TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#535 防災士必聴!災害と法律と組織のお話16:08 2023年2月9日 4,955再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次伊勢湾台風と災害対策基本法制定の裏側国を動かす中央防災会議の権限とは災害規模で進化する対策本部の秘密DMAT、テックフォース、専門部隊の活動阪神・淡路大震災が変えた防災の姿AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友矢がお送りする 知らない防災、備えるラジオ。 2月9日、木曜日、本日も備えて参りましょう。 # 災害対策基本法は1959年の伊勢湾台風がきっかけ 本日のテーマは、災害と法律と組織に関するお話ということで、 先日コメント欄でリクエストをいただきました話題、 防災試試験における法律の勉強に関するお話を少々したいなと思います。 防災や災害の勉強は楽しい、テキストも楽々読める。 でも、法律のページになると意識を失う、こういう現象はですね、 防災試試験に限らず、様々な資格試験、そして検定において共通している現象かなと思っています。 法律の勉強はなかなか大変ですね。 しかし日本は法治国家、国が税金を使って何かをしようとする場合は、 法律がなければ何もできません。 この緊急事態に対する法律の制限の震度差というものについては、 映画、シン・ゴジラが非常に上手に描いておりますので、ぜひ一度ご覧いただきたいなと思います。 シン・ゴジラはゴジラ映画ですが、災害をテーマとした法律コメディ、 そういう要素も強く持っている名作だなと思いますので、 防災試試験の息抜きにですね、ご覧いただけるといいんじゃないかなと思います。 ということで、趣味でですね、我が家のために防災対策をするという場合には、 法律の勉強はいらないんですけれども、防災試という資格を取ろうとする場合は、 その根底となる法律の理解、これがある程度重要になります。 ではどうやって法律の勉強をすべきか、これはなかなか難しいところではございますが、 法律に関する解説ページには睡眠魔法の呪文が埋め込まれていますので、 ここのテキストを読むのは、まず早朝か午前中をお勧めします。 夜中にですね、法律に関するページを読みますと、そのまま朝になりますので、読むのは朝、午前中にしてください。 そして法律の項目、これはですね、試験で必要ではあるんですけれども、 すべてを頭に入れるのは難しいです。そして防災的な優先度も低いです。 ですから、勉強する場合はテキストを1回から2回ぐらい読んで、 あとはですね、試験対策ブックを全問正解するまで説くだけでいいんじゃないかなと思います。 練習問題からですね、早々逸脱する試験問題はそんなに出ないと思うんですね。 勉強法についてはこのぐらいにしまして、本日はこの法律周りのポイントを少し解説しようかなと思います。 まず、防災領域において最も重要な法律は災害対策基本法でございます。 この災害対策基本法は1959年の伊勢湾台風をきっかけに作られた法律で、 日本における災害対策の根幹を定めている法律ということになります。 ちなみにちょっと余談ですが、9月1日の防災の日、また防災週間、 これもですね、同じ伊勢湾台風をきっかけに生まれたものということになります。 さて災害対策基本法、この法律は災害対策という名前がついているんですが、 対象とするリスクの範囲は意外と広くて、地震、噴火、台風、大雪といった自然現象そのものから、 津波、浸水、崖崩れ、土石流といった自然現象がもたらす自然災害全般、 さらには大規模な火災、爆発、鉄道や飛行機などの大規模な人為的事故ですね。 これも法律の対象となっています。 私たちの生活に対して何か影響を与えそうなもの、これを全てカバーしているのが災害対策基本法ということになるんですが、 おそらくゴジラが出現して被害がもたらされると想定される場合にも、災害対策基本法によりですね、 様々な対策がなされるという想定になりますので、リスクの解釈に関してはそれなりに柔軟かつ広いと、 自然災害プラス事故全般、そういうものもですね、災害対策基本法の範囲だということになります。 # 災害規模に応じて「災害対策本部」→「非常~」→「緊急~」と進化 災害対策基本法を学ぶときに、まず混乱しやすい項目の一つが、組織ですね。 組織に関するお話、これは結構悩みます。 今日はここをちょっと重点的に解説しようかなと思うんですが、 まずは中央防災会議と呼ばれる組織でございます。 中央防災会議は平時から、普段から常設されている組織で、 防災に関する様々な計画を立てる集団ということになっています。 中央防災会議のトップは総理大臣が務めます。 そしてメンバーは全ての閣僚、大臣ですね。 プラスその他偉い方々で構成されているということで、 総理大臣をトップに国の中枢の方々が入っているのが中央防災会議ということになります。 そして何をしているのかといえば、事前の対策、事前の検討を行う組織ですので、 例えば首都直下地震とか南海トラフ巨大地震の被害想定、 そしてこれに関する法律を考えたりするのがお仕事ということになります。 災害時ではなくて、普段平時に活躍する組織ですので、 中央防災会議は平時から常に設置されておりまして、 総理大臣がトップになり、国レベルの防災計画を考える組織なんだというふうに覚えてください。 そして続いて、非常時、災害が発生した時に組織されるものでございますが、 これは災害の規模に応じたグレードですね。 災害の規模に合わせて3段階で成長する、そういった組織がございます。 これが災害対策本部と呼ばれる組織でございます。 まずグレード1、災害が発生したり、あるいは災害が発生しそうな場合に設置されるのが 災害対策本部で、これのトップは首長、つまり市町村長か都道府県知事ということになります。 市町村で完結する災害が起こりそう、起こっている場合には、例えば町の市長とか町長ですね、 こういう方が災害対策本部を設置、そして都道府県単位の災害ということであれば、 県知事とか都知事とか、こういう方が災害対策本部を設置するということになります。 そして災害の規模がものすごく、国が出ていかないとちょっとどうにもならないと、 こういう場合には市町村や都道府県を超えてもう1個上ですね、 グレード2ということで非常災害対策本部が設置されます。頭に非常という文字がつきました。 非常災害対策本部は国の大臣をトップとする組織で、近年の災害では防災担当大臣がトップを務めることが多いです。 これが設置される災害は年に1回あるかどうかで、最近ですね、非常災害対策本部が設置された最近の災害としては、 2019年の令和元年東日本台風ですとか、2016年の熊本地震とかですね、こういう規模の災害で設置されることになります。 そして非常災害対策本部が設置され、さらにですね、災害の規模が超スーパーやばいと、 そういう規模になってまいりますと、非常災害対策本部がさらにグレードアップして、 グレード3、緊急災害対策本部に格上げされます。この緊急災害対策本部は総理大臣がトップとなる組織ということで、 これまでですね、緊急災害対策本部が設置された災害は、2011年の東日本大震災だけだということになります。 本当に国レベルでやばいという災害になると、総理大臣が出てきて、緊急災害対策本部が設置されるということになるんですね。 ちなみに厳密に言えば、災害対策基本法に基づかない閣議決定で設置された緊急災害対策本部が、 1995年の阪神淡路大震災でも設置されています。 そのため、災害対策本部に基づくスーパーやばい災害は東日本大震災だけ。 そして、緊急災害対策本部が設置された過去の事例としては、もう一つ阪神淡路大震災があるんだよということで、 このクラスの災害にならないと出てこないのが、緊急災害対策本部だということでございます。 ということで、いわゆるほにゃらら災害対策本部については、3段階で進化するんだと覚えてください。 そこそこの災害の場合は、市長か知事がトップになる災害対策本部が設置。 そして、やばい災害になると防災担当大臣などの国務大臣がトップになる非常災害対策本部が設置。 そして、東日本大震災クラスの超スーパー災害になると総理大臣がトップになる緊急災害対策本部が設置されるということで、 無印、非常、緊急という感じで、3段階で進化するんだというふうに覚えてください。 # DMATと緊急消防援助隊は阪神・淡路大震災がきっかけ 災害時に活動する組織というものは、災害対策基本法以外の定めでも組織されております。 これがちょっとややこしいんですが、代表的な3つの組織を最後に紹介します。 まず、被災地における医療活動を行うのが、災害派遣医療チーム、通称DMATでございます。 DMATは、災害発生から48時間以内を目安に緊急展開する、まさに被災地における緊急医療、救急医療の柱となる組織ということになります。 そして、このDMATには種類が2つありまして、厚生労働省が管轄する日本DMATと、都道府県が管轄する都道府県DMAT。 これは例えば、東京DMAT、神奈川DMAT、大阪DMATとかそういうのがあるんですが、この2つですね、国か都道府県の2つのDMATがあります。 別にこの2つは対立しているわけじゃありません。両方に所属している医療関係者たくさんいらっしゃいます。 災害の規模とか、災害が起きた地域に応じて、局地災害であれば都道府県DMATが出ますし、 ちょっと全国から集めなきゃいけないという場合には、日本DMATですね、これも出てくるということになります。 ちなみにDMATは自然災害だけではなくて、大規模な事故とかテロとか通り間事件とかですね、こういうものにも出動して活躍するということになります。 人の命が危ない、そういった大規模な何かが起きたときにはDMATが出てくるということですね。 続いて、災害時における情報収集や二次災害の防止、また早期復旧の支援など幅広い対応を行うのが緊急災害対策派遣隊、これは通称テックフォースと呼ばれています。 かっこいいですね。このテックフォースは国土交通省が管轄する、というより国交省の中にある組織で、 ヘリコプターとか衛星通信車両とか、そういうものを素早く展開して、まさに被災地における縁の下の力持ちとして様々な活動を技術的に支援する。 これが国交省の管轄する緊急災害対策派遣隊、テックフォースということになります。 そして最後に大規模な災害に対する直接支援ですね。これを行うのが緊急消防援助隊でございます。 緊急消防援助隊はまだ残念ながらアルファベットの通称がないんですね。 この緊急消防援助隊は都道府県を超えた全国的な消防の応援組織ということになりまして、被災地における人命救助などに従事をするということになります。 大地震や水害などが起きた時の人命救助として、レスキューですね、として対応したり、あるいは大規模な工場火災、コンビナート火災、そういった火災に対する対応、 もしくは東日本大震災の時には人命救助もしましたし、原子力発電所に対する緊急放水ですね、そういうことも対応したのが緊急消防援助隊ということになります。 ということで3つの組織だけ覚えてください。災害対策基本法の範囲外にはなりますが、災害時に活躍する組織の紹介でした。 災害時医療を担う災害派遣医療チームDMAT、情報収集や技術支援などを行う国交省の緊急災害対策派遣隊テックフォース、 そして人命救助や事故火災の対応にあたる緊急消防援助隊というこの3つでございます。ちなみにDMATと緊急消防援助隊は1995年の阪神淡路大震災がきっかけで誕生しました。 そして国交省のテックフォースは災害きっかけではありませんが、2008年、平成20年に生まれた組織ということになります。 ということで災害対策基本法及び関連する組織に関するお話でした。この放送を2、3回聞いていただければおそらく1点か2点ぐらいは取れるんじゃないかなと思いますが、皆さん防災実施研頑張ってください。 # コメント返し・エンドコール ここからはコメント返しのコーナーでございます。 今回は534回目の放送、大地震後のデマ、地震運、人工地震などの考え方と付き合い方。 こちら皆さん、ちょっと複雑な放送でございましたが、コメントをくださいまして、ありがとうございます。 コメントをくださいました、チャトラネコさん、ノリゾーさん、お茶さん、ママチャさん、サナトスさん、ケンナルさん、ミッカさん、ケイ・スガさん、タロスさん、 そしてマチュさん、ようかんしかかたんさん、わてさん、皆さん、コメントくださいまして、誠にありがとうございます。 コメントを一つご紹介、こちらはケイ・スガさんのコメント。 