TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#1277 過去の震災経験や体験談は、次の災害における正解とは限らない20:30 3月10日 3,768再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次津波避難、過去の経験が招く悲劇東日本大震災の津波経験、次の南海トラフでどうなる?首都直下地震、帰宅困難は生死を分ける?震災の死因は多様、何に備えるべきか過去の経験談から学ぶ、未来への備え方とはAI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、たかりともやがお送りする、「死なない防災 備えるラジオ」 3月10日火曜日、本日も備えて参りましょう。 # 1983年の日本海中部地震と、1993年の北海道奥尻島地震 今回の放送は、震災の経験というお話をしたいと思います。 本日もシリーズ東日本大震災ということで2回目のお話なのですが、 まず初めに皆様にお話をしたいのは、東日本大震災311ではなく、もう少し古い地震のお話です。 1983年、昭和58年の5月26日、お昼前の11時59分ごろ、 秋田県の野城市、西方置80キロ地点でマグニチュード7.7のかなり大きな地震が発生しました。 日本海側で発生した地震としては、当時最大級のもので、全体で104名の死者が出る大震災となりました。 そのうち100名は津波による犠牲者でした。これが日本海中部地震と呼ばれる震災でございます。 この地震、陸地から離れた場所の地震でありましたので、最大震度こそ5という規模だったのですが、 秋田県、青森県、山形県の日本海側沿岸部には、最大で10メートルを超えるような大津波が押し寄せ、大きな被害が発生しました。 地震の震源に近かった青森県の深浦では、地震発生から8分後に、秋田県の小塚では、地震発生から9分後に津波の第一波を観測しています。 また気象庁から津波警報も発表されましたが、この津波警報、最初に出たのは地震発生から15分後ということで、すでに第一波が到達し始めていたタイミングだったんですね。 当時まだ津波に関する警報、発表までの時間に結構時間がかかる時代でした。大きな津波による被害というものをあまり受けた地震が起こっていなかったということもありますし、また日本海では津波は起こらないという俗説もあったんですね。 当時まだ東日本大震災はもちろん阪神淡路大震災、これよりも前の時代ですので、日本海では津波はない、何なら西日本では地震はない、そういったことが思われていた時代だったんです。そのため、地震の後、素早く逃げるという行動があまり行われず、津波による100名の死者に繋がったと、そういった想定もございます。 そしてこの日本海中部地震から10年後、次の被害が起こってしまったんです。それが1993年平成5年7月12日、深夜22時17分のことでした。 北海道奥尻島北方記でマグニチュード7.8というまたこれまた大きな地震が発生しました。日本海側で発生した地震としては、ちょうど10年前の日本海中部地震を上回る近代以降では最大規模の地震が起こりました。 この地震では震源に近い北海道奥尻島で推定震度6という揺れを観測しております。推定6というのは当時の奥尻島に地震系がなかったためなんですね。そしてこの奥尻島を中心に地震による大きな被害が発生しました。 この地震では死者202名、行方不明者28名という大惨事を招いております。特に行方不明者の多さが際立っていますが、この地震では大きな津波が発生しました。地震の発生から4分から5分後に奥尻島の震源側の海域に津波の第一波が到達しております。 津波の規模も大きく、最大で津波の高さ16.8メートル。また陸地に駆け上がる最大の遡上高は31.7メートルと東日本大震災規模の津波が実は到達していたんです。 ただ10年前の日本海中部地震では津波警報の発表まで15分かかっていましたが、その後警報の発表時間短縮を気象庁は頑張りました。そうした成果もあり、この奥尻島地震では地震発生から5分後に津波警報を発表させることができていたんです。 ただこの地震、陸地と奥尻島、震源の距離が近く、津波警報は5分後に発表されたものの、そのタイミングではもう津波の第一波、それもかなり規模の大きな第一波がすでに押し寄せてしまっていました。そしてもう一つ問題となったのが、前回の津波被害の経験というものだったんです。 10年前の日本海中部地震では北海道奥尻島にも津波が到達し被害が生じていました。この時の津波は地震発生から17分程度で到達していました。 