TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#103 人類史上最悪の原子力事故、チェルノブイリ原発事故13:04 2021年4月26日 1,950再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次人類史上最悪の事故、その発生と原因チェルノブイリ原発で起きた大爆発の経緯と影響石棺から新安全構造物へ、隔離の取り組み未解明な後処理、終わりの見えない困難とはレベル7の悲劇が示す原子力エネルギーの未来AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー高荷友也がお送りする 死なない防災 備えるラジオ 4月26日週の始めの月曜日 本日も備えて参りましょう。 # 1986年4月26日、メルトダウン発生 本日のテーマは原子力事故でございます。 今から35年前の本日1986年の4月26日深夜1時23分 旧ソ連ウクライナ共和国の原子力発電所 チェルノブ入り原発で人類史上最悪の原子力事故が発生いたしました。 チェルノブ入り原発事故でございます。 当時このチェルノブ入り原子力発電所には1号機から4号機まで4つの原子炉、原発がありました。 そしてそれぞれが発電を行っておりました。 このうち4号機の原子炉は最も後に作られた新しい原子炉で 1984年の3月に営業運転を開始いたしまして、 2年後1986年の4月点検修理のために初めて原子炉を停止させる そういった作業を行うことになっておりました。 この原子炉というものはその性質上ですね 止めたり動かしたりとか、あるいは出力を上げたり下げたり ということが非常に難しい代物、あるいはできないことはないが、すごく効率が悪い そういった性質を持っているんです。ですのでこの原子力発電所の原子炉というものは 基本的に運転を開始しましたら数年間ぐらいはですね ぶっ続けで動かし続けるということになるものなんです。 そのため311福島第一原子力発電所の事故が起こる前はですね 日本におきましてもこの原子力発電所は非常にたくさんの原発ございました。 50機弱の原発があったわけですけれども、これらはいわゆるベース電源と呼ばれる 常に発電し続ける電気、1日の授業、最低授業を常にまかない続ける電源として 利用されておりまして、日中ですね人々が起きてきた日中の電気需要の増加 あるいは冬の暖房、夏の冷房、そういった急激な昼間の電気需要の高まりにはですね 原発ではなくて火力発電所とか水力発電所とか、あと今であれば太陽光発電とか そういったものの調整のできる電力が上乗せされる、そういう運用が行われていました。 現在の日本ではですね、ほとんどの原発が今もまだ運転を止めておりますので 大規模な火力発電所が今まで原発が担っていたベース電源、これを担っているということになります。 さてこのチェルノブイリ原子力発電所原発の4号機は、運転開始をしてから初めて運転を止める、点検作業をするための作業を行っておりました。 それが1986年の4月25日からのこと、前日からのことだったんですけれども この原子炉を止めるにあたりまして、どうせ止めるならばということでいくつかの機器のテストですとか いろいろな試験が同時に行われる予定になっておりました。 この予定されていた試験の一つに万が一原発で何か事故が起こって外部電源が失われた場合に そういうことを想定した緊急炉心冷却装置、とにかく原発は炉心を冷やす装置を動かせるようにしておかないと大事故を招くということになりますので この緊急炉心冷却装置の動作テスト、特殊な環境での動作テストを行うということになっていて、順番にそのテストの手順が進められておりました。 しかし、この原子炉の構造というか欠陥、それから試験の手順の問題、実際の当日の機器の操作 いろいろなところにあった問題点がですね、悪かった点が不幸にも重なり合ってしまいまして、最終的には原子炉の出力が急上昇、制御不能の状態に陥りまして メルトダウン、炉心誘拐という最悪な状態に至り、そして大規模な爆発が発生してしまった。 それが4月26日の深夜1時23分のことでございました。 この爆発によりまして、大規模な火災がですね、この原発の4号機で発生いたしまして、消火に当たった多くの消防士の方、あるいは軍の兵士の方々が 急性の放射線障害などで命を落としているということになります。またこの事故によりですね、高レベルの放射能、これが大気中に直接 撒き散らされまして、原発の周囲、広い地域が汚染されて、現在も人が住まない、住めない、そういった場所が広く広がっているということになります。 