TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#556 「まさか」から「ついに」へ意識を変える防災と東海地震のお話14:42 2023年3月15日 4,135再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「ついに」と震えた静岡東部地震大震報40年と予知の困難性「まさか」から「ついに」への意識改革即時行動を促す防災思考訓練中古住宅の耐震と地盤選びの極意AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友也がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 3月15日水曜日、本日も備えて参りましょう。 # 「ついにきた…」と思われた2011年3月15日の静岡東部地震 本日のテーマも昨日に続きまして、地震のお話。 今日は東海地震に関するお話でございます。 12年前の本日、静岡県東部、富士山の西側で大きな地震が発生しました。 本日はこのまさかではなく、ついにと思われ、 しかし本命ではなかった地震に関するお話でございます。 東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震の発生から4日後、 2011年3月15日、静岡県東部、深さ14キロの地点を震源とするマグニチュード6.4、 最大震度6強の大きな地震が発生いたしました。 この地震は3日前、2011年3月12日に長野県北部で発生したマグニチュード6.7、 最大震度6強の地震と合わせて、東北地方太平洋沖地震の影響を受けた 誘発地震であったと考えられております。 この静岡県東部で発生した地震では、約50名の負傷者と500棟以上の建物の一部損壊が発生いたしましたが、 幸いにして死者、行方不明者はゼロ、建物の倒壊なども発生しませんでした。 被害が限定的となりましたのは、地震の規模そのものは比較的小さかったこと、 また強い揺れに見舞われたエリアが小さかったこと、 そして静岡県では以前より倒壊地震への備えとして住宅の耐震化、 家具の固定、そういったものが積極的に進められていたということも、 被害が小さくなった要因ではないかと考えられます。 今、多くの地域において突発的な大地震が発生しますと、 まさかこれは大地震か、嫌だ怖いと、そのように感じる方はすごく多いのではないかなと思います。 しかし、静岡県東部でのこの地震が発生した際、これは想像なんですが、 地震の揺れに見舞われた多くの静岡県民の方は、 ついに東海地震が来たかと、まさかではなく、具体的な地震の名称もイメージしながら、 恐怖におののえたのではないかなと思いますし、 また、静岡県の外にいた防災関係者、地震学者の方も、 まさかではなく、ついに来たかと、瞬間的にイメージされた方が多かったのではないかと想像されます。 結果として、この静岡県東部の地震は、東海地震にひも付くものではなく、 東北地方太平洋沖地震によって誘発された南海トラフの動きとは無関係の地震だったわけですが、 東北に続いて静岡から西側も南海トラフが動いて壊滅するのかと、 最悪の想像された方も当時いらっしゃったのではないでしょうか。 これは日本で唯一、大地震の予知を前提とした法律、大震報というものが存在したことが理由ではないかと思います。 # 事前対策の推進は意識も変える 大震報正式名称を大規模地震対策特別措置法と言いますが、これは1978年に制定された日本の法律で、 大地震、とりわけ東海地震による被害を軽減させるために設けられたものでございますが、 東海地震の発生を予知して事前に警戒宣言と呼ばれる地震予知の発表を前提にしていることが特徴の法律でございました。 静岡県周辺に多数の計測器、歪み計と呼ばれるものがたくさん設置されまして、東海地震の全長減少をキャッチして、 怪しい動きが観測された場合には、政府に設置された地震予知判定会と呼ばれる会議が招集されて、 そしてこれがもしかすると東海地震の前触れかもしれない、そういった判断が下された場合には、交通機関の停止、学校の休校、 そういったものを含んだ事前、直前対策の呼びかけが警戒宣言として発表される、そんな計画になっていました。 ただ先ほどから過去形でお話をしているのは、現在はこの法律見直しがされまして、地震予知や警戒宣言の仕組みが変わっているからなんですね。 大震報が制定された1970年代の後半というものは、非常に科学の進歩が著しい時代で、明るい未来が輝いていた、 そういう時代だったわけですけれども、地震予知はそのうち行えるようになると考えられていました。 