TOPトーク教師白黒先生の「教育よもやま話」#629 低学年の言語化の話〜授業を通しての変容をどう引き出す?〜10:49 2025年11月11日 1,204再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次低学年の道徳における言語化の壁「リンゴだから」低学年が示す思考授業で子どもの「変容」を促す秘訣教材でキーワード反復の教育効果視点変化「人の心を読める」の意味AI文字起こし(β版) # 雑談 畑の話 みなさん、おはようございます。 白黒先生の教育よまよま話。 さあ、今日も教育の話をしていきましょう。 昨日の雑談の続きになるんですけれども、 京都市立修学院小学校というところで私は授業をしてきたんですね。 そこで結構面白かったのが、授業始まる前に 給食を一緒に食べてですね、 その後、昼休みとか掃除とか、 その辺の時間を一緒に過ごすことができたんですよ。 こういう時、日々休みとかに一緒に遊んだりすると、 心の距離が縮まって、少し授業がやりやすくなるってことがあるじゃないですか。 私は今回は何をして遊ぶんだろうなと思って、 待ち構えてたんですよ。 そしたら子どもたちは、 先生、ぜひ見てほしいものがありますって言うんですね。 何を見せてくれるんだろうなと思ったら、 畑ですって言うんですよ。 畑を耕していると。 そうなんだねって言ったら、 先生も一緒に耕してくださいって言われて、 私は研究授業なのでスーツみたいな格好をしてたんですけども、 その格好で一緒にひたすら大きいスコップを持たされて、 一緒に畑を耕すということをやってまいりました。 おかげさまで子どもたちとの心の距離は、 結構グッと縮まったんじゃないかなと思います。 ただ、私の教師人生の中で呼ばれていって、 一緒に畑を耕すというのは本当に初めての経験だったので、 少しびっくりしたんですけれども、 いい経験ができたなと思っております。 さて、今日はこの授業を通しての 言語化の話をしてみたいなと思います。 低学年に限らずなんですけれども、 道徳の学習って具体と抽象行き来する中で、 結構言語化するのが難しい場面が出てくるんですよね。 そういう時にどうやって言語化したらいいんだろうな というところを皆さんにお話できたらなと思っております。 それでは本編へどうぞ。 # 低学年の難しさ それでは本編入ってきます。皆さん、低学年の担任をしたことがあるでしょうか? 1回でもあるよって方は、その難しさが身に染みてわかっていると思います。 実は私も教師人生の中で、低学年を何度か担任したことがあるんですけれども、本当に低学年は難しくてですね、特に道徳の授業は難しいなと感じています。 これは理由があるんですけれども、算数とか国語だったら、やっぱり根拠がね、教科書に書いてあることが根拠だったりするわけですね。 あるいは算数とかだったら、1たす1が2になるっていうのは、例えば数字ブロックを操作してこうなったからですって言えますし、 国語だったら、そうですね、国語もでも難しいか、国語も難しいかもしれません。 文書、言語化するのは本当に難しいので、国語道徳は難しい。 道徳なんかは特にその教科書に載ってないことを問われているわけなので、余計に難しいんですよね。 例えばよく起こるのが、好きな食べ物は何ですかと、それは別に発問でも何でもないですけど、好きな食べ物は何ですかと聞きました。 そしたら、リンゴが好きですって答え返ってくるんですね。 リンゴが好きですに対して、なぜリンゴが好きなんですかって問うと、何て返ってくると思いますか。 リンゴだからですって返ってくるんですよ。わかりますかね。リンゴが好きなのはなぜですかって聞いたら、リンゴだからですって返ってくるんですよ。 ある意味深い答えですよね。リンゴっていうその固有性みたいなものをもしかしたら感じているのかもしれません。 ですけど、それってやっぱり通じないんですよね。リンゴが好きなのはリンゴだからですって言われて、もう伴奏できないですよね。 そこでやっぱりこれを問い返すのが大事になってきますよね。 リンゴだからですって答えられたときに、そうなんだ、やっぱりリンゴだから好きなんだよねってところで、リンゴってどんな味がするから好きなのかなとか言うと、 甘いから好きですとか言うことが返ってくるんですよね。 だから結構1年生とか2年生に問うときは、かなり具体的に問わないと難しいなというところがあります。 そこが難しい。ただ具体的に問わないと難しいんだけども、やはり道徳だと最後に価値の一般化とか言って、ちょっと抽象化して考える場面とかも出てくるじゃないですか。 