その17分程度で到達した津波が、わずか10年前、まだ記憶にも新しいということがありましたので、地震が発生した後、津波が来るぞということで、素早く走って逃げた、命を守った、そういった方々も多かった中、いやいや10年前の地震では、地震発生から津波までは17分あると。 まあ多少早く来るとしても、荷物を準備するのもまだできるだろう。車を取りに行って、車で逃げることもできるだろう、というふうに考えて避難が遅れた。津波から車で逃げようとして渋滞に巻き込まれてしまった。前回の経験を生かしたことで逆に命を落とされてしまった。そういった方が少なからず生じてしまったんです。 この被災経験、津波の過去の経験、語り部さんのお話、これは非常に重要ではあるんですが、その経験というものが次の災害、別の災害における最適解とは限らない、ということを知っておかなければなりません。ということで、まずこの日本海中部地震、10年後の北海道奥尻島地震、この2つのお話をまずはいたしました。 # 東日本大震災と南海トラフ地震と首都直下地震 2011年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が発生しました。 この地震によるマグニチュード9、最大震度は7。 そして地震発生の直後から津波が発生しましたが、地震発生から3分後には津波警報、大津波警報が発令されました。 日本海中部地震では15分後、北海道串尻地震では5分後の大津波警報、津波警報の発令でしたが、過去からの改善を気象庁はずっと繰り返していましたので、 東日本大震災、この時にはわずか3分で津波警報を出すことができました。 そしてこの時の地震は陸地から約130キロほど離れた沖合で地震が発生しましたので、津波の到達までにやや時間がありました。 津波の到達時間、地震発生からおおむね30分以降程度から、信用から近い地域から順番に津波が到達し始めまして、 その後数分程度で最大級の波の高さに達していることが分かっています。 ということで、この東日本大震災の際に津波避難、こういったものを経験された方々は、おおむね30分ぐらいで津波が来るから早く逃げなきゃいけない。 ただ逆に言うと、多少荷物を取りに行ったり、車を取りに行ったり、もしくは子供を迎えに行ったり、そういうことができた方々もいたはずなんです。 これが次の災害に関する津波に対する経験値の生かし方の問題ということになります。 近い将来の発生が想定されている南海トラフ地震でも、甚大な津波被害が想定されています。 しかし南海トラフ地震は、東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震、これよりも陸地に近い場所が震源になる可能性があります。 最大限に陸地に近い場所が大きく揺れた場合、地震発生から数分後、3分程度で津波が到達し始める、そういった想定が出されております。 そのため、東日本大震災、この時の津波の経験、これを元にすると、 30分ぐらいは猶予があるはずだから、最低限必要なものは持って行った方がいいとか、家族が身動き取れなくなっているかもしれないから、一度家に戻って様子を見た方がいいとか、そういった経験談を聞くことがあるかもしれません。 ただそうしますと、南海トラフ地震、何なら揺れている最中に津波の第一波が到達し始める、そういう地域もあるわけです。 例えば静岡、和歌山、高知など、震源に近い地域というのは、本当にすぐ津波が来始める可能性があります。 そのため、この過去の津波経験をそのまま鵜呑みにして、次の自分の地域の津波対策に生かしてはいけないということがポイントになるんです。 また、東日本大震災の際には、首都圏において大量の帰宅困難者が発生しました。当日515万人の方々が家に帰ることができなくなった。 主にJRが運行を止めたということが原因になったわけだったのですが、この帰宅困難対策、帰宅困難を実際経験された方々は、歩いて帰ったという方もすごく多かったんですね。 20キロ、30キロ歩いて家に帰った。本当に大変だった。次ももしかしたら首都直下地震などが起こったら、徒歩帰宅があるかもしれないから。 会社に徒歩帰宅グッズ、スニーカーとかリュックを準備していますよと。でも、あの時は20キロ、30キロ歩けたから、次も大変だろうけど帰ることはできるだろう。 そういう経験を持たれている方が今たくさんいるかもしれません。15年前の話です。ただこれもですね、過去の経験は次の本番の成功とは限らないというポイントがあるんです。 首都直下地震などが発生した場合には、徒歩帰宅をすると死ぬ可能性がある。だから徒歩帰宅は絶対にしないでください。そういったことが東京都、首都圏各地域で言われております。 首都圏における東日本大震災の時の状況、確かに鉄道が止まって多くの方が歩けなくなって、歩いて帰る方もたくさん出た。