TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#157 災害リスクの低い集落による縄文のマザーマシン・翡翠13:04 2021年7月15日 1,721再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次縄文時代のチートアイテム「翡翠」古代のマザーマシン「翡翠製叩き石」日本全国と結んだ糸魚川ブランド1500年続いた産業拠点の秘訣縄文に学ぶ「災害に強い暮らし」とはAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷智屋がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 7月15日木曜日、本日も備えてまいりましょう。 # 縄文時代のマザーマシン、古代のチートアイテム・ヒスイの 本日はシリーズ「糸井川ジオパークの3日目」ということで、昨日の放送では5億年前に大陸プレートと海溝プレートの間、地下深くで作られた秘水が日本列島の誕生に伴うフォッサマグナの影響で糸井川周辺に露出、 そしてそれを縄文人が活用し始めたと、そんなお話をいたしました。 本日はシリーズ「糸井川ジオパーク縄文秘水編の最終回」ということで、糸井川で発展した縄文文化と、そこから今、私たちが学ぶべき防災の在り方についてお話をしてまいりたいなと思います。 さて、昨日の放送の最後に私が勝手に想像した縄文人、糸井川太郎氏21歳が登場しておりましたが、糸井川には縄文時代の遺跡、そしてこれを見学することができるミュージアムが整備されております。 糸井川市の中心駅、国陸新幹線も停車するJR糸井川駅から3キロほど南に離れた高台に、長蛇川遺跡、そして長蛇川考古館ミュージアム、これが整備されております。 長蛇川遺跡、当時は遺跡ではなく集落でしたが、この長蛇川は縄文時代の中期、今からおおよそ5000年から3500年ほど前に栄えたと推定されている縄文遺跡で、 標高90メートルほどの高台にありまして、周囲には湧き水があり、集落の西側には姫川が流れています。この川、姫川は、昨日ご紹介した鳳処間区名の西の端、糸井川静岡構造線に沿って流れる川で、 5億年前に大震度の地下で作られた被水が、地上に露出している川ということでご紹介しました。つまりこの長蛇川遺跡に暮らしていた縄文人たちは、集落のすぐ隣で、いわば縄文時代のチートアイテムとでも言うべき、重くて頑丈な岩石、被水を拾いたい放題という素晴らしい環境にあったということになるんです。 長蛇川遺跡からは様々な石器が発掘されております。特に麻性石斧と呼ばれる石の斧、石斧が多く見つかっております。長蛇川の縄文人たちは、姫川で拾った被水用道具、名称で言うと叩石という道具として使いました。 そして石斧の材料は、やはり集落から歩いて行ける距離にある糸井川の海岸で拾った平たい石でございます。被水性の叩き石は非常に頑丈ですので、これを使うことで海岸で拾った石の形を整え、砥石で磨いて形を整え、とってもいい感じの石器、いわば糸井川ブランドの麻性石斧を作成したと考えられています。 さらにこの石斧の作成と同じような要領で、被水そのものも加工いたしまして、被水性の大樹、イメージとしてはマガタマのご先祖様のようなアクセサリーですね。そういったものも作成しておりました。 そしてこの糸井川で作られたとてもいい感じの麻性石斧、また被水性のアクセサリーは日本各地の縄文集落へ送られています。糸井川ブランドの石器を使って大規模な交流を行っていたということなんですね。 事実、日本各地の縄文遺跡から糸井川で作成されたと考えられている麻性石斧、また被水のアクセサリーが多数に使っているんです。特に被水を入手して、しかも加工するという技術を持っていたのは当時糸井川地方だけであったと考えられていますので、日本国内いろいろな場所で出土する被水のアクセサリー、その出どころはすべて糸井川につながるということになっています。 これが実際、北は北海道から南は九州、種ヶ島まで、特に多かったのは東日本ということなんですけれども、非常に多数出土しておりまして、当時ですので徒歩と丸木舟で全国の交易をしていた、そういった交易網が整備されていたということなんです。 また、糸井川の長蛇原遺跡からは、糸井川では取れない黒曜石を使った道具ですとか、もしくは他の地域の特徴を含む縄文土器、糸井川では作られていない特徴を持っている縄文土器なども長蛇原遺跡から見つかっているということで、 これはつまり、糸井川ブランドの石器や被水製品との物々交換で全国と交易をしていた、そんな証になっているわけでございます。 このようにですね、糸井川の長蛇原集落では、被水の道具を使った高品質な麻性石斧を作成して、日本全国の縄文集落へ供給していたと、そういうことが考えられるんですが、 これはまさに日本の縄文文化の一端を支える生産工場が糸井川にあったのではないかと、そういうことが言えるわけでございます。 