そこが本当に難しいなと思うところですね。 例えば今回もやった、温かい心って何なんだろうねって授業に入りました。 温かい心って多分優しいことだよってことも言いました。 一番最後に温かい心ってなんだろうねって言ったら、やっぱり優しいことですっていうのも出てくるんですよ、意見として。 そしたらその子は学んでいないのでしょうか。 私はそうは思わないんですね。優しいってことの、優しいの中身も変容しているかもしれません。 だからそれをね、私はちょっと今回あんまりできなかったんですけれども、例えばどういうことかなって言って具体に落とすのもいいですし、 その優しさってさ、例えば手で表すとどれぐらいの大きさになると思うとか言ってね、やっぱりそういうようななんか行動じゃないな、なんて言ったらいいのかな、 具体的なアクションで示せるようにするっていうのはもしかしたらいるかもしれません。 手で表してみてって言ったら、これぐらい大きいとか言うかもしれませんね。 そしたらやっぱり、ただ優しいという、優しさが大きい、いっぱいあることが心が温かいってことなんだよねってこっちが足りてない部分を補うっていうところですね。 そういうのもいるんじゃないかなというふうに思うところです。 では、とはいえ変容させていきたいなってなったときに、どうやって変容させていったらいいのかなってことを次のチャプターで考えます。 # 変容 とはいえ、1時間の中で変容が見られたら嬉しいなというのはありますよね。 考えて考えて考え尽くした結果、導入の答えと同じことを言っていたというのは、ある意味自分の考えがそこに落ち着いているということなので、そんなに悪いことではないかもしれません。 あと、さっき言ったように、なんとなく考えが変わっているけど、言語化した段階ではやはり優しいという、言い表せない、ボキャブリーが少ないので言い表せないということもあるんじゃないかなと思いますね。 この辺が少し定額にやっていると難しいなと感じるところです。 どうやって変容させていくかというところなんですけど、やはりそうなってきたら、中心部分、お話の中身、ここで勝負するしかないなというところを思うわけです。 例えば、今回の温かい心というのだと、教材の話し合いの中でも何度もそのワードを登場させるということですね。 このウサギさんのこの行動は温かい心なのかな、とかね。これって温かい心なんじゃない、とかね。 キツネさんって温かい心を持ってなかったのかな、とかね。こういうのをどんどんどんどん、お話の子供が答える中でどんどんキーワードを出していくんですね。 そうすると子供たちは、キツネとかウサギとかの行動を通して、ここが温かいなというのを物語の中で感じていきますよね。 そこまで来た段階で最後、もう一回一般化するときに、じゃあみんないろいろ言ってくれたけれども、温かい心の正体って何なんだろうね、ってもう一回聞く。 そしてさらにちょっとコツを一つ言うと、温かい心というのがそもそも中傷的なので、温かい心を持っている人ってどんな人なんだろうね、って聞いてみる。 こういうふうに少し具体にしながら聞いていくと、子供たちの意見が出てきます。 今回最初に出てこなかったことで出てきていいなと思ったのは、人の心を読めることです、みたいなことが出てきました。 これなかなか素敵なことだなと思いました。 最初温かい心っていうのは、優しくするとか迷惑をかけないとか助けるとかそんなのだったんですね。 いわゆる行為の主体が自分なので、自分がどういうアクションをするかってことを子供たち考えたんですけども、 最後に温かい心って何なんだろうねって問い返した時には、人の心を読めることですとか、人を第一に考えられることですとか、そういうようなことが出てきていたんですよ。 これってやっぱり視点が変わってるんじゃないかなって私の分析として捉えてるんですね。 人の心を読める。キツネが泣いていたから、その分かわいそうだなっていうところで、2つあるから1つあげるよということを言ったと。 そういうような子供たちの感性でしたね。 あとね、やっぱり2年生だから面白かったです。やってると、うさぎはすごい心が綺麗だなって、心が掃除されてるよって言ってたんです。 それに対して私、問い返しました。じゃあキツネってどうなの?って。 そう言ったら、キツネは心に雑草が生えてます!みたいなこと言うんですね。 そういう感性って本当に素晴らしいですよね。 