TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#187 火災・揺れ・津波・土砂災害、全てが最大の関東大震災17:44 2021年9月2日 2,269再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次首都直撃M7.9 関東大震災の犠牲者数揺れと津波、土砂災害も最大級だった真実建物倒壊が招く火災拡大と避難不能の悲劇震災が変えた日本の耐震基準と進化の歩み100年後の今、防災の基本は変わらない?AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友也がお送りする 死なない防災、備えるラジオ。 9月2日、木曜日。 本日も、備えて参りましょう。 # 1923年9月1日、関東大震災 本日のテーマは関東大震災でございます。 昨日9月1日は防災の日でございましたが、 間もなく100年目を迎える関東大震災が発生した当日でもありました。 本日はこの地震について少し触れて参りたいなと思います。 今から98年前です。 1923年、大正12年の9月1日。 お昼になる直前の11時58分、 神奈川県沖の相模湾周辺と想定される場所を震源とする マグニチュード7.9の巨大地震が発生いたしました。 関東大震災の発生でございます。 この地震、明治近代化以降の日本で首都圏を直撃した 今のところ唯一の巨大地震ということになっております。 同じ通り首都を壊滅的な被害に追い込んだ 歴史に残る大震災ということなんですが、 ちなみにこれ厳密に言いますと、 マグニチュード7.9の巨大地震、 この地震の名前は関東地震、または大正関東地震と呼ばれまして、 この地震によって引き起こされた一連の災害、 とりわけ火災の被害が多かったんですが、 災害を関東大震災と呼んでおります。 どうして大正関東地震なのかといえば、 さらにその200年ほど前、江戸時代にも同じ場所で同じような地震、 元禄関東地震が起こっているからということになるんですね。 この地震と震災の名称の関係というのは、 例えば東北地方太平洋沖地震と東日本大震災、 あるいは兵庫県南部地震と阪神淡路大震災ということで、 大正関東地震と関東大震災、そんな関係と同じということになります。 さてこの関東大震災では、10万5000名を超える膨大な死亡者が発生いたしました。 一つの災害で発生した死亡者数としましては、 戦争と感染症パンデミックを除けば、明治近代以降では現在も最大規模の被害となります。 なお戦争と感染症パンデミックを除くと私今申し上げましたが、 それは太平洋戦争では死者300万人以上、 そして1918年から発生した新型インフルエンザパンデミック、通称スペイン風邪では、 国内だけで38万人から45万人ほどの犠牲者が出ているということになりますので、 大地震、関東大震災、死亡者10万5000人というのはとんでもない被害なんですが、 戦争とか感染症というのはさらにそれを上を行く被害が出ると、 そういった恐ろしい災害でもあるということで、ちょっと区別をいたしました。 それにしても、この大正12年当時、日本の人口は5000万人をようやく超えたぐらいということで、 その時代に、今よりも人口が半分以下の時代に10万5000人の死者が発生する震災、 もちろんその人数、これだけの方が亡くなられているということは、 より多くの負傷者、そしてとんでもない数の被災者、避難者、そういった方々が出ていた震災ということになります。 想像もできないほどの大惨事だったということになるわけでございます。 そしてこの関東大震災では、とりわけ火災による死亡者が多く発生いたしました。 全体の死者10万5000名のうち、9割近い9万2000名にも上る方が、火災によって命を落とされています。 実際近い将来の発生が想定されております、現代の首都直下地震におきましても、最大の死因は火災によるものと考えられています。 首都直下地震、被害想定出てはいるんですけれども、建物倒壊、家具の転倒での死者も多いんですが、 それを遥かに超える火災による死亡者の人数が多いということになりますので、 この日本の首都東京の弱点は100年前から変わっていないということにもなるんですね。 また関東大震災、火災による死亡者数があまりにも多いため、その他の死因というのがどうも隠れがちなんですけれども、 母数が多いので、他の死因で亡くなられた方々もものすごい数の方がいるんです。 