TOPエンタメ音楽洛中おこもりラジオ ──絶対聞かんでよろし。【演奏術】楽譜に記されていない表情をいかに想像するかに音楽表現はかかっている。12:11 2024年5月6日 164再生 問題を報告する 再生する シェアする 楽譜は音楽情報の表層(断片)です。人を納得させる音楽に変換するには、楽譜の内層に潜むエッセンスを表出させる想像力が必要。その具体的なあぶり出し方について話してみました。AI目次楽譜に隠された表現とは?演奏の深みを生む想像力楽譜では伝えきれないニュアンス感性を磨くための具体的な方法音楽表現の限界と可能性AI文字起こし(β版) # プレトーク みなさんこんにちは。作曲家で大学教員の小松正文です。 この放送では音や音楽についての話題を一日一つずつお届けしております。 今日はですね、楽譜と演奏の違いというか、そのギャップとかね、 楽譜についてどう解釈するか、そこで音楽の深みがね、出てくるんじゃないかなみたいな、 そんな話をしてみたいと思います。 # 本題 最近ですね、僕は楽譜を作っているんですね。 自分の曲が何曲もあるんですけども、それもいずれ楽譜にして、 より多くの方に届けたいなと思って、 なかなか自分の頭の中にある記憶だけなんですけど、実は。 音楽の作り方っていうのは。 それを普遍的な楽譜にして、それで多くの方に理解いただけるような形で、 楽譜に表現をしようとしているんですけど、これがめちゃくちゃ難儀なんですよね。 なんかね、自分の思ったことの、自分が頭に描いている音のですね、どうだろう。 もう本当に10分の1ぐらいしか表現できていないんじゃないかなみたいな、 それぐらい楽譜っていうのは、すごく限界というか、すごく伝えるのが難しいなって思うんですね。 楽譜って言ったら、皆さんよくご存じのようにですね、 五分線譜があって、それで和音とか音符が連なっているわけなんですけど、 その連なっている通りに演奏をまずはしますよね。 でもね、全然自分の曲にならないんですよ。 僕が弾くと、身体的な表現というか、意識していない身体の動きというかね、そういうのがありますよね。 それがあるので、わざわざ楽譜に対してそれを確認しなくても弾けちゃうわけなんですよね。 僕じゃない他の人の身体を使ってそれを表現しようとしたらですね、 そのあたりが根こそぎにそぎ落とされちゃうんですよ。 本当になんかこう、僕今喋ってますけどね、皆さんこんにちはみたいなね、僕の声ですけども、 それを楽譜というか楽名通りになると、みなさんこんにちはっていう、これぐらい違うというか、難しいんですよね。 そこで何が難しいか言語化してみるんですけど、 まず呼吸管っていうのがあるんですよ。アーティキュレーションっていう名前なんですけど、どこまで歌うか。 そしてブレスは、ブレスっていうのは息継ぎなんですけど、息継ぎをどこまでするのか。 そしてそのあたりがですね、どこまで最後息を継いで持っていくのかっていうような、最後の引き終わりというかね、息が。 声で言うと、ふーっと息を吐くわけなんですけど、吐いた後の絶妙なる余韻っていうのがあって、僕はそれを大事にしてるんですけど、 そのどこまで呼吸を出し切るか、つまり演奏で言うとピアノだとそれを歌い切るかっていうような、 そこも含めて楽譜に示さないと、全然自分の思っている音にはたどり着かないんですね。 まず呼吸管、アーティキュレーションっていうのが難しいところの一番目だと思います。 あとはダンパーペダルって言ってですね、楽譜には一応書いてはいるんですけども、 どこまで音を鳴らすかというか、持続させるかっていうような、音を伸ばす仕組みって、 右のペダルっていうんですね、足のペダルで押し続けると音が鳴って、離すと音が消えるんですけれども、 その鳴らし方というか踏み方なんですよね。 強く踏むのか、ちょっと弱めにね、ハーフペダルって言いますけど、その辺りをどうするかっていうような、 ダンパーペダルの動かし方っていうのが二番目に難しいところかなって思いますね。 あとは速度なんですよね。この速度、普通の楽譜だと一定で1、2、3、4、2、2、3、4っていうのがありますけど、 揺れてるんですよね、僕の曲って。 速くなったり遅くなったり、途中で急速にゆったり弾いたりとか、 これアーティキュレーションという呼吸と近いんですけど、それに応じて速度も変わるんですよね。 音楽っていうのは時間芸術っていうところもあるので、そういう時間の取り方によって印象がすごく変わっちゃうんですよ。 その辺りの表現っていうのが、やっぱり楽譜では限界がありますね。 だんだんゆっくりにしていくっていうのはリタルダンドっていう演奏記号があるんですけど、 それをやったところで自分が演奏するこの感覚にはならないっていうのがあって、 これかなり難しいことになりますよね。 それで一番大事なのは、楽譜に表現できないところが音楽の深みというか出しというか美味しいところだと思うんですよ。 これクラシックの楽曲がもうほんとすべからクソだと思うんですよね。 バッハの曲が1曲あったとしたら、それは古今東西様々なピアニスト、プロは飛ばず演奏してるわけなんですけど、 それによって演奏者の個性ってすごく出ますよね。 その個性って何かっていうこととすごく近い話で、そこは楽譜には収まらないんですよね。 これ本当に音楽というか演奏してる人だと誰しも限界点を感じるんですけどね。 