機械を作るための機械をマザーマシンというふうに呼ぶんですけれども、縄文時代の機械といえば石器、高品質な麻性石器を生み出すことができる被水性のたたき石、これはまさに古代のマザーマシンであるということが言えるわけでございます。 製造業の価値が高い、そんな日本の国のルーツを見たような、そんな気がするわけなんですが、もう一つ特筆すべきなのが、この長蛇原遺跡、今から5000年前から3500年ほど前に栄えたと推定されているんですが、 縄文時代に同じ場所で1500年間にもわたって安定した産業と生活が営まれていたというのが、これまたすごいことだなというふうに思うわけなんです。 縄文時代の中期から後期にかけて、日本全国に縄文文化が栄えたその一端ですね、それがこのメイドイン糸井川の道具、またアクセサリー、こういったものの安定供給にあったのではないかと私は思っているわけでございます。 # 自然災害リスクの低い場所に栄えた、1500年続いた産業拠点 さらに、この糸井川市の長蛇原遺跡を、現代のハザードマップで確認をしますと、 なかなかどうしてすごく良い場所に、この長蛇原集落があったことがわかるんです。 まず長蛇原集落の西側を流れる姫川流域、ここは洪水浸水想定区域になっているんですけれども、 長蛇原遺跡そのものは高台にありますので、洪水の影響は全く受けません。 むしろ定期的に洪水が起きてくれた方がですね、上流から新しい被水の原石が流れてきてくれる、 ありがたいくらいだったのではと、そんな想像ができるわけでございます。 また糸井川の海岸、日本海ですけれども、海岸付近は津波の浸水想定区域になっておりますが、 やはり長蛇原遺跡は高台にありますし、また海からちょっと離れたところにあるので、 津波の影響は全く受けない場所になっています。 しかし離れているとはいえですね、海岸まで3キロほどの距離になりますので、 縄文人であっても歩いて海岸まで行って、石を拾ったり魚を取ったり、そういうことをするには無理のない距離と、 非常に理想的な立地にあったわけなんですね。 さらに長蛇原遺跡周辺は土石流や地滑りの危険がある土砂災害警戒区域が隣接しているんですけれども、 この集落のそのもの、集落周辺そのものは谷筋や崖の地帯から外れておりますので、 土砂災害の危険もないんです。 例えば大地震などが発生しても土砂災害に襲われることはありませんし、 仮に地震の揺れで住宅が潰れたとしても縦穴式住居、 所詮木の柱と藁作りですので復旧も容易であると、 自然災害の脅威をことごとく外している集落がこの長蛇原遺跡、長蛇原集落だったということが言えます。 重要な産業拠点が自然災害リスクの低い場所に存在して、 それゆえに1500年にもわたる長期間、石器や土器だけで安定した生活を続けた。 これは本当に素晴らしいことだなと思います。 さて時代は現代に戻りまして昨今、 今日本では毎年のように想定外と呼ばれる自然災害に見舞われております。 しかし大地震は日本中どこでもやってきます。 来るか来ないかではなくて、いつ来るのかということになりますので、 頑丈な建物を建てて室内の地震対策をきちんと行えば、 ほとんど地震の揺れによる被害はなくすことができます。 また津波、洪水、高潮、土砂災害といった水害全般は、 沈んだり崩れたりする場所もほとんど決まっております。 そういった場所を避けて安全なところを選んで住めば、 こういった水害はほとんど無視することができるようになります。 今から5000年前、糸井川の長蛇原集落に暮らしていた縄文人たちは、 安全な場所に定住することができたからこそ、 安定的な生活とそして日本全国への物資提供を行い、 メイドイン糸井川、糸井川の翡翠黄金時代というものを築き上げることができました。 しかもそれを1500年間も続けることができたということになります。 これから現代の日本は、人口が減っていきますというよりも減り始めております。 住む場所、住居や土地、これはどんどん余っていくのが日本という国でございます。 今の私たちが、また私たちの子供や孫といった子孫が、 この日本列島を今後どこに暮らすべきなのか、 安全な土地で生活するためには一体どうするべきなのか、 そういったことを考えていく必要があるのではないかと、 そんなことをこの縄文時代の生活から伺っていくことができるわけでございます。 ということで、本日はシリーズ糸井川ジオパーク 縄文翡翠編の最終回ということで、 糸井川市の長蛇原遺跡のお話をいたしました。 糸井川ジオパークには翡翠、ホッサマグナ、縄文遺跡以外にも様々なジオスポットが存在しまして、 地域の地質、文化の特徴、そういったものに触れることができます。 ちなみに糸井川はベニズワイガニの産地としても有名でして、 1月と2月以外の季節は通年でカニが楽しめるということですので、 グルメ欲と文化欲求の両方を満たせる旅行にコロナが収まったら、ぜひいかがでしょうか。 