TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#149 静岡の豪雨・熱海の土石流、避難者0.07%の現実13:56 2021年7月5日 2,429再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次静岡襲う豪雨と熱海の土石流、その実態熱海土石流、ハザードマップが示す驚愕の事実避難指示、従ったのはわずか0.07%の真実「まさか自分が」ハザードマップを見ても避難しない心理究極の防災策は引っ越し?100年後の街づくりAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高木智弥がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 7月5日月曜日、本日も備えて参りましょう。 # 令和3年7月豪雨(仮) 本日のテーマは、水害と土砂災害でございます。 これは現在進行形の災害です。 7月1日からの大雨によって、静岡県の東部を中心に大きな被害が発生しております。 とりわけ、SNSやニュース報道で、静岡県熱海市の伊豆山周辺で、 大規模な土石流が発生している映像をご覧になった方も多いのではないかと思います。 まずは、現在も続いている救助活動において、1名でも多くの方が救われることをお祈りする一方で、 亡くなられた方のご冥福と被害に遭われた方のお見舞いを申し上げます。 この豪雨被害、まだ全貌が明らかになってはおりません。 昨日7月4日、日曜日の13時に静岡県から発表されている情報では、 被害の全貌として次のような内容が発表されております。 まず、人的被害ですが、7月4日時点では、死者2名、行方不明者20名、 そして土石流から救助された方が10名と発表されており、 これらはすべて熱海の土石流による被害でございます。 家屋の被害は、静岡県の富士市、沼津市、三島市、裾野市、御殿場市などで、 家屋の全壊、床上浸水、床下浸水などが発生しております。 河川の堤防の決壊は、今のところ発表されておりませんが、 堤防のないところから水が市街地にあふれ出す一水と呼ばれる現象が、 数か所で報告されております。 ちなみに、今回の豪雨に気象庁の正式名称が付くかどうかは、まだ分かりません。 これは余談ですが、豪雨被害に名称を定めるかどうかというのには、 一定の基準が設けられております。 具体的には、顕著な被害ですね。 顕著な被害というのは、損害家屋が約1,000棟程度以上、 あるいは浸水した家屋が1万棟程度以上の家屋の被害、 あるいは相当の人的な被害、または得意な気象現象による被害、 こういった被害が発生した場合に、気象庁が豪雨に名称を付けるということになっております。 例えば、昨年熊本での大きな水害、熊川の氾濫などが確認された豪雨は、 令和2年7月豪雨という正式名称が付けられております。 今回の静岡を中心とした豪雨、被害の規模で言えば、現在のところ比較的小規模ではありますので、 熱海の土石流による人的な被害が今後どうなるのか、 あるいは得意な気象現象による被害と認められれば、仮に令和3年7月豪雨などの名称が付けられるのではないかということが想定されます。 さてその熱海市、伊豆山周辺の土石流ですが、 被害の前傍や発生の原因などは、今まさに現在進行形で調査中ということになりますので、 まだこの放送でのコメントは控えたく思います。 一方ですね、この死なない防災備えるラジオ第102回目の放送で、 スマートフォンとモバイルブロードバンド網の普及によって、 多くの災害動画が一般の方によって撮影されて、そして災害直後に共有される時代になりましたと、 そんなお話をしておりました今年の4月の放送です。 今回の土石流というのは、まさにこの状況になっているということが言えます。 土石流が発生した直後から、ツイッターをはじめとする各種のSNSで、 この土石流の映像がシェアされ始めまして、その後テレビなどでのニュース報道でも、 繰り返し、視聴者撮影映像という形で、これらの映像が放送に使われておりました。 こういった被災地からの映像というものが、初動対応、あるいは被害地域を絞り込むのに役立ったと、 そういった面はあろうかと思います。 もちろん、こういった映像を撮影することで、自分自身が危機に晒されるということになってしまうのは、 絶対に避けるべきですので、とにかく自分が被災地に巻き込まれてしまった場合には、 避難を優先するということは、これは絶対に優先していただきたいなと思います。 