それがまた最後、うさぎの温かい心を受けて、キツネも変わっていったんだと思う、みたいなことを子供たちが言ったんですよね。 こうやって言ってくれると、すごい変容が見えてくるなというふうに思います。 ということで、まとめていくんですけれども、やっぱり教材の中でしっかりとテーマに関する言葉を何回も何回も押さえていくことで、 子供たちが一番最後に一般化する段階になった時に、教材で考えた温かい心を元に考えるから、やっぱり一段階変容できるなというところがあります。 これが、例えば高学年とかだったら、そこまで何回も何回もそのキーワードを出さなくても、勝手に結びつけて考えていると思います。 推論する力とかも強くなってますからね。 ところが、低学年っていうのは、結びつけて考える力っていうのが弱いので、教材の中で何回も何回もそのキーワードを拾いながらやっていくっていうのが、 最後の変容につながるのではないかなというふうに思って、今日の放送をしてみました。 はい、いかがだったでしょうか。低学年の変容について、なるほど、そういうことかって思った方は、ぜひポチッといいねボタンを押してみてください。 それでは、今日の放送はここにしておきましょう。 今日も元気にいってらっしゃい。 # 次回予告 それでは次回予告です。 明日は授業を見るときの視点についてお話ししたいと思います。 私の授業を見に来てくださった方も いろんな視点を持って授業を見てくださっていました。 どこをどう見れば自分の技術として 得られるものがあるのかなというところに 着目してお話したいと思います。 それではまた明日の放送でお会いしましょう。 また明日。 もっと見る #道徳 #授業 #低学年 白黒先生の「教育よもやま話」白黒先生/森岡健太02:011.雑談 畑の話03:562.低学年の難しさ04:313.変容00:234.次回予告コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ゆうゆう★2025年11月25日「問い返し」と「子どもたちの表情」に焦点化させて参観させていただきます(╹◡╹)2返信 白黒先生/森岡健太2025年11月26日ゆうゆうさん、ありがとうございました!問い返し発問、結構入れていた気もしますが、無意識の部分もたくさんあります。どうでしたかねー?1 ゆうゆう★2025年11月26日いやー、めちゃめちゃありましたよ‼️しかも、子どもたち巻き込み型😊学ばせていただきました(╹◡╹)2 TAKAHIRO2025年11月11日低学年のうちから言語化できるように、各活動で「具体的に問い返す」「キーワードの繰り返し」の積み重ねが大事ですね💡そして、その変容が見られた時に価値付けていくことも大切ですね✨今日も貴重な学びの機会をありがとうございました🙇♂️明日、4年生担任から依頼があったので、道徳の授業実践をし、他の先生方にも自由に観に来られるように宣伝をしています🎶少しでも授業改善の一助になればという思いです🤗明日は「正直・誠実」の内容項目で行わせていただきます!①共有アプリで意見交流②葛藤型板書③自由発言方式が目玉です💡1返信 白黒先生/森岡健太2025年11月13日TAKAHIROさん、ありがとうございます!変容が見られた時の価値付けは非常に大切だと思います!お!4年生で実践されるのですね?また、どうなったかぜひ教えてくださいー✨1 TAKAHIRO2025年11月13日昨日、4年生で実践してみました!特に役割演技(固定ペアではなく、教室内を動き回りながら多くの子と役割演技&感想の伝え合い)と自由発言式での話し合い場面(私はしゃがんで気配を消して、発言をメモしていました→その後まとめて板書)が印象的で、それまでこのやり方をやってきていなかったようなのですが、子供たちはいきいきと活動したり、発言したりしていました🎶教師とのラリーにならないようにしました💡そして、タブレットの共有アプリで自分の学びや今後について入力してもらい、他者参照もできるようにしました✨1 TAKAHIRO2025年11月13日葛藤型の板書もピッタリでした💡最後の説話では、私の小学生時代のエピソードをスライド一枚に一文(常体)ずつ示していき、淡々とテンポを刻んで進めていき、全て話終わった後に「みなさんは、どんな人になりたいですか?」とだけ伝えて、余韻を残して終わりの挨拶をしました🎶そのクラスの担任や観に来てくださった先生方も「勉強になりました✨」と言ってくださいました💡私の反省は、板書をもう少し美しくしたかったのと、初めて授業するクラスだったので、個別に称賛する言葉かけをもっとかけてあげたかったことです!1 白黒先生/森岡健太2025年11月13日TAKAHIROさん、実践報告ありがとうございます✨授業をしている風景が目に浮かぶようでした!