TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#277 トンガ諸島の巨大噴火で発表された「津波警報」の裏側12:52 2022年1月17日 2,642再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次トンガ巨大噴火の想像を超える規模地震だけではない津波の発生源予測を越えた日本への潮位変動異例の津波警報発令、その判断想定外の危機への最善の対処法AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー高荷友也がお送りする 知らない防災 備えるラジオ 1月17日月曜日 本日も備えて参りましょう。 # 1月15日トンガ諸島で大規模な噴火が発生 本日のテーマは、巨大地震による津波でございます。 ちなみに、いつも、党を備えるラジオをお聞きの皆様、 なんか今日、声が違うなと思われるかもしれませんが、 これは、普段とマイクが違うためでございます。 喋っているのは、いつも通り、私、タカニでございますので、ご安心ください。 初めての皆様、こんにちは。どうぞ、よろしくお願いいたします。 というわけで、本編でございますけれども、 先週末、2022年1月15日土曜日の13時ごろ、 ニュージーランドの北西に位置するトンガ諸島付近にある フンガ・トンガフンガ・ハーパイ火山で大規模な噴火が発生いたしました。 この噴火は、海底火山によるもので、 噴煙がまっすぐに上昇するプリニー式噴火というタイプのかなり巨大な爆発が起こりまして、 噴煙の高さは最大で1万6千メートルを超えたと推定されております。 火山の噴火の爆発の規模は、世界共通の指標で VEI、火山爆発指数と呼ばれるVEI0からVEI8までの 9段階の数値で示されておりますが、今回の噴火は暫定で 上から3番目にあたるVEI6に相当するとみられております。 このVEI6相当の噴火というものは、およそ地球全体でも100年に1回程度の頻度で発生する 比較的珍しい、逆の言い方をすればかなり大規模な噴火ということになりますが、 最も最近発生した同じ程度の規模の噴火といたしましては、 1991年のフィリピン・ピナツボ火山の噴火が該当いたします。 ただ、トンガ噴火山の噴火はまだ終わったわけではなく、 これらの情報も暫定情報ということになりますので、 今後の情報収集をまだまだ継続しなければ何とも言えない。 また、フィリピンのピナツボ火山の噴火といえば、 この噴火の影響で噴出された火山性の物質が大気圏にばらまかれまして、 太陽光を数年間若干遮断して世界的にやや寒冷化、農業が不作になり、 日本でもお米が大強作になって平成の米騒動と呼ばれるような米不足が起きた、 そんな記憶があるわけでございますが、 今回、この数年先にそういった農業への影響が起きるのかどうかというのは、 まだ判断ができませんということで、現時点ではまだ慌てることなく、 いつも通りの防災対策、日常備蓄、 そういったことを続けていただくのが必要な段階ということでございます。 まだ慌ててお米を大量に買い込むのは早すぎる。 また大量に買い込みすぎましても、これが必要になるのは早くても半年後、1年後、数年後となりますので、 おそらく買ったお米全部ダメになってしまいます。 まだ慌てることなく、ニュース報道や当チャンネル、こういったところでの情報収集を務めると、 そういったことをぜひ行っていただきたいと思います。 # 今までの理論上は「津波」による危険は無いと判断された 今回の豚賀噴火さんの噴火は、火山や防災関係者以外の方にとっては、 発生直後にはあまり興味関心を引く噴火ではなかったと思われます。 この噴火が急速に注目される原因となったのは、 日本全国に津波注意報及び津波警報が発令されたためです。 まず大前提として、津波は大地震以外でも発生します。 津波のような海底火山の噴火、あるいは大規模な地滑りなどによる土砂の海面への突入、 また頻度は低いですが、隕石などの天体が海に衝突することでも最悪クラスの津波が発生します。 そして、どこかで発生した津波は地球の反対側からも海を乗り越えてやってきます。 例えば、2015年に南米地理中部沖でマグニチュード8.3の巨大地震が発生したときには、 およそ20時間後に日本でも津波を観測して、津波注意報なども実際に発令されました。 また、1960年、やはり南米地理で発生したマグニチュード9.5観測史上地球最大規模の超巨大地震、 これが起きたときにも日本の太平洋側に約20時間後、大きな津波が到達いたしまして、 日本の国内だけで地震が起きたのは地球の裏側のチリでしたが、日本国内だけでも死者142名という津波被害が発生しております。 