TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#307 江戸城天守を永遠に焼失させた、江戸最悪の明暦の大火10:45 2022年3月2日 2,160再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次明暦の大火、江戸城天守を焼失80日以上続く乾燥と強風の脅威天守閣より優先された都市復興の選択大火で生まれ変わる江戸の街づくり現代も潜む首都直下地震の火災リスクAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友矢がお送りする 死なない防災、備えるラジオ。 3月2日、水曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1657年3月2日、江戸・明暦の大火の発生 本日のテーマは大規模な都市火災のお話でございます。 本日3月2日は、今から365年前に江戸の町で明暦の大火が発生した日でございます。 1657年3月2日、旧暦では明暦3年の1月18日になりますが、 この日から3月4日までの3日間にかけまして、当時の江戸で大規模な火災が発生して、 江戸城の天守閣を含む江戸市街地の大半が消失する被害が発生いたしました。 元々江戸の町というものは、よく言葉が残されておりますが、 火事と喧嘩は江戸の花と、いやな格言だなと思いますけれども、 そういう言葉で呼ばれるほどに大規模な火災が繰り返し発生する都市でございました。 具体的には江戸時代267年間続いておりますが、 その期間中に約50回の大規模火災が発生しているということで、 5年に1回ぐらい、大火と呼ばれるレベルの火災があちこちで発生すると、 その度に町を少しずつ作り変えてきた、それが江戸の歴史でもあるそうでございます。 その中でも本日ご紹介する命歴の大火は、 消失した面積、被害の規模、死者の数、ともに江戸時代最大規模のものであったということで、 とりわけ被害の大きかった火災として記録されております。 この命歴の大火、出火元が単体ではなくて、 火を置いて時間をかけて3箇所から順番に出火して、 複数の大火が重なり合うことで被害が極めて大きくなった。 これが特徴の一つとされております。 当時の記録、当時の記録残っているのもちょっとすごいんですけれども、 命歴2年の年末から大火が発生した命歴3年のお正月過ぎにかけまして、 80日間以上、約3ヶ月間ぐらい江戸全く雨が降らず、大変乾燥した状態が続いていたと、 そして小規模な火災が各所で多発していたということでございます。 現代で言えば、気象庁から乾燥警報が発表されて、 ニュースなどでも火災への備えが繰り返し呼びかけられると、 そんな状況が当時の江戸だったということかなと思われます。 そして運命の旧歴1月17日、乾燥した強い風が吹き始めまして、 翌日1月18日に1つ目の火災が発生し、これが大規模に延焼し始めました。 そしてその後も強風が続き、さらに別の場所から火災が発生して、 大規模な火災に発展をしていった。 そして最大では10万人の死亡者が発生したと想定されております。 この明暦の大火では江戸城にも大きな被害が発生したことが特徴としてよく語られているんですけれども、 実は現在江戸城、江戸城というか皇居ですね。皇居にはいわゆる天守、天守閣がありませんが、 当時の江戸城には日本のお城の中でも最大規模の天守閣がどーんとそびえておりました。 天守閣、大きな天守閣といえば、例えば今大阪城ですね。 再建された大阪城には巨大な天守閣がそびえていて、 あれ足元まで近づいて上見上げますと、ものすごい大きさだなということを感じますけれども、 あの大きな巨大な大阪城の天守閣よりも大きな、さらに大きな天守が当時の江戸城にあったそうでございます。 実はこれがこの明暦の大化によって漸減していると、現在に例えると何でしょうか。 国会議事堂が漸減するようなインパクトだったのかなと、そういう想像ができますが、 こうした最重要拠点すら守ることができなかった極めて大きな規模の大化が起きたということでございます。 # 江戸城天守を再建しないという良い判断 江戸時代に発生した大規模な都市火災は、江戸の街だけではありません。 全国あちこちで大火が発生しておりました。 その中でも、とりわけ江戸は規模が大きい。 