TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#202 戦後最悪の人的被害、2014年御嶽山の不意打ち噴火12:40 2021年9月27日 1,550再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次御嶽山噴火、戦後最悪の人的被害不意打ち噴火、避難叶わぬ突然の猛威1979年噴火と異なる悲劇の背景至近距離を襲った噴石と火砕流の脅威噴火警戒レベル1に潜む盲点とはAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー高見智也がお送りする 死なない防災 備えるラジオ 9月27日週の始めの月曜日 本日も備えてまいりましょう # 2014年9月27日、御嶽山噴火 本日のテーマは、2014年の御滝山の噴火のお話でございます。 本日9月27日は、7年前に御滝山が噴火を起こした日でございます。 2014年平成26年の9月27日、お昼前の11時52分、 長野県と岐阜県の県境に位置する御滝山が突然噴火を起こしまして、 63名もの死者、行方不明者が生じる、戦後最悪の噴火災害が発生いたしました。 まずは、この噴火で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りいたします。 日本で一番標高の高い山といえば御存知の富士山、標高3776mでございますけれども、 標高の高い山の2番目と3番目ってどこだかご存知でしょうか。 よくですね、ナンバーワンはよく知られるが、第2位、第3位はよく知られない、そんないろんなランキングがあるということなんですが、 せっかくですので山のランキングぜひ覚えておいていただければと思うんですが、 日本で2番目に高い山は赤石山脈、山梨県南アルプス市の北岳でございます。 標高は3193mです。そして日本で3番目に高い山は日田山脈、松本市と高山市の境にある穂高岳、 標高は3190mでございます。1番目が富士山、2番目は南アルプスの北岳、そして3番目は日田山脈の穂高岳だと、 ちょっと飲み会で使える知識、最近飲み会もできませんけれども、そんな感じでございます。 ちなみに余談なんですけれども、私が住む静岡県の三島市周辺というのは、自動車のナンバーが大きい地域なんですね。 分割分割で気づけば3つになって呼びます。昔からある沼津ナンバー、そしてそこから分離した伊豆ナンバーと富士山ナンバーという3つがあるんですけれども、 富士山ナンバーをつけている車のですね、ナンバーのプレートの番号が3776だと、あの車わかってやってるな、いいなと、 そんなことを思ったりする、そんな余談でございます。ちなみにこの富士山、富士山は核火山なんですけれども、2番目に高い北岳と3番目に高い穂高岳は核火山ではありません。 なので、火山以外で一番高い山は北岳ということになるんですが、じゃあ逆にですね、核火山の中で富士山に次ぐ日本で2番目に標高が高い山、 それがどこかというと3067メートルの御滝山なんですね。日本で2番目に高い核火山が噴火を起こした、そして戦後最悪の犠牲者を伴う噴火災害となった、これが2014年の御滝山噴火だったということになります。 御滝山は少なくとも78万年前から噴火を続けている、かなり古い火山です。富士山でも今の富士山が噴火を始めたのは約10万年前ということになりますので、78万年前から噴火をしている御滝山というのは、かなり先輩核の火山だということになるんですね。 繰り返し噴火を繰り返している山ということになるんですが、2014年の噴火の前、一つ前では1979年にも比較的大きな噴火が発生しておりました。この1979年の噴火も秋だったんです。 10月28日、登山シーズンということもありましたので、噴火が発生した時には50名近い登山者が山頂付近にいたということでございます。しかしこの79年の噴火の時には、2014年の噴火と異なり、死者、行方不明者は0名だったんです。 何が違ったのか。79年の噴火の時には徐々に噴火が大きくなっていったんですね。最初に小さな噴煙が上がり、そして次第に噴火が大きくなり、その後徐々に噴火の規模が大きくなるという具合に、これはまずい、逃げようと避難をする猶予があった。その結果、負傷者は出たものの、死者、行方不明者は出なかった。これは大きな違いでございました。 