ただ現実的には厳しくて、科学が進歩すればするほど、実際には地震予知が難しいということが分かり、警戒されていた東海地震は起きず、 そして代わりにノーマークだった西日本で阪神淡路大震災が発生、さらに警戒はしていたが想定外の大きさだったマグニチュード9東日本大震災、 そういった超巨大な地震が起こるなど、結局予知は難しい。そこに予算を使うぐらいなら、地震が来ることを前提にした防災にお金をかけた方がいい。 また大地震は東海地震だけではなく、周辺の南海トラフエリア全域が対象となるので、警戒する範囲を広げた方が良い、そういった判断がされまして、 2017年以降は東海地震の発生を前提とした予知情報、そして警戒宣言、こういったものはなくなりまして、現在は南海トラフ地震臨時情報というものに置き換わっております。 ということで、40年間にわたって運用された大震報と警戒宣言でございますが、効果不効か、本番を迎えることはありませんでした。 しかし、静岡県を中心とする東海地震の影響を受ける、そういう想定がされていた周辺地域における地震防災、これを進めるきっかけとしては、この法律が役立ったということになります。 私自身ですね、小中学校、静岡県でございましたが、小中学生の頃、学校で防災訓練が行われますけれども、火災が発生しました、地震が発生しましたというような、全国各地で行われている避難に関する防災訓練、 そういったものと合わせて、警戒宣言が発令されたため、学校が休校になる、今日このまま家に帰る、そういった訓練も毎年行われていた記憶というものがあります。 こうしたこともあり、2011年3月15日、静岡県東部で大きな地震が発生した時には、まさかではなく、ついにあれが来たかと、東海地震が来たかと、多くの方が想像したわけですけれども、日頃の防災対策を推進することで、 まさかではなく、ついにと考えられる思考を持つということは、防災的には重要なことであると思います。まさかという地震では、やっぱり凍りついてしまいますね。本当にこの後大きな揺れが来るのかな、多分このまま収まるんじゃないかな、いわゆる正常性バイアスですね。 これが働くことで、とっさの行動ができない、逃げ出せない、身を守れない、そういうことが起こりますが、ついに来たかと、そういったことを日頃から訓練で考えられるようになっていれば、揺れた瞬間身を守る行動をする、貴重な数秒間を逃さない、そういうことができるのではないかと思います。 日本はどこでも大地震が起こります。ぜひ、ついにと、まさかではなく、ついにと考えられるような事前対策、日頃のイメージ、そういったことを進めていただきたいなと思います。 # コメント返し・エンドコール ここからはコメント返しのコーナーでございます。 今回は555回目の放送、ゾロ目だったんですね。 赤ちゃんがいる方の防災対策は死なない環境づくりからということで、 こちら結構皆さんのリアルなコメントたくさんありがとうございました。 コメントを下さいましたチャトラ猫さん、しのきのこさん、もちさん、みっかさん、いちご大福さん、けんなるさん、 さいおんさん、くましろみさきさん、お茶さん、アイディー818さん、あれ数字がつきましたね、いといととさん、まぐろだぴよさん、いまさん、 わたなべさん、みなともさん、わてさん、まいこけいさん、にしんさん、皆さんコメントを下さいまして誠にありがとうございます。 初コメをいただいておりますのでご紹介。こちらいちご大福さんからのコメント。 おはようございます。初コメです。 今月3人目の子供が生まれる予定ですので大変参考になりました。 地区2、30年の中古こだてをリフォームして済みたいと思い、現在中古物件を探しているところです。 その際に耐震リフォームもと考えていたのですが、多少古い物件を耐震リフォームするよりも、最初から2000年基準に準拠している中古物件に絞って探した方がいいでしょうか。 ということで、このご質問をいただいているのですが、私建築士ではないので、これはあくまで防災というような視点でのアドバイスということになるのですが、 基本的に住宅というものも軽面劣化します。 同じ設計で作られている同じ建物であれば、やっぱり新しい方が地震には強いということが言われております。 これはホームインスペクターさんですね。そういった住宅の診断のプロの方から以前聞いたお話ということなんですが、 やっぱり古い住宅はそれだけで地震にも弱くなっていくそうなので、基本的には新しいちくわさの建物の方が同じ耐震基準に準拠していれば、 揺れには強いということを出すのでございます。