この放射能を含む放射性物質というものは、風に乗って北半球の広い範囲に拡散をいたしまして、日本でも当時放射性物質が確認されておりました。 # めどの立たない後処理 チェルノブ入り原子力発電所の周辺は、現在も高いレベルでの放射能汚染がされたままになっておりますので、 現在も封鎖されて人が住めない地域が広く広がっております。 一方、事故が発生したこの原子炉、原発の4号機に関しましては、 放射能の拡散を防止するために、通称石の棺桶、石棺と呼ばれるコンクリート製の建物ですっぽり覆われる工事が緊急でなされて、石棺で一時期覆われておりました。 しかし、それから10年、20年、時間が経過するにつれまして、老朽化が進んで、このままでは石棺そのものが崩壊してしまうかもしれない。 あるいは、石棺に閉じ込めているだけでは、炉心の解体作業そのものが行われない、行うことができないという状況が続いておりましたので、 新しい閉じ込め機構、閉じ込める建物の建造が長い期間をかけて行われまして、 比較的最近5年前でございますね、2016年にこの新安全閉じ込め構造物と呼ばれる、ドーム状の屋根を持つものすごく大きな建物に、 この石棺と呼ばれていた旧4号機、これが今すっぽり覆われている状況になっております。 今後、数十年から場合によっては数百年と、そういう期間をかけて、この建物の中で炉心、旧原子力発電所の建物そのもの、 それから炉心、あと周囲を囲っている石棺ですね、こういったものを順次解体して、最終的には更地にしていく、そういった計画を立てているということでございます。 ただ現在の技術ではですね、この当然今作られている安全な新安全閉じ込め構造物、この中に人が入って作業することはできません。 死んでしまいますので、基本的には遠隔操作によるロボット作業を行うことになるんです。 ただそのロボット作業による解体する技術、また解体された構造物の放射能を除去する技術というものもまだまだ確立されていませんので、 具体的な作業完了の目処というものは全く立っていないということでございます。 ちなみに、この原子力事故に関する被害の程度と呼ばれるものは、国際原子力機関IAEAと経済協力開発機構原子力機関OECDが策定した 国際原子力事象評価指標、INES通称イネスと呼ばれるレベルで評価されております。 ほとんど早口言葉みたいな用語が並んでいるんですけれども、このINESと呼ばれるレベルではですね、 程度の低いレベル0から最悪のレベル7まで評価指標が設けられておりまして、このチェルノブ入り原子力発電事故は最悪のレベル7というものに位置付けられております。 人類が引き起こした原子力事故の中でも最悪のものということで現在も位置付けられているんですけれども、 この最悪のレベル7というものにくくられている事故、これが世界の歴史をもう一つありまして、これが311東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の事故でございます。 この旧ソ連の事故、そして日本の原発の事故、この2つが事故の規模的にはレベル7最悪でくくられている2大原子力事故ということになっているわけでございます。 ただ同じレベル7でも、このチェルノブ入りの事故と福島の事故というものは程度の違いというものがかなりございまして、事故の規模、汚染のレベル、そういったものはチェルノブ入り原子力発電所の方が大きいということになるんですが、 大きいは大きいんですけど、どっちも最悪レベルということになりますので、現状レベル7というものにくくられている最悪の事故としては、チェルノブ入りと福島第一原子力発電所、この2つしか人類の歴史の中には存在しないということになります。 チェルノブ入りの事故の引き金は人為的なものであり、そして福島の事故の引き金は自然災害であると、そういった原因というものの違いはあるんですけれども、ただ私たちが直面したあるいは現在も進行している福島第一原発の事故というものは、人類史上でも最悪の原子力事故である、原子力災害であるということを認識しておく必要はございます。 ということで、本日はこのチェルノブ入り原子力発電所事故のお話をいたしました。 チェルノブ入り原発、福島第一原発、いずれも事故の処理は終わっていません。 また、当事者あるいは被災者、被害を受けた当時の住民となっている方々がいまだに多く存在します。 チェルノブ入り福島の事故ともに、まだ多くの方々が故郷に戻ることができない、またその目処も立っていない避難生活、仮暮らしというものが長い長い時間続いているということになります。 また、現在の科学技術では、このチェルノブ入り福島第一原発ともに対応できない課題というものも多くありまして、一体いつ元に戻せるのかというのはまだ分かっていません。 