TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#151 荒川・淀川・新川…人工河川、放水路による洪水対策!11:05 2021年7月7日 1,735再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次七夕豪雨が促した河川バイパス東京を救った荒川放水路の変遷大阪・名古屋・広島、歴史的放水路地下の切り札、首都圏外郭放水路残された超大規模洪水への備えAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友也がお送りする 「死なない防災 備えるラジオ」 7月7日水曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1974年7月7日、静岡を襲った七夕豪雨 本日のテーマは人工河川でございます。さて本日7月7日は七夕でございます。 七夕といえばもちろん豪雨ですね。今から47年前の本日、1974年昭和49年の7月7日、 台風の影響を受けた集中豪雨によって静岡県の広い範囲で浸水害が発生、通称七夕豪雨が発生いたしました。 この七夕豪雨、静岡気象地方台の記録では4,299箇所で崖崩れが発生、 26,452棟の住宅が床上浸水、このような大きな被害が発生いたしまして、 静岡県内で死者44名、負傷者241名が生じる大惨事となりました。 この水害、静岡県広い範囲で被害が発生しておりますが、 とりわけ静岡県静岡市、当時はまだ合併する前の清水市でございましたが、 この旧清水市を流れる智江川の流域で特に大きな被害が発生いたしまして、 この被害を受けて智江川の氾濫を防止するための放水路、大川放水路の建設が進められる、 そんなきっかけにもなったのが七夕豪雨でございました。 この今日のテーマ、放水路なんですけれども、放水路というのはいわば河川のバイパスともいえる設備なんですね。 実は日本中で整備されてあちこちに存在するんですけれども、 この放水路が大規模に整備された地域は大規模な洪水の脅威が大きく下がるなど、 地水においてはこの放水路というもの大きな効果を発揮しています。 この静岡県内にも、神奈川放水路ですとか、別の場所に放水路があるんですけれども、 例えば東京の代表的な放水路といえば、何といっても荒川放水路でございます。 荒川放水路というと行々しいんですが、これ要するに荒川のことですね。 この荒川放水路は東京都北区にある水門です。 岩渕水門という場所を起点にしまして、そこから東京湾まで一直線に掘られた人工河川、 幅500メートル、長さ22キロと、とんでもなく巨大な人工的な川ということなんですけれども、 東京にお住まいの方であれば、巨大な荒川おなじみの河川だと思うんですが、 その下流の部分は、大正2年から昭和5年にかけて、17年間にもわたる大工事で作られた人工河川なんですね。 ちなみに荒川放水路が人工河川で後から掘られた川だとすれば、 それまでの荒川ってどこだったのというのが自然な疑問だと思います。 荒川放水路が完成するまでの荒川、これどこを流れていたのかといえば、 これは現在の墨田川になります。 ということは、荒川放水路が完成するまでは、今の墨田川が荒川だったわけなんですね。 この旧荒川、現在の墨田川、地図を見るとわかりますが、 大都市の東京のど真ん中を流れる割には結構細くて、細いと言っても太いんですけれども、 曲がりくねっていて、ということはしばしば大規模な洪水を発生させていたんですね。 この頻発する墨田川、当時でいうと荒川の洪水、これに悩まされていた東京が、 東京の洪水を抜本的になくそうと、そういうことを目的にしまして、 バイパスとなる人工河川、荒川放水路を掘って、大雨の時には岩渕水門を閉じることで、 墨田川側への水が流れないようにする、すべて水を荒川の方に流すことで、 東京のど真ん中、墨田川の方には水を行かせないようにする、大規模な洪水を防ぐ、 そんな作りになっているわけでございます。 以来、この荒川放水路ができてからは、東京のど真ん中で大規模な洪水というものは起きていないんですが、 ちょっとした洪水は確かに起きなくなったんですが、万が一次に荒川が決壊して大規模な洪水が起きた場合には、 従来では考えられなかった規模の超大規模洪水が起こるということにもなっているということになりますので、 ちょっとした洪水をなくすことができる放水路なんですが、逆に超大規模洪水が起きる可能性が生じているということになりますので、 そのあたりは要注意ですね。ハザードマップなどをよく見ておく必要があるということになるわけでございます。 # 洪水対策の切り札、人工河川・放水路 さて、大規模な放水路があるのは東京だけではございません。 大阪にも巨大な放水路があります。 これは、淀川でございます。 大阪の中心部から、ちょっと北側ですかね、 流れる淀川ですけれども、 この淀川も人工的に掘られた放水路でございます。 じゃあ、昔の淀川は一体どれだったのかというと、 これは現在の大川、道島川、淀川ですね。 これらが昔の淀川ということになります。 今、より大阪の中心部を流れているのが、 この大川や道島川ですけれども、 昔の淀川は、ということは、 大阪のもっとど真ん中を流れていたということなんですね。 これらの旧淀川、大川や道島川も、 やはり地図を見ますと、結構曲がりくねっていたりですとか、 また大阪のど真ん中を貫いておりますので、 やっぱり昔はですね、しばしば大規模な洪水を起こしておりました。 これもやっぱり、このままじゃ大阪まずいぞということになりまして、 現在の大阪市北区ですね、 蹴馬水門と呼ばれる水門を作りまして、 ここを起点に淀川放水路を掘りました。 大阪湾の方に向けて一直線に掘り進んで、 これが現在の大きな淀川ということになっています。 現在はこの蹴馬水門の周りにある設備ですね。 これを使いまして、今の淀川と旧淀川、 つまり現在の大川を分流させているということになります。 