TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#227 原爆と水爆、原発と核融合炉は何が違うのか?12:17 2021年11月1日 1,601再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次原爆と水爆 核分裂と核融合の原理水爆はなぜ原爆を起爆装置とするのか「死の灰」水爆から生まれる理由とは福島原発事故の真相と核融合炉の未来核エネルギーへの正しい理解とその重要性AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高木智弥がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 11月1日、月の始めの月曜日、本日も備えて参りましょう。 # そなえるらじおは、今月で1周年です! 本日のテーマは、原子力と核兵器のお話でございます。 本日11月1日は、69年前にアメリカが世界初の水爆実験を実施した日でございます。 ところで、水爆というものは核兵器ですが、同じ核兵器である原爆とは何が違うんでしょうか。 また、同じ核エネルギーを使用している原子力発電所や、現在研究が進められている核融合発電などとは何が違うんでしょうか。 本日は核エネルギーや核兵器について簡単なお話をしたいなと思うんですけれども、 その前に本日は11月初回の放送となりますので、 月初の自己紹介をさせていただきたいと思います。 当チャンネルボイシー 死なない防災 ソナエルラジオは、今回が227回目の放送となりますが、 今月11月は放送開始から1周年となります。 昨年2020年の11月24日にスタートいたしましたソナエルラジオ。 予定では今月第242回目の放送で、ちょうど1年目を迎える予定でございます。 ここまで継続をすることができましたのも、毎日多くの皆様にお聞きいただき、 コメントやいいねボタンなどのご評価をいただいた結果となります。 本当にありがとうございます。 当チャンネルは、個人と家庭の備えと防災をテーマに、大地震や水害などの自然災害を対象とした防災、 感染症のパンデミック対策、あるいは重火器を使わないゾンビへの備え方まで、 防災をライフスタイルにするための様々な情報、ノウハウを紹介する番組として運営を行っております。 少しずつチャンネル登録をいただく方も増えておりますので、毎月初回放送では、そもそも私が一体何者なのかという簡単な自己紹介からスタートさせていただきたいと思います。 私は、備え防災アドバイザーという肩書きで活動をしております 高荷友也と申します。どこかの大学や研究機関、あるいは防災関連の企業には所属していない フリーの専門家という立場で活動をしております。 家庭の防災対策や企業の危機管理などを大きなテーマといたしまして、 講師業、講演会やセミナーなどでお話をしたり、執筆業、雑誌やウェブメディアなどでコラムを連載したり、様々な防災記事の監修を行ったり、 コンサルティング業、企業と契約をして防災グッズの企画開発やBCPと呼ばれる危機管理のマニュアル作成のお手伝いをしたり、 メディア出演業、テレビやラジオなどで災害の解説や防災に関するアドバイスを行ったり、メディア運営業、私自身が運営するウェブメディア ソナエルJP、YouTubeソナエルTV、そしてこの番組ボイシーソナエルラジオなどの運営を行ったりと、いわば ソナエ防災の何でも屋さんという立場でお仕事をしております。 # 原爆と原発は核分裂、水爆は核融合 というわけで、本日のテーマ、原子力と核兵器のお話でございますけれども、 まず原子爆弾と水素爆弾というものは一体何が違うのか。原爆も水爆も核反応と呼ばれる現象で膨大なエネルギーを取り出す爆弾ですけれども、 使用する燃料と核反応の種類がそれぞれ異なっております。 原子爆弾と呼ばれるものにはウランやプルトニウムという物質を核分裂させましてエネルギーを取り出しているんですけれども、 水素爆弾の方は水素の仲間である重水素、酸重水素、こういったものを核融合させることでエネルギーを取り出しております。 ウランやプルトニウムの核分裂よりも水素を使った核融合の方がより大きなエネルギーを取り出すことができますので、基本的には原爆よりも水爆の方がより破壊力の大きな爆弾になるということになります。 また原爆に使われている核分裂反応というものは、純度の高いウランや純度の高いプルトニウムを一箇所に集めれば比較的簡単に反応してドカンと爆発する、そんな性質を持っているんですけれども、 水爆に使われている核融合反応は、燃料となる重水素や酸重水素を一箇所に集めただけでは何も起きません。こうした水素を超高温、超高圧の状態にしなければドカンと爆発することがないという風になっています。 この水素の爆発、これを日常的に行っているのが太陽でございます。太陽というか光勢ですけれども、太陽は水素の核融合反応が連続的に発生することで膨大なエネルギーを生み出しております。 しかし、私たちの住む地球上で同じような核融合反応を起こそうとすると、温度を数千万度から1億度程度まで高めなくてはならない。非常に条件が厳しいんです。そのため、水素爆弾には起爆装置として原子爆弾が使われているんです。 簡単に言えば、水素の周りに原子爆弾を複数並べまして、原爆をドカンと爆発させることで、水素を超高圧、超高温状態にして、これで核融合を引き起こしているということになるんです。 原子爆弾をマッチの代わりにして水素に火をつけているというような状態ですので、いかに贅沢な爆弾なのか、それが水素爆弾ということになるわけでございます。 また、核兵器が爆発しますと、放射性効果物、いわゆる死の灰と呼ばれるものが撒き散らされて、直接破壊された地域の周辺も放射能汚染をされるというような大きな問題があります。 この放射性効果物、死の灰と呼ばれるものは、原子爆弾が爆発する際の核分裂反応によって生み出されるものなんですけれども、水素の核融合反応では死の灰は生成されないんです。 水素爆弾が爆発した際にも、放射性効果物、死の灰が撒き散らされるんですが、これは核融合反応によるものではなくて、起爆剤、マッチの代わりに使った原爆による核分裂反応によって引き起こされた死の灰ということになります。 