TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#549 昆虫食の現状と、平時・非常時におけるメリット・デメリット15:09 2023年3月2日 4,928再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次昆虫食が注目される3大メリット環境負荷「エビとコオロギ」比較普及の鍵「美味しさ」と「価格」非常時の昆虫食は非効率?日本の食の未来、昆虫食の立ち位置AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザーの高荷智屋がお送りする 「死なない防災 備えるラジオ」は、3月2日木曜日に 本日も備えてまいりましょう。 # 昆虫食のメリット…じつは海老と同程度の環境負荷 本日のテーマは、防災と昆虫食に関するお話です。 ここ最近、コオロギをはじめとする昆虫食の話題を各地でよく目にします。 昨日も私のツイッターで個人的な考えをツイートしたところ、 普段よりも結構多くの反響をいただきましたので、 本日はこの虫、昆虫食に関するお話です。 まずは基本ということで、昆虫食のメリット、何が良いのかという点ですが、 昆虫食のメリット、一つ目は栄養価です。 昆虫には魚や肉以上のタンパク質、各種のミネラル分が豊富に含まれているということで、 栄養価が他の食品に比べて高い、あるいは体重当たりの栄養価が高い、 そういうメリットがあるということでございます。 昆虫食のメリット、二つ目は生産と加工の良いさです。 虫は小さいので、牛、豚、鳥などと比べまして、小スペースで飼育をすることができる。 また、収穫して加工するときにも他のお肉類などと比べて場所を取らないと、 そして成長も早いので大量生産が可能、そういう利点もあるそうでございます。 そして昆虫食のメリット、三つ目は環境負荷の小ささということですが、 特に昆虫食を言うときにはこの点ですね、環境に優しいという点が強調されるようでございます。 例えば、食べられる部分を1キロ生産するときに必要な餌の量、 これでですね、よく昆虫のメリットが強調されることが多いですが、 例えばある資料によりますと、牛ですね、牛肉1キロ、食べられる牛肉1キロを生産するために必要な餌の量は25キロ、 豚の場合には9キロ、そして鶏の場合には4.5キロの餌が必要だということでございます。 そして魚はどうなんだろうということで調べてみました。 お魚の場合なんですが、例えばマグロ、マグロの養殖といえば近畿大学の養殖マグロがありますが、 あれはですね、可食部1キロを生産するために餌を25キロ必要とするそうなんですね。 牛と同じぐらいということです。 そしてブリの場合では14キロぐらいということで、牛肉と養殖マグロは同じ程度の環境負荷。 豚とブリ、お魚であれば同じブですけども、豚とブリなら豚の方が優しいと、そういうことが言えるようでございます。 もちろんお魚の場合は天然ですね、釣ってくるということができますが、天然のお魚はある意味環境負荷はゼロになりますので、 卵殻をしない範囲で、毎年資源が回復する範囲で漁業ですね、天然ものを取ってくれば、 それは自然との共存という意味では優れたやり方になるのではないかということでございます。 では昆虫の場合はどうなのかと言いますと、例えばコオロギですね。 コオロギを1キロ、可食部を生産するために必要な餌の量は約2キロということでございます。 鶏の場合は4.5キロですので、鶏の半分ぐらいの餌でコオロギからタンパク質を取れるということになるということなんですが、 ちなみにですね、コオロギに似た存在、エビです。 コオロギとエビが似ているかどうかという議論はさて置いておきますけれども、 エビの養殖の場合に必要な餌の量というのもあるんですが、 これはですね、エビの養殖業者さんが公開している数字を見ますと、大体体重の2倍程度ということなんですね。 食べられるエビ1キロを製造するのに必要な餌の量は2キロということなので、 餌の量だけで言えばコオロギとエビは大体同じ水準になるそうです。 これはなんとなく頷けますよね。そんな感じだよねというふうに思うかと思います。 ということで、栄養価、生産性、環境負荷という3点が畜産や漁業よりも昆虫が優れている。 エビは除くということで、昆虫食に注目が集まっているということでございます。 # 美味しくて安いなら普及するが、不味くて高いなら普及はしない ところで、基本的にお肉の値段は、鶏、豚、牛の順番で高くなります。 これは与える餌の量や成長の速度を考えた際の手間、コスト、これが反映されているということになりますので、 牛の方が高くなるんですが、しかし、にもかかわらず私たちは、安い鶏肉だけではなくて、 高級な豚、高級な牛、こういうものを好んで食べているわけでございます。 なぜか、それは美味しいからですよね。 人間の活動の基本は、食べ物を調達することでございます。 食料事情が悪ければ、食べ物は質より量になりますので、とにかく飢えないこと、 餓死しないこと、これが最優先になります。 しかし、経済や科学が発展しまして、食料事情が良くなりますと、今度は量より質ということになって、 環境負荷や生産コストが高くなったとしても、美味しいものを人々は求める、食べるようになります。 地球環境のことだけを考えるならば、牛、豚の畜産は法律で禁止、肉は鶏のみにするということが必要ですし、 さらに食料状況が悪くなるのであれば、こういった養鶏ですね、鶏の生産すらも禁止して、 穀物は人間しか食べちゃいけない、そういうふうにすればいいわけなんです。 ただ、それをしないのはSDGs、SDGsと言っている現状でも、こういった畜産を禁止しないのは、 それは何と言っても、穀物よりも肉や魚の方が美味しいからでございます。 それ以上の理由はありません。 人間は自分が経済的に入手できる範囲の中で、一番美味しいものを求めます。 お金を持っていれば美味しいものを食べますし、お金がなければ安いものを食べる。 これは人の本能であり、そして当然の行動原則だと思います。 だからこそ私たちは、お金があれば牛肉を食べますし、給料日前には鶏肉を買いますし、 さらに言えば、桃肉は高いな、桃肉は高いから今日は胸肉とささみにしようと、 そういうことを考えるわけです。 牛肉売り場を歩いた後に、鶏肉コーナーに来まして、激安の胸肉を見ますと、 まあ、実質、タダみたいな感じになりますよね、量を考えますと。 そういう形で経済と美味しさ、そこのバランスで何を食べるかが決まってくるということになります。 ということで、昆虫食が注目されてはおりますけれども、 昆虫が肉や魚より美味しくなるか、虫うまい、虫最高という風になれば、高くても昆虫食べますよね。 あるいは圧倒的に安くなると、鶏肉より安い、胸肉やささみよりも昆虫はめちゃくちゃ安いと、 そういうことになれば普及します。勝手に普及します。 でも逆に、肉や魚より高い、しかも美味しくないということであれば、これはどう頑張っても普及はしないということになりますね。 あるいは食べ物ですので、試行品としての普及もあり得ると思います。 ただ、私たちが住んでいるこの日本という国は、もう変態的に食料のバリエーションが豊かですよね。 めちゃくちゃ色々な種類の食べ物があります。 こういう国において、新しいジャンルを開拓するのは結構大変だろうなと思うんですね。 海外では昆虫をスナック菓子、ファーストフードのように食べると、そういう国もあるそうなんですが、 日本にはそれ以前に昆虫より安くて美味しいお菓子やファーストフードがたくさんあります。 これを超えるのはなかなか大変だろうなということで、 平時における、普段における昆虫食の普及というのは、単純に美味しさとコストの問題だけで、 メリットがあるなら普及する。美味しくて安いなら黙ってても普及しますし、高くてまずいなら普及はしない。 それだけの話だと思うんですね。 # 食糧危機時においては、虫に与えるエサを人が食べた方が効率が良い では、防災、非常時における視点で昆虫食を考えると、これはどのように考えられるのでしょうか。 日本は、平時における経済的な食料持久率は約70%。 外から、海外から普通に輸入ができる、そういう状況において、 お財布的な意味での持久率は約70%ありますので、結構高いです。 ただ、海外からの輸入が停止した非常時におけるカロリー的な意味での持久率は約30%、そこそこということになりますので、 国民の半分以上が飢えて死ぬ、餓死する、そういう運命が待っている国ということになります。 世界が平和で経済が回っているならば、そこそこ食べ物を国内で作れる。 でも、海外から物が入ってこなくなった瞬間に、国民が飢えて死ぬ。それが日本という国なんですね。 こうした状況に対して、例えば政府などは、非常時における芋類ですね。 