かっている被害は避けて参りたいですね。