そのため、原子爆弾を起爆剤に使わない核融合爆弾、水爆が発明されれば、死の灰を生まない、いわゆるきれいな水爆というものになるんですけれども、核融合反応を引き起こすための超高温、超高圧、これをいわば気軽に生み出せるのは、現在のところは原子爆弾を使うしか方法がないということで、 きれいな水爆については、実用化のめどは立っていないということになります。また、原爆を平和的に利用したものが原子力発電所であり、水爆を平和利用しようと頑張っているのが核融合炉、核融合発電ということになります。 原子力発電所では、核分裂反応をゆっくり引き起こすことでエネルギーを取り出しているんですけれども、原子力発電所で使っている燃料に用いているウラン、プルトニウム、こういったものは原爆に使うものよりも純度が低く作られていますので、原子爆弾のように核爆発を起こすということは原理的にはありえません。 また、核融合炉でも核融合反応をゆっくり起こすことでエネルギーを取り出そうと頑張っているんですけれども、原爆を使わずに超高温、超高圧を作り出して、かつそれを持続させなければならないという点が技術的には大変難しいので、まだ実用化にはいたっていない。未来のエネルギーとして大きく期待されているのが現状であるということになります。 ところで、311、福島第一原子力発電所の事故では、メルトダウン事故が起こり、原発の建物が爆発して吹き飛ぶ、そんな様子がテレビでも中継されましたが、あれは核分裂による核爆発ではなくて、水素爆発によるものでございます。 メルトダウンによって溶けた燃料が周りの金属や水と反応して、大量の水素ガスを生み出してしまいまして、これが爆発したため、原子炉の建物が吹き飛んだということになります。 原子炉が原爆のように爆発をしたということではないということなんですね。ただ、原子炉を動かしますと、高レベル放射性核廃棄物、死の灰がゆっくりと生成され続けることになります。 この高レベル放射性核廃棄物、死の灰は、いまだ処分する方法が確立されていませんので、これはこれで大きな課題になっているんですけれども、福島第一原子力発電所の事故では、水素爆発によって建物が吹き飛んだ時に、原子炉の中に蓄積されていた高レベル放射性核廃棄物が一緒にばら撒かれてしまいまして、 これが周辺を放射能汚染させることになってしまいました。原爆、原子爆弾の場合は、この放射性核廃棄物の生成とばら撒き、これが一瞬で行われることになるんですけれども、原子力発電所の場合は、事故が起きて原子炉が物理的に吹き飛ぶと、そういうことが起きない限りは、死の灰がばら撒かれるということはない。 これも原爆と原子力発電所の大きな違いということになります。ちなみに核融合で発電が実用化された場合は、核融合反応では死の灰は生成されませんので、核分裂による原子力発電と比較すると、核融合、水素による核融合はクリーンなエネルギー源になると言われていて期待されています。 問題はこの核融合を実現化、実用化するのが大変難しいということなんですね。ということで本日は、原子力と核兵器のお話でございました。 原発とか原爆とか水爆とか核兵器とか、そういう言葉を聞きますと、なんだかすべて一緒くたにして恐ろしく感じます。 すべて避けたいものに聞こえるんですけれども、一つ一つは詳しく見れば違うものですし、正しく利用することで大きな恩恵を受けることも可能ですので、原子力核兵器まとめてですね、それはやめた方がいいとするのではなくて、丁寧に理解をしていくことが大切だと言えるわけでもございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #原発 #水爆 #原爆 #核融合 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/11/1/03:282.そなえるらじおは、今月で1周年です!08:363.原爆と原発は核分裂、水爆は核融合コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目10月3日🦀🦀🦀2週目返信 みあ2021年11月3日そなえるらじお1周年おめでとうございます!Voicyはもちろん、YouTubeも大変勉強になります(^^)高荷先生のおかげで、防災に関する意識が高まっているな〜と感じています。これからも更新を楽しみにしております♩1返信 高荷智也2021年11月3日ありがとうございます!三日坊主になる取り組みが多い中、Voicyがこれだけ続いているのは、日々のご視聴・いいね・コメントがあるからだと思っており、大変嬉しく思います!コメントありがとうございます!!1 ちゃとらねこ2021年11月1日髙荷先生おはようございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”原爆と水爆…違うものだとは思ってませんでした\(^^)/水爆は原爆が起爆剤…水爆にとってあの原爆が単にスイッチというのはどれだけ大きな威力なのか想像できますね…1返信 高荷智也2021年11月2日おはようございます(・∀・)/核兵器、どれも「すさまじい」兵器であることに変わりありませんが、そのなかでも色々強弱はございますね。核兵器から身を守るためのお話もしたく思いますが、さすがにハードルが高めです…!!1
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Voicyはもちろん、YouTubeも大変勉強になります(^^)高荷先生のおかげで、防災に関する意識が高まっているな〜と感じています。これからも更新を楽しみにしております♩
おはようございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
原爆と水爆…違うものだとは思ってませんでした\(^^)/
水爆は原爆が起爆剤…水爆にとってあの原爆が単にスイッチというのはどれだけ大きな威力なのか想像できますね…
核兵器、どれも「すさまじい」兵器であることに変わりありませんが、そのなかでも色々強弱はございますね。核兵器から身を守るためのお話もしたく思いますが、さすがにハードルが高めです…!!