技術と愛がいっぱい詰まった授業だったんだろうなぁと思います。(来週の放送のどこかで触れさせてくださいー✨)1 TAKAHIRO2025年11月13日ありがとうございます🙇♂️触れていただけるなんて光栄です🥹よろしくお願いします🤲1 土屋綾乃2025年11月11日スーツで畑…😳!さすがです👍低学年の子はその年齢なりに一生懸命言語化しようとする姿が尊いですよね✨白黒先生の引き出し方がお優しいです✨2返信 白黒先生/森岡健太2025年11月12日土屋綾乃さん、ありがとうございます!そうなんです!一生懸命言語化しようとする姿が可愛らしくて愛しくて。柔らかい引き出し方を意識しているところです✨ ゆうゆう★2025年11月11日朝から爆笑🤣ウケるまさかの授業前。。めちゃいい学び★となったのが伝わります😊「具体的に問う」金曜日、やろうと思います‼️3返信 白黒先生/森岡健太2025年11月12日ゆうゆうさん、ありがとうございます!畑を耕すの楽しかったです✨ぜひぜひ、金曜日の研究授業でも意識してみてください!低学年の子の考えを引き出せます!1 伊藤 寧2025年11月11日汎用を捉えるって、難しいですよね。キーワードとして、お話の中で出していって最後に一般化する方法いいですね!3返信 伊藤 寧2025年11月11日変容の間違いです。1 白黒先生/森岡健太2025年11月12日伊藤さん、ありがとうございます!学習で意識させたいことは意図的に何度も登場させたいですね!これは道徳に限ったことではありませんが✨ もっと見る
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参観させていただきます(╹◡╹)
問い返し発問、結構入れていた気もしますが、無意識の部分もたくさんあります。どうでしたかねー?
明日、4年生担任から依頼があったので、道徳の授業実践をし、他の先生方にも自由に観に来られるように宣伝をしています🎶少しでも授業改善の一助になればという思いです🤗
明日は「正直・誠実」の内容項目で行わせていただきます!①共有アプリで意見交流②葛藤型板書③自由発言方式が目玉です💡
変容が見られた時の価値付けは非常に大切だと思います!
お!4年生で実践されるのですね?また、どうなったかぜひ教えてくださいー✨
特に役割演技(固定ペアではなく、教室内を動き回りながら多くの子と役割演技&感想の伝え合い)と自由発言式での話し合い場面(私はしゃがんで気配を消して、発言をメモしていました→その後まとめて板書)が印象的で、それまでこのやり方をやってきていなかったようなのですが、子供たちはいきいきと活動したり、発言したりしていました🎶教師とのラリーにならないようにしました💡
そして、タブレットの共有アプリで自分の学びや今後について入力してもらい、他者参照もできるようにしました✨
最後の説話では、私の小学生時代のエピソードをスライド一枚に一文(常体)ずつ示していき、淡々とテンポを刻んで進めていき、全て話終わった後に「みなさんは、どんな人になりたいですか?」とだけ伝えて、余韻を残して終わりの挨拶をしました🎶
そのクラスの担任や観に来てくださった先生方も「勉強になりました✨」と言ってくださいました💡
私の反省は、板書をもう少し美しくしたかったのと、初めて授業するクラスだったので、個別に称賛する言葉かけをもっとかけてあげたかったことです!
授業をしている風景が目に浮かぶようでした!
技術と愛がいっぱい詰まった授業だったんだろうなぁと思います。
(来週の放送のどこかで触れさせてくださいー✨)
触れていただけるなんて光栄です🥹
よろしくお願いします🤲
低学年の子はその年齢なりに一生懸命言語化しようとする姿が尊いですよね✨
白黒先生の引き出し方がお優しいです✨
そうなんです!
一生懸命言語化しようとする姿が可愛らしくて愛しくて。
柔らかい引き出し方を意識しているところです✨
まさかの授業前。。
めちゃいい学び★となったのが
伝わります😊
「具体的に問う」
金曜日、やろうと思います‼️
畑を耕すの楽しかったです✨
ぜひぜひ、金曜日の研究授業でも意識してみてください!
低学年の子の考えを引き出せます!
キーワードとして、お話の中で出していって最後に一般化する方法いいですね!
学習で意識させたいことは意図的に何度も登場させたいですね!
これは道徳に限ったことではありませんが✨