そして、この土石流からでは、今後身を守るにはどうすべきなのか、どうすべきだったのか、また今後どうすればよいのか、 という点については考えるべきことが多くあります。 # 熱海を襲った土石流の恐怖 まず、過去に何度もお話をしておりますが、日本は土砂災害の多い国で、多くの場所が土砂災害警戒区域、あるいは土砂災害特別警戒区域というところに指定をされております。 これは具体的には、昨年末2020年時点で、崖崩れの恐れがある場所が全国で41万8000箇所、 今回の熱海のような土石流の恐れがある箇所が全国で20万2000箇所、また大規模な地滑りの恐れがある箇所も全国で1万3000箇所、 合計すると63万3000箇所という膨大な場所が土砂災害警戒区域などに指定されていることになります。 そして問題なのは、今回熱海で土石流の被害が生じたエリア1体も土石流に関する警戒区域に指定されておりました。 事前にハザードマップを見れば、今回の被害地域とハザードマップで色が付いた地域というのは、ぴたりと重なってしまっているんです。 そういった意味では、想定されていた災害が想定通りに起きてしまったという表現になってしまうんです。 そしてこの土砂災害の今回の土石流の映像をご覧になっていればわかる通り、土石流というのは速度が速いです。 巻き込まれる寸前に人間が走って避難することは不可能です。 また土石流に直撃された建物、とりわけ木造住宅などは一瞬でバラバラになってしまっておりますので、 物理的に土石流被害を防ぐということは極めて困難です。 基本的には発生する前に安全な場所へ避難をするしか確実に命を守る方法がありません。 また今回の土石流、発生した時点で静岡県熱海市からは警戒レベル3、高齢者等を避難という情報が発表されていましたが、 危ない場所から全員避難をしましょうということを意味する警戒レベル4、避難指示というものは発表されていませんでした。 これによってこれについての賛否、避難指示が出ていなかったから被害が拡大したのではないかと、 そういった意見などもSNSなどでは見られますが、では仮に避難指示が出ていたら犠牲者はゼロになったのかといえば、 それも現実的には難しいところがあります。 例えば今回静岡県の発表では、この一連の豪雨で最大20万世帯、45万人に対して避難指示が発表されたと、 そういった報道資料が出されております。 そしてこの45万人の避難指示の対象者に対して、ピーク時には合計23の市と町で218箇所の避難所が開設されましたが、 実際に避難所に行った方どれだけいたのかというと、62世帯、311名となっております。 これは割合で言えば、避難指示の対象者のうち避難所へ実際に移動した方というのは、 全体のわずか0.07%に過ぎないんです。1%もいないんです。 もちろん行政が開設した避難所以外の場所へ自主的に避難をされたという方もいると思いますが、 避難指示を出しても実際の避難を実行した方というのは極めて少ない。 こういう状況は今回に限りません。毎度の課題ということになっているんです。 果たして熱海市が土石流の発生前に避難指示を出していたとして、それに従って移動された方というのは何人いたんでしょうか。 ハザードマップで危険と記されている場所に住む方の多くの方が、危険なことはわかっているけど、 まさか自分が住んでいるところで被害なんて起こるはずがないよねと、そういうふうに考えているのが現状だと言うんです。 # 避難指示に従った方は、わずか0.07% では、このような大雨や台風などの被害、これからもまだまだシーズン、大雨、台風、どんどんやってきます。 こういった被害を防ぐには、一体どんな改善をすればいいのでしょうか。 これは決定的な解決策はありません。非常に息の長い話になっていきます。 日本中、どこでも発生する大地震の揺れ、被害と異なりまして、大雨や台風による浸水、土砂災害、 こういったものは、発生する危険の高い場所の多くが、すでにハザードマップに記されております。 そしてこのハザードマップは、国家機密でもなんでもないですね。 自治体の役場に行けば、紙の地図が無料でもらえます。もらえなくても見せてもらうことができます。 また、今お手元にスマートフォンかパソコンがあれば、誰でも無料で、今すぐに地図を見ることができるようになっています。 