一方、2014年の御滝山噴火、こちらの際の最大の特徴としては、不意打ちだったんですね。前触れなく、いきなりピークです。最大規模の噴火が発生をして、避難をする間もなく、気づいた時には噴石、火災流に巻き込まれる、そんな状況になって、多くの犠牲者を出すということになってしまったんです。 # 不意打ちかつ、噴火と同時にピークとなり噴石と火砕流が至近で発生 それでは、この2014年の御滝山噴火の様子、そして特徴について、資料がございます。 長野県が作成した、長野県御滝山噴火災害対応記録集、こちらの資料からですね、引用をしてご紹介をしてまいりたいなと思います。 まず御滝山、噴火が始まったのは、お昼直前です。11時52分。 登山的には非常に良い時間ですね。山頂に多くの方々がいた時間ということになってしまったんですけれども、 この噴火が始まった直後のですね、規模というものが、一連の噴火の中ではピークだったんです。 噴火と同時にピークが来た、最初の20分間ほどの短い時間の噴火で、数センチから最大70センチ近い石、岩ですね、 これを含む大量の噴石が河口付近に、もういきなりドカドカと落下してきた。 さらに同時に火災流が発生して周囲を飲み込んだ、これが噴火の直後から発生してしまったんです。 ちょうどこの9月27日というのは、降落シーズンの休日だったということで、噴火が発生した時、山頂付近には少なくとも130名の登山者がいて、 この方々がですね、噴火と同時に発生した噴石、そして火災流に巻き込まれ、視界を奪われて身動きが取れなくなったところに大量の噴石が落下してきた。 そして命を落とされてしまった、そういったことが被害の状況として想定されております。 後の調査ではですね、山小屋の屋根を貫通した噴石というのはそれほど数が大きくなかったということで、小屋に逃げ込むことができた方々は全員無事だったんです。 しかし身を隠すことができなかった多くの方々が犠牲になってしまったということでございます。 最近の登山では、こういった突発的な噴火というよりは落石などへの注意ということで、ヘルメットを被るということが推奨されております。 ただ、ヘルメットを被っていればですね、あらゆるこの登山中の事故から身を守れるかといえばそういうことではないんです。 この御武さんの場合にもですね、これも後の調査ということになるんですが、噴石の密度が多すぎて、そしてあまりにも火口に近いところに人がたくさんいたということがありましたので、 ヘルメットを被っていたとしてもおそらく助からなかった、そういった規模での噴石が降り注いでいたということがわかっています。 登山においてヘルメットというのは非常に重要なアイテムではあるんですけれども、至近で噴火などが発生した場合にはどうにもならないことがあると。 登山というのは必ずしも安全安心のレジャーではなくて、リスクのあるレジャーだと、そういうことはですね、認識をすべきだと、そういう指摘は実際にあります。 そしてこの御武さんの噴火でもう一つ考えるべきなのが、全長減少でございます。 日本の核火山には、火山活動の状況に応じて、今どんな防災対応をしたらよいのかと、そういうことを表す噴火警戒レベルという、5段階に区分した指標というものが準備されております。 この噴火警戒レベル、普段平時の場合には噴火警戒レベル1という数字になっているんですけれども、何か異常な減少とかですね、これは大きな噴火につながるかもしれない、 そういう状況が観測された場合には、その状況に応じて噴火警戒レベルが1から2、3、4、5と引き上げられることになっています。 では、2014年の御滝山噴火の際にどうだったのかといえば、噴火警戒レベルは1だったんですね。特別な警戒などは一切呼びかけられていない状況だったんです。 今になって思えば、という振り返りにおいてはですね、実は噴火が起こる1、2週間前あたりから、御滝山周辺で火山性の地震が少し増えていたんですね。 噴火警戒レベルを引き上げる基準のギリギリ際のぐらいのですね、数に増えていたんですけれども、結果的にはこれらが全長減少だったと想定されるんです。 これは今思えばという表現になります。ただ当時の噴火前にはですね、ちょっと地震は増えているが、これは異常な減少には判断はできないギリギリですね、 ということで、警戒レベルは引き上げられなかったんですね。