TOPエンタメ音楽洛中日記【音楽流通】「癒し音楽」の光と闇10:00 2024年3月6日 80再生 問題を報告する 再生する シェアする 音楽が癒しと商業的に結びついた時期は1990年代中盤ですが、その構造を明確にしてみました。手放しで受容する癒し音楽ではなく、自分が癒される気持ちになる音楽を積極的に取りに行く姿勢が重要ではないでしょうか。AI目次「癒し」とは何か?その本質に迫る「癒し音楽」市場の光と闇1990年代後半からの癒しブームとその背景音楽市場におけるコンピレーションアルバムの隆盛真の癒しを得るための積極的な姿勢とは?AI文字起こし(β版) # チャプター 1 みなさん、こんにちは。小松正文です。 今日はですね、癒しという言葉の闇について喋ってみようかなと思います。 この番組は、作曲家で大学教員の小松正文が、山あり谷ありの人生を攻略するためのティップスを探り、 リスナーのみなさんに音のエールを送る番組となっております。 もしよろしかったら、チャンネルフォローよろしくお願いいたします。 それで、癒しという言葉なんですけど、みなさん、どんなふうにこれ使われますかね。 これ、結論を言いますと、商品として自分の気持ちが収まったりとか、和むとか、 そのための手段を商品として消費するっていう、そういう言葉っていうふうに僕は思うんですね。 これ、良いか悪いかは別にしてですね、何かこの癒しという言葉を安易に使ってしまって、 はやもう二、三十年経つっていうところがあると思うんですけど、 ちょっとこの言葉の使い方をよく考えた方が、自分の力で最後は心を安定にしていくというか、 足利き本願で安定にするっていうのは、よくあるんだけど、結局、持続力というか、継続性がないなというふうに思うので、 その辺り深掘ってまいりましょうかね。 もともと、この癒しっていう言葉、これ名詞ですよね、名詞。本来は癒しという言葉、癒すという動詞から来てるんですよ。 癒すというのは、言葉よく使われているように、何か怪我とか病気があったときに、 例えばお医者さんとか、施術をする人が、患者さんの心身の何かをマイナスからゼロにしていくというような怪我を治したりとか、 心の不安定な状態をちょっと安定に持っていくっていうような、医学的な特定の医学の力とか技術を持っている人が、 患者に対して治していくっていう言葉なんですよ。 それが、実は癒しという名詞に変わってきた辺りの年代を言いますと、 1990年代の半ばから後半にかけて、癒しっていう言葉がどんどん流行ってきたというわけなんですよ。 音楽の話で言いますと、1999年にピアノソロの坂本隆一氏のエナジーフローっていうのがリリースされまして、 ピアノソロ曲にもかかわらず、オリコン第一位に輝いたんですね。 これなぜかというと、この99年の夏に産協株式会社の疲労回復剤のリゲインっていう、今もありますけど、 そういう商品がありまして、それのコマーシャル曲となってたんですね。 それで時代が、例えばその辺りっていうのは、95年、例えば地下鉄サリン事件とか阪神淡路大震災の、 かなり日本の多くの人にすごくネガティブなインパクトを与えたっていう時代でもあると思うし、 あとバブルが、1980年代後半に経済バブルがはじけて、かなり低迷期の状態でもあったわけですよね。 そんな状態の時に、かなり大きな事件とか災害が起こって、人の心がネガティブな状態になっていると。 それをリゲインか何か、そういう商品によって、ちょっと回復していくっていうような、 そういうイメージのもとで、エナジーフローというピアノソロ、僕実はこの曲好きなんですけれども、 かなり売れて、ポップス、ボーカルが入ったりとか、歌詞という意味のある表現をもとにして作られたJ-POPよりも、 めちゃくちゃかなりすごくシンプルな曲にもかかわらず売れちゃったっていうのがあるわけですね。 こういうことって、結局癒しというのは、何か特定の商品を買う、それによってお金を出した見返りとして、 何か薬とか音楽とか、それがバックに返ってきて、それでちょっと自分の気持ちが安らぐとか、 身体が回復するっていうような、そういう手段として使うというか、活用するというところがあると思うんですね。 これってエナジーフローのみならず、その時代、クラシック音楽、ご存知の方いらっしゃいますかね。 ベートーベンじゃないわ、ごめんなさい、カラヤンっていうフランスの指揮者がいらっしゃいますけれども、 カラヤンがちょっと穏やかで、すごくゆったりしたストリングスの交響曲のベストを出しましたね。 アダージョ・カラヤンっていうのが1995年なんですけれども、比較的テンポの穏やかな響きを持つオーケストラ曲のコンピレーションアルバムなんですね。 