つまり、今自分がいる場所が地震で揺れていなかったとしても、 さらに言うと日本国内で地震が発生していなかったとしても、 もう少し言えばどこにも地震が起きていなくても巨大津波というものはやってきますし、 何の前触れもなく突然津波注意報や津波警報が発表されるということもあり得るわけでございます。 特に今回のように突発的な津波警報が出た際には、 護法だろうと気にするのはやめようというのではなくて、危険な場所にいる場合はすぐ高台への避難を行う、 そういった警報を賃じた避難行動をとることが必要になるということでございます。 では1月16日の日曜日、一体何が起きていたのでしょうか。 まず最初にきっかけとなったのは、16日の13時に発生した富岡噴火山の噴火、これがスタートでございます。 この噴火は人工衛星などでもリアルタイムに観測されていましたので、即座に世界中に噴火発生の報道がなされました。 そして海底火山の噴火が起きれば津波が発生する可能性も当然ありますので、 気象庁なども即座に日本への津波の影響などについて検討を行いました。 この時、津波の速度というものは海底の深さによってほぼ決まりますので、地震や噴火が発生した場所が分かれば、 即座に世界中の海岸への津波到達時間を求めることができます。 これはこれでちょっとすごい技術だなと思うんですけれども、その結果富岡噴火山の噴火、これが起きてから比較的早い段階で およそ8000キロ離れた日本の本土に津波が到達するのはおよそ10時間から11時間後、 時間で言えばだいたい夜中の23時から0時頃だと、そういった時間が求められました。 また、この津波というものは発生した場所から動神円城、円を広げていくような形で津波が広がっていきますので、 スバ、ナウル、サイパンといった富岡噴火山から日本の間にある各地点・地域を通過しながら津波が移動することになります。 そして、およそ理論値通りの時間帯に各国で潮位の変化が観測されたのですが、この時に観測された高さというものは、 いずれも30センチ程度と小さかったため、あ、よかった、海底火山の噴火はあったけれども津波はそこまで大きなものではない、 日本に津波が到達したとしても被害が発生する可能性はおそらく小さい、そういった判断がなされまして、 今日は19時ごろ気象庁から津波による影響は小さく被害の恐れはない、そういった発表が出されました。 そしてその後、富岡噴火山に最も近い伊豆諸島の秩島などでは20時ごろから、 また本土の全国の海岸でも21時過ぎから海面の潮位変動が観測され始めましたが、 想定されていた津波の到達時刻は23時過ぎでしたので、物理的にまだ津波が到達はしていないと、 そういうことが考えられまして、この潮位の変化というものは津波によるものではなくて、 津波に先立って到達した空振と呼ばれる火山の爆発による衝撃波、この衝撃波による海面変動が若干起きたのではないかと、 実際、この時間帯に日本全国のアメダスが一斉に気圧の一時的な上昇を観測しており、 これで潮位変動が若干起きたのではないかと、津波はまだ到達している時間ではないので大丈夫だろうと、 そういうことが想定されたのです。 # が、事実として「大規模な潮位変動」が観測されたため「津波警報」で危険を知らせた ところがその後、事態は急変いたします。 津波が起きていた場合の予想到達時刻の直前頃から、 一部の潮位観測所の潮位変動が激しくなり始めました。 とりわけ、鹿児島県の奄美大島にある小港漁港、 こちらの潮位変動が1mを超え、津波の定義とは異なるが、 このまま潮位変動が大きくなっていった場合には、 津波が発生する可能性がある。 しかもこの先、全国どの地点が酷くなっていくのかがよく分からない、 そういった状況になりましたので、理由は分からないが、 大規模な潮位変動が起きており、被害が発生する可能性がある、 そんな状況になりましたので、津波が発生している、 到達しているとは考えづらいが、全国の海岸付近で同時に起きている危険を 知らせなければいけない。そのための手段としまして、 既存の仕組みの中では津波警報を用いることが最善と、 そういった判断がなされたため、日が変わった1月16日の0時15分、 北海道から沖縄までの太平洋沿岸に津波注意報が、 とりわけ潮位変動の大きな徳原列島、奄美大島周辺には 津波警報が発令されまして、日本中のスマートフォンなどに エリアメールや緊急速報メール、また緊急の通報がアプリを経由して出されまして、 私たちが夜中に驚いて飛び起きた、そういったことが起きたのが、 昨晩の天末ということでございました。 ということで本日は、巨大噴火による津波のお話でございましたが、 こちら改めて、きょうのお話の内容をまとめて、 こんな感じでございます。 