TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#395 災害教訓はそのまま生かさない!アレンジしないと死んじゃうよ!13:47 2022年7月12日 3,235再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次M7.8奥尻島地震 3分で変わる運命過去の津波教訓が避難を遅らせた理由災害教訓はアレンジしないと危険な理由3.11の教訓が南海トラフで通用しない?津波から命を守る「走って逃げる」鉄則AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高木智弥がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 7月12日火曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1993年7月12日・北海道奥尻島地震 本日7月12日は29年前に北海道南西沖地震が発生した日でございます。 ちょうど1年前の放送でもこの地震についてご紹介をしたのですが、 この地震から得られる教訓というのは非常に重要なものでございますので、 今年も同じお話をさせていただこうかなと思います。 ということで、今日は29周年ということになりますが、 1993年平成5年です。 7月12日の夜22時17分、札幌から西に180キロ進んだ日本海で マグニチュード7.8の巨大地震が発生したのが今日の日付でございます。 このマグニチュード7.8というのは相当に巨大な地震でございますが、 とりわけ震源の南約70キロの地点に位置していました北海道の奥尻島では、 大津波や火災で甚大な被害が発生したことから、この地震を通称奥尻島地震と呼ばれております。 この奥尻島地震は311東日本大震災が発生するまでは、 大津波による被害の事例として非常に多く参考にされていた地震でございましたが、 こちらの地震はすごく大事な教訓がたくさん含まれています。 まずこの地震、最大震度は約6と推定されています。 当時、奥尻島には地震計が置かれていなかったので、震度は推定ということになりますので、 今の基準で、もし地震計が置かれていたら、最大震度7ぐらいの甚大な揺れに襲われていた可能性もあるということでございます。 マグニチュードは7.8、これかなり大きな地震でございますが、 日本海側で発生した地震としては、記録に残る限りでは最大級のものでございます。 そして海で発生した地震ですので、大きな津波が発生いたしました。 最近、津波といえば東北、日本海、千島海溝、あるいは南海トラフと太平洋側が注目されますが、 日本海側でも大きな地震が起これば、巨大な津波は当然起こるということになるんです。 この奥尻島地震、発生したのは夜中22時17分ということでございましたが、 まず地震の直後、奥尻島にも強い揺れが襲いかかりました。 そして地震からわずか3分後、夜10時20分頃には、津波の第一波が早くも奥尻島に到着しています。 日本海沿岸に地震による津波警報が出されたのは、津波が来た後、22時22分、 既に津波の第一波が襲いかかった後のことでございました。 この津波、日本海沿岸の各地に到達しましたが、 とりわけ震源に近かった奥尻島の被害が甚大でございまして、 震源に近い側の海岸には軒並み10メートルを超える津波が到着、 最大では30メートルの高さまで津波が来ているということがわかっています。 この地震の揺れ、津波、また島の中あちこちで発生した火災や土砂災害など、 とにかく狭い範囲にあらゆる二次災害が集中したことで、 全体では死者202名、行方不明者29名、重軽傷者321名という被害が発生しております。 死者202名、奥尻島の人口が少ないため、一見小さな被害に見えるのですが、 例えば、地震発生後5分後に10メートル近い津波に襲われた青苗地区と呼ばれるエリアでは、 住民の3人に1人の方が命を落としているというような、文字通り壊滅的な被害が発生しているのです。 # 次の津波はもっと早く来るかもしれない! さて、このおくしり島地震による津波の被害教訓でございますが、 過去の災害の被害教訓というのは、そのまま参考にしてはならない。 