具体的には関東大震災、地震の揺れによる死亡者、主に建物に潰されて圧死されてしまった方々が1万1000名にも上っています。 さらに土砂災害による死亡者も700名から800名ぐらい、さらに津波による死亡者も200名から300名ぐらいと想定されております。 この津波による犠牲者数というのは、長らく北海道奥尻島地震の被害者の数が津波としてはよく取り上げられていたんですが、 その後2011年311東日本大震災が発生したことで、とにかく津波による犠牲といえば東日本大震災、そういうイメージになっているんですけれども、 東日本大震災が発生するまでは、実は津波による死亡者、関東大震災が最大だったんですね。 東京というよりは震源に近い相模湾、神奈川県、千葉県、あとは静岡県の熱海なども9メートルを超える津波が観測されたということで、 関東大震災は火災だけではなくて、実は津波とか土砂災害とか、そういった他の規模も非常に大きい災害だったということになるんです。 とりわけ建物倒壊に関する死亡者も1万1000名ということで、阪神淡路大震災でも建物の倒壊による圧死者5000名以上の方が亡くなられていますが、 実はそれを超える建物被害の数というのが、関東大震災でも起きていたということになるんです。 マグニチュード8クラスの巨大地震が都市部の近くで発生すると、とにかく考えられるありとあらゆる災害が全部発生してめちゃくちゃな状況になるんだと、 そしてこの地震はまたやってくるのだと、そういうことを認識しておく必要がございます。 # 火災だけでなく、揺れも津波も土砂災害も最大級 関東大震災、これだけ大きな災害となりますと、 当然ながら、後の世の中、後世へ残す教訓というものも、非常に膨大なものになります。 その中でも特に重要なことが、やはり建物の耐震化でございます。 このソナエルラジオ、日本の地震だけではなくて、過去に起きた海外の地震被害なども、よくご紹介をしているんですけれども、 例えば中国とか、それから最近ですとハイチですとか、海外で起こっている大地震、死者がものすごく多い地震というのはたくさんあります。 そしてほとんどの地震で主要な支援は、建物倒壊による圧死なんですね。 とにかく崩れやすい建物は揺らすと崩れる。 そして建物が崩れれば、当然人も圧死してしまうということで、 この関東大震災が発生した大正12年当時、まだ法律による耐震基準が明確には定められていなかったんです。 今の諸外国と同じような状況だったんですね。 一部の建物については、法律というよりは自主的な対策で、耐震化が独自の設計でなされているところもあったんですが、 ほとんどの住宅や工場などは、そうして耐震性に乏しい建物だったと言えます。 これは木造もそうですし、レンガ作りの建物、あるいはコンクリート製の建物も同じようなことが言えたんです。 その結果何が起きたのか、この関東大震災で震度6強、震度7、当時は震度7とかそういう言葉はありませんでしたけれども、 強い揺れに襲われた地域では、とにかくその地域に存在するほぼ全ての建物が全部潰れてしまった。 そして直接的には1万1000名という膨大な圧死者を生じさせることになりました。 木造の平屋などであれば、行きうめになったとしても救助される可能性というのはありますけれども、 レンガ作りの建物、あるいは耐震性が未熟な粗末なコンクリート作りの建物などが倒壊しますと、多くの方が圧死、即死して助からないということになってしまいます。 そしてもう一つ問題なのが、建物が倒壊すると火災が広がるんですね。 室内で火災が発生したら初期評価ができません。 関東大震災が発生したのがちょうどお昼の直前ということで、当時多くのご家庭ではお昼ご飯の準備をしていました。 今のようにIHクッキングヒーターとかそういうのがある時代じゃありません。 メインの火力は七輪とかかまどとかそういうものになるんですが、とにかく裸火を使う。 そして揺れて建物が潰れると火が出る。 でも建物が潰れてしまっていると初期評価できませんので、そのまま大規模な火災に発展しやすくなります。 これは現在も同じことが言えます。潰れた家の中では消火活動はできないということになるんですね。 さらに潰れた木造住宅というのは、いわばほとんど薪の束の状態ということになりますので、発生した火災が広く炎症する原因にもなってしまいます。 