TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#135 東日本大震災に教訓を伝えた1896年の明治三陸地震10:17 2021年6月16日 1,649再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次明治三陸地震:揺れと津波の乖離2万名超の犠牲者を生んだ津波3.11との比較に見る防災の成果自然災害と人災、最大の脅威とは知っておくべき「津波フラッグ」とはAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 「そなえ防災アドバイザー 高荷友也がお送りする 死なない防災 そなえる ラジオ 6月15日火曜日 本日も そなえて参りましょう。」 # 1896年6月15日、明治三陸地震 本日のテーマは、明治三陸地震のお話でございます。 本日6月15日は、ちょうど125年前に明治三陸地震が発生した日でございます。 1896年、明治29年6月15日、夜午後19時32分頃、 東北の三陸沖、現在の地名で言えば岩手県釜石市の東北沖200キロあたりの地点で、 マグニチュード8.2と推定される巨大地震が発生いたしました。 明治三陸地震の発生です。 この地震、マグニチュード8.2と極めて大きな巨大地震だったんですけれども、 陸地から比較的離れた場所で発生しましたので、 地震による揺れの大きさ、これは最大でも現在の震度階級で4から5相当の揺れということで、 マグニチュード8.2という巨大地震にしては、地震による被害は極めて小さなものだったということが想定されています。 しかし問題なのは、この地震発生から約30分後に到達し始めた津波。 311東日本大震災と同じような巨大津波が北海道から東北の沿岸に到達いたしまして、 震源に近い場所であった岩手県の沿岸などには、のき波10メートルを超える津波が到達。 とりわけ岩手県大船渡市にある湾、両利湾、ここでは最大38.2メートルの高さまで津波が到達した、 そういった記録が残っております。 この記録というのは、311東日本大震災で津波の遡上高40.1メートルという観測がなされるまでは、 国内最大規模の記録に残る津波の高さでございました。 この特に津波の被害によりまして、全体では21,959名という方に上る死亡者が発生する第三次となっております。 明治三陸地震で命を落とされた方々のご冥福をお祈りいたします。 この明治三陸地震による2万名を超える犠牲者の方々の多くは、 震源に近くて、とりわけ大きな津波に襲われた岩手県と宮城県に集中しているんですけれども、 ところでこの1896年、明治29年というのは、当時日本の人口はまだ4200万人ぐらいと、 現在の約3分の1程度だったんですね。 高齢者の方よりは子どもが非常に多いという、そういう意味では未来がある時代だったのかということは言えるのかもしれないんですが、 この4200万人という人口、これを単純に現在の人口に当てはめて換算しますと、 明治三陸地震による犠牲者の数、被害というのを現在の間隔で言えば、 ただ一度の大地震と津波による被害で6万名を超える死亡者が発生しましたと、 そういったレベルの巨大災害だったということが言えるわけでございます。 この明治三陸地震の津波の状況は、3.11東日本大震災と似ている点が多くあります。 実際には地震や津波の規模、被災地の広さという言い方をすれば、3.11東日本大震災の方がかなり大きなものになります。 ただ、犠牲者の単純な人数比較では、明治三陸地震の方が大きな被害が出ているということになるのですが、 これはやはり過去の大地震の教訓を生かして、この日本という国が防災対策を推進してきた一つの成果ではないかと思われます。 この三陸沖というのは、たびたび大きな地震が起こり、津波に襲われ続けていた地域ということになります。 その生じた被害、被害を毎回ゼロにすることはできませんが、次の被害を小さくすると、そのために何ができるのかということを考え、対策をし、 その結果、この125年間の知識と科学、技術、さまざまな土木工事、そういったものの進歩により、 大地震の発生直後に津波警報が出される、避難を促すようになる、そして防潮堤や道路の整備によって、当時よりは迅速な避難が行えるようになっていると、 そういうあたりは大きな進歩であると言えるのではないかと思います。 # 揺れは小さいが、甚大な津波被害が発生 ちなみにこの明治三陸地震による被害、21,959名という犠牲者の数字でございますが、 これは明治以降ですね、江戸が終わって明治以降、戦争と感染症パンデミックを除く自然災害の被害の規模といたしましては、 1923年の関東大震災で生じた死者、行方不明者10万5千名に次ぐ2番目の規模、 これが明治三陸地震の被害の規模ということになります。 ちなみに3番目の規模は311東日本大震災によるもの、そして4番目の被害は1891年の能備地震、岐阜ですね。 最大規模の内陸型の直下地震でございますが、これが4番目の規模、そして5番目が1995年阪神淡路大震災による被害ということになっております。 