今、自分がいる場所にそれが起きたらどうなるのかをイメージしなければいけないということが、非常に強く伝わってくるんです。 と言いますのも、1993年このおくしり島地震、ちょうどこの地震が起こる10年前でございます。 1983年の5月26日、秋田県沖でマグニチュード7.7の巨大地震が発生しています。 日本海中部地震が10年前に起きていたんです。 この地震でも津波が発生しまして、実はおくしり島にも10年前の地震で津波が来ていました。 この時の記憶を頼りに、10年経った1993年、おくしり島地震が発生した時にも、 これは10年前の地震と同じパターンだ、津波が来るから逃げなければいけないということで、 多くの方が津波の襲来を予想し、高台に避難を行ったんです。 ただ、この教訓そのものが良い話ではあるんですが、 10年前の地震とおくしり島地震の一つだけ異なる点がありました。 それは津波が到達する時間の差というものだったんです。 83年に発生した日本海中部地震の時には、おくしり島に津波が到達したのは、 地震が発生から約20分から30分後に津波が到達しました。 ところが10年後、おくしり島地震では、地震の3分後に津波の第一波が到達、 地震の5分後には壊滅的な被害をもたらす大きな津波が訪れています。 そのため、93年におくしり島地震が発生した時にも、 前回の地震と津波の教訓をよく覚えている防災意識の高い人ほど、 これは前回と同じだ、津波は必ず来るから逃げなきゃいけない。 でも、前回の津波は20分から30分くらいしてから来たから、 まだ余裕はありそうだなということで、 荷物をまとめてから避難をしようとした方、 あるいは車で避難をしようと自動車を取りに移動した方々、 ご近所の方々に逃げようと呼びかけに行った方々、 一旦は避難したが、まだ余裕がありそうだということで、 家に荷物を取りに戻ったという方々、そういう方々が多く生じたんです。 しかし、想像以上に早い時間に津波が来てしまったので、 命を落とす、そういったケースも報告されてしまっています。 この教訓というのは、3.11東日本大震災以降の私たちにも同じことを呼びかけています。 3.11東日本大震災でも甚大な津波の被害が発生しました。 ところが、この3.11の津波というのは、 比較的震源地と陸地の場所が離れていましたので、 津波の第一波が到達したのは、最短で地震が発生した30分後でございました。 しかし、近い将来の発生が想定されている、 とりわけ南海トラフ巨大地震では震源に近い場所ですね。 静岡、和歌山、高知といった地域では、 地震が発生した数分後に津波の第一波が到達するということが想定されています。 これはまさしく、おくしり島の地震と同じパターンなんですね。 おくしり島地震が起こる10年前の地震では、揺れから30分後に津波が来ました。 そのため、この時の教訓をちゃんと覚えていた方々は、 30分ぐらいしたら津波が来るということで、 初期行動が少し遅れて命を落とされてしまった、そういう方々が起きているんです。 同じことが起こる可能性があります。 2011年311、東日本大震災で起きた津波の教訓、これをよく覚えている人ほど、 地震が来た、逃げなきゃいけない、311の時には30分後ぐらいに津波が来た、 荷物をまとめて避難しよう、そういうことを考えた場合には、 南海トラフ巨大地震が発生した時、30分ぐらい猶予があると思って行動を開始し、 しかし数分後に到達した津波で命を落とす、そういうことが起こる可能性があるんです。 海岸の付近にいる時、今まさに海水浴シーズン、コロナ明けで本格的な海のシーズンが3年ぶりにやってまいりますが、 津波ハザードマップで浸水想定区域にいる時、海で遊んでいる時、 そんな時、地震の揺れを感じた津波警報が発令された、海岸に赤と白の旗、津波フラッグが立った、 そういった場合には、311教訓は持ってはいけません。 文字通り走って逃げる、今すぐ素早く逃げる、そうした避難のあり方を認識しておかなければいけないということになるんです。 過去の様々な災害の教訓というものは確かに重要です。 しかし、前回と同じようなパターンで次の災害が起こるとは限りません。 今自分がいる場所だとどういうことが起こるのか、これは日頃から家庭や企業の防災対策をする際にイメージする必要がございます。 また、前回と同じような時間の余裕があるとは限りません。 