建物が潰れると火が出やすくなり、しかもそれが燃え広がりやすくなるということなんです。 また建物が倒壊して人が閉じ込められてしまいますと、ここからは悲しいお話ですね。 火災や津波から避難することができなくなってしまいます。 実際関東大震災の時にも、その後の災害阪神淡路大震災しかり、東日本大震災しかり、そうですけれども、火災や津波の犠牲者のうち少なからずの方々は 生き埋め状態で逃げることができず、まだ生きていたんですね。生きていたんですが逃げ出すことができずに火に焼かれて焼失されてしまう、あるいは津波に飲まれて でき死されてしまうと、そういった最も厳しい亡くなり方をしている、そういうことが起こるのが建物の倒壊による悲惨な二次被害ということになります。 実際これは想像で話をしているわけではなくて、裏付けるデータというのもいろいろあるんです。 例えば関東大震災の時、東京や横浜における火災の状況ですね。 後で調査をして調べたところ、建物の倒壊率と火災や津波による死亡率というのはほぼ一致します。リンクするんです。 また東京よりも横浜の方が震源に近かったので強い揺れに襲われています。 ということは東京市内よりも横浜の方が建物の倒壊率高くなっているんですけれども、横浜の方が東京に比べて火災の出火密度が高い。 件数で言えば、東京の方が単純に建物の数が多いので出火件数は東京の方が多いんですが、横浜の方が出火の密度、率が高いということもわかっています。 なぜならば、より多くの建物が倒壊しているからということなんです。 建物は潰れると人を潰します。また火災を招きますということで、とにかく都市部での震災、とりわけ火災の被害、 あるいは逃げ遅れによる死亡、これを防ぐためには建物を潰さない対策が非常に重要だということになるわけでございます。 # 建物を潰さない!潰してはいけない! このような教訓を受けまして、実際関東大震災の翌年です。 1924年、大正13年には、日本で初めて建物の耐震基準が定められた法律が制定されました。 これは現在の建築基準法の耐震基準、これの原型となる法律でございます。 ちょうど100年前に作られたということなんですね。 そしてこの建築基準法に定められている耐震基準というものは、 その後も大きな地震が発生するたびに、繰り返し繰り返し改正され続けております。 大きな地震が起こり、建物が潰れたら法律を改正して、 次に同じような地震が来ても建物を潰さない、 そういった色々な取り組みというのがずっとなされ続けているんです。 直近の改正で特に重要な日付は2つございます。 1つは1981年の6月1日と、もう1つは2000年の6月1日。 この81年、それから2000年に改正された基準が、 今のところ最新の耐震基準として各種の目安になっております。 いわゆる新耐震基準と呼ばれているものでございますね。 建物を潰さないということは、これは個人が家庭で行う防災対策においても 極めて重要なことでございます。 皆様のご自宅が、いわゆる旧耐震基準、具体的には1981年6月1日よりも前に 建築確認申請という認可を受けて建てられている場合、 今でいうとざっくり地区40年以上ということになりますが、 そういった建物の場合、リフォームなどしていなければ、 大地震の直撃を受けたときに建物が倒壊する可能性があります。 一発目の揺れに耐えられずに潰れてしまう、 そういう可能性があるのが旧耐震基準の建物でございます。 この場合の対策、引っ越しをするか、耐震リフォームをするか、建て替えが必要になります。 地震対策の基本は建物対策、これは100年前も現在も変わらないことでございます。 まずはここをぜひ確認いただきたいなということで、 本日は関東大震災のお話でございました。 1923年の関東大震災はマグニチュード8クラス、 海で起こるタイプのいわゆる固有地震と呼ばれる大きな地震でございます。 定期的に同じ場所で、同じような感覚で起こる地震だということなんですね。 実際ここ1000年間ほどの記録を見ますと、 この関東大震災を引き起こす関東地震、同じような地震が だいたい200年から400年間隔、200年間隔ぐらいでそれっぽい地震が起こっているというのが だいたいこの1000年間ぐらいの傾向になります。 そして関東大震災、まもなく100周年ということは、 あと100年ぐらいはですね、この海で起こるタイプの関東大震災が 発生する可能性、比較的低いと言えるんです。 