死亡者数だけがですね、災害の規模を測る指標ということではありませんが、 それでもこの明治三陸地震という災害が極めて大きなものだったということは、把握しておくべき歴史ということが言えるかと思います。 ちなみには私、戦争と感染症パンデミックを除く被害ということを言ったんですけれども、 戦争と感染症パンデミックを加えると一体どんな感じなのかといえば、 まず最大の犠牲者が出た災害、人災は戦争ですね。 日中戦争から太平洋戦争までの犠牲者300万人以上の被害、これが圧倒的に多く、続く2番目の被害というものがこれがパンデミックです。 1918年、新型インフルエンザパンデミック、通称スペイン風邪による死亡者、これが約38万人という規模で続きまして、 そして3番目に関東大震災が入ってくるということになります。 最悪の災害は自然災害ではなく人災であるというのが、何とも考えなくてはならない教訓だなというところではないでしょうか。 ところで今年は311東日本大震災から10年目を迎えた節目の年ということになっておりますが、 いまだに大規模な余震活動が続いております。 今年に入ってからこの三陸大きい、あちこちで大きな地震が続いているんですけれども、 この大きな地震の後はしばらく余震が続く、大きな余震が続くというのは、 これはマグニチュード8.2と、やはり巨大であった明治三陸地震も同じ状況でございました。 本震の後、しばらくの間は大きな余震、単体で起こればそれ自体が大震災と呼ばれるような、 そういった地震が相次いでおりまして、特に規模の大きかった地震といたしましては、 この明治三陸地震が発生した2ヶ月半後、1896年8月31日に、 岩手県と秋田県の県境で発生したマグニチュード7.2の直下地震、陸地震ですとか、 それから8ヶ月後、1897年の2月20日に、宮城県沖で発生したマグニチュード7.4と想定される大地震、 そして1年後、1897年8月5日に三陸沖、同じような場所ですね、 ここで発生したマグニチュード7.7のかなり大きな余震、大地震、こういったものがずっと起こり続けております。 巨大地震の後はしばらく大きな地震が続くと、 これは大昔からの常識として発生し続けている現象だということになるわけでございます。 ということで本日は明治三陸地震のお話でございました。 ところでこの津波の被害なんですが、津波を知らせる方法といたしまして、 実は昨年2020年に新しい制度がスタートしていたんです。 津波フラッグと呼ばれる仕組みなんですけれども、 この津波フラッグというのは津波警報などが発表された時に海岸沿いに掲げられる旗です。 赤と白の格子模様の旗、これが津波フラッグとして、実は昨年から運用が始まっておりました。 ただ2020年はコロナ禍によって全国多くの海水浴場ほとんどが閉鎖されてしまいましたので、 この海岸沿いのイベントというのがほとんど話題にならなかったんですね。 幸い昨年は大きな地震の発生もほとんどなかったという幸運な一年でございましたので、 この津波フラッグも役立つシーンというのはなかったんですが、 今年2021年は海水浴場もオープンしていくと思われますし、また今のところ大きな地震も続いております。 もし海岸沿いで遊んでいる時に、赤と白の格子状の旗、これを見た時には全力で高台に走る、 そういうことをぜひ覚えておいてください。津波フラッグでございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #津波 #明治三陸地震 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/6/15/04:502.1896年6月15日、明治三陸地震05:153.揺れは小さいが、甚大な津波被害が発生コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ちゃとらねこ2021年6月16日高荷先生おはようございます(*´∀`*)昨日更新がなかったので心配してました。更新エラーですかね笑実際にそんなに揺れてないのに津波が来るというのは避難が難しいですね。日本では震度4くらい普通なので( ˊᵕˋ ;)それにしても東日本大震災の威力…強すぎる\(^^)/2返信 高荷智也2021年6月16日ひゃー!!!設定ミスですね…、公開された気でおりました(号泣津波は、それこそ地球の裏側から(1960年チリ地震)やってきて被害をもたらす場合もありますので、「揺れ=津波」はOKとして、「津波=地震」は成立しないことがあることを知っておきたいですね。1
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おはようございます(*´∀`*)
昨日更新がなかったので心配してました。更新エラーですかね笑
実際にそんなに揺れてないのに津波が来るというのは避難が難しいですね。
日本では震度4くらい普通なので( ˊᵕˋ ;)
それにしても東日本大震災の威力…強すぎる\(^^)/
設定ミスですね…、公開された気でおりました(号泣
津波は、それこそ地球の裏側から(1960年チリ地震)やってきて被害をもたらす場合もありますので、「揺れ=津波」はOKとして、「津波=地震」は成立しないことがあることを知っておきたいですね。