TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#376 タワマン火災…多数の空振り避難は次の安全保証ではない12:55 2022年6月15日 2,282再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次タワマン火災、弱さと強さの真実意外な事実?日本タワマン火災の現状と対策グレンフェルタワー火災、日本の教訓とは「狼少年」の悲劇?空振り避難の心理学99回の空振りが保証しない「次」の安全AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 そなえ防災アドバイザー、高木智弥がお送りする 「しなない防災、そなえるラジオ」 6月15日、週と月の真ん中の水曜日。 本日も、そなえて参りましょう。 # タワマンは火災に対して…「弱い」「強い」どちらも正解 本日のテーマは、タワーマンション火災に関するお話でございます。 おととい、2022年6月13日の早朝5時前、 東京都品川区にある44階建てのタワーマンションの18階のベランダで火災が発生しました。 東京消防庁の消防車両30台ほどが出動しまして、消火活動にあたり、 およそ90分後に火災は消し止められたということでございます。 この火災では、出荷元の部屋の住民の方など合計4名が病院に搬送されたということですが、 死者はいないということです。 早朝5時という朝の火災ではございましたが、 マンション住民のうち400名ほどの方が屋外に避難をしたということですが、 逆に室内に留まり避難をしなかった方も多くいらっしゃったということでございます。 さて、このようなニュースを耳にして、どのような感想を抱かれるでしょうか。 こういうタワーマン火災が起こりますと、 やっぱりタワーマンションは火災の危険が大きいよね、危ないよね、 住むべきじゃないよねと、課題が多いよねと、そういう印象を抱かれる方も多いと思いますが、 これは同時に、タワーマンションで火災が発生しても燃え広がる危険は少ない。 実際今回もすぐに消し止められて、結果的に見れば避難も不要だった タワーマンは逆に安全であるということも言えるかと思います。 危険そうだ、いや安全だ、これは両方とも正解なんですね。 タワーマンションに限らず高層建築物で恐ろしい災害は、まず何と言っても火災でございます。 火の回りが早く、一方で避難が遅れた場合には第三次を招く恐れがありますし、 また自爆型のテロですね、航空機が突っ込んでくる、ガソリンをぶちまけられて火をつけられる、 そういった人の悪意の塊に襲われた場合にはなす術がない、これは確かに事実でございます。 そのため高層建築物については、一般の建物よりもかなり厳しい火災対策がなされておりまして、 出火しづらい、出火しても燃え広がりづらい、また消火を助けるための各種の設備や避難に必要な設備などがかなり潤沢に設置されています。 例えば日本で一番タワーマンションが多い地域は、何と言っても東京でございますが、 東京都内では毎年100件以上のタワーマン火災が発生しております。 すべてがすべてニュース報道されるわけではありませんので、意外と多いなという印象ではあるんですが、 この毎年100件のタワーマン火災が起きている割に、建物がまるごと燃えてなくなるくらいの巨大火災に発展したりとか、 あるいは大勢の犠牲者が出るような大規模なタワーマン火災というのは、これはまだ発生したことがありません。 とにかくタワーマンで火災が起こると大変目立ちますし、最近ですとスマホなどを使って、 多くの方が動画写真などを撮影し、そしてそれがテレビのニュースでも流れるということになります。 実際目立つ火災で興味も引きますし、メディア的にも数字の取れるニュースになりますので、 タワーマン火災って実情以上に大きく報道されるんですけれども、今のところ大きな被害がここまでは出ていないと、 そういう現状を考えれば、これは高層建築物に対して行われている、設置されている、 様々な防災施策がうまくいっているという裏付けにもなるわけでございます。 ちなみに昨日6月14日はちょうど5年前になります。 2017年にイギリス、ロンドンにあった24階建てのタワーマンションで大規模な火災が発生しまして、 建物が全焼、70名以上の死者が生じる大惨事となったグレンフェルタワー火災が発生した日でもあります。 ちょうど昨日で丸5年目だったんですね。 この建物は結構古いタワーマンでございまして、1974年に完成されたもので、防火設備が古かったり、 建物の建材に燃えやすい素材が使われていたりということで、 これらが火災を大きくした要因の一つになっています。 現状のイギリスの高層建築物には法律でスプリンクラーなどの設置が義務付けられていますが、 この義務付け、2007年に法律ができて以降ということになるので、それよりも古い建物にはスプリンクラーなどはないんですね。 これも火災が大きくなった原因の一つと言われております。 一方ですね、このグレイフェルタワー火災、よく日本でタワーマン火災が起きた場合に、直近ではよく引き合いに出される事故でございますが、 日本のタワーマンションで同じような火災が発生した場合は、法律、建物の構造などがかなりガチガチに固められていますので、 おそらくここまで大きな被害にはなっていなかったのではないかと言われております。 構造建築物の火災対策、法律レベルでの縛りと、それをきちんと建物に反映させるということが極めて重要だと、 そういうことを改めて知らしめたグレイフェルタワー火災事故でございました。 # タワマン火災時の空振り避難は、津波や洪水時の避難指示に似ている さて、ところでですね、おととい6月13日の東京で発生したタワーマン火災では、避難をした人としなかった人、判断が分かれたと報道されております。 タワーマンをはじめとする高層建築物で火災が発生した場合に、とにかく重要なことは、早く地上へ逃げることでございます。 火災の炎と煙は基本的に火元からぐんぐん上の階に向かっていきますので、火元よりも下に逃げることができれば、とりあえず一息つけますし、 最終的に建物全体に火が回る可能性を考慮すると、地上へ避難することが重要なんですが、火元より下の階にいればですね、階段などを使って比較的安全に避難をすることができますので、 とにかく火元より1階でも下まで降りると、これが重要でございます。そして高層建築物には火災の炎が建物のあちこちにすぐ回り込まないような対策が様々に取られておりますが、 これはあくまでも時間稼ぎであって、消火活動に手間取ったり、大規模な地震で、例えば首都直下地震とかですね、 そういう地震で出火して、消火活動ができない状態になっていたりということになると、火災の規模が大きくなり、最終的には建物を燃えてしまう可能性ももちろんあります。 そしてその時々のですね、火災が、今自分がいる建物で発生した火災が、果たして最終的にどのぐらいの規模の火災になるのかというのは、起きた直後にはわからないんですね。 高層建築物で火災に遭遇した場合は、どのような状況であっても、とにかく地上を目指さないといけないと、結果的に火災の規模が小さくて避難がいらなかったとなりましても、 それがわかるのは火災が収まった後、沈下後でございます。万が一大規模な火災に発展して、でも多分大丈夫だろうと思って、 室内に留まり死んでしまう、そういうことがあり得ないとは言えないということなんですね。 火災が発生した時にはエレベーター使えませんので、基本的には非常階段を降ります。 ちなみに高層建築物には非常用エレベーターと呼ばれるものの設置が義務付けられておりますが、これは避難用ではなくて消防活動用のエレベーターですので、 住民の方が逃げるためには使えません。消防士の方がいち早く現場に行く、そして消火活動を行うための非常用エレベーターということになります。 そして火の周りが早くて非常階段がすでに煙で塞がっているとか、自分のいるフロアの下より下側に逃げられないという場合には、 下側ではなくて上ですね、屋上方面に逃げてヘリコプターの救助を待つか、あるいはもうどうにもならなければ部屋の中に立てこもって隙間を全部塞いで煙の侵入を防ぎ、 火災の沈下あるいは救助を待つことになりますが、基本的にはとにかく地上を目指すというのが原則になります。 ところがですね、この避難というものを取り巻く現実的な問題としまして、タワーマンション火災が大規模化した事例というのは今のところ国内にはほぼありません。 つまり結果だけを見れば避難しなくてよかった火災が大部分を占めるということになるんです。これは似てるんですね。 大雨で洪水の危険があるときに避難指示が出たが、幸運にも空振りとなった事例、あるいは大地震が発生して津波を警戒して海岸から離れたが、 津波が起きなかった事例、こういうものにつながる要素がございます。災害が起きたときその場に留まると死ぬかもしれない、そういう場合には避難をすることが重要になるんですが、 ただ現実的には多くの災害もしくは災害につながる現象において、結果的には避難がいらなかった、警告が出たが空振りとなった、そういうケースの方が圧倒的に多いんですね。 そしてこれが繰り返されるに従い、いわゆる狼少年です。どうせ今回の警告も空振りだろう、避難なんかしなくてもいいだろうというような意識が広がりまして、 そして99回空振りを繰り返し、100回目の警告でいよいよ大規模災害が本当に発生し、これまで通り避難しなかった方々が命を落とす、 もしくはこういう方を救助しに行った消防士の方が命を落とすということにつながる、これが最悪なんですね。 津波や洪水の浸水想定区域、土砂災害の警戒区域、そしてタワーマンション、災害や火災が大規模化した場合は避難しなければ死んでしまいます。 これまでは全ての避難は空振りで終わったかもしれませんが、さて次はどうでしょうか。地獄の扉が開く本番かもしれません。 それでも鷹をくくって逃げないという選択をするか、あるいは不便を承知で避難をするか、その選択は本人の自由ということになるのですが、 99回の空振り安全は100回目もそうである保障には繋がらないということはですね、意識をしておきたいところでございます。 ということで本日はタワーマンション火災に関するお話でございましたが、ちなみにですね、高さ11階以上の高層建築物の場合は火災を防止するために消防法、法律で 絨毯や火災の素材を防炎素材にすることが義務付けられています。これは個人の家庭でも同じです。 さらに言うと、11階建て以上の高層建物ですね。1階に住んでいても同じなんですね。11階以上に義務付けられているのではなくて、11階建て以上の建物、厳密に言うと31メートルより高い 建物は1階から最上階まで全ての部屋において、燃えない素材を使わなきゃいけないということが義務付けられています。 個人でも絨毯やカーテンは防炎素材のものを買わないといけないんですね。ただ、個人の住宅に消防が立ち入って検査をするということは基本はありませんので、 ぶっちゃけ違反していてもバレることはほぼありません。