これもバカ売れしたわけですよ。それに連動して2000年の前半になるんですけれども、 コンピレーションアルバムが結構出ましたね。 フィールっていうアルバムがあって、ボーカル曲からインスト曲から、さまざまな映画音楽からっていうところのおいしいところをピックアップして作られたコンピレーションアルバム。 コンピレーションって集めるっていう意味なんですけど、そういうのがどんどん流行って売れてるというところがあります。 それに連動して、癒しといえば美少女系のさまざまなアイテム、グッズなんかが2000年の初期にはそういうのがどんどん流行ってきて、その流れがいまだにあるっていうところなんですね。 それで最初のタイトルに戻りますけれども、癒しという言葉の闇っていうね。 これ安易に使ってもいいと思うんですけども、実は商業的な活用の仕方として、何かお金を出した代償として自分の気持ちが収まるっていうような、そういうところが実はあるっていうことは認識した方がいいのかなと思います。 それに対して良し悪しというよりも、僕のCDとかね、僕の作品もそういうところで膨らんでしまってますから、自分もグループの一員と言ったらその通りだと思うんですけれども、ちょっと僕が伝えたいのは、癒しというのが単なるお金を出しては帰ってくるっていうんじゃなくてですね、 自分が選んで音や音楽とか、自分が良いなと思うアイテム、これ商品でも全く大丈夫だと思うんですけど、そういうのを自分で積極的に取っていくっていうか、そこが大事だと思うんですね。 人がこの曲癒されるからどうぞとかね、この商品で、お香も音楽と近いところがあると思うんですけど、このアイテムを買ったら音と音楽と、そしてこのお香を買ったら癒されますよっていう風なそういうコンピレーション的な商品の出し方って、今とてもセレクトショップとかそういうところの典型だと思うんですけどね。 それはそれで良いとは思うんですが、それで自分で本当にこれ良いんだなとかという風に思ったら、例えば好きな曲、良いなと思ってね、初めは紹介された曲であってもですね、自分で曲のタイトルを選んで調べてですね、アーティストは誰なんだろうとか、これに近いジャンルの音楽ってどんなのがあるのかなっていうのをですね、自分で探して、自分で情報を取りに行くっていうことなんですよ。 それをしていくことによって、自分が積極的にね、自分にとっての癒しを作っていくっていうか、そこのあたりの選び方というのがね、主体的に音楽とか様々な安らぐグッズがあったらあったで構わないです。 それを選んでいく、選び取るというか、そういう心持ちがね、積極性というのが実は大事なんだよということで、これがね、もう何もそういうことをせずにね、ただこうスイッチをひねったらね、音楽がね、良さげな音楽が流れてきただけでは、真の癒し、自分を癒すことには繋がらないんじゃないかなという風に思ったので、今日はですね、癒すという言葉の闇、これ丸め込まれないようにした方がいいですよね。 ちなみになんですけど、僕の曲っていうのは、別に売り文句として癒すとか僕全然言ってないです。これは人が言ってるだけの話ですからね。僕は一言も言ってないですよ。僕の曲聴いたら癒されますよって言いました?このラジオで。言ったこと一回もないよね、YouTubeでもね。だからね、ここは誤解をせんとしてほしいなという感じで思いますね。 懸命なリスナーさんはね、こまつのたまたまでやった曲を積極的にね、取ってね、選んで聴いていただいてるというね、めちゃくちゃありがたいことですのでね、そんな感じで今日はですね、癒すという言葉の闇についてね、考えてみたという感じです。 今日ここまでお聞きいただきありがとうございます。ちょっとね、今日は裏話と言いますか、ちょっとね、にしっとした話をしたと思うんですけど、プレミアムではですね、もう爆走してますよ。にしった話っていうのがね。そういう本質的なね、犯人、子供をかぶせないぐらいのことで喋ってますので、そういうのに興味がございましたら、こちらにリンク貼ってございます。1ヶ月、初月無料でもしよかったらですね、ウェブからのやつで聞いていただけますと幸いでございます。 それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。 もっと見る #癒し #音楽流通 #商業音楽 洛中日記プレミアム放送配信中!10:001.チャプター 1https://voicy.jp/channel/1779コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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