そして、多くの方が事前にハザードマップを見て、ハザードマップで危険とされる場所に住んでいる場合には、 例えば自治体から避難指示が出された、あるいは気象庁から各種の気象警報が出た、 危機来る、危険の分布で危険と表示された、そういった場合にはですね、被害が出る前に避難場所へ移動すると、 こういった事前の避難をすべての方が行えば、水害による被害はほとんどゼロにすることができるんです。 ただ、これはあくまでも理想論なんですね。今回の静岡県の場合も先ほど申し上げた通り、 実際に避難をした方は全体の0.07%に過ぎません。 基本的に避難指示というものは、自分以外の誰か向けの情報であると、多くの方が思っているということが現状ですし、 実際大雨のために全ての方が避難できるのかといえば、それが難しいということもよく分かります。 理想と現実の距離はとても広いというのが事実ではあります。 ちなみに私が住んでいるのは静岡県三島市、今回の豪雨のど真ん中です。 今回の大雨の最中、私のスマートフォンからもバンバン警報各種のアプリのプッシュが出て、 避難指示が発令されましたという情報がたくさん来ました。 ところが私の自宅、この放送を収録している事務所、これらはいずれも沈んだり崩れたりする恐れがない場所にあります。 ハザードマップあるいは目視で周りを見ても危険がない地域ということになるんです。 ということがあり、私自身は避難指示が出ても特に避難はしませんでしたし、 また幸運なことに建物の被害、ライフラインの被害なども一切発生せずに住んでおります。 このように毎度の避難が面倒だ、大変だ、現実的には無理だということであれば、 そもそも避難しなくていい場所に住めば良いと、そんな考え方もあります。 日本の場合、住む場所は自分の意思で決めることができます。 究極の防災対策の一つは、引っ越しということが言えるんです。 とはいえ、防災のためにみんなが引っ越しをできるのかといえば、 それはなかなか難しいというのも事実ではございます。 ではどうするのか。もしこれから自分自身が引っ越しをするというチャンスがある、 または自分の子供や孫や知り合いが、これから引っ越しをするよ、新居探しをするよと そういった予定がある方は、是非安全な場所を住むように進めるということをしていただきたいなと思います。 息の長い話です。これは国家100年の計です。 日本人が数世代に渡って実践するべきライフスタイル、そういう風になっていかなければいけないと思います。 日本はこれからどんどん人口が減ります。ということは住宅が余ります。 その時私たちがどこで生活をするのか、自分自身、子供や孫、今後100年後に一体どこに住んでいたいのかと、 そういうことを考えて少しずつ安全な場所に移動する、安全な場所に街を作る、 そうしたことを考えていくべき時期に来ていると、そういうことを思います。 ということで、本日は静岡の豪雨と熱海の土石流のお話でございました。 土砂災害は雨が止んだ後でも遅れて発生する可能性があります。 また大雨の後に大きな地震などが発生した場合は、それが原因で土砂災害を招くきっかけになることもあり得ます。 あらゆる警報などが解除されるまで注意を継続するということが、大雨の後は重要でございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #熱海 #土石流 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/7/5/04:492.令和3年7月豪雨(仮)04:073.熱海を襲った土石流の恐怖04:484.避難指示に従った方は、わずか0.07%コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月18日🦀🦀🦀2週目返信 ポルカドット2021年7月5日今朝は北陸でも土砂降りの雨音で目が覚めました。今は弱まりましたが、子供を20km以上離れた学校まで送っていく際、川と山に挟まれた道が近道なのですが通るべきか悩みました。過去に台風や大雨の後、冠水や倒木の経験がある道はなるべく通らない選択をしています。指示を待つのではなく自分の身は自分で守る。これが大前提です。ただ、ご高齢の方はハザードマップの存在、見方すら理解していないかもしれません。意識を高めるには地域単位、家族親戚単位で繰り返し繰り返し伝える努力も必要かと思います。2返信 高荷智也2021年7月6日今回の大雨では、列島中央部の縦のラインに集中いたしましたね。