それは事実なんです。 ただ、あの時の首都圏は被災地ではなかったんですね。確かに震度5弱、震度5強、強い揺れには見舞われましたが、建物の倒壊はありませんでしたし、道路も健全でした。 夜になっても一部を除いて停電もなかった。スマホはまだあまり普及していませんでしたが、携帯は繋がりました。テレビも映っていました。 帰宅中にコンビニに立ち寄れば、物は減ってましたが、それでも水をもらったり、トイレを使うこともできました。火災も発生はしませんでした。 でも次、首都直下地震などが発生した場合には、大きな余震の度に頭の上から大量のビルの瓦礫や窓ガラスが降り注ぐかもしれない。 そのあたりで大量に火災が起こっているかもしれない。道路が破壊されているかもしれない。群衆なだれでパニック的な圧死者が大量に出ているかもしれない。 停電が起こって、断水が起こって、トイレも使えない。スマホも携帯も繋がらない。そういう状況になっている可能性があるんです。 これはまさに31年前、阪神淡路大震災発生直後の神戸市内の状況ですね。それが首都圏非常に広い範囲で、より大きな被害として起こるかもしれない。 首都直下地震、今帰宅困難者の人数は600万人を超える、そういう想定があります。東日本大震災の時の経験では、歩いて帰ることができた。 そのため、帰宅用の靴や荷物も準備した。その経験を生かして、次の本番で徒歩帰宅をすると、死ぬかもしれない。これが落とし穴になるんです。 このようなですね、災害、震災の経験や体験談、次の災害に当てはまるとは限らない。これを改めて、今日は考えて知っていただきたいなと思います。 最悪のシナリオというのは、常に更新され続ける可能性があります。自分の今の環境、自宅はどうかな、職場はどうかな、移動中だったらどうかな。 自分の今の環境に、以前聞いた過去の災害の教訓や体験談が当てはまるとは限りません。 また、特定の災害、津波がひどかった震災の対策を、別の次の震災に利用できるとは限りません。東日本大震災では、死者の9割は津波でした。 阪神淡路大震災では、死者の9割は建物倒壊や家具の転倒でした。100年前になりますが、関東大震災では、死者の9割は火災でした。 あらゆる震災、死因は変わるんです。主要死因は変わるんです。何なら間もなく10年となる熊本地震、2016年に発生した熊本地震では、最大の死者は震災関連死だったんですね。 それぞれの震災ごとに、その死因特徴は大きく変わります。その時の経験はこうだった。こういうことをすれば、死者を減らすことができる。 それは、その震災の前にタイムスリップできるなら確かにそうなんです。でも、次の震災で同じパターンは当てはまらない。 これを皆さん改めて考えていただき、こうした経験談は重要です。過去の話は大切です。でも、それはそのまま流用することはできないんだ。 自分の場合はどうなのか。これを考えて対策をするということを改めてお考えいただきたいなと思います。 ということで、今回は震災の経験というお話をさせていただきました。 # コメント返しコーナー 最後にコメント返しのコーナーでございます。 今回は1276回目、本番と思われた2011年3月9日のマグニチュード7.3宮城県沖地震の話ということで、 今回の放送では2日前の地震、これに関するお話をさせていただきました。 皆さま、たくさんのコメントをくださいまして、ありがとうございました。 まず、お名前のご紹介をさせていただきます。 コメントをくださいました。 チャトラ猫さん、これあれですね、サビ猫さんのお子さんに誰が認知されているのか、 皆さんからコメントもいただきましたが、ちょっと気になっちゃいますね。 ということで、チャトラ猫さん、コメントありがとうございます。 それから、ヨンナーさん、ヨンナーさんからのコメントで、すいません、 概要欄に貼らせていただいたショップチャンネルの商品URL、 あれ、同じページに飛んじゃうみたいで、番組の放送終わったらまとまっちゃうみたいですね。 皆さん、すいません、ショップチャンネルで備えのって検索してください。 商品全部出てきます。ヨンナーさん、ありがとうございます。 それから、チェリーさん、小麦さん、綿棒コウハイさん、ちーちさん、あっちゃんさん、 そら色の種さん、もちさん、まことさん、だっさいびおりさん、怪盗あおいやつさん、 しのさん、あよさん、あずきちさん、mkさん、それからサビ猫さん、 さらとすさん、もっちりさん、さくま同好会さん、まなみんさん、ちゃりこさん、わてさん、 それから、はるなさん、しずさん、3月9日、息子さんの出産された日ということで、 お誕生日おめでとうございました。15年前、もう今15歳ってことですね、コメントありがとうございます。 