富賀諸島での巨大噴火による津波の可能性は、噴火直後から検討されて、 即座に観測などが行われました。その結果、従来の理論の上では 特に危険性はないと判断されて、 一度は津波の危険なしと発表がなされました。 しかしその後、理由はわからないが、事実として 残り危険が発生する可能性が高まったため、 津波が発生しているわけではないが、津波警報の仕組みを使って 国民に危険を知らせることが最善であると判断されまして、 全国に津波注意報と警報が発表されました。 こんな流れでございます。前例のない状況において、 今使える道具をすべて活用して、とにかく危険を知らせようと、 ファインプレーだったと言えるのではないでしょうか。 もちろん今後、今回は想定外の事態だったということになりますが、 一度発生した事態ということになりますので、 海底火山の噴火による潮位変動、あるいは津波をどう捉えて 危険を判断していくのか、気象庁の経験値及び技術が 向上していくことを願うということになるわけです。 ご視聴ありがとうございました。 もっと見る #防災 #火山噴火 #トンガフンガ山 #津波警報 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコール03:242.1月15日トンガ諸島で大規模な噴火が発生https://sonaeru.jp/blog/archive/2022/1/17/05:533.今までの理論上は「津波」による危険は無いと判断された03:234.が、事実として「大規模な潮位変動」が観測されたため「津波警報」で危険を知らせたコメント感想・質問・応援メッセージを書こう tepogao Bene2022年2月15日奄美大島に住んでいます。今回のことで島の人々の防災意識高まりました。が…島。ほぼリアス式海岸、集落ごとは孤立。深夜の避難…遠くの国のことがこんな風な伝わり方をするとは前代未聞だったのですよね。何においても、備えはもっと厳選したいと思いました。1返信 ポルカドット2022年1月17日大学受験生の親としては、本当に今年の3年生はいろんなことに振り回されると何とも言えない気持ちでおります。1日目は受験生や一般の方が刺される事件があり、2日目には津波警報で一部の受験生にも影響が出る事態となり、親の立場で受験生の皆さんの気持ちの動揺やこれからへの影響などを考えますと、胸が痛くなります。受験が人生を左右するかもしれませんが、それが全てではなく命さえあればどうにでもなると私は思っています。命を尊重できる人でありたいものです。1返信 高荷智也2022年1月30日毎年同じ1年がはじまる大人はともかく、人生で一度が毎年やってくる子ども達には、ほんとうに自然災害や感染症による「想定外」はかわいそうな状況だなと思います。そうした災害が多い日本にこそ、やり直し・復活・再チャレンジ、いろいろ場が用意されて欲しいなと願うばかりです。1 ちゃとらねこ2022年1月17日髙荷先生おはようございます🦀土曜日から日曜日の日付またぎ、お疲れ様でした。分かりやいまとめTwitterでした。眠りについたあたりでまた警報 眠りについたあたりでまた警報で結局ほとんど寝ずに朝起きてました🤗気象庁のよく分からないけど危険だ既存の仕組みを使って警報ながすという柔軟な対応 素晴らしいですね。1返信 高荷智也2022年1月30日おはようございます🐈トンガの噴火による津波は、いろいろな想定外が組み合わさった事例でしたので、私自身も勉強になりました。いろいろ言われる気象庁ですが、少なくとも近年はグッドな対応がおおいのではと感じております!1
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1日目は受験生や一般の方が刺される事件があり、2日目には津波警報で一部の受験生にも影響が出る事態となり、親の立場で受験生の皆さんの気持ちの動揺やこれからへの影響などを考えますと、胸が痛くなります。
受験が人生を左右するかもしれませんが、それが全てではなく命さえあればどうにでもなると私は思っています。
命を尊重できる人でありたいものです。
土曜日から日曜日の日付またぎ、お疲れ様でした。分かりやいまとめTwitterでした。
眠りについたあたりでまた警報 眠りについたあたりでまた警報で結局ほとんど寝ずに朝起きてました🤗
気象庁のよく分からないけど危険だ既存の仕組みを使って警報ながす
という柔軟な対応 素晴らしいですね。
トンガの噴火による津波は、いろいろな想定外が組み合わさった事例でしたので、私自身も勉強になりました。いろいろ言われる気象庁ですが、少なくとも近年はグッドな対応がおおいのではと感じております!