そこで何が大事かというと、想像力と感性なのかなと思うんですね。 想像力と感性ね。 想像力は作曲家がどんな気持ちでこの曲を作ったのかとか、 どこまで演奏していくのかとか、呼吸はどうなのかっていうのを、 作曲家のそのものには慣れないんだけど、自分で想像するわけですよ。 どこまでこの曲って、どのとこまで歌うのかなとか、あるいは歌わないのかなとか、 その辺りをまずは正確に解釈していって、演奏に加えていくっていうことなんですね。 その後は感性がね、これはもうなかなか言いづらいところがあるんですけど、 これ教えられないというかね。 感性をどうしたら磨いていけるのか。 一つはインプットをめちゃくちゃ多くするっていうことでしょうかね。 さまざまなね、さっき言った古今東西の演奏家がいるけど、 その演奏家がどんな風に曲を演奏しているのかっていうのを聞いていく。 しかもメディアだけではダメですよね。 演奏会とか実際の現場に行って、空気がどれだけ震わされているかとか、 その生の中で伝わっていく音の感覚っていうのがあるので、 そのところを身体的にいかに浴びていくかっていうことが、 多分感性にすごく直結すると思います。 しかもね、これ今更ながらの話なんですけど、若い時なんですよね。 これね、歳とってそれやろうと思ってもね、なかなかね、 しぶといというか固まるんですよね。 自分の価値観とか音の好きとか嫌いとかね。 そういうのがあるので、やっぱりこのあたりはね、 できたら若いうちに散々浴びまくるっていうことをしていくと、 それがね、うまく演奏の楽譜には収まらないところの演奏の技術にね、 つながってくるのかなっていうふうに思いますね。 ということで、楽譜に収まりきれないところ、 これ一体何なのかっていうのをね、ちょっと言語化してみましたので、 演奏をしている人はもちろんそういうことを考えておられるでしょうし、 演奏じゃなくて、お聴きになられる方もね、 この僕のボイス聴いていらっしゃると思うんですけども、 そうするとですね、どんなふうに演奏をしているのかなとか、 そういう想像力を使って同じ音源でも聴かれてみると、 すごく良い刺激とか発見につながるんじゃないかなというふうに思います。 ということで、音のお聴き方そして演奏の仕方についてね、 今日は喋ってみました。 # アフタートーク 今日はゴールデンウィークの最終日、5月3日になりますけどね 皆さん最後のお休みになられる方もいらっしゃるでしょうね 僕は今日はもう授業で大学の授業も始まっちゃってるんですけど 今年のゴールデンウィークはやっぱなんか もう一瞬で僕終わったなって感じで 休むことほとんどしなかったんですよ 体がちょっと風邪気味っていうこともあったんですけど そこを直しつつ日々本当にコツコツとね 淡々と作業してるっていうことをね 今もちょっと用事を済ませて 郵便局からの帰りに歩きながら撮ってるんですけど 本当に一つ何かやったら次 そしてまた次何かやったらまた別のことっていうのが なんかね浮かび上がってくるので それをもう淡々と 自分の感覚を殺すっていうわけではないんですけど あまり何かしんどいとか楽しいとか考えずにね 本当にこう 仕組み的に動いてるっていうような これ感性にとっていいのか悪いのか分かんないんですけど とりあえずそんな感じで ゴールデンウィークを過ごしているというような そんな近況でございますね 最後にお知らせさせてください 二つほどございます まずですね 漢方学2今5月15日に向けてリリース すごく良い感じで先行の予約が入ってきております 身体を使うことを日々我々やってますけど そこに音の力で その身体の循環をうまく促していくような そういうタイプの曲をですね 10曲丸々違った感じでちょっと入れてみました 人によっては睡眠前とか ヨガとかお食事とか 様々な生活の場面の中で ご自由に使っていただけるかなという感じがしますのでね ぜひ一度のこちらURL貼っておきますので このチャプターに1回見ていただいて そこにYouTubeのチャプターも入っておりますので よかったらちょっと視聴いただきつつ 18センチの大盤のアルバムということなのでね またお求めいただけましたら幸いです お知らせ2つ目なんですけども 5月18日に京都府よさごん稲町の 稲町のふりあいホールというところでですね 小松のピアノとですね 稲浦の音物語の そんな催し物をしたいなと思っております 5月18日の15時からですね 1時間ちょっとなんですけど なかなか貴重な演奏会と朗読会をしたいなと思っておりますので こちらに画像をちょっと貼っておきますので よろしかったら見てみてください それではここまで今日も聞いていただきありがとうございました 良い音の1日1週間をお過ごしください もっと見る #音楽 #演奏 #楽譜 #表現 #演奏法 #表現法 洛中おこもりラジオ ──絶対聞かんでよろし。プレミアム放送配信中!00:271.プレトーク08:442.本題03:013.アフタートークhttps://nekomatsu.shopselect.net/items/84928001コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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