東京も大阪も、この頑張って掘った放水路によって、 大規模な洪水からは守られるようになったということになっているんです。 こういった放水路というものは、他にも全国各地に存在しています。 例えば名古屋市にもあります。 名古屋の中心部を流れる新川です。 この新川、隣を庄内川が流れておりますが、 これはもともとは庄内川のバイパスとなる放水路ということで、 新しく掘られた川でございます。 新川、長さが20キロと非常に長いんですけれども、 この新川が掘られた時期がすごくて、これ江戸時代なんですね。 もちろん当時江戸時代ですので、現在のような重機なんて一つもありません。 重機はおろか、電気すらありませんので、基本的には手掘りでございます。 とにかく人海戦術で、当時の名古屋のど真ん中の洪水を防ごうということで、 長さ20キロの川を頑張って人が掘ったと、 当時の執念を感じる歴史的な放水路、これが名古屋の新川でございます。 またその他、川が大規模な河川がたくさん流れる大都市としては、 広島が挙げられます。 広島市の最も北側を流れる一番太い川、大田川ですね。 大田川も放水路なんです。 放水路は昭和42年に大田川放水路が完成しまして、 今までの大田川は、これは現在の旧大田川ということになっています。 やっぱりこの放水路、威力はすごくて、大田川放水路が完成するまでは、 広島もしばしば洪水に見舞われていたんですが、 大田川放水路が完成してからは、 広島市の中心部では大規模な洪水は発生しなくなっております。 さらにこの放水路、地上にあるとは限らないんですね。 例えば首都圏です。2006年に全面供用が開始されました、 首都圏外拓放水路、これ今通称地下神殿と呼ばれる巨大な地下の川ですけれども、 長さ6.3キロにも上る地下にある川人工河川なんです。 この首都圏外拓放水路は、完成してからしばしば大きな大雨に見舞われております。 とりわけ2019年の台風19号、令和元年東日本台風の際には、 このまま雨が降り続けると荒川がやばいと、そういった状況にもなっていたんですけれども、 この首都圏外拓放水路が限界まで水をバイパスして、 この放水路自体もダム機能といいますか、水を溜め込む機能があって、 限界まで水を中に溜め込んでくれたおかげで、 首都圏、首都圏というか東京ですね、大規模な洪水を防いでくれたと、そういう実績もございます。 ただいずれの放水路も、これが完成しますと大規模な洪水というのは確かに減っているんですが、 より大規模な超大規模洪水が起こる可能性というのがやはり発生してきておりますので、 こういった放水路の近くにお住まいの場合には、ハザードマップを見て、 これ記録的な本当にやばい最大規模の大雨が降ったときには一体どうなるんだろうなと、 そういうことはぜひ調べておいていただきたいなと思います。 ということで本日は河川のバイパス、放水路のお話でございました。 この放水路、大都市の地水においてはもう切り札ですね、絶大な効果を発揮するんですけれども、 膨大な土地を必要とします。 今まで川が流れていなかったところを掘って新しく巨大なまっすぐな川を作るということになりますので、 これ現在では大都市のど真ん中に放水路を作ることはほとんど不可能ですね。 身近な川が実は昔作られた放水路、人工的に掘られた川だったという場所は日本中結構あちこちにあります。 ぜひ身近な放水路一体どこにあるのかなというのを探してみる、そしてハザードマップを見るということをやっていただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #淀川 #水害対策 #放水路 #荒川 #太田川 #新川 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/7/7/05:052.1974年7月7日、静岡を襲った七夕豪雨05:493.洪水対策の切り札、人工河川・放水路コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月18日🦀🦀🦀2週目返信 mochi2025年6月5日🦀🦀🦀1返信 ちゃとらねこ2021年7月7日高荷先生おはようございます*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*荒川といえば氾濫して0メートル地帯というところでなんで対策しないんだろとぼんやり思ってましたが、対策をした結果だったんですね!あの辺は家賃が安いから無知な頃は住みかけましたが、危なすぎじゃん!って思いました。知識は人を助けますね( ˙꒳˙ )キリッ地下神殿行ってみたい…♡3返信 高荷智也2021年7月11日おはようございます(・∀・)/地下神殿見学してみたいです…!河川の付け替えで多少の豪雨では氾濫しなくなりましたが、低い場所を無限に開発し続けてしまっておりますので、万が一氾濫した場合の被害は、そうとうヤバイことになるのが現状ですね。100年に1度の被害をどうとらえるか…、私はタダでも住みたいとは思いません。1
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おはようございます*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*
荒川といえば氾濫して0メートル地帯というところでなんで対策しないんだろとぼんやり思ってましたが、対策をした結果だったんですね!
あの辺は家賃が安いから無知な頃は住みかけましたが、危なすぎじゃん!って思いました。
知識は人を助けますね( ˙꒳˙ )キリッ
地下神殿行ってみたい…♡
地下神殿見学してみたいです…!河川の付け替えで多少の豪雨では氾濫しなくなりましたが、低い場所を無限に開発し続けてしまっておりますので、万が一氾濫した場合の被害は、そうとうヤバイことになるのが現状ですね。100年に1度の被害をどうとらえるか…、私はタダでも住みたいとは思いません。