今後数年、数十年、あるいは数百年にわたって後処理を継続していく、そういう可能性も高くあるということでございます。 ただ、こういった事故の結果を受けまして、だからといって一概に原子力エネルギーに脳を突きつけてしまうというのは、また難しいというような事実もございます。 今、世界では引き続き多くの原子力発電所が動いておりますし、新規の建造も続いております。 この原子力のエネルギーというものは、化石燃料、石油、石炭、天然ガス、そういったものによらない高出力のエネルギー源としては重要であることは変わらない事実でございます。 また国によっては、日本のように地震のような自然災害が起こる国は、この原子力発電所、とりわけ高レベルの放射性核廃棄物を生み出す核分裂と呼ばれる技術による原子力発電は、自然災害の多い国には向きません。 ただ、国によっては、地震が起こらない地域というものもあります。 そういった安定した地盤のある地域であれば、正しく運用される原子力発電所というのは、やはり貴重なエネルギー源としては使っていくことができるということになりますし、 また、この事故の教訓を生かして、核分裂ではなくて核融合でございます。太陽と同じ理屈を用いた核融合による、核分裂よりクリーンで安全な原子力技術というものは、引き続き技術開発を継続していく必要があるということは、私も考えているものでございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #原発事故 #チェルノブイリ原発 #福島第一原発 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/4/26/05:122.1986年4月26日、メルトダウン発生07:393.めどの立たない後処理コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月14日🦀🦀🦀2週目返信 たろもふ2021年4月27日何か起こってしまえば、とても恐ろしいものですが、事実私達はその恩恵をうけて生活しているんですよね…あの時、私は何が起こっているのか分かりませんでした。TVを観てただただ不安になるばかりでした。何かトラブルが起こった時、情報を隠さず明らかにして欲しいとも思いますが、同時に私達もある程度の知識を持つ事も大事かなと思います。国語、数学、理科、社会、英語…そして災害←新科目!日本に住んでる以上、避けられない災害を理解する。又過去の災害を伝え続ける教科!あるといいのにな…1返信 ちゃとらねこ2021年4月26日高荷先生おはようございますฅ(•∀•ฅ)週末はYouTube生放送2本ありがとうございました(っ'-')╮=͟͟͞͞♥チェルノブイリ原発事故 名前は知っていてもどのような要因で発生したかは全く知らなかったのでとても興味深く拝聴しました。福島原発事故どころかチェルノブイリ原発事故もまだ終わってない、対応できない課題があるというのがとても驚きました。2返信 高荷智也2021年4月26日おはようございます!youtuobeの方もご覧いただきありがとうございました!今年は福島第一原発から10年、チェルノブイリ原発から35年、ずいぶん経過したように見えますが、終息にはまだまだ長い時間がかかることから、世代を超えて認識し続けなければならない事態ですね。原発事故に対する過程の防災、についてもまた取り上げたいなと思います。1
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あの時、私は何が起こっているのか分かりませんでした。TVを観てただただ不安になるばかりでした。
何かトラブルが起こった時、情報を隠さず明らかにして欲しいとも思いますが、同時に私達もある程度の知識を持つ事も大事かなと思います。
国語、数学、理科、社会、英語…そして災害←新科目!日本に住んでる以上、避けられない災害を理解する。又過去の災害を伝え続ける教科!あるといいのにな…
週末はYouTube生放送2本ありがとうございました(っ'-')╮=͟͟͞͞♥
チェルノブイリ原発事故 名前は知っていてもどのような要因で発生したかは全く知らなかったのでとても興味深く拝聴しました。
福島原発事故どころかチェルノブイリ原発事故もまだ終わってない、対応できない課題があるというのがとても驚きました。
今年は福島第一原発から10年、チェルノブイリ原発から35年、ずいぶん経過したように見えますが、終息にはまだまだ長い時間がかかることから、世代を超えて認識し続けなければならない事態ですね。原発事故に対する過程の防災、についてもまた取り上げたいなと思います。