ということで、3回シリーズにわたりまして、糸井川ジオパークを取り上げて、 5億年前に生まれた翡翠、そして2000年前から生まれてきた日本列島の成り立ち、 そして5000年前からの縄文文化と、そこから今の私たちが考えるべき安全な土地でどう生きて、 どう産業を安定的に続けるか、そんなことを考える旅をしてまいりました。 実はこの糸井川のお話はですね、まだまだたくさんネタがあって、いろんなお話ができるんですけれども、 ちょっとこれまた継続してしまいますと、死なない防災備えるラジオ、何のチャンネルだったかちょっとよくわからなくなってきてしまいますので、 シリーズ糸井川のお話は一旦ここで終了したいと思います。 またですね、檻を見ながらこの糸井川のご紹介、またその他のいろいろな災害のお話、そういったこともご紹介をしてまいりたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #糸魚川 #ヒスイ 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/7/15/06:532.縄文時代のマザーマシン、古代のチートアイテム・ヒスイの05:593.自然災害リスクの低い場所に栄えた、1500年続いた産業拠点コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月18日🦀🦀🦀2週目返信 ちゃとらねこ2021年7月15日高荷先生おはようございます(*´∀`*)長者原?集落…立地すごい…(ㅅ˘˘)♡*.+゜住む場所が何より大事ということが長い年月をかけて証明されましたね。色々な災害を経てそこを選んだのか、たまたまなのか…どちらにしても羨ましい。現代だったらプラス数万円家賃かかってしまいますね笑どんどん家が余ってるはずなのになぜ家賃が安くならない!空き家!?住んだるわーщ(゚皿゚#щ)ウガーグルメ欲というか蟹欲ですね高荷先生は(*´﹃`*)🦀良ければmy🦀持って行って記念撮影を笑3返信 高荷智也2021年7月19日おはようございます(・∀・)/災害リスクが小さいところを縄文の皆さん達が選んだ…というよりは、たまたま災害リスクが小さいところに住んでいた皆さんが生きのびた…ということだと思いますが、やはり立地は重要ですね…!🦀は神様からの贈り物…!1
#1398 堤防の切り通しを封鎖せよ!長良川9.12水害から50年の話 32分・21時間前・ 3,302再生AI目次50年前の長良川大水害、知られざる輪中堤の物語80年前に埋もれた堤防が町を救った瞬間輪中の知恵と住民の決断、その光と影現代に迫る「スーパー水害」の脅威とは命を守るハザードマップ活用と意識変革
#1397 9.11米国同時多発テロから25年目における戦争への備えの話 31分・9月11日・ 5,306再生AI目次9.11テロ:世界を震撼させた記憶9.11テロが示した超大国の限界25年後、世界は新たな戦争の時代へ世界の混乱が日本経済にもたらす危機平和な時代が終わる?家庭でできる備え
#1396 災害時に不足する「野菜と栄養」をローリングストックする方法は 34分・9月10日・ 5,885再生AI目次災害時の野菜と栄養不足問題日持ち野菜・加工品・サプリの活用術青汁「ボコとデコ」のローリングストック青汁で水分と栄養を補給する秘訣突発災害時の判断と現金備蓄の教訓
#1395 大地震の様な突発災害に近づきつつある「線状降水帯」への備え 24分・9月9日・ 4,816再生AI目次名古屋を襲った記録的豪雨と被害全国に拡大する線状降水帯の警戒予測困難な水害が問う避難のあり方温暖化時代に必須の住居選択とは日中水害、職場や学校で身を守る策
#1394 最後の寝台夜行列車「サンライズ瀬戸」からの放送 14分・9月8日・ 3,388再生AI目次日本唯一の夜行列車、その魅力とは?旅を快適にする車内設備と利用法新幹線では味わえない0泊2日の価値プレミアム放送が伝える旅の臨場感いつまで乗れる?寝台夜行の未来
#1393 大雨時の外出を控えることは、控えられない人を支えることになる 23分・9月7日・ 4,466再生AI目次大雨時の外出、最も注意すべき行動計画運休は是か非か?社会の意識災害時の不便さ、備蓄で乗り切る外出必須な人々を支える道筋インフラ脆弱時、自宅待機の貢献
おはようございます(*´∀`*)
長者原?集落…立地すごい…(ㅅ˘˘)♡*.+゜
住む場所が何より大事ということが長い年月をかけて証明されましたね。
色々な災害を経てそこを選んだのか、たまたまなのか…どちらにしても羨ましい。現代だったらプラス数万円家賃かかってしまいますね笑
どんどん家が余ってるはずなのになぜ家賃が安くならない!
空き家!?住んだるわーщ(゚皿゚#щ)ウガー
グルメ欲というか蟹欲ですね高荷先生は(*´﹃`*)🦀
良ければmy🦀持って行って記念撮影を笑
災害リスクが小さいところを縄文の皆さん達が選んだ…というよりは、たまたま災害リスクが小さいところに住んでいた皆さんが生きのびた…ということだと思いますが、やはり立地は重要ですね…!🦀は神様からの贈り物…!