基本的には走って逃げる、これをまず第一に考えていただきたいなと思います。 # コメント返し・エンドコール さてここからはコメント返しのコーナーでございます 今回は第393回目の放送 地震予知なる情報との付き合い方 注意点と活用のポイントというこちらの放送に対するコメントのご紹介でございます コメントを下さいました皆様誠にありがとうございます チャトラネコさん、カスミンさん、ウマヤドノさん、シノさん、ニコさん ダスさん、ミルミルクさん、ニコさん2回目ですねありがとうございます それから青もみじさん、わてさん皆様コメントを下さいまして誠にありがとうございます この放送ですね定期的にやってくる地震予知 地震予知というものは基本的にはデマなので日頃からですね 地震対策を見直すためのきっかけとしてうまく活用しましょうと ちょっとだけ意地悪な放送だったんですが こちらこのラジオを聞いていただいている皆様はやはり 地震のリテラシーがですね高い皆様が多いので割とポジティブなコメントを多く いただいたなという感じでございました 皆様コメント誠にありがとうございます また今回のこの放送で7月10日にですね放送された みんなのサンデー防災こちらの番組告知をさせていただいたのですが ラズさんこちらのラジオの聞き方ですね一つコメントを下さいましてありがとうございます これなかなかどこで聞けばいいんだろうっていうのがわからないっていうことも あろうかと思いますのではいこういうコメント大変助かります ありがとうございます それからですね放送そのものに対するコメントとしましてはチャトラ猫さんですね 高荷先生おはようございますおはようございます毎朝コメントありがとうございます こちらですが7月4日の地震予知私は高荷先生のツイッターで見るまで知らなかったのですが 会社で怖いねと話題になっていました 何か準備したのと聞きましたが答えはどうなんでやということで非常にリアルなですね 情景が思い浮かぶコメントを下さいましてありがとうございます こういう地震予知というものも自分から積極的に拾いに行かなければですね あんまり耳に入ってくることもないので 逆に情報収集しすぎてちょっと怖い思いをしてしまうということもあろうかと思いますが まあこういう情報を見知った時もですね基本的には出間だなということがわかっていれば じゃあついでに家帰る途中にお水1本なくなってたから買って帰ろうかなとか 自分なりのですね防災対策の一つのきっかけになればまあそれでいいのかなと思いますので ぜひ皆様無料でやってくれる定期的な地震啓発情報としてご活用いただければいいのかなと思っております ということで本日はですね 1993年北海道奥尻島地震のお話でございました この地震も来年でちょうど30周年になるということで定期的にですね こうした教訓を思い出すということは重要なことなのではと思います まあ来年30周年私も多分このラジオで同じお話をもう一度させていただこうかなと思いますが来年までの1年間の間にですね 南海トラフ巨大地震とか日本海溝千島海溝沖の巨大地震による津波とかそういった 本番が本当に来なければいいのになといつかは来るんですが今は来ないでほしいなと いうことを願うばかりでございます それでは皆様本日も引き続きどうぞご安全に もっと見る #防災 #地震対策 #奥尻島地震 #津波対策 #北海道南西沖地震 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2022/7/12/04:122.1993年7月12日・北海道奥尻島地震05:503.次の津波はもっと早く来るかもしれない!03:334.コメント返し・エンドコールコメント感想・質問・応援メッセージを書こう にしん2022年7月13日私の居住地は、海から数十キロ離れているため、正直津波は他人事のような感覚でした。でも「その時」はどこにいる時に起こるか分からないので、「迷わず逃げる」は家族にも伝えていきたいと思います。何もなければ、「何もなくて良かった」ですものね🙂本日のお話、肝に銘じておきます‼️4返信 uta daisuki2022年7月12日先日、市で行われた防災セミナーに参加してきました。