また木造住宅の場合には、やはり新耐震基準と2000年基準に関してでいうと、 2000年基準に準拠している方が地震にはかなり強くなっていますので、地区二、三十年ぐらいの中古の木建てを買われるという場合には、 やっぱりここは2000年基準に準拠している地区二十年ちょいぐらいまでの物件を買っていただいた方がいいんじゃないかなと思います。 耐震リフォームにもいろいろ種類がありますので、それこそ製芯装置とかオイルダンパーとかそういうものを入れるぐらいのガチガチの耐震リフォームをすれば地震にもかなり強くなりますが、 当然費用もかなりかかりますので、であれば最初から2000年基準、もし選べるのであれば耐震等級2または3の住宅を選んでいただくというのはかなり安心感が高まるのではないかなと思います。 今のところどんな地震にも無傷で耐えると確実に言えるのは耐震等級3の建物しかないということになりますので、 この耐震というところだけは後でお金をどうにかしても強化できるものではないので、家探しの段階でできるだけチェックをしていただきたい。 プラスもう一つは地盤ですね。建物の地盤が緩いか硬いかというところで、建物の揺れそのものの大きさも変わりますので土地というところにも少し気を配っていただいて、 少しでも硬い地盤の上に立っている建物を選んでいただけると、なお地震対策が良くなるということは言えるのではないかと思います。 ということでイチゴ大福さん、良い家探しそして良いご出産をということでいいんでしょうか。コメントをくださいまして誠にありがとうございます。 もう一つコメントをご紹介。こちらはケンナルさんのコメント。おはようございます。今回のお話を聞いて改めてタカニストになったきっかけを思い出しました。 まさしく死なないが一番で備蓄はその後、順序が逆だよと。そんな2年前の私の持論と同じYouTuberがいるとものすごい共感をしたことを思い出します。 どんな家族の構成であれ避難所に行かないための努力は最大限しておきたいですね。 生きてさえいればに、家さえあれば、これが加われば最高です。 ということでケンナルさん、コメントありがとうございます。この自分と同じ防災の考え方をしている人を見つけるっていうのは結構嬉しいですよね。 私自身も同じことを言っている方がいると、この人とは友達になれそうだなと、そういうことを考えたくなりますし、私自身もそもそも過去の放送でもお話をしたことがありましたが、 東京大学の目黒教授ですね。目黒先生の本を読んで、そうか、死なないことが第一だと。これを2007年になりますが、最初に本で学んで、それ以降、死なないための防災ということをですね、我が家で実践し、 そして防災アドバイザーとしてもそれを喋り続けているというところがありますので、そういう考えをする方がどんどん増えていくといいなということを思っております。 ケンナルさん、コメントくださいまして誠にありがとうございます。ということで本日は東海地震に関するお話でございました。 本日、朝はですね、地元静岡県三島市で防災の講演会をさせていただきまして、その後防災の打ち合わせをした後、夜ですね、今日は大阪、大阪じゃない、 今日をですね、甲子園に伺います。甲子園の前にあるホテルで一泊させていただいて、明日は阪神館でございますね。 天ヶ崎、三宮、そして足屋でございますね。この辺りを対象とした会員の方向けの講演会でまたお話をさせていただきます。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #地震対策 #東海地震 #大震法 #警戒宣言 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコール03:222.「ついにきた…」と思われた2011年3月15日の静岡東部地震04:593.事前対策の推進は意識も変える06:094.コメント返し・エンドコールコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ワテ2023年3月15日🦀おねだり🦀高荷先生にお願いがございます(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)毎日の死なないらじお を聴く時は ブログを読みながら聴くのがお気に入りなのでブログのURLを貼って欲しいのです(ㅅ´ ˘ `)オネガイ♡🦀🦀🦀14返信 高荷智也2023年3月15日あーっ!ありがとうございます、そうでした、URL忘れがちです、また抜けて増したらメッって教えて下さい🦀8 みなとも2023年3月15日まさか🦀 ➡︎ ついに🦀🦀🦀✨✨✨11返信 ななちゃん2023年3月15日静岡県東部在住ですが、12年前のあの地震は「ついに!」