規模が大きいということは、当時の建築物全部木造ですので、 要するに薪の束がそこら中に置いてあるという都市、その最大のものが江戸だったということで、 江戸はとりわけ大火の多い地域だったということになりますが、 大規模な大火で都市が焼けてしまいますと、 その度に都市計画などが引き直されて、火災に強い街づくりが行われる。 こうしたことが永遠とも行われ続けているのが、日本という国でもございます。 今回ご紹介した明暦の大火の後も、江戸では道路を広げたり、川、運河などを整備したり、 空き地を増やしたり、また橋を渡れずに亡くなった方も多かったということで、 当時江戸の防衛的な理由で、川に渡る橋の数はあまり多くなかったそうなんですが、 それも増やされたり、あるいは自主防災組織ですね、 こういったものが作られたりと、いろいろな対策が行われたということでございます。 その中でもですね、特に素晴らしいなと思っておりますのが、明暦の大火が発生した頃、 江戸の将軍様は徳川家綱将軍でございました。 この家綱の保佐役としまして、保志那雅之という養生に就いていた方がいたんですけれども、 この保志那さんがですね、保志那さんというとちょっとあれなんですけれども、 この明暦の大火の後の復興に関しても、いろいろと舵取りをされたということなんですが、 特に素晴らしかったのが、江戸城の焼けてしまった天守の再建をしなかったということなんですね。 当時江戸で国内戦国時代が終わって平和の時代が訪れておりました。 この平和な時代のお城の守りには天守はいらないと、そこにお金をめちゃくちゃかけるのであれば、 焼けてしまった江戸の街の復興の方にお金をかけるべきだということで、天守閣再建しなかったんですね。 そのお金はいろいろな都市整備、道路広げるとか、川を拡張するとかですね、 そういったインフラの復興の方に全て注がれまして、その後の江戸時代の街の一つの基礎を作ったということでございます。 優秀な政治家というか行政者、行政執行者ですね、そういった方がいると災害の後の復興もうまくいく。 一方で災害が、大規模な災害が起きた時にリーダーシップを取る方がいまいちだと、 被害が大きくなったり復興がうまく進まない、そういうこともあると、当時の江戸はちょうどタイミング的には非常にラッキーだったと、 そういうことが言えるわけでございます。ちょっとこの辺あんまり深掘りをしすぎると、いろいろと言いたいことが出てきてしまいますので、 明暦の大火の後始末にあたった星名正幸氏は大変素晴らしかったと、そこで終わりたいと思います。 この復興なんですけれども、その後200年間江戸時代続いているんですね。江戸が終わるまでの間だけでも、いろいろと火災対策は行われてはいたものの、 ただやっぱりまだまだ数十回の火災が発生するということで、抜本的な火災対策にはいたっていません。 その後も明治に入っても繰り返し大火が起こったり、例えば銀座で銀座大火などが起きた時には、 銀座の街ってモダンな石造りの街とかが当時あったわけなんですが、それも要は火災の復興だったんですね。 一回全部燃えてしまったので燃えづらい石造りの建物にしようと、そういうことで銀座のあの街並みも作られたと。 ただその後もですね、例えば前回の関東大震災、大正関東大震災による大規模な火災ですとか、 太平洋戦争における米軍の空襲ですね、東京大空襲で同じような大規模火災が繰り返されるなど、 繰り返し繰り返しその後も東京は燃えては復興するということが続けられております。 現在に関しては水道インフラの普及、消防技術、消防設備の進歩、そういったものによって大規模な大火は東京大空襲以降は発生しておりません。 ただこれは東京が火災に強い街になったという側面もありますが、たまたま火災を大規模に起こすイベントが起きなかった。 イベントというのは悪いイベントですね。事実今、首都直下地震で想定されている死亡者、合計で2万名弱ぐらいのですね死亡者が想定されておりますが、 その最大の原因、死者の死因を想定されているものは火災によるものだろうと考えられております。 インフラあるいは消防が麻痺するような大震災、こういったものが発生した場合には、再び過去の大火と同じような被害が起こるということが実際に想定されており、 大都市における火災というのは過去のものではありません。大地震などが発生した時には、日本国内の都市、いつどこでも大きな火災が発生してもおかしくない。 備えるべき対象の一つであるということが言えるわけでございます。ということで本日は大規模な都市火災のお話でございました。 3月に入りまして、全国が春一番をはじめとする強風、からっかぜが吹く季節になっております。 