東日本大震災のちょうど2ヶ月前に、東京神田の空にロール上で綺麗に等間隔で並んだ雲を見て撮影していました。 あれが地震運だったのかなともやもや考えていましたが、偶然なんですね。 季節によって様々な形の雲を見るのは好きです。 タカニ先生のデマ情報へのお怒りはごもっともですねということで、コメントありがとうございます。 前回の放送でもいろいろ申し上げましたが、地震運と地震の関係は、私個人としては今のところは気にしなくていいんじゃないかなと思っています。 日本中、毎日どこかの空に奇妙な形の雲は必ず浮いています。 絶対、なんかこの雲っていう雲浮いてます。 日本は広いです。それなりに空広いです。 必ずどっかに変な雲浮いてます。 それを震災の1週間前、1ヶ月前とそういう感じの範囲で広げれば、 大体すべての大地震の前に何かしらの特徴的な雲をひも付けることは絶対できるんですね。 逆に言うと、この雲って地震運という雲が出た後に必ず地震が起こるのかといえば起こりません。 ほとんど起こりませんということで、偶然ということでいいんじゃないかなと私は思っています。 雲を眺めて楽しむのがいいですね。 なんかあの雲はしまいながらの形をしているね。 そういう話でいいと思います。 ということで、けいすがさん、コメントくださいまして誠にありがとうございます。 ということで、本日はちょっと本編が長かったので、この辺りで終わりたいなと思います。 ということで、本日は災害と法律と組織に関するお話でございました。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #防災士 #DMAT #災害対策基本法 #災害対策本部 #緊急消防援助隊 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2023/2/9/04:102.災害対策基本法は1959年の伊勢湾台風がきっかけ05:093.災害規模に応じて「災害対策本部」→「非常~」→「緊急~」と進化04:184.DMATと緊急消防援助隊は阪神・淡路大震災がきっかけ02:205.コメント返し・エンドコールコメント感想・質問・応援メッセージを書こう みたらし2023年2月9日🦀🦀🦀6返信 E子2023年2月9日🦀🦀🦀8返信 かすみん2023年2月9日こんばんわ🌜️ありがとうございます!!!とってもわかりやすく、落としこめました。試験日も聞きながら向かいます😊また勉強方法に不安があったのですがあとは練習問題を集中してやっていこうと思います✨苦手な分野ではありますが教本を読みながら、自分の自治体ではどうなっているのかを調べた際にどうなったら支援金がもらえるのかなどいざという時に、ためになることもたくさん学べました8返信 にしん2023年2月9日🦀⛄️🦀⛄️🦀9返信 まさやん2023年2月9日シン・ゴジラは私も見ましたが、会議シーンも含めて非常に面白かったです。ゴジラといえば随分前の話になりますが当時、防衛大臣だった石破茂さんが「ゴジラ映画などで自衛隊が出動する時の法的根拠は何なんだ?という議論はあまりされないですが、ゴジラがやってきたとなればこれはやはり災害派遣なのでしょうね」といっていた話を思い出しました。防衛出動ではなく災害派遣なのですね。12返信 もっと見る
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ありがとうございます!!!
とってもわかりやすく、落としこめました。
試験日も聞きながら向かいます😊
また勉強方法に不安があったのですが
あとは練習問題を集中してやっていこうと思います✨
苦手な分野ではありますが
教本を読みながら、自分の自治体ではどうなっているのかを調べた際に
どうなったら支援金がもらえるのかなど
いざという時に、ためになることもたくさん学べました
ゴジラといえば随分前の話になりますが当時、防衛大臣だった石破茂さんが
「ゴジラ映画などで自衛隊が出動する時の法的根拠は何なんだ?
という議論はあまりされないですが、ゴジラがやってきた
となればこれはやはり災害派遣なのでしょうね」といっていた話を思い出しました。
防衛出動ではなく災害派遣なのですね。