これが良いのか悪いのか、今思えばこの判断は間違っていたということになるんですが、 当時としてはそれが正しい判断だと思われていたということで、なかなかこの全長減少、あるいは噴火警戒レベルを見てレベルが低いから、 登山は安全なのかといえば、そうではないということは知っておかなければいけない状況かなと言えます。 火山の噴火予知というものは、まだまだ発展途上の科学でございます。良い事例もあれば、悪い事例もあるということで、 例えば2000年の北海道、烏山の噴火の際には、事前に噴火の全長が捉えられたんですね。そこで住民の事前避難が行われましたので、 物理的には大きな被害が生じる噴火となったんですが、人的被害はゼロで済ませることができたんです。 これは火山の噴火全長減少をうまく捉えられた事例だったということになります。 一方で2014年の御滝山の噴火のように、噴火の規模で言えば、実は御滝山の噴火はかなり小規模な噴火だったんです。 ただそれが不意打ち突発的に大きい、さらに登山者の多いエリアを直撃したと、 これが人里離れた登山客のいない山で起きていた噴火であれば、単なる自然現象で終わっていた可能性も高いんですけれども、 これは時期と場所が悪かったと、そういうことになると多くの犠牲者を出す噴火もあります。 火山の噴火の予知全長減少、まだまだ必ずしも出るものではないということになっているんです。 ということで本日は、2014年の御滝山噴火のお話でございました。 火山大国日本、最寄りに火山がある場合、または登山やレジャーで山へ出かけた際には、 突然噴火に巻き込まれる可能性もあるんだと、そういうことをぜひ認識していただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #噴火 #御嶽山 #2014年御嶽山噴火 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:151.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/9/27/05:162.2014年9月27日、御嶽山噴火07:113.不意打ちかつ、噴火と同時にピークとなり噴石と火砕流が至近で発生コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目9月4日🦀🦀🦀2週目返信 ちゃとらねこ2021年9月27日髙荷先生こんばんは(*´ ꒳ `*)もう7年も経つんですね…当時既にスマホも発達し衝撃的な動画をニュースで沢山見ました。秋の綺麗な青空に深い灰色の煙が広がっていき、一瞬で当たりが文字通り真っ暗になり、叩きつける雨のように降る噴石の音…。多くの人が衝撃を受けたと思います。コロナ禍で外でのレジャーが増え、気楽に登れる山、楽しい川下りなどのキャッチフレーズが踊っているように感じます。髙荷先生の仰る通り自然でのレジャーは絶対に安全ではなくリスクのあるものと今一度認識をするべきですね。3返信 高荷智也2021年9月29日こんばんわ(・∀・)///御嶽山の噴火はスマホ撮影による映像が非常に充実している意味で、大変貴重な災害ですね。その一方、犠牲になられた方々の中に、撮影をされていた方が結構な割合でいたという調査結果もあり、大変悲しい現実だなとも思います。自然のレジャー、平時には素晴らしいアクティビティですが、そのリスクを認識しておくことは重要ですね。1
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当時既にスマホも発達し衝撃的な動画をニュースで沢山見ました。
秋の綺麗な青空に深い灰色の煙が広がっていき、一瞬で当たりが文字通り真っ暗になり、叩きつける雨のように降る噴石の音…。
多くの人が衝撃を受けたと思います。
コロナ禍で外でのレジャーが増え、気楽に登れる山、楽しい川下りなどのキャッチフレーズが踊っているように感じます。
髙荷先生の仰る通り自然でのレジャーは絶対に安全ではなくリスクのあるものと今一度認識をするべきですね。
御嶽山の噴火はスマホ撮影による映像が非常に充実している意味で、大変貴重な災害ですね。その一方、犠牲になられた方々の中に、撮影をされていた方が結構な割合でいたという調査結果もあり、大変悲しい現実だなとも思います。
自然のレジャー、平時には素晴らしいアクティビティですが、そのリスクを認識しておくことは重要ですね。