ただこれ逆に言えば、100年後にはあの関東大震災が 全く同じような形で再現される可能性もあるということなんです。 100年後というとものすごく未来な感じにもしますけれども、 100年前があの関東大震災でございました。 東京がやけの原になった。 そして100年前のあの地震では東京、火災に弱いという弱点を晒しました。 では100年経った現在どうなっているのか。 東京は火災に弱いんですね。変わっていないんです。 100年というのは、この防災というものを考えた際にはあっという間の期間でございます。 関東大震災から100年経ちました。 当時よりも現在建物は確かに頑丈になっています。 しかし未だに首都直下地震の被害で想定されている最大の要因は火災だということが想定されています。 建物は潰れづらくなりましたが、100年前以上にこの東京、首都圏建物が密集しております。 人口も爆発的に増加しております。 多くの建物が建ち、燃えやすいガソリンを満載した自動車がものすごい台数が全ての家庭にある。 そんな状況、危険物の数も増加しているということになります。 海で起こるタイプの関東大震災はしばらく来ない可能性が高いですが、 陸で起こるタイプの足元が揺れる首都直下地震は、 今、この瞬間に皆様のお手元のスマートフォンやパソコンから緊急地震速報が鳴ってもおかしくありません。 地震の揺れによる圧死と、そして火災による消し、津波や土砂災害からの逃げ遅れ、 こういったものを防ぐために、ぜひ自宅の耐震化、家具の固定というものを改めて確認いただき、 身の安全を確保する、そして素早い避難の動線を確保するということを行っていただきたいなと思います。 100年経っても基本は変わらない。100年後も基本は変わらないということでございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #関東大震災 #耐震化 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:121.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/9/2/06:382.1923年9月1日、関東大震災05:313.火災だけでなく、揺れも津波も土砂災害も最大級05:244.建物を潰さない!潰してはいけない!コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月22日🦀🦀🦀2週目返信 高荷智也2021年9月3日おはようございます(・∀・)/耐震基準については少し詳しく放送で取り上げても良いですね! 木造住宅…2000年基準が最新(一部の基準は1981年が最新) それ以外(コンクリとか)…1981年基準が最新で、建物ごとに少し内容が異なるのです。うん、これはやはり本編で扱いたいですね。2返信 ちゃとらねこ2021年9月2日高荷先生おはようございます。:°ஐ..♡*耐震基準1981年と2000年共に新耐震基準なんですね。なにかがごちゃって2000年が新耐震基準だと勘違いしてました(・∀・)継続して聞くって大事( ˙▿︎˙ )b2つが新耐震基準って不思議ですね築20年の防災防犯立地が良い家 高いんだよな...( = =) トオイメ昔と違って高い建物も増えましたし、頑丈な建物も増えました。壊れず耐えてくれたらいいですけど一旦崩れたら人力で救助したり避けたりするのは中々難しいですよね(´;ω;`)2返信
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耐震基準については少し詳しく放送で取り上げても良いですね!
木造住宅…2000年基準が最新(一部の基準は1981年が最新)
それ以外(コンクリとか)…1981年基準が最新
で、建物ごとに少し内容が異なるのです。うん、これはやはり本編で扱いたいですね。
耐震基準
1981年と2000年共に新耐震基準なんですね。
なにかがごちゃって2000年が新耐震基準だと勘違いしてました(・∀・)継続して聞くって大事( ˙▿︎˙ )b
2つが新耐震基準って不思議ですね
築20年の防災防犯立地が良い家 高いんだよな...( = =) トオイメ
昔と違って高い建物も増えましたし、頑丈な建物も増えました。壊れず耐えてくれたらいいですけど一旦崩れたら人力で救助したり避けたりするのは中々難しいですよね(´;ω;`)