「崩れる可能性がある場所は、いつか崩れる」を前提に、その可能性が上がる大雨や大地震直後はルートを変えるなり、身動きが取れなくなった場合に備えて、車載備蓄を確認しておく、などは行いたいなと思いました。またハザードマップが急速に整備されているのは平成以降という事情もありますので、スマホなどの活用とあわせて、各世代にどう便利な情報を普及させるか、これは課題だと思います!1 ちゃとらねこ2021年7月5日高荷先生おはようございます(⋆ᵕᴗᵕ⋆)今回の放送とても250文字では感想はおさまらないですね。とても有益で心打つ放送ですテレビで見た映像では室内避難では助からないということを学びましたまた避難された方は1パーセントにも全く届かない…あまりにも少なすぎて非常に驚きました。想定された範囲で想定された災害が起きた…なんとも言えない気持ちです。本日の放送では普段より話し方が少し強いなと感じ、今回の災害について心を痛めこれ以上の被害が起きない為に注意喚起をされてるんだなと思いました。2返信 高荷智也2021年7月5日ありがとうございます!今回の土石流は隣町ということもあり、私地震もいろいろ驚きましたが、大原則は不変なのですよね。・自分は大丈夫・行政の指示を待てば良い・誰かが助けてくれるも平時は良いですが、死んでしまってからでは文句のひとつも言えませんので、やはり命を守るのは自分と家族、という意識が重要だなと再確認した次第です!1 青紅葉2021年7月5日過日の放送を聞いて、スマホに災害対策の本をダウンロードしておこうと思い立っていろいろと見てますが、電子書籍だと立ち読みができないのと、本がたくさんありすぎて困っています。もしも可能でしたら、高荷さんが、この一冊だけは入れておけ!という電子書籍がありましたらおすすめください。応急処置の本のおすすめもお願いします。ちなみに、この放送は毎朝楽しみに聞いてます。3返信 高荷智也2021年7月5日本日もありがとうございます!私がKindleに入れている電子書籍のオススメとしては、・家庭の医学(予防&緊急)・レスキュー・ハンドブック(改訂版)はいいなと思っています。以前はどちらも読み放題で入れられたのですが、対象外となったので購入。どちらかであれば、前者の2冊セットがよいです。その他としては、・速攻テーピング辞典などもおすすめ。また無料で入れるなら・東京防災もまぁ、ないよりはマシですね!1
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指示を待つのではなく自分の身は自分で守る。これが大前提です。
ただ、ご高齢の方はハザードマップの存在、見方すら理解していないかもしれません。意識を高めるには地域単位、家族親戚単位で繰り返し繰り返し伝える努力も必要かと思います。
またハザードマップが急速に整備されているのは平成以降という事情もありますので、スマホなどの活用とあわせて、各世代にどう便利な情報を普及させるか、これは課題だと思います!
おはようございます(⋆ᵕᴗᵕ⋆)
今回の放送とても250文字では感想はおさまらないですね。とても有益で心打つ放送です
テレビで見た映像では室内避難では助からないということを学びました
また避難された方は1パーセントにも全く届かない…
あまりにも少なすぎて非常に驚きました。
想定された範囲で想定された災害が起きた…なんとも言えない気持ちです。
本日の放送では普段より話し方が少し強いなと感じ、今回の災害について心を痛めこれ以上の被害が起きない為に注意喚起をされてるんだなと思いました。
今回の土石流は隣町ということもあり、私地震もいろいろ驚きましたが、大原則は不変なのですよね。
・自分は大丈夫
・行政の指示を待てば良い
・誰かが助けてくれる
も平時は良いですが、死んでしまってからでは文句のひとつも言えませんので、やはり命を守るのは自分と家族、という意識が重要だなと再確認した次第です!
高荷さんが、この一冊だけは入れておけ!という電子書籍がありましたらおすすめください。応急処置の本のおすすめもお願いします。ちなみに、この放送は毎朝楽しみに聞いてます。
私がKindleに入れている電子書籍のオススメとしては、
・家庭の医学(予防&緊急)
・レスキュー・ハンドブック(改訂版)
はいいなと思っています。以前はどちらも読み放題で入れられたのですが、対象外となったので購入。どちらかであれば、前者の2冊セットがよいです。
その他としては、
・速攻テーピング辞典
などもおすすめ。
また無料で入れるなら
・東京防災
もまぁ、ないよりはマシですね!