それから、まいこけいさん、おりぃぶはまちさん、しんさん、ゆんゆんさん、えいみーさん、 はいいろのしろくまさん、きよさん、どきどきさん、あきれさんたさん、けりやさん、ちゃぷさん、 いるかまるさん、さくらままさん、まぐろだぴよさん、あーさん、皆様たくさんのコメントをくださいましてありがとうございました。 さあ、そんな中ですね、しずさんからいただいたそのお子様の話、おはようございます、おはようございます。 15年前の3月9日、この日は息子を出産した日でした。 里帰り出産のため仙台で産みました。産んだ少し後に起こった地震で確かに揺れたなぁと思ったのですが、 その後まさかこんなことになるなんて。病院の看護師さん、スタッフの方々はいつかこういう日が来るに備えておられたように感じました。 お産は始まったら止められないからねと言っていた言葉が印象的でした。 常に備える、常に備える身にしみって思いました。ということでお誕生日おめでとうございました。 そして、ということはこれ生まれた2日後に仙台であの震災を直撃を受けられたということだったんですね。 ご無事でよかったなと思います。 毎日が誰かの誕生日で、毎日が何かの災害の周年日になりますので、どちらも大切な日ですね。 災害のことも思い出しつつ、でもお誕生日はそれはそれでお祝いしつつ、両方とも大切な日じゃないかなというふうに思います。 ということで、しずさんからコメントありがとうございました。 他にも皆さんからたくさんコメントをいただいていたんですけれども、1点ちょっと違ったコメントなんですけど、 しのさんからいただいたコメントですね。 おはようございます。もうそんな時期なんですね。 今、自作の緊急地震速報アプリを作り直している最中でして、ちょうどテストをしているところでの発生で、 昨日の地震は震源とタイミング的にちょっとドキドキしまいました。 ほぼ完成はしていますが、テストが難航しており、311に間に合うかなと思いつつ、 画面を見なくても震源や規模が分かるようフルボイスになっています。 高荷さんボイスで作っていいですかということで、しのさんすごいものを作られてますね。 やっぱり声で教えてくれると、画面見なくても行動できるのはすごくいいことだと思いますね。 ちなみに私の声ですが、使うのはダメです。 これは別に権利の問題どうこうじゃないんですよ。 緊急地震速報とか、そういう危険を知らせる放送で私の声が流れると、 多分皆さん、今後ボイシーで私の声を聞くたびに、地震が来るとか思っちゃうようになるんですよ。 これはちょっと避けたいことだなと思いますので、 こういう悪い情報とか、危ない怖いという情報を知らせる声に使う声って、やっぱり緊張感を出しちゃうんですね。 という意味で、ごめんなさい、私の声は絶対使わないでください。 できればその後のお話で、ほっとしてもらうための声として聞いていただきたいなと思いますので、 地震が起こった後のボイシーの生放送とか、ぜひ皆さん聞いていただければなと思います。 ということで、篠さん、すごいアプリですね。ちょっと使ってみたいです。 頑張ってください。他皆様、たくさんのコメントありがとうございました。 ということで、本日の放送はここまででございます。 それでは、次回の放送までどうぞ、ご安全に。 もっと見る #防災 #東日本大震災 #首都直下地震 #日本海中部地震 #奥尻島地震 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:131.タイトルコール06:442.1983年の日本海中部地震と、1993年の北海道奥尻島地震08:133.東日本大震災と南海トラフ地震と首都直下地震05:224.コメント返しコーナーコメント感想・質問・応援メッセージを書こう shu16月2日🦀🦀🦀返信 coco-nyatsu3月12日🦀🦀🦀返信 サビねこ3月11日🦀🦀🦀6返信 サクラママ3月10日こんばんは🦀神奈川に住む兄が東日本大震災の日の夜、都内の職場から徒歩で帰宅出来た!と言っていたのを思い出しました😅次は同じ状況ではない可能性を考えていなくてはなりませんね😖本日の内容はより多くの方々に聴いて頂きたいです🦀🦀🦀11返信 ワテ3月10日過去の震災の情報や体験談、学ぶべきところは学び、ちゃんと次に活かしていきたいですが 全てを鵜呑みにはせず 冷静に「その時の最適解」を探せるよう、常に備えて防災力を上げて参ります( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧知識も情報も大事に備蓄( *˙0˙*)۶🦀🦀🦀16返信 もっと見る
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