ジャガイモ、サツマイモ、芋類の緊急生産計画などを農水省を中心に立てておりまして、 当然ながら、こういう状況においては、家畜に食べさせる餌の調達もできなくなります。 海外から物が入ってこなくなると、米、大豆、麦、そういった物の生産も難しくなってきますので、 肉や卵を入手することは、ほとんど絶望的になります。 こうした状況におきまして、例えば昆虫によるタンパク質の提供、これが容易にできるのであれば、 非常時に備えた計画として、昆虫プラント、昆虫工場を製造しておいて、作っておいて、 安全保障政策の一環として、日常で昆虫食を普及させる。それは理解できます。 ただ現状におきましては、昆虫は空気と水だけでは成長しないんですね。餌が必要です。 そしてその餌の多くは穀物でございます。そして非常時、食料危機が起きている状況では、 コオロギに与える餌は、人間が食べた方がカロリーの効率が良くなりますので、今のところ虫のメリットがないんですね。 虫が空気と水だけで、あるいは人間が食べられないものだけでガンガン作れるということになれば、 非常時における昆虫製造メリットが出てくるんですが、現状は人間がそのまま虫の餌を食べた方が早いので、 なかなか難しい。もちろんタンパク質を製造するという意味においては、効果があるのかもしれませんが、 ただエビと同じぐらいの負荷ということですので、じゃあ非常時にエビを育てられないのかなと、 そういうこともちょっと考えたくなる状況ではございます。 また、現状日本という国は人口が減りつつあり、農地も減少していて、食べ物は余り気味です。 面積的に食料の増産の余地が毎年増えてるんですね。 人が減ってますので、農地は増えてますので、食べ物全然作れる状況なんです。 ということは、まだまだ昆虫に頼らなくても、いくらでも食料生産が可能だと。 であれば、普段からお米やお肉やお魚をたくさん作って海外に輸出を行う。 そして非常時には輸出を止めて国内で消費をする。 こちらを今のところは強化をすべき状況なのではないかなと考えます。 土地もない、資源もない、でも人は増え続けて、虫は作れる。 こういう状況であれば昆虫食の普及はメリットが多いと思います。 ただ一方で日本のように、土地はまだある、資源も平時は入手できる。 そして人口は減りつつあって、昆虫以外の食べ物の方が美味しくて安いということであれば、 今のところ昆虫食の普及は積極的にチャレンジする理由が少ないかなというふうに思います。 ちなみにこれは個人的な意見ですが、昆虫とエビや小魚は似てますよね。 なんとなく調理したコオロギとエビや小魚ってパッと見違いがあまりありません。 普段からエビや小魚を丸かじりしている日本人であれば、 慣れ次第でコオロギとか昆虫は普通に食べられるんじゃないかなと思います。 でもエビや小魚が普通に食べられるなら、昆虫よりエビや小魚を食べたいかなと私は個人的にそう思っております。 # コメント返し・エンドコール ここからはコメント返しのコーナーでございます 今回は548回目の放送 原爆水爆原爆原発事故核被害大国日本の役割と大切なこと ちょっと重めのテーマでございましたがこちら皆さんコメント下さいまして誠にありがとうございます コメントを下さいましたチャトラネコさんミッカさんマチュさんお茶さん バグロダピオさんサイオンさん さくま同好会さんナナちゃんさん今さん皆様コメントを下さいまして誠にありがとうございます コメントを一つご紹介 サイオンさんのコメント核実験の動画を youtube などで視聴するととてつもない破壊力に愕然としてしまいますが 日本と良好な関係とは言い難い隣国の中国ロシア北朝鮮が大量の核を保有している という現実にさらに愕然としてしまいますね 自然災害のみならず戦争も含めたあらゆる危機への備え方について 高荷さんが詳しく解説提案発信をしてくださっているのは心配症の私にとっては大変ありがたい ですということでありがとうございます 私もそうなんですまた他ならぬ私自身が一番心配症なのでもうこういうですね防災ネタ 災害ネタの収集は私自身のためにやってるんですね あのほっといてもやっちゃいますで仕事でできるなら一石二鳥だからそれでいいやともそんな 感じでございます そんな私が私のために集めた防災知識が皆様のお役に立てばお裾分けでお役に立て ば嬉しいなと思いますということでサイオンさんコメントくださいましてはことに ありがとうございます ということで本日はですね昆虫の話です 防災と昆虫食のお話でございました 今日はですね日中は東京都内でテレビ番組の収録ということでこれまた告知をさせて いただきますが仕事をしまして夜はですね 岡山倉敷に移動しまして一泊明日金曜日に倉敷市内で 講演会ということでございますこちらはの一般参加 ok な講演会でございますので 平日の日中なのでちょっと時間的に難しそうなところではございますが お時間場所がありましたらぜひお越しください ライフパーク倉敷科学センターですね こちらで3月3日金曜日の午後 講演会でございますということでそれでは皆様 本日も引き続きどうぞご安全に もっと見る #防災 #昆虫食 #食料危機 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:121.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2023/3/2/04:202.昆虫食のメリット…じつは海老と同程度の環境負荷03:573.美味しくて安いなら普及するが、不味くて高いなら普及はしない04:164.食糧危機時においては、虫に与えるエサを人が食べた方が効率が良い02:255.コメント返し・エンドコールコメント感想・質問・応援メッセージを書こう panko2023年5月12日欧米で盛んなミールワームやイエバエの養殖も、食品ロスで育ててます。昆虫食は、人や家畜が利用しない食品や農産物の廃棄物を、動物性タンパク質に変換できるために注目されています。また、廃棄物の処理費用が節約でき、短期間で廃棄物を良質な肥料に変換するため、分解時に発生する温室効果ガスを削減できるという一石何鳥?だそうです。ラオスでNPOが指導するヤシオオオサゾウムシの養殖は、ご家庭のタライ1個にキャッサバなどを2kg与えて育てると、1kgのタンパク質が収穫できるそうです。日本の災害にも役立ちそうです2返信 panko2023年5月11日コオロギのエサは食品工場から出る食品ロスで育てることが、国内外で既に行われていますよー。グリラスやエコロギーは食品ロス100%で育ててます。ベトナムのクリケットワンや、タイで最大規模のクリケットラボもそうです。2返信 サナトス2023年3月21日コオロギ入りと噂のパンメーカーを警戒はしていたのですが、3/19に岩手県で原材料に「タンパク」と記載のあるパンを見つけました。二度と買わないでしょう。1返信 ひこミルク2023年3月2日高荷先生、神戸へ来られると聞いて、慌ててコメントを入れました。3月5日(日)、灘区民ホールで開催される先生の講演に参加予定です。以前も申しましたが、時間が許せば灘区にある『人と防災未来センター』の見学をお薦めいたします。でも灘区民ホールと防災センター間のアクセス、新神戸駅と防災センター間のアクセスも不便なので、タクシー利用が良いかと思います。前日の土曜日に神戸へ入られるなら、宿泊先から防災センターへとゆっくりと見学をされるのも良いですね。お節介、すみません。3月5日、とても楽しみです。7返信 みなとも2023年3月2日昆虫食、母が長野出身で、いなごを捕まえて佃煮にした話や蜂の子も食べた話を聞いていましたが、私は未だに未体験です。先日MUJIでコオロギせんべいを見かけて、遂にここまできたかと、衝撃を受けました。食べるものがなかったら勇気を出して食べると思いますが•••高荷さんのお話し、昆虫のエサは穀物、穀物は人間が食べた方が効率が良い。と聞き、心のモヤモヤが整理できた気持ちです。11返信 みなとも2023年3月2日•••つづきです。エビの養殖でマングローブの破壊が問題になっていると聞きましたが、自然に優しい養殖方法が開発されるというけどなぁあと思います。エビのもカニも大好き💕桜えびももちろん大好きです🦀🦐🦀🦐🦀9 もっと見る
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3/19に岩手県で原材料に「タンパク」と記載のあるパンを見つけました。
二度と買わないでしょう。
先日MUJIでコオロギせんべいを見かけて、遂にここまできたかと、衝撃を受けました。食べるものがなかったら勇気を出して食べると思いますが•••
高荷さんのお話し、昆虫のエサは穀物、穀物は人間が食べた方が効率が良い。と聞き、心のモヤモヤが整理できた気持ちです。
エビの養殖でマングローブの破壊が問題になっていると聞きましたが、自然に優しい養殖方法が開発されるというけどなぁあと思います。エビのもカニも大好き💕桜えびももちろん大好きです🦀🦐🦀🦐🦀