そのセミナーで「南海トラフ地震は、東日本大震災と阪神淡路大震災の悪いとこ取りのような揺れ」「震源域が市の近くにあるため、地震発生直後に強い縦揺れが起こり、続いて大きく激しい横揺れが最長3~4分続くと予想されている」と知りました。私が経験したことがある大きな地震は東日本大震災のみで津波の印象が強いためか、南海トラフ地震に関しても津波のことばかり考えていました。大地震にも様々な種類があると知り、それに合わせた対策が必要だということを学びました。4返信 さくま同好会2022年7月12日お疲れ様です!いつもありがとうございます!奥尻島地震怖いですね…揺れたあと3分で津波が来ると思うと本当に怖いです。だからこそ日頃の備蓄、訓練、イメトレなどが大事になってくるんでしょうね…確かに、東日本大震災は津波の到達まで猶予がありましたが、南海トラフなどに関してはほとんどないことを考えると、被害が大きくなってしまいそうです。1月のトンガの津波警報の時も、避難しなかったという人が多いのでまだ津波に対する避難意識が薄いのかもしれません。海岸付近では揺れたらすぐ逃げる!を徹底したいですね。4返信 だんぼ改めわたなべ2022年7月12日奥尻島の地震の時、わたしは九州に新婚旅行中で、宿泊先のホテルからその映像を見ていました。当時新婚旅行も国内では北海道に行く人が多かったので、親戚からは、北海道にいかなくてよかったね〜と言われたのを覚えています。わたしの中で津波の映像をちゃんと見た最初の地震だったように思います。が、普段は海からはなれて暮らしているので、ついつい忘れがちです。いろんな災害のいろんな被害のパターンを知っておくことも防災になりますね。ありがとうございました。6返信 しの2022年7月12日おはようございます。奥尻島の津波は高校生の頃、ニュースを見て衝撃を受けたのを覚えています。我が家の場合一番近いのは東京湾なので大きな津波は来ない想定ですが、近くに避難できる高台もないので、津波の場合は垂直避難と決めています。311震災の翌年に女川に足を運んだのですが、海沿いの高台にある病院の1階まで浸水してしまったそうです。それ以来海に近い観光地に出かける時は、津波避難場所とかを意識するようになりました。アレンジ必要ですね。7返信 もっと見る
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本日のお話、肝に銘じておきます‼️
そのセミナーで「南海トラフ地震は、東日本大震災と阪神淡路大震災の悪いとこ取りのような揺れ」「震源域が市の近くにあるため、地震発生直後に強い縦揺れが起こり、続いて大きく激しい横揺れが最長3~4分続くと予想されている」と知りました。
私が経験したことがある大きな地震は東日本大震災のみで津波の印象が強いためか、南海トラフ地震に関しても津波のことばかり考えていました。大地震にも様々な種類があると知り、それに合わせた対策が必要だということを学びました。
奥尻島地震怖いですね…揺れたあと3分で津波が来ると思うと本当に怖いです。だからこそ日頃の備蓄、訓練、イメトレなどが大事になってくるんでしょうね…
確かに、東日本大震災は津波の到達まで猶予がありましたが、南海トラフなどに関してはほとんどないことを考えると、被害が大きくなってしまいそうです。1月のトンガの津波警報の時も、避難しなかったという人が多いのでまだ津波に対する避難意識が薄いのかもしれません。
海岸付近では揺れたらすぐ逃げる!を徹底したいですね。
当時新婚旅行も国内では北海道に行く人が多かったので、親戚からは、北海道にいかなくてよかったね〜と言われたのを覚えています。
わたしの中で津波の映像をちゃんと見た最初の地震だったように思います。が、普段は海からはなれて暮らしているので、ついつい忘れがちです。
いろんな災害のいろんな被害のパターンを知っておくことも防災になりますね。
ありがとうございました。
奥尻島の津波は高校生の頃、ニュースを見て衝撃を受けたのを覚えています。
我が家の場合一番近いのは東京湾なので大きな津波は来ない想定ですが、近くに避難できる高台もないので、津波の場合は垂直避難と決めています。
311震災の翌年に女川に足を運んだのですが、海沿いの高台にある病院の1階まで浸水してしまったそうです。それ以来海に近い観光地に出かける時は、津波避難場所とかを意識するようになりました。
アレンジ必要ですね。