ただ、消防法などでタワマン火災を防ぐ取り組みをしていても、結局ですね、まあうち1軒ぐらいはいいだろう。 うちはタバコ吸わないから火は出ないから大丈夫。こういったですね、個々人が対策を行っていては意味がないんです。万全な体制が取られていても、結局運用する人、個人、そういう人たちが自分1人くらいは、うちぐらいはと思ってしまうと大きな災害に繋がる。 そういうことを思わず、正しい防災対策をすることが重要だということをですね、何度でも何度でも言っていかなきゃいけないんだろうということを思っております。それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #火災対策 #タワマン火災 #グレンフェルタワー火災 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:151.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2022/6/15/05:392.タワマンは火災に対して…「弱い」「強い」どちらも正解07:023.タワマン火災時の空振り避難は、津波や洪水時の避難指示に似ているコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ヨット2022年6月15日空振り避難を恐れない、面倒くさがらないのは大事なんですね。東日本大震災の数日前にも東北で地震が起こり津波警報も出ていましたが、「現在の釜石港の様子です」とNHKのTV画面に映っていたのは、岸壁で普通に荷降ろしをしているトラックドライバーの作業風景でした。仕事だから仕方がない面はあるにせよ、「なんだかなぁ~」と思いながら見ていたことを思い出します。5返信 うまやどの2022年6月15日速報が出たから避難の準備…今回も(!)大丈夫だった…この繰り返しで危機感が薄れますよね😖でも「空回り=素振り」は大事で日頃の備えは無駄にはならないと思っています😊タワマンに住みたいと思った事はありませんが映像で見た「揺れ」にゾッとします🥶今日もありがとうございました🥰5返信 みょんみょん2022年6月15日今回もちょー正しい分析をありがとうございます。そうなんですよね…危険な場合でも100%事故が起きるわけではない…だから、希望的観測に頼り安全策をとらないという人が出てくるんですよね。先日の知床観光船の事故はその典型だと思います。こういう人はいなくならないので、その対策なども検討してくださるとありがたいです。ちなみに、私はいちいち避難するのも大変なのでタワマンには住みませんし、災害時に逃げないと主張する人は放置して逃げます^^;A6返信 おちゃ2022年6月15日タワマン、避難を伴う災害には非常に不向きであるということでしょうね。エレベーターありきの建物をエレベーターなしで避難するというのは、どう見ても前提から覆ります。30階40階から下るのも上るのも、ゾッとします。購入する方々は考慮していないということなんでしょうね。高荷さんレベルにもなると、ほぼナンセンスですよね。5返信 ちゃとらねこ2022年6月15日髙荷先生おはようございます🦀冒頭聞いて思ったこと・ベランダ火災…タバコかな?ベランダ喫煙ダメじゃない?・90分か…早いな 草加の建材店は13時間と言ってたのに。まぁタワマンスプリンクラーとか設備すごいからな。・避難してない人 出火階及び直上階から上が避難出来てればいいけど…まぁそうじゃないだろうなはい防災オタな思考ですね😁知識があれば火事は何階で起きて、我が家は出火階の直上階だから即避難とか、出火階より下だから直上階の人を先に避難させようとか二次被害を防ぐことにも繋がりますね5返信 もっと見る
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東日本大震災の数日前にも東北で地震が起こり津波警報も出ていましたが、「現在の釜石港の様子です」とNHKのTV画面に映っていたのは、岸壁で普通に荷降ろしをしているトラックドライバーの作業風景でした。
仕事だから仕方がない面はあるにせよ、「なんだかなぁ~」と思いながら見ていたことを思い出します。
でも「空回り=素振り」は大事で日頃の備えは無駄にはならないと思っています😊
タワマンに住みたいと思った事はありませんが映像で見た「揺れ」にゾッとします🥶
今日もありがとうございました🥰
そうなんですよね…危険な場合でも100%事故が起きるわけではない…
だから、希望的観測に頼り安全策をとらないという人が出てくるんですよね。
先日の知床観光船の事故はその典型だと思います。
こういう人はいなくならないので、その対策なども検討してくださるとありがたいです。
ちなみに、私はいちいち避難するのも大変なのでタワマンには住みませんし、災害時に逃げないと主張する人は放置して逃げます^^;A
30階40階から下るのも上るのも、ゾッとします。購入する方々は考慮していないということなんでしょうね。高荷さんレベルにもなると、ほぼナンセンスですよね。
冒頭聞いて思ったこと
・ベランダ火災…タバコかな?ベランダ喫煙ダメじゃない?
・90分か…早いな 草加の建材店は13時間と言ってたのに。まぁタワマンスプリンクラーとか設備すごいからな。
・避難してない人 出火階及び直上階から上が避難出来てればいいけど…まぁそうじゃないだろうな
はい防災オタな思考ですね😁
知識があれば火事は何階で起きて、我が家は出火階の直上階だから即避難とか、出火階より下だから直上階の人を先に避難させようとか二次被害を防ぐことにも繋がりますね