TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#181 データの広域分散、里帰りは思い出の写真とともに11:26 2021年8月25日 1,539再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ボイジャー1号の偉業:太陽圏脱出の瞬間太陽系と太陽圏:宇宙の境界線とは?44年間現役!ボイジャーの驚異的なテクノロジー人類の記憶を刻むゴールデンレコードの物語実家が最強のバックアップ:思い出を守る防災術AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 そなえ防災アドバイザー、高荷智屋がお送りする 死なない防災、そなえるラジオ。 8月25日、水曜日。 本日も、そなえて参りましょう。 # 2012年8月25日、ボイジャー1号が太陽圏を脱出 本日はデータと思い出の広域避難に関するお話でございます。 本日8月25日は人類史に記念すべきある日の一つだろうと私は思っております。 今から9年前になるのですが、2012年8月25日、アメリカNASAの無人宇宙探査機ボイジャー1号が人類史で初めて太陽圏を脱出して 恒星間にたどり着いた史上初の人工物となりました。ちなみにボイジャー1号には姉妹がおります。 姉妹機であるボイジャー2号がおりますが、こちらボイジャー2号も2018年11月5日に太陽圏を脱出して恒星間にたどり着いて 今のところこのボイジャー1号2号が唯一ですね、太陽圏の外にある人工物ということになっているんです。 人類は太陽圏を超えられるんだということで、それがなされた8月25日はある意味では記念すべき日の一つだろうと私は思っています。 もう一つのものすごく重要な日は、アポロ11号が月面に着陸した日だろうと思っています。 ところで今ですね、私このボイジャー1号2号が脱出した場所をですね、太陽系ではなくて太陽圏という言葉を使ったんですけれども、 この太陽系と太陽圏というのはちょっと違う意味を、違う範囲を示す言葉なんですね。 ちなみに太陽圏といえば頭がピカーッと光る目つぶしの技もございますが、そちらの太陽圏ではございません。 ボイジャー1号2号が脱出をした太陽圏と呼ばれるものは、太陽からですね、高速で流れ出している宇宙の風、いわゆる太陽風と呼ばれるもの、 この影響が及んでいる範囲を太陽圏というふうに呼んでいるんです。 この太陽圏の範囲は太陽由来の物質で満たされているということになるんですけれども、 この太陽圏を超えた外側については、もう太陽の物質的な影響が直接及ばない宇宙空間、いわゆる恒星間ですね。 他の星々の海ということで恒星間というような場所になっていくんです。 この太陽圏、太陽の影響が及ぶ範囲とその外側の恒星間の境界はヘリオポーズと呼ばれているんですが、 このヘリオポーズをボイジャーたちが突破したということになるんです。 一方ですね、よく聞くのは太陽系という言葉なんですが、 太陽系というものは、解釈としては太陽の重力の影響が生じる範囲と解釈されています。 重力の影響というのは太陽風の物理的な影響よりも広い範囲まで及んでいるということになるんですが、 太陽風が届く限界であるヘリオポーズよりも、さらに外側に太陽系というものが広がっているんですね。 その外には何があるのかというと、オールトの雲という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、 このオールトの雲と呼ばれるふわふわっとしているだろう物質がたくさん存在していて、 ここから太陽に向かって彗星が落ちてくる、彗星のふるさとなどとも呼ばれておりますが、 そういったオールトの雲があるのがヘリオポーズ太陽系の外側と考えられています。 考えられていますというのは、何しろまだ誰も到達したことがないんですね。 ボイジャー1号、2号もようやく太陽系を脱出したところで、 まだまだこの太陽系の端、オールトの雲を突破するのには非常に長い時間がかかるだろうと、そういうことが言われています。 ところでですね、このボイジャー1号、2号が打ち上げられたのは、いずれも1977年と今から44年も前、結構昔なんですね。 44年前に打ち上げられた探査機たちなんですが、実はこのボイジャー1号、2号、なんとまだ現役なんですね。 この現在ボイジャーたちは地球から200億キロ以上離れた、とんでもない遠方にいるんですけれども、 搭載されている動力源、電池、普通の幹電池ではさすがに44年も動くことはできませんので、原子力電池と呼ばれるものが搭載されているんですね。 この原子力電池、まだ動いています。そして毎日通信も行われていて、現役の観測機として動いているんです。ちょっとすごすぎますよね。 44年前の200億キロ離れた場所を飛んでいる探査機が、毎日通信できて、あの探査データを送ってくるというのはものすごいことだなと思うんですけれども、 ちなみに地球を離れていく探査機といえば、元先輩がいます。1972年と73年に打ち上げられたパイオニア10号、そしてパイオニア11号というものがあるんですけれども、 このパイオニアたちはですね、すでに通信が途絶して運用が終わっております。宇宙怪獣などに食べられていなければ、現在も太陽から離れるようにですね、旅を続けているはずなんですけれども、 このパイオニア10号とパイオニア11号には、人類の姿とか太陽系が書かれている金属板が取り付けられているんですね。 裸の男女が描かれていて、男性が右手を挙げて、「やあ、こんにちは。」とそんな感じで描かれているこの金属板は、教科書などでもしかすると見たことがあるかもしれません。 一方ですね、パイオニアの後に打ち上げられたボイジャーたちは、金属板ではなくて、もっとハイテクなものが載っています。レコードが搭載されているんですね。 