乾燥と強風が吹いているところに大地震が発生するのが最悪です。最悪の地震火災に発展する恐れがございます。 身の回りの火の始末、こういったものは厳重に行いたい季節だというところでございます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #地震火災 #江戸城 #明暦の大火 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコール04:272.1657年3月2日、江戸・明暦の大火の発生06:063.江戸城天守を再建しないという良い判断コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ちゃとらねこ2022年3月2日髙荷先生おはようございます🦀3日も火事が続いてたのですか…それだけで規模の大きさが分かりますね。そして見栄と伝統を重んじそうな江戸時代でもそのようにきちんと考え指示できる方がいるなんて素晴らしいですよね😆春一番 近年では観測なし なイメージですが、今年はどうでしょうか会社にいる昼間の間に吹いといてほしいです笑1返信 高荷智也2022年3月2日おはようございます🐈大きな天守閣など、まさに権力の象徴という感じですが、無い袖は振れぬと言いますか、それだけ大きな災害だったということが伝わって参りますね。春一番、昨年の関東では史上最速2月4日に吹いていましたが、今年は逆に遅くてまだ吹いておりませんね。目と鼻はしょぼしょぼですが…💧1
#1399 断水がなければ、大雨の時にトイレは使える?逆流対策の方法は? 21分・9時間前・ 2,399再生AI目次高層階トイレも安心できない理由大雨で機能不全に陥る下水道トイレのゴボゴボ音は何のサイン?下水逆流を防ぐ水嚢の作り方便器が使えない時の簡易トイレ備蓄
#1398 堤防の切り通しを封鎖せよ!長良川9.12水害から50年の話 32分・昨日・ 3,941再生AI目次50年前の長良川大水害、知られざる輪中堤の物語80年前に埋もれた堤防が町を救った瞬間輪中の知恵と住民の決断、その光と影現代に迫る「スーパー水害」の脅威とは命を守るハザードマップ活用と意識変革
#1397 9.11米国同時多発テロから25年目における戦争への備えの話 31分・9月11日・ 5,469再生AI目次9.11テロ:世界を震撼させた記憶9.11テロが示した超大国の限界25年後、世界は新たな戦争の時代へ世界の混乱が日本経済にもたらす危機平和な時代が終わる?家庭でできる備え
#1396 災害時に不足する「野菜と栄養」をローリングストックする方法は 34分・9月10日・ 6,008再生AI目次災害時の野菜と栄養不足問題日持ち野菜・加工品・サプリの活用術青汁「ボコとデコ」のローリングストック青汁で水分と栄養を補給する秘訣突発災害時の判断と現金備蓄の教訓
#1395 大地震の様な突発災害に近づきつつある「線状降水帯」への備え 24分・9月9日・ 4,876再生AI目次名古屋を襲った記録的豪雨と被害全国に拡大する線状降水帯の警戒予測困難な水害が問う避難のあり方温暖化時代に必須の住居選択とは日中水害、職場や学校で身を守る策
#1394 最後の寝台夜行列車「サンライズ瀬戸」からの放送 14分・9月8日・ 3,403再生AI目次日本唯一の夜行列車、その魅力とは?旅を快適にする車内設備と利用法新幹線では味わえない0泊2日の価値プレミアム放送が伝える旅の臨場感いつまで乗れる?寝台夜行の未来
#1393 大雨時の外出を控えることは、控えられない人を支えることになる 23分・9月7日・ 4,482再生AI目次大雨時の外出、最も注意すべき行動計画運休は是か非か?社会の意識災害時の不便さ、備蓄で乗り切る外出必須な人々を支える道筋インフラ脆弱時、自宅待機の貢献
3日も火事が続いてたのですか…それだけで規模の大きさが分かりますね。
そして見栄と伝統を重んじそうな江戸時代でもそのようにきちんと考え指示できる方がいるなんて素晴らしいですよね😆
春一番 近年では観測なし なイメージですが、今年はどうでしょうか
会社にいる昼間の間に吹いといてほしいです笑
大きな天守閣など、まさに権力の象徴という感じですが、無い袖は振れぬと言いますか、それだけ大きな災害だったということが伝わって参りますね。春一番、昨年の関東では史上最速2月4日に吹いていましたが、今年は逆に遅くてまだ吹いておりませんね。目と鼻はしょぼしょぼですが…💧