1638.古典と地理⑤「ふるさと(旧都・古都)」を詠んだ和歌(奈良・吉野・近江、そして平安京)
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※関連放送「362.春の百人一首特集②紀貫之〈人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける〉 奈良の長谷寺にちなんだ歌」
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①平忠度 さざ浪や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな ②藤原成範 ふるさとの花に昔のこと問はば幾代の人のこころ知らまし
- 14:303.
③平城上皇 ふるさととなりにし奈良の都にも色はかはらず花は咲きけり④坂上是則 み吉野の山の白雪つもるらしふるさと寒くなりまさりけり ⑤飛鳥井雅経 み吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒く衣うつなり
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⑥平親宗 皆人の思ひ捨てたるふるさとに月もろともにすむ身とをしれ⑦西行 雲の上や古き都になりにけりすむらん月の影は変はらで⑧花山院師賢 別るとも何か嘆かん君住までうきふるさととなれる都を⑨明治天皇 住みなれしわがふるさとは夏草の深きところとなりにけるかな
コメント

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これらの歌に共通するのは、「滅び」を単なる絶望として終わらせず、自然の変わらぬ美しさを借りて一瞬の美へと昇華させる「美学」。
都が荒廃し、建物が朽ち果てても、花は咲き、月は冴え渡る。人間存在の小ささと儚さを自覚しつつも、その儚さゆえに「今そこに咲く花」や「照る月」の尊さを深く愛でています。悠久の自然と人の世の無常を対比させ、もののあはれを表現しているのですね。過去にベクトルが向いた歌がやはり多い印象。日本は妬みの文化といえるのでしょうか?
ぜひまた古典x地理の第2弾お願いします!歌枕シリーズとか、都道府県古典スタンプラリーとか!?😊
来週も楽しみです(特にエルマー❣️)