といっても、普通のレコード版では宇宙の旅には耐えられませんので、金メッキされた銅板で、何十年も何十万年も、下手すれば数億年単位で持つように作られているというものになるんですけれども、 このレコード、アナログレコード版ですが、地球上の様々な映像を収めた、アナログデータに変換された画像とか、あとは音ですね、地球上のいろんな音、あと人の挨拶の声とか音楽、 そういうものがですね、いろいろなデータ形式で記録されています。そのデータの再生の仕方も書かれているということなんですけれども、つまり何かのアクシデントで地球が爆発して消滅した場合はですね、 こういったパイオニア10号、11号の金属板と、そしてボイジャー1号、2号のゴールデンレコード、これが人類の痕跡を示す唯一の存在になるかもしれないと、 そう考えると、なかなか感慨深いものがあるなと、そんな長い余談でございました。 # 実家にデジタルデータのバックアップを残す ということで、大切なデータはバックアップを取って分散して、 広い場所に保管しましょうと、これは防災対策においても重要な対策でございます。 ただですね、Voyagerに乗せて太陽系の外まで思い出のアルバムを退避させても、 残念ながらそれを取りに行く術が今ありませんので、 基本的には地球上での分散を行う、そして地球が爆発するような状況が生じた場合には、 さすがに諦めると、そういう判断が懸命かなと思います。 会社、企業の場合には、このデータの分散は、 BCP、事業継続計画と呼ばれる活動の中で行っているんですけれども、 言葉を選ばずに言えば、人は死んでも代わりはいます。 物が壊れても再調達はできます。 しかし、企業の大切な経営情報については、一度失われると再度調達することが不可能なんですね。 お店に売っているものではありませんので、会社からその会社だけが持っているデータがなくなってしまうと、 リカバリができません。 ですので、この大切な情報というものは、絶対に失わないようにするということが重要になります。 もちろんこれは個人の防災でも有効でございます。 非常時に紙のアルバムを持って逃げるのは、重くてかさばるので難しいですね。 それで避難が遅れて命を落としてしまえば、本末転倒ということになりますので、 重たい紙の写真などは、あらかじめデジタル化してクラウドのアルバムに保存したり、 メモリーカードに収納して別の場所に保管するということが有効でございます。 最近は紙のアルバム、写真屋さんに持ち込めば全部デジタル化して保管してくれますので、 そういうサービスを使うのもお勧めでございます。 また、最近はコロナ禍の影響で難しい状況が続いていますが、 定期的に実家に帰省するとか、実家に帰る機会があれば、 その時点での最新の写真データ一式をバックアップとして実家に置いてくるというのも有効かと思います。 このバックアップデータ、どうせなら写真を見られる形にしてあげて置いていけば、 両親、おじいちゃん、おばあちゃんも子供や孫の姿が見られて喜びますし、 また自宅が爆発とまではいかなくても、火災で炎上する、水害で完全に飲まれる、そういう状況になりましても、 前回の里帰りまでに実家に残してきた写真データまでは全部実家に残るということになりますので、 こういったバックアップがあれば、全ての思い出を失うということも避けられますし、 自宅から避難する場合にも、最悪の場合、思い出の品はバックアップがあるから、失っても大丈夫、早く逃げよう、 そういった素早く避難を開始する、そんな後押しにもなりますので、データのバックアップ、思い出のデジタル化、こういうものは、 おすすめの命を守る防災対策の一つでございます。 ということで、本日はデータと思い出の広域避難に関するお話でございました。 本題より前置きの方が長くなってしまったんですが、ちなみに、ボイジャー1号、2号の観測機としての寿命は、 あと数年ぐらいだと想定されているんですね。観測機として、観測機器を動かすためには電気が必要です。 搭載されている原子力電池の出力が低下すると、この観測機器を動かせなくなりますので、その時点で観測機としての寿命を迎えると、 それがちょうど2025年前後ではないかということが想定されておりまして、電池が完全に止まってしまった場合には、 観測機としての役割を終えて、以後は宇宙を飛び続けるメッセンジャーとしての終わりなき旅が始まるということでございます。 ロマンですね。ボイジャー1号が太陽から最も近い他の恒星にたどり着くためには、あと20万年以上かかるということでございます。 さて20万年後、人類が残っているか、それともボイジャーに搭載されたゴールデンレコードの中だけの存在に人類がなっているか、 楽しみなような、不安なような、そんな気持ちでございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #デジタル化 #パイオニア #ボイジャー 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/8/25/06:492.2012年8月25日、ボイジャー1号が太陽圏を脱出04:253.実家にデジタルデータのバックアップを残すコメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月21日🦀🦀🦀2週目返信 高荷智也2021年8月27日おはようございます(・∀・)/たまに…宇宙の話を入れたくなるのです、究極の防災ですからね。実家の活用はたしかに、両親リスクもあります…ね。1返信 ちゃとらねこ2021年8月25日高荷先生おはようございます(*´∀`*)相変わらず真面目に面白いこと話していますね。地球が爆発したら諦めようw実家に残すというのは何も持てずに避難した時もあると思いますし大切ですね。ボケた親に捨てられないよう工夫しましょうw2返信
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たまに…宇宙の話を入れたくなるのです、究極の防災ですからね。
実家の活用はたしかに、両親リスクもあります…ね。
相変わらず真面目に面白いこと話していますね。地球が爆発したら諦めようw
実家に残すというのは何も持てずに避難した時もあると思いますし大切ですね。
ボケた親に捨てられないよう工夫しましょうw