と思いました。初めて地鳴りというものを聞きました。救急車のサイレンが鳴り響いていた事も忘れられません。何事も無く済みましたが、次は…と考えると、やはりしっかり備えなければ!🦀🦀🦀15返信 こか2023年3月15日高荷先生こんにちは。昨日の赤ちゃん防災をリクエストした者です。昨日はありがとうございました。家や家具の話など、とてもはっとしました。あんなに濃い内容を、解りやすく、しかもリクエストの翌朝には発信してくださって、本当に凄い方なんだなと改めて思いました。今日の“「まさか」から「ついに」”も、静岡での素晴らしい取り組みを初めて知って驚きましたし、自分も「ついに」と思えるようにしたいと思いました。コメント欄の皆さんも温かい雰囲気で、ほっとしました。これからもよろしくお願い致します!17返信 風の通り道2023年3月15日「まさか」と「ついに」、ほんの小さな言葉の違いですが、正常性バイアスが働いてしまうかどうかに大きな違いがあるというお話にとても納得、共感しました。私は瀬戸内に住んでいて「まさか」と周りには考えている人がほとんどです。が、これからも気を引き締めて物品と気持ちの両面で準備をしていきたいと思いました。19返信 もっと見る
#1398 堤防の切り通しを封鎖せよ!長良川9.12水害から50年の話 32分・13時間前・ 2,928再生AI目次50年前の長良川大水害、知られざる輪中堤の物語80年前に埋もれた堤防が町を救った瞬間輪中の知恵と住民の決断、その光と影現代に迫る「スーパー水害」の脅威とは命を守るハザードマップ活用と意識変革
#1397 9.11米国同時多発テロから25年目における戦争への備えの話 31分・9月11日・ 5,186再生AI目次9.11テロ:世界を震撼させた記憶9.11テロが示した超大国の限界25年後、世界は新たな戦争の時代へ世界の混乱が日本経済にもたらす危機平和な時代が終わる?家庭でできる備え
#1396 災害時に不足する「野菜と栄養」をローリングストックする方法は 34分・9月10日・ 5,796再生AI目次災害時の野菜と栄養不足問題日持ち野菜・加工品・サプリの活用術青汁「ボコとデコ」のローリングストック青汁で水分と栄養を補給する秘訣突発災害時の判断と現金備蓄の教訓
#1395 大地震の様な突発災害に近づきつつある「線状降水帯」への備え 24分・9月9日・ 4,791再生AI目次名古屋を襲った記録的豪雨と被害全国に拡大する線状降水帯の警戒予測困難な水害が問う避難のあり方温暖化時代に必須の住居選択とは日中水害、職場や学校で身を守る策
#1394 最後の寝台夜行列車「サンライズ瀬戸」からの放送 14分・9月8日・ 3,368再生AI目次日本唯一の夜行列車、その魅力とは?旅を快適にする車内設備と利用法新幹線では味わえない0泊2日の価値プレミアム放送が伝える旅の臨場感いつまで乗れる?寝台夜行の未来
#1393 大雨時の外出を控えることは、控えられない人を支えることになる 23分・9月7日・ 4,459再生AI目次大雨時の外出、最も注意すべき行動計画運休は是か非か?社会の意識災害時の不便さ、備蓄で乗り切る外出必須な人々を支える道筋インフラ脆弱時、自宅待機の貢献
#1392 衣類と防災・実践編!コメント欄に寄せられた皆さんの工夫を紹介 26分・9月4日・ 5,433再生AI目次防災リュック、衣類圧縮の工夫と秘訣女性の視点!下着と衛生用品の備え方避難時に試す!衣類と着替えの盲点避難所の安全確保、衣類選択の重要性普段使いの服が非常時に役立つ知恵
高荷先生にお願いがございます(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)
毎日の死なないらじお を聴く時は ブログを読みながら聴くのがお気に入りなので
ブログのURLを貼って欲しいのです(ㅅ´ ˘ `)オネガイ♡
🦀🦀🦀
何事も無く済みましたが、次は…
と考えると、やはりしっかり備えなければ!🦀🦀🦀
昨日はありがとうございました。家や家具の話など、とてもはっとしました。あんなに濃い内容を、解りやすく、しかもリクエストの翌朝には発信してくださって、本当に凄い方なんだなと改めて思いました。
今日の“「まさか」から「ついに」”も、静岡での素晴らしい取り組みを初めて知って驚きましたし、自分も「ついに」と思えるようにしたいと思いました。
コメント欄の皆さんも温かい雰囲気で、ほっとしました。
これからもよろしくお願い致します!
私は瀬戸内に住んでいて「まさか」と周りには考えている人がほとんどです。